第25回 環境アセスメント動物調査手法 講演会

第 25 回 環境アセスメント動物調査手法 講演会 < 主 催 > 日本環境動物昆虫学会
<企画・運営> 日本環境動物昆虫学会生物保護とアセスメント手法研究部会※
※夏原由博(部会長)、石井 実、今井健介、加藤敦史、初宿成彦、中上喜史、平井規央、水野昭憲、
八尋克郎、山崎一夫 (五十音順)
<日 時> 2015 年6月 27 日(土) 9:30~17:00
<場 所> 大阪府立大学 I-site なんば(大阪市浪速区敷津東 2-8-1 南海なんば第一ビル 難波・大国町近く)
<内 容>
1.イタセンパラの生態と保護 (9:40~11:00)
大阪府立環境農林水産総合研究所 水生生物センター 上原 一彦
雌が生きた二枚貝の体内に産卵する淡水魚イタセンパラ。天然記念物として保護されてきたが、外来
魚の食害等で、平成 17 を最後に、生息地の淀川からその姿を消す。そこで、当研究所と淀川河川事務所
が野生復帰プロジェクトを開始。平成 23 年に地域の市民団体や大学、企業や行政などの多様な主体から
なる保全ネットワークを立ち上げ、外来魚駆除などに取り組んだ結果、平成 25 年に、念願の市民の手に
よる野生復帰が実現。
2.日本産ヒロバカゲロウ科の絵解き検索 (11:00~12:20) 和歌山県立自然史博物館 松野 茂富
ヒロバカゲロウ科はアミメカゲロウ目に属する完全変態を行う昆虫であり、日本からは11種が知ら
れている。既知の幼虫はすべて水生であり、成虫は陸上で見られるが、一般的に目にする機会は少ない
と思われる。本発表では、日本産ヒロバカゲロウ科の成虫および、ウンモンヒロバカゲロウ属の終齢幼
虫の検索表を示し、これらの解説を行う。また、標本製作法や観察法、他の脈翅類についても紹介する。
3. データロガーによる動物調査 (13:30~15:00) 名古屋大学大学院 環境学研究科 依田 憲
野生動物の生活史の根幹に関わる行動圏や分散などの基礎的な知見は未だ充分に得られていない。特に中大型の動物に
関しては、その移動能力の高さから観察が困難であることが多かった。本講演では、海洋動物(特に海鳥類や鰭脚類)に
小型のデータロガーを装着する「バイオロギング」研究を紹介し、データロガーを利用した基礎生態研究の有効性と、海
洋保護区設定や動物行動を利用した環境推定などの応用面について解説する。
4.外来種対策の最近の動向 (15:10~16:30) 環境省 自然環境局 野生生物課 外来生物対策室 立田 理一郎
愛知目標達成に向け、環境省は、本年3月に「外来種被害防止行動計画」及び「生態系被害防止外来
種リスト」を公表した。リストは、農林水産省とともに作成しており、国内由来の外来種など外来生物
法の規制外となっている種類も含めて、特に侵略性が高い外来種を科学的知見により幅広く選定してい
る。リストのポイントやカテゴリの区分、公表までの経緯等について、行動計画も含めて解説する。
5.質疑応答 (16:35~17:00)
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企業及び団体に所属されている方)
非 会 員:8,000円 学 生:2,000円(テキスト代) <上記金額には何れもテキスト代・消費税含む。ただし、昼食代は含まず> <参加申込> ファックス・郵便又はEメールでお申込み下さい。 定員になり次第締切ります。申込みの方には後日、受講票を送付いたします。 <申込み先及び問合せ先> 日本環境動物昆虫学会事務局 〒550-0005 大阪市西区西本町 1-11-1(本町セントラルハイツ 407) TEL・FAX 06(6535)4684 e-mail [email protected] < 参 加 費 振 込 先 > 三菱東京UFJ銀行信濃橋支店 日本環境動物昆虫学会 普通 3508064 ………………… キ … リ … ト … リ … セ … ン ………………………… 「 第 25 回 環 境 ア セ ス メ ン ト 動 物 調 査 手 法 に 関 す る 講 演 会 」 参 加 申 込 書 e-メールでお申し込みの場合も下記の全項目をお知らせ下さい 参加者氏名 1. 会員・非会員・学生 2. 会員・非会員・学生 住所(勤務先・大学・自宅) 〒 TEL FAX e-メールアドレス 所属(会社名・部署/大学名・学部) 上記の通り参加申し込みます。→ 参加費は 月 日付けで、銀行振り込みします。 2015 年 月 日 書類送付者 本状で得た情報は、受講票の送付及び次回のアセスメント講演会のご案内以外には使用いたしません