2014年7月号 - うわまち幼稚園

2014.7月号
7 月 5 日のファミリーコンサートには、たくさんのおうちの方に来ていただき本当にあり
がとうございました。舞台上に並び、幕が上がる前のお子様方からは「いよいよはじまるぞ!」
という覇気が感じられます。その覇気と演奏をし終わった後の満足感は比例関係にあるよう
です。一人で演奏することは決して難しくないことでも、皆で合わせると途端に難しくなる
…そこをアンサンブル(調和)することこそファミリーコンサートの意味であると思ってい
ます。この経験で育った力が 2 学期の「みんなでうんどうかい」や「おゆうぎかい」にも生
かされていきます。
さて、1 学期が終わり、夏休みが始まります。楽しいことを計画されているおうちも多いので
ないでしょうか。私からは、おうちの方にお願いを 1 つ申し上げます。それは、お子さまとお
話をしながら、お子様の「お手伝い」を決めていただき、できれば、夏休みの間続けていただき
たいと思います。学年便りにもたびたび話が上がりますが、お子様方は先生からの頼まれごとが
大好きです。先生から頼まれると、なおさら張り切って手伝ってくれます。なぜでしょう・・・
頼むお手伝いにはポイントがあります。
①出来ないことは頼まない
②終わったら報告に来てもらって出来たことをほめ、感謝の気持ちを伝える
この 2 つがお手伝いにはとても重要です。
ほめられることで、
「自分を認めてもらえることの喜び」を感じます。自分のやりたいことを
後回しにして、人のために働く(お手伝いができる)ということはとても尊いことです。また、
自分の子どもに対して心からのお礼を伝えるという姿勢も親として大切なものと考えます。
プール遊び大好き!! 今日は根本先生と
「指さし数唱」おっと!指さしと数唱を
一緒に遊ぶよ!!
一緒にするのは難しいよ。
あんず組さん 朝の 5 分くらいを使ってカードを
大きな声で復唱します。きちんとお椅子に座って、
皆とっても大きな声で言っています。これが終わ
ると水着に着かえてパタパタプールへ GO!!
ちょきぺたで「お店屋さん」を描いてみよう!
先日、あんず組の保護者の方が「うちの子がこんなこと
を話してくれました。
『私が泣いちゃうとね、クラスのお
友だちが、大丈夫だよって、いい子いい子してくれるの。
私のことを守ってくれるよ』
」と教えてくださいました。
満 3 歳児にとって「泣く」という行為は、自分を表現す
るための大切な方法でしょう。しかしながら、
「泣いてい
る自分を『大丈夫だよ』と言って慰めてくれる仲間がいる」
ということを、おうちの方に伝えることが出来るというこ
とは、すばらしいことです。人と人のつながりの原点を見る
思いがしました。
長い夏休みです。どうぞ安全に、健康にお過ごしください。
c 2014 うわまち幼稚園長 嶋田むつみ
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