簡単操作マニュアル Ver3.3.0

簡単操作マニュアル Ver3.3.0
簡単操作マニュアル Ver3.3.0
簡単操作マニュアルでは「現場 Office2009」の基本的な操作をご紹介しております。詳しい詳細に
つきましては同梱されています電子マニュアルをご参照下さい。
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簡単操作マニュアル Ver3.3.0
現場 Office2009 での電子納品 作業手順
現場 Office2009 での作業はおおまかに以下の手順で行われます
1
新しく現場情報を作成する 【現場ポータル】
新規の現場情報を作成します。設定する基準(案)は間違いのないように選択してください。
2
工事情報の入力をおこなう 【案件情報エディタ】
「案件情報エディタ」は、契約基本情報を管理するツールです。
案件情報エディタで基礎情報を入力すると、入力した情報を文書作成ツールや電子納品編集
ツールへ取り込むことができます。※工事情報の入力は電子納品編集ツールでも入力ができます。
3
文書管理を開始する 【文書管理ツール】
- 書類・図面の登録作業
現場で発生する文書を管理するツールです。初期設定されている各フォルダには電子納品に
必要となる属性情報の初期値が設定されており難解な要領・基準を理解しなくても電子納品用
の属性情報付けを行うことができます。
4 文書管理に登録した電子納品へ取り込む 【電子納品編集ツール】
このツールでは電子納品データを作成します。案件情報エディタで作成した工事情報や、文書
管理ツールで登録した文書・図面の属性情報の取込が行えます。
5 電子納品データを編集する 【電子納品編集ツール】
取り込んだ書類・図面・属性情報の編集が行えます。
6 電子納品の基準(案)に準拠しているかチェックする 【電子納品編集ツール】
電子納品編集ツールにてチェックします。
7 電子納品データを成果品データとして出力する 【電子納品編集ツール】
電子納品吐き出しを行います。
8 最終チェック 【各発注機関のチェックシステム】
各発注機関のチェックシステムを使ってのデータチェックを行ってください。
9 CD の作成
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内容
1 工事情報の作成.............................................................................................. 4
1-1 工事情報作成 ..................................................................................................... 4
2 案件情報エディタ ............................................................................................. 8
2-1 案件情報エディタの起動 ...................................................................................... 8
2-2 ユーティリティ(CORINS 取り込み) ....................................................................... 9
3 文書管理ツール(文書、図面の日常管理) .......................................................11
3-1 文書管理ツールの起動 ...................................................................................... 11
3-2 ファイルの登録 .................................................................................................. 12
1、文書登録 .......................................................................................................................... 13
2、図面登録 .......................................................................................................................... 18
3-3 データの一括編集 ............................................................................................. 23
4 電子納品編集ツール(電子納品データを作成する) ......................................... 24
4-1 電子納品編集ツールの起動 ............................................................................... 24
4-2 工事情報入力 ................................................................................................... 25
1、CORINS ファイル・案件情報エディタからの取り込み ............................................... 25
2、直接入力......................................................................................................................... 26
4-3 文書管理ツールからの取り込み ......................................................................... 27
4-4 管理項目、ファイル順番の並び替え .................................................................... 29
1、自動での一括並び替え ................................................................................................... 29
2、手動での並び替え .......................................................................................................... 30
4-5 データチェック .................................................................................................... 30
4-6 成果品データの作成 .......................................................................................... 32
5 最終チェック(国交省のチェックシステム)........................................................ 39
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1 工事情報の作成
現場情報の新規作成を行います。該当の要領・基準を選択します。
1-1 工事情報作成
[現場情報の新規現場]ボタンをクリ
ックします。
[現場情報の新規作成ウィザード]が
表示されます。
[進む>]ボタンをクリックします。
現場の基本的な情報を入力して[進む>]
をクリックします。
4
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適用する「機関」・「業種」・「年度」を絞り
込んで[進む>]をクリックします。
※[国交省H20 工事完成の電子納品要領(案)]が選択されるように絞り込みをすると以下のようになります。
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作成目的となる要領・基準(案)を選択
して
[進む>]をクリックします。
写真管理のマスタ選択画面にて写真
の基準を選択して[進む>]をクリックし
ます。
※初期設定では、最初に選択した電子納品要領・基準(案)に合わせて写真管理基準(案)が選択されるようにな
っています。
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作成条件を確認し、[作成]ボタンをク
リックします。
[終了]を押して、作業終了です。
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2 案件情報エディタ
「案件情報エディタ」は、契約基本情報を管理するツールです。
案件情報エディタで基礎情報を入力すると、入力した情報を文書作成ツールや電子納品編集
ツールへ取り込むことができます。
2-1 案件情報エディタの起動
対象となる現場情報を選択し、[案件情報
編集]をクリックします。
すると、案件情報エディタが起動します。
起動すると最初に「スタートページ」が表
示されます。
各ボタンの説明
・事業情報
⇒ 契約諸元の情報を入力・編集できます。
・発注者情報
⇒ 発注者の情報を入力・編集できます。
・請負者情報
⇒ 請負者の情報を入力・編集できます。
・下請会社情報
⇒
・ユーティリティ⇒
・終了
下請け業者の情報入力・編集できます。
運用を支援する機能が用意されています。
⇒ アプリケーションを終了します。
8
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2-2 ユーティリティ(CORINS取り込み)
ユーティリティ画面では CSV 取り込み・出力・CORINS 取り込み(Ver6.0 以下)
、データバッ
クアップが行えます。以下では CORINS 取り込み手順をご説明します。
スタートページより[ユーティリティ]を
クリックしてください。
ユーティリティ画面より[CORINS取り込み]
をクリックしてください。
参 照 ボ タ ン を ク リ ッ ク し て CFD フ ァ イ ル
(CORINSデータ)を選択し[開く]をクリックし
てください。
※取り込めるCORINSファイルはVer6.0以
下になります。
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CFDファイルまでのパスが表示されます。
[読み込み]ボタンをクリックしてください。
CFDファイルの内容が表示されます。
確認後[CORINS情報取り込み処理]ボタン
をクリックしてください。
確認画面がでてきます。
※修正コメントがある場合は記入してください。
コメントがない場合はそのまま空白で結構です。
[はい]ボタンをクリックしてください。
左の画面が出てきたら取り込み完了です。
[OK]ボタンをクリックしてください。
ここがポイン
また、下請情報など一度作成した情報は CSV 吐出しができますので、
他の管理情報へ再利用することもできます。
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3 文書管理ツール(文書、図面の日常管理)
現場で発生する文書を管理するためのフォルダ構造のテンプレートを準備しており、該当のフォルダ
にファイルを放り込むだけの簡単操作を実現しております。又、各フォルダには電子納品には必要と
なる属性情報の初期値が設定されており(または予め設定しておくことにより)
、難解な要領・基準を
理解しなくても電子納品用の属性情報付けを行うことができます。
3-1 文書管理ツールの起動
文書管理の対象となる現場情報を選択し、
[文書管理]をクリックします。
すると、文書管理ツールが起動します。
起動すると、選択した要領・基準(案)に
合わせてフォルダが準備されています。
準備されているフォルダには予め、電子納
品に必要な属性情報が付加されています。
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3-2 ファイルの登録
ここがポイン
フォルダに書かれている文字で、フォルダにどの電子納品の属性が設定されているかが分かります。
→ 特記仕様書(SPEC)
→ 施工計画書(PLAN)
→ 打ち合わせ簿(MEET)
→ その他(OTHRS)
→ 電子納品登録外
※このフォルダに登録したファイルを電子納品するためには初期設定が必要です。
→ 発注図面(DRWINGS)
→ 完成図面(DRWINGF)
ここがポイント!
日々のファイル管理で管理項目を意識したファイル名を付けよう!
社内でファイル名ルールを決めて日々のファイル管理でファイル名を付けることにより、電子納品の登録作業をスムーズ
に行うことができます。例えば下記のようにファイル名を付けてみましょう。
打合せ簿
提出日付_種類_表題_受理日付.拡張子
例)200301_提出_工事カルテについて_0301.DOC
施工計画書 計画書番号_番号_内容.拡張子
例)2回変更_01_数量計算書.XLS
その他
履行・段階_日付_内容.拡張子
例)段階_200301_3月報告書.DOC
図面
図面番号_種類_履歴_縮尺_その他.拡張子
例)01_平面図_Z_50000.P21
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1、文書登録
【文書】のタブを選択してください。
登録したいフォルダを選択し、左上の[文書登録]ボタン
を選択します。
画面左上の文書登録ボタン
※登録したいフォルダを右クリックしても[文書登録]
ボタンが出てきます。
右クリックで表示される文書登録ボタン
登録したいファイルを選択し、「開く」を押してください。
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属性画面が起動してきます。
属性が設定しているファオルダに登録した場合は、登
録するだけで電子納品に必要な属性が付加されます。
必要な項目は入力又は編集をしてください。
入力作業が終了したら、左上の「保存して閉じる」を
選択してください。
フォルダ内にファイルが登録されます。
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ここがポイント!
■電子納品登録外フォルダへの初期設定方法
準備されているフォルダには電子納品の属性設定のないフォルダもございます。属性が設定されていない
フォルダにファイル登録しても電子納品されません。ここでは属性をつける方法をご説明します。
電子納品登録外フォルダの上で右クリックし
[文書フォルダ編集]をクリックします。
ファ イ ル 種類 の プ ルダ ウンメニ ュ ー よ り
該当の電子納品種類を選択してください。
「!」マークがついている必須項目を必
ず入力して左上の登録を押します。
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ドラッグ&ドロップで簡単登録!!
Windows上のフォルダから直接ドラッグ&ドロップで登録することもできます。
同じ管理項目に複数のファイルを登録するときも、シフトキーでまとめて選択してそのままドラッグする
だけで登録ができます!!
ドラッグ&ドロップ
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重複したファイルの登録を確認できる機能搭載!!
文書登録時、取り込まれているファイル
に重複ファイルがある場合は、左の
メッセージが出てきて登録をキャンセ
ルします。
重複したファイルの登録を防ぎます。
重複しているファイルを登録したい時には?
ツールバーのツール>オプション をクリック
して設定画面を表示してください。
その中で、[重複したファイルの登録を制限する]
のチェックを外してください。
●重複ファイルの定義●
重複ファイルとは単に同じファイル名でチェックするわけではなく、ハッシュコードをキー
としてチェックを行います。編集を行ったファイルは重複ファイルとみなしません。
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2、図面登録
ここがポイント!
図面登録の前に、図面フォルダの属性編集を!!
図面の登録をする場合、図面ごとに図面種類などが異なるため、デフォルトで設定されているフォルダには一
部しか初期設定されていません。図面の登録の場合は、先に図面フォルダを作成し、図面フォルダ属性編集
より初期値の設定をしてから登録するととても便利です!!
例:図面種類ごとにフォルダを作成する場合
図面種類ごとにフォルダを作成します。
フォルダに対して属性編集にて
この時に初期値として、
■ファイル種類
■対象工種
■図面種類
■ライフサイクル
■整理番号
■改定履歴
■作成者名
■作成ソフト名
■SXFバージョン
が登録できます。
該当するフォルダに図面を登録すれば、上記の項
目は既に登録されているので、入力の必要はあり
ません。
[ワンポイント]
図面フォルダを複数作成する場合、都度作成するのが面倒な場合はCSVファイル
よりまとめて作成することもできます。
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2-1
図面フォルダへの属性編集
図面ファイルを登録する前に、図面フォルダを作
成し、属性編集を行います。
【図面】のタブを選択してください。
フォルダを作成したい場所で右クリックして
[図面フォルダ追加]をクリック してください。
編集画面が出てきます。
このフォルダに登録する図面の属性初期値を
入力して左上の[登録]ボタンを押してください。
その後[閉じる]ボタンを押してください。
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2-2
図面ファイルの登録
登録したいフォルダを選択し、左上の[図面登録]ボタンを
選択します。
画面左上の文書登録ボタン
※登録したいフォルダを右クリックしても[図面登録]
ボタンが出てきます。
右クリックで表示される文書登録ボタン
登録したいファイルを選択し、「開く」を押してください。
ファイル登録と同じように、Windows上のフォルダから直接ドラッグ&ドロップで登録することもできます。
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編集画面が出てきますので、必要な項目を入力又は
編集してください。
※フォルダ属性編集で入力している初期値はすでに登録さ
れている状態で表示されます。
入力作業が終了したら、左上の「保存して閉じる」を
選択してください。
※初期の設定では、必要項目を全て入力しないと
以下のメッセージが出てファイル登録が完了しません。
「!」マークがついている所は必須項目になりますので
必ず入力が必要です。
フォルダ内にファイルが登録されます。
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ここがポイン
SAF ファイル・ラスタファイルも同じ編集画面より登録ができます!!
■ SAF ファイルの登録について
SAFファイルのタブを選択してください。
[SAFファイルの追加・差替ボタン]をクリック
して取り込みができます。
■ ラスタファイルの登録について
ラスタファイルのタブを選択してください。
[ラスタファイルファイルの追加]ボタンをク
リックして取り込みができます。
ファイル登録と同じように、Windows上のフォルダから直接ドラッグ&ドロップで登録することもできます。
ここがポイン
ファイルサイズは100MBまでのファイルが登録できます。
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3-3 データの一覧編集
一度登録したファイルを一覧表示して簡単編集できます。
編集したい項目をシフトキーを使って
複数選択してください。
ツールバーの[編集]>[全て選択]を
選択すると表示されているすべての項
目を選択することができます。
編集したい項目を複数選択してツールバーの
[編集]>[一覧編集]をクリックしてください。
上記のような一覧編集画面が開きます。
ここでの編集なら、項目の直接入力やコピー&ペーストすることで項目の登録作業を行えます。
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4 電子納品編集ツール(電子納品データを作成する)
このツールでは電子納品データを作成します。案件情報エディタで作成した工事情報や、文書管理ツ
ールで登録した文書・図面の属性情報の取り込みを行い、最終的な並び替えやデータチェックの作業
を行います。また、電子納品編集ツール単体でも電子納品成果品を作成することも可能です。
4-1 電子納品編集ツールの起動
電子納品の対象となる現場情報を選択し、
[電子納品編集]をクリックします。
すると、電子納品編集ツールが起動します。
「電子納品編集ツール」の初期画面が表示
されます。
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4-2 工事情報入力
成果品データの作成をする際に必ず必要となる工事の管理情報(INDEX_C.XML)を編集します。
1、CORINS ファイル・案件情報エディタからの取り込み
ツールバーの[ファイル]>[外部ファイル取り
込み]>[CORINS取り込み]または、[案件情
報エディタからの取り込み]をクリックします。
処理開始のメッセージが来ますので
[はい(Y)]を押してください。
取り込まれた情報が表示されます。
内容を確認してください。
ここがポイント!
青色の項目は必須記入項目
このシステムでは項目名が色分けされています。
青色・・・必須項目
茶色・・・条件付き必須項目
黒色・・・任意入力
青色の項目に関しては記入を忘れないようにしてください。
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2、直接入力
工事情報(INDEX_C.XML)は項目横の+(プラス)をクリックすると、入力する項目が表示されます。
項目をクリックすると、入力ができるように
なります。
また、下にメッセージが表示されます。
メッセージを確認しながらご入力ください。
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4-3 文書管理ツールからの取り込み
画面左上の[文書管理情報取込]ボタンを
クリックします。
文書管理にて登録した書類・図面が一覧にて表示されます。
※取り込む情報に問題がある場合、注意事項としてメッセージが表示されますのでメッセージに従って修
正作業を行ってください。
管理項目ごとに、電子納品に取り込むかどうか指定できます。
※取込むものにはチェックを、取り込まないもののチェックは外してください。
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準備ができましたら、[取込の開始]のボタンを押してください。
処理が終了すると、左の画面が出てきて
読み込みが完了です。
[OK]ボタンを押してください。
ここがポイント!
[文書管理情報にて再構築] 機能!!
いくつも修正箇所があった場合、一つ一つ取込直しは面倒!!
再構築「文書管理情報にて再構築」では電子納品編集ツールに登録されて
いる情報をすべてクリアして取込をおこないます。
.
[文書管理情報にて再構築]では、文書管理ツール
の登録状況にかかわらず、全ての電子納品対象
の情報を再取り込みします。
取り込む時際には、電子納品編集ツールにて登録
されている情報を全てクリアして取り込みます。
(※行う際には注意してください!)
左図のメッセージがでてきますので、[はい]ボタン
をクリックしてください。
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4-4 管理項目、ファイル順番の並び替え
登録された管理項目やオリジナルファイルは順番の並び替えが行えます。
並び替えは[ファイル一覧]表示にした画面で行います。
1、自動での一括並び替え
[一括並び替え]ボタンをクリックしてください。
並び変え条件は最大 3 項目まで指定でき
ます。プルダウンで項目を選択してくださ
い。
[並び替えの実行]をクリックすると、並び
変え処理が実行されます。
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2、手動での並び替え
行単位で情報を選択し、順番を入れ替えたい行にドラッグ&ドロップをすることで並び替
えをすることができます。
4-5 データチェック
要領・基準に準じたデータであるかチェックします。チェック結果から修正個所へジャンプできますので
誤った場所の修正が容易に行えます。
ツールバーのデータ内にある[全体
チェック]をクリックしてください。
チェック結果一覧が表示されます。
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修正をかける時には、項目の上でダブ
ルクリックしてください。
チェック結果から修正個所へジャンプで
きます。
修正が終わりましたら、[次の項目]をクリ
ックし[項目へジャンプ]ボタンをおすと
次の修正個所へジャンプします。
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4-6 成果品データの作成
並び替え・編集・チェックの作業が終了した電子納品データを成果品データとして吐き出します。
現場 Office2009 では、書類と写真をまとめて出力を行えます。
一回の操作でまとめて成果品データを作成することができます。
ツールバーのファイル内にある[成果品データ
の作成]をクリックしてください。
成果品データを出力する場所と分割サイズ
を設定し、[出力開始]をクリックします。
※Ver3.3.0よりビューアの吐き出し、ビューアの自
動実行の設定が行えるようになりました。必用な
時にはチェックを入れて作業を進めてください。
成果品データの出力先に、既に成果品出力
フォルダが存在する場合には、左のようなメ
ッセージが表示されます。
フォルダを削除してよければ[OK]をクリックし
ます。
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写真を連携出力するための提出データ
作成ウィザード画面が表示されます。
「進む」をクリックします。
※写真のウィザードは電子納品編集ツールにデータ
が登録されていない場合に起動します。
※写真を吐き出す必要がない場合には [キャンセル]
ボタンをクリックしてください。
作成時に選択した要領・基準案が表示
されます。
[進む]をクリックします。
メッセージが表示されます。
※ 国 交省 デ ジタ ル写 真管理 基 準( 案)
H18.1、H20.5 では写真の編集は認められて
いません。
そのため、繋ぎ写真、部分写真は出力しま
せん。写真回転、明るさ、コントラスト補
正した写真は編集される前のされる前の
写真が出力されます。
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提出頻度写真のみ出力する設定のメッ
セージが出ます。
※提出頻度写真にチェックが入っていない
写真も吐き出したい時には各種出力条件の
設定画面で設定が必要です。
提出データの XML 内容の選択と設定画面
が表示されます。
[進む]をクリックします。
※書類とまとめて出力を行う場合は、
「INDEX_C.XML も含めた形式で出力をする
にチェックは不要です。写真のみの成果品
作成の際にチェックを入れてください。
各種出力条件の設定画面が表示されます。
[進む]をクリックします。
※ デジタル写真管理情報基準(案)に準拠した
データ出力の場合、特に設定変更の必要はあり
ません。詳細な変更を行う場合に設定します。
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出力対象の選択画面が表示されます。
この画面では下記の設定ができます。
①
②
①出力対象とするデータ
・整理箱のみ
③
・台帳のみ
・両方(台帳+ 整理箱)
②出力対象とする整理箱、台帳の選択
・必要なフォルダにチェック
③出力したい順番
・順位 1~3 をプルダウンから選択
設定を確認後「進む」をクリックします。
「作成」をクリックすると、提出データの
出力が開始されます。
※提出データの出力前に、提出データしてエラー
が無いかチェックする「データチェック」を行っ
てください。
「はい」をクリックしてください。
※作業フォルダの中に空の PHOTO フォルダが用
意されているので左のメッセージが表示されま
す。現在作成しているデータを消すメッセージで
はありません。
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簡単操作マニュアル Ver3.3.0
[OK]をクリックします。
成果品の出力が開始されます。
チェックの表示を聞いてきます。
データチェックの必要な場合は[はい]を
必要ない場合には[いいえ]をクリックし
てください。
※[はい]を選択した場合
「問題ありませんでした」→問題なし
「データチェック表示」→修正して出力のやり直し
[終了]をクリックします。
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簡単操作マニュアル Ver3.3.0
成果品になった写真データを削除するか、
残すか設定ができます。
成果品状態の写真を削除する場合は
「はい」
成果品状態の写真を残す場合は
「いいえ」
を選択してください。
[処理状況]画面が表示され、電子納品出力
状態を確認できます。
処理が完了すると、左のようなメッセージ
が表示されます。
「はい」を選択すると出力指定先の
「Media」をひらきます。
「いいえ」を押すとそのまま完了します。
※ 出力された電子納品成果データに関しては、提出前に各省庁の提供している「電子納品
チェックシステム」にてチェックを行ってください。成果品 CD-ROM に関しては、
ウィルスチェックソフトでのウィルスチェックが必要となります。詳細は、各省庁の要
領基準(案)を参照してください。
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[各機関ホームページ]
国土技術総合開発研究所
http://www.cals-ed.go.jp
農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/nousin/seko/nouhin_youryou/sonota.html
国交省
港湾 港湾 CALS http://www.ysk.nilim.go.jp/cals/index.htm
ここがポイン
提出頻度写真にチェックが入っていない写真も出力したい!!
提出頻度写真にチェックが入っていない
写真も出力したい時は、
各種出力条件の設定画面で
[その他(編集・出力など)]
のタブを選択
[提出頻度写真のみ出力する]
のチェックを外して、進んでください。
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簡単操作マニュアル Ver3.3.0
5 最終チェック(国交省のチェックシステム)
※ 「国土交通省のチェックプログラム」を利用したチェック
「電子納品チェックシステム」ダウンロードサービス
http://www.cals-ed.jp/index_dl.htm
国土交通省のチェックプログラムを起動します。
1、[参照]ボタンをクリックして、CDの成果品デー
タのINDEX_C.XMLを指定して[OK]ボタンをクリッ
クします。
チェックするフォルダを指定します。
2、すべての項目にチェックをいれます。
2、すべての項目にチェックを入れます。
(何度もチェックするときには、時間がかかるので、
(何度もチェックするときには時間がかかるので、前回チェッ
前回チェックでパスしたものについてははずした方
クしたものについては外したほうが良い。)
が良い。)
3、[OK]ボタンをクリックします。
3、[OK]ボタンをクリックします。
39
簡単操作マニュアル Ver3.3.0
チェックが開始されます。
チェックが終了すると、準拠する要領・基準(案)が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
チェック結果が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
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簡単操作マニュアル Ver3.3.0
ここでは、必要なフォルダ、ファイ
ルの有無などについてのメッセ
ージが表示されます。
チェックによって検出されたファイル構成エラー
エラーの確認、修正が済んだら終了チェックシステムを終了します。
[OK]ボタンをクリックします。
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工事提出書類について
今回の電子納品の実施により、これまでおざなり気味だった書類のやりとりが徹底されることにな
ります。これまで口頭ですませがちだった打合せ、報告、指示等を書類にて提出、受理することに
なります。受注者として、この発生する書類を把握しておくことは「電子納品」以前の「常識」と
なっています。しかし、これまでの状況から末端まで浸透していないのが現実です。
例えば打合せ簿の種類は、
打合せ簿の種類とその意味
打合せ簿種類
意味
指示
監督職員が請負者に対し、工事の施工上必要な事項について書面をもって示し、
実施させることをいう。
承諾
契約図書で明示した事項について、発注者若しくは監督職員又は請負者が書面に
より同意することをいう。
協議
書面により契約図書の協議事項について、発注者と請負者が対等の立場で合議し、
結論を得ることをいう。
提出
監督職員が請負者に対し、又は請負者が監督職員に対し、工事に係わる書面又は
その他の資料を説明し、差し出すことをいう。
提示
監督職員が請負者に対し、又は請負者が監督職員に対し、工事に係わる書面又は
その他の資料を示し、説明することをいう。
報告
請負者が監督職員に対し、工事の状況又は結果について書面をもって知らせるこ
とをいう。
通知
監督職員が請負者に対し、又は請負者が監督職員に対し、工事の施工に関する事
項について、書面をもって知らせることをいう。
このように定義されています。また、立会と段階確認の区別もきっちり把握しておきましょう。
立会い:立会いとは、契約図書に示された項目について、監督職員が臨場し、内容を確認するこ
とをいう。
段階確認:段階確認とは、設計図書に示された施工段階において、監督職員が臨場等により、出
来形、品質、規格、数値等を確認することをいう。
これまでに、段階確認などをあまり意識し
ていなかった方も、今後はこういったとこ
ろから見直してゆく必要があります。いく
ら電子納品しても、提出すべき書類が不足
していては意味が無いです。
電子納品の前に再度、「各共通仕様書」や
「土木工事施工管理の手引」の再確認を、
やっておく必要があります。
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