平成 27 年(2015 年)4 月 8 日 お客様各位 ハイパーマーケティングホールディングス株式会社 弊社顧客リストに掲載されたメールアドレスに対する、第三者によるメールマ ガジン送信行為に関するご報告とお詫び 平成 26 年 12 月に弊社からご報告をいたしました、実在する会社名及び個人名の署名が 付された「『輸出転売の最終形態』の御紹介です!」などの件名が用いられたメールマガジ ン(以下、 「本件メールマガジン」といいます。 )が、当該メールマガジンの配信元に配信 の登録がなされていないにも関わらず、弊社以外の第三者によって、一部のお客様に対し て配信された件(以下、「本件」といいます。 )につきまして、その後の経緯をご報告申し 上げるとともに、本件メールマガジンが意図せず配信されてしまったお客様に、改めて深 くお詫びを申し上げます。 第1 本件の概要 平成 26 年 12 月上旬ころから、 ① 「『輸出転売の最終形態』の御紹介です!」 「先着 20 名限定です」などの文字列を 件名に含み、 ② 署名欄に実在の住所が記載され、 ③ 同住所に実在する会社名及び同会社に実在する代表社員と同姓同名の個人名が署 名欄に記載された メールマガジンが、弊社のメールマガジンを購読するお客様に対して届き始め、お客様 による弊社に対するお問い合わせが急増しました。 これに加えて、弊社顧客リストが弊社以外の第三者によって不正利用された場合、不 正利用が即座に判明することを意図して、弊社が予め弊社顧客リストに登録していた「弊 社顧客リストにのみ登録し、他では一切利用をしていないメールアドレス」(以下、 「流 出アラートアドレス」といいます。 )にも、本件メールマガジンが送信されていることを 確認しました。 これらのことから、弊社は、弊社顧客リストが、弊社以外の第三者によって利用され ている可能性が高いものと判断いたしました。 これを受け、弊社は、弊社顧問弁護士の協力のもと、調査を実施いたしました。 第2 本件顧客リストに掲載されていた内容 今回、第三者によって利用されたと考えられる顧客リストは、弊社の提供するサービ スをご利用いただいている方及び弊社キャンペーンにご登録を頂いた方に関する、 〇 メールアドレス(以下、 「本件メールアドレス」といいます。 のみであり、その他の氏名、住所、性別、クレジットカード番号・有効期限等は含まれ ておりません。 1 第3 本件顧客リストの管理状況 本件顧客リストについては、弊社が本件顧客リストを作成して以降、一部の取締役及 び従業員のみがパスワードを有し、かつ、そのパスワードも一か月に一度更新するとの 方法で管理しておりました。 第4 現時点で確認されている、本件メールアドレスへの本件メールマガジンの送信状況 本件メールマガジンは、平成 26 年 12 月初旬ころから本件メールアドレスに送信され ていましたが、同月中旬ないし下旬ころから送信が中断されており、その後、送信の事 実は確認されておりません。 第5 本件に関する調査 1 本件に関する調査の概要 弊社は、顧問弁護士の協力を得て、本件メールマガジンに差出人として記載されてい た法人(以下、 「相手方会社」といいます。 )及び個人(以下、 「相手方個人」といいます。 「相手方会社」と併せ、以下、 「相手方ら」といいます。)に対して、顧問弁護士名義の 内容証明郵便による照会を平成 26 年 12 月 20 日に実施しました。 本件では、「本件メールマガジンの署名欄に記載されていた、特定の会社名及び個人名 を、相手方会社とは関係のない者が詐称して、本件メールマガジンを送信した可能性」 も考えられたため、相手会社に対しては、 「そもそも本件メールマガジンを送信したこと があるか否か」との基本的な照会を含めた照会を、同日に実施しております。 これを受け、相手方会社は、平成 27 年 1 月 8 日に代理人弁護士を通じて弊社顧問弁護 士に電話で接触し、「直接会って打合せをしたい」との回答のみを行い、弊社からの照会 には一切回答をしませんでした。 その後も、弊社は、同年 2 月 24 日まで、合計で 7 通の内容証明郵便やFAX文書を相 手方らや相手方代理人弁護士に送付しましたが、相手方らからは、本日に至るまで、一 切、弊社の照会に対する回答はなされませんでした。 2 本件に関する調査で判明した事実 本件に関する調査により、現時点で、以下の事実が判明しております。 ① 本件メールマガジンが、 「弊社顧客リストにのみ登録されており、他では一切使 用されていない、流出アラートアドレス」にも送信されていた事実 ② 弊社顧客リストは、一部の取締役及び従業員のみがパスワードを有しており、 かつ、そのパスワードも一か月に一度更新するとの方法で管理されていた事実 ③ 本件メールマガジンの署名欄に掲載されていた個人名と同姓同名の弊社元取締 役(平成 26 年 11 月退任)が、弊社顧客リストの使用にあたって必要なパスワー ドを所持していたことがある事実 ④ 本件メールマガジンが、 「本件に関する、弊社による平成 26 年 12 月中旬のリリ ース発表(弁護士を用いた調査の開始を宣言する内容を含みます。)」及び「相手 2 方らに対する、弊社顧問弁護士による同月 20 日付け内容証明郵便の発出」以降、 一切、本件メールアドレスに送信されていない事実 ⑤ 相手方会社が、 「本件メールマガジンを送信したことがあるか否か」といった、 相手方会社自身が経験した事実の有無という、回答にあたってさしたる調査も不 要であり、容易に回答が可能な事項につき、平成 26 年 12 月 20 日発出の内容証明 郵便によって照会されたにもかかわらず、3 か月間以上にわたり、一切の回答を行 わなかった事実 ⑥ 相手方会社が、平成 27 年 1 月 8 日に弁護士を代理人とした後も、 「本件メール マガジンを送信したことがあるか否か」などの照会について、一切の回答を行わ なかった事実 ⑦ 弊社顧問弁護士が平成 26 年 12 月 20 日に相手方らに対して送付した内容証明郵 便並びにその後に送付した内容証明郵便及びFAX文書において、相手方会社が 照会に回答しなかった場合には、当該、回答しなかった事実自体や、相手方会社 に弁護士が代理人として就任した後に発生した事実経緯について、 「今後あり得べ き手続きにおいて援用させていただく可能性がある」旨を、相手方会社へ通知し ている事実 第6 相手方らに対する弊社の今後の対応 本件顧客リストを用いた疑いのある者に対する民事訴訟の提起を検討しております。 第7 再発防止策 弊社の顧客リストに登録されたメールアドレスを、社外の第三者が利用して本件メー ルマガジンを送信した疑いが強いところでございますため、今後、セキュリティを強化 するため、以下の対策を講じて参ります。 ① 弊社顧客リストに対するアクセスの監視強化、外部への持ち出し制限の強化(アク セス権限を有する者のさらなる絞り込み、顧客リスト使用手順の厳格化)を実施い たします。 ② 取締役を含めた、社内教育のさらなる徹底 第8 本件に関するお客様お問合せ窓口 受付電話番号:03-5643-0071 (受付時間:月~金 午前 10 時から午後 5 時まで) 以上 3
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