グリップヒータ90793-66645 1.6.18 17:38 ページ 1 ヤマハ グリップヒーター 90793-66645 TYPE スポーツ (130mm全周タイプ) 取付について 取扱・取付説明書 8 車両のパーツの締付けトルクは車両のサービスマニュアルを参照してください。 ◎ 取り扱い、取り付け前に必ずお読みください。 ◎ 販売店様へ この取扱・取付説明書は、必ずお客様にお渡し ください。 ◎ お客様へ この取扱・取付説明書は、必ず保管してください。 警 告 1. 各スクリュー、ボルト、ナットは確実に締め付けてください。 8 締め付けが不確実な場合、走行中に脱落し自分または後続車の乗員や走行車 を死亡または重大な傷害に至らしめる可能性が高くなります。 2. スロットルケーブルを右側グリップから外す とき、プライヤーなどで無理に外さないでく この商品の取り付けには、モーターサイクルに関する整備上の一般的な知 識および電気に関する知識、一般工具が必要です。 ださい。 8 ケーブルが折れ曲がり、スロットルの戻り 販売店での取り付けをおすすめします。 不良が原因で転倒事故などを起こし、死亡 または重大な傷害に至る可能性が高くなり スロットル ケーブル ます。 安全に関する表示 8 安全に関する表示 「運転者や他の者が傷害を受 ける可能性があること」を 回避方法と共に、右記の表 示で記載しています。これ らは重要ですので、しっか りお読みください。 3. 左右グリップヒーターをハンドルやインナグリップへの装着を確実に行うため 警告 指示に従わないと、 死亡または重大な 傷害に至る可能性 があるもの。 に必ず指定の接着剤(ボンドA)を使用し,1時間以上乾燥させてください。 8 指定外の接着剤を使用したり十分な乾燥時間をとらなかったりすると走行中 8 その他の表示 アドバイス お 車 と 用 品 の た め にグリップヒーターが外れることが原因で転倒事故を起こし、死亡事故また に守っていただき たいこと。 は、重大な傷害に至る可能性が高くなります。 4. ハーネスを取り回す時や電源を取る場合は、ハンドル可動部内で行ってください。 8 図の 部以外から電源を取ったり、ハーネスを取り回したりすると断線 q注 意 指示に従わないと、 傷害を受ける可能 性があるもの。 などの原因になり、走行中に火災などを起こし、死亡または重大な傷害に至 る可能性が高くなります。 取扱について 1. 走行中にグリップヒータースイッチの操作は行わないでください。 8 走行中にスイッチの操作をしますと、操縦が困難になり転倒事故などを起こ し、死亡または重大な傷害に至る可能性が高くなります。 q注 意 1. 使用するときは、手袋を着用してください。 8 素手で使用すると火傷などの傷害を受ける可能性が高くなります。 2. グリップヒーターの表皮ラバーが摩耗したり、破れたりした場合は使用を中止 し、新しいグリップヒーター表皮と交換してください。 8 使用し続けると火傷や感電などの傷害を受ける可能性が高くなります。 8 スイッチはOFF,LO→HIです。LO→HI間は無段階調整になっていますので、気温 感温に合わせ使いわけてください。 8 このグリップヒーターはバッテリーからのDC(直流電源)回路と接続しています。 スイッチにはバッテリー上がり防止のための電圧検出による自動スイッチが組み ✄ 警 告 キ リ ト リ 線 8 取り付けは、お買い求め販売店にご相談ください。 8 取り付けは、必ずエンジンを停止させメインスイッチをOFFにした状態で行って ください。 8 外装などの再取付時、配線類のかみ込みがないことを確認してください。 8 取付完了後、灯火器(左右のフラッシャー、前後のブレーキランプ)の作動確認 およびスロットルグリップの引っかかりが無いことを確認してください。 必要工具 z 車両のパーツの締付けトルク、および分解・組立作業は車両のサービスマニュア ルを参照してください。 z 他の必要工具については車両のサービスマニュアルを参照してください。 込まれています。そのために一時停止および徐行運転などのバッテリーの電圧容 量が低下した場合は、自動的にスイッチが切れることがありますが、再走行後に バッテリーの電圧が上がればスイッチは自動的に入ります。 8 ヒーターの温度は、外気温に比例します。暖かい日(気温20:以上)でのHIレベ ルの使用は避けてください。 8 ノロノロ運転では、バッテリーの状態によりONに入れても自動スイッチが入らな 8ウエス 8 脱脂洗浄剤 いことがあります。 8 このグリップヒーターのヒューズを交換する時は、5Aのヒューズと交換してくだ さい。それ以外のヒューズは使用しないでください。 8 バッテリーは消耗品です。バッテリーが寿命の場合は、グリップヒーターが作動 しなくなりますので点検の上、交換してください。 8ポケットテスター 8 ビニールテープ 8 トルクレンチ 8 サービスマニュアル 814mm スパナ 8 分度器 817mm スパナ 8 スケール 8+ ドライバー 8 金のこ 8カッターナイフ 8 ドリル(Ø10キリ) 8ターミナルキット 8 6角レンチ(6mm) 8ハンダゴテ 8ハンダ 8マーカー 8 リード線 グリップヒータ90793-66645 1.6.18 17:39 ページ 2 取 付 方 法 y グリップヒーターを下図の位置および角度に取り付けます。 位置を合わせながら押し込みます。 <左> 突き当たるまで押し込みます。 8 以下の手順はグリップヒーターを取り付けるためのおおまかな流れです。車両や加工 の有無などによっては順位を変えた方がより良く取り付けられる場合もありますの で、すべての項目を一度読み、各車両のサービスマニュアルを参考にしながら取り付 けてください。 進行方向 60° z グリップヒーターの取り付け q 車両のグリップ(ゴム)をカッターナイフなどで切り取ります。 w ハンドルパイプ、スロットルチューブに付着したボンドを脱脂洗浄剤で落とします。 q注 意 ハンドルパイプ 脱脂洗浄剤 8グリップヒーターを挿入する際、「グリップエンドをハンマでたたく」「グリップを強く ねじる」などは行わないでください。グリップヒーターが断線する恐れがあります。 8万一、グリップヒーターが途中で入らくなった場合は、グリップヒーターとステアリン グハンドルパイプのすき間に脱脂洗浄剤を入れて取り外してください。この時、無理に 配線ドライバなどでこじらないでください。グリップヒーター内で断線する恐れがあり ます。 e ヒーター単体の点検 取り付け前にヒーター単体の導通を点検します。 8端子間で各グリップヒーターの抵抗値を測定します。 基準値 左側2.2 Ω ± 10% 右側ヒーターの取り付け 右側2.2 Ω ± 10% u 右側はスロットルチューブにボンドAを塗布し、指で薄く伸ばします。 警 告 ボンドA 抵抗値が基準値以外のものは取り付けを止め、パーツセンターまでご連絡ください。 グリップヒーターとハンドルパイプ及びスロット ルチューブの接着を確実に行うために必ず指定の 接着剤(ボンドA)を使用し1時間以上乾燥させて ください。 8指定外の接着剤を使用したり、十分な乾燥時間 を取らなかったりすると走行中にグリップヒー ターが外れ転倒事故等を起こし、死亡または重 大な傷害に至る可能性が高くなります。 30° 左側ヒーターの取り付け 1mm r ボンドAの塗布 30° 右側グリップヒータ 進行方向 アドバイス 左側はグリップヒーターの穴周 辺にボンドAを内側の溝が埋ま るまで多めにボンドを塗布しま す。 手順r∼uは作業内容を一度読み全てを確認して 接着剤が乾かないうちに一気に作業してください。 また、車両が倒れないように補助を一人付けてく ださい。(片側ずつ作業してください。 ) i グリップエンドの付いている車 両はグリップエンドを取り付け キャップ (ロゴの向きに注意) ます。それ以外はキャップを取 警 告 ボンドA 左側グリップヒーター グリップヒーターとハンドルパイプ及びスロット ルチューブの接着を確実に行うために必ず指定の 接着剤(ボンドA)を使用し1時間以上乾燥させて ください。 8指定外の接着剤を使用したり、十分な乾燥時間 を取らなかったりすると走行中にグリップヒー ターが外れ転倒事故等を起こし、死亡または重 大な傷害に至る可能性が高くなります。 り付けます。 o スロットルグリップがスムーズ に回転するかを確認します。 部にボンドA を塗布する。 x ヒータースイッチの取り付け t 脱脂洗浄剤をグリップヒーター内周面とグリップヒーター取付面にスプレーします。 z取付位置を合わせやすくするために行います。 8付属のスイッチブラケットを使用する場 8ミラーボスが有り、ミラーがカウリ 合、車両の左側ミラーを取り外し、ヒー ングに取り付けられている車両は別 タースイッチと共締めします。後方確認 売りのM10×16mmボルト ができる位置にセットして本締めをしま (92017-10016)でスイッチブラ す。 ケットを固定します。 脱脂洗浄剤 グリップヒータースイッチ スクリュー (別売) グリップ ヒーター スイッチブラケット グリップヒーター 取付面 脱脂洗浄剤 スクリュー グリップ ヒーター スイッチ グリップヒータ90793-66645 1.6.18 17:39 ページ 3 c ハーネスの取り回し *1 +電源の接続 メインスイッチの+(茶色)リード線を下図のように加工して、メスギボシを取り付け q 右側グリップヒーター 右側グリップヒーターハーネスを取り回すときは、下図の寸法で行なってください。 ます。 8配線は、0.5以上のサイズを使用してください。 8配線長は、実車に合わせて設定してください。 100∼120mm 8配線およびギボシ端子は、キットに含まれません。別途ご準備ください。 ハンダ ハンダゴテ (ハンダ付けの後、 テーピングをする) 茶 茶 キットには 含まれません 50∼60mm q注 意 ヒーターハーネス +線 茶色を切る 8 スロットルケーブルに引っ張りがなく自由に回る位置に配索してください。 8 各ハンドルスイッチ、ブレーキレバーの操作に支障がないように配索してくださ い。 *2 -アースの接続 アドバイス 9 グリップヒーターハーネス は結線後ある程度必要な長 さにバンドで束ねてくださ い。 9 右側グリップヒーターハー 9 左側グリップヒーターハー ネスは、ハンドルカバー内 に取り回した後にアクセル ネス、スイッチハーネスは を全開にしても、引っ張り などが無いようにバンドで した後に外に出る部分にた るみなどが無いようにバン 固定してください。 ドで固定してください。 バンド ハンドルカバー内に取り回 バンド q下記abいずれかの方法で結線します。 a既存のアース線(黒色)にギボシ端子結線がある場合。 ヒーターハーネスのオス、メスギボシを割り込み結線します。 黒 黒 ヒーターハーネス -線 グリップヒーター ハーネス バンド 9 ハーネスが外装内で動かないように車両に固定 します。この時に発熱する可能性のある部分 (レギュレータ、ランプ)には固定しないでく ださい。 警 告 b 既存のアース線(黒色)はあるがギボシ端子接続部がない場合。 アース線を下図のように加工してギボシ端子を取り付けます。 8配線は、0.5以上のサイズを使用してください。 ハーネス レギュレータ 8配線およびギボシ端子は、キットに含まれません。別途ご準備ください。 ハーネスを取り回す時や電源を取る時は、 ハンドル可動部内で行ってください。 8図の 部以外から電源を取ったり、ハ ーネスを取り回したりすると断線などの原因 黒 ハンダ 黒 ハンダゴテ になり走行中に火災などを起こし、死亡また は重大な傷害に至る可能性が高くなります。 ライト ハーネス あまりでも可 または v 車体側との接続 q 必要に応じてヘッドライト、カウリングなどを取り外します。 キットには 含まれません q注 意 配線接続時は、バッテリー-端子を取り外してから行なってください。 w接続部のテーピングをします。 w 下図のように各ハーネスを接続します。 防水のためビニールテープでテーピングをします。 8車体側との接続は実車に合わせて加工してください。 8各ハーネスは車両のハンドルスイッチの配線に沿わせてください。 スイッチハーネス 左グリップヒーター ハーネス 右グリップヒーター ハーネス *1 参照 白 *2 参照 アキ 赤 白/黒 黒/緑 白/黒 白 e取り外したヘッドライト、カウリングなどを組み付けます。 ヘッドライトボディ内のスペースが狭い場合は、ハーネスを外周方向に振り分けてヘ ッドライトを取り付けてください。 赤 黒/緑 白 ヒーターハーネス グリップヒータ90793-66645 1.6.18 17:39 ページ 4 配線図 ヒーターハーネス 赤 車両の茶へ ヒューズ2A 黒/緑 白 白 白 白/黒 白/黒 赤 黒/緑 白 白 白 白 白/黒 赤 黒/緑 車両のアース(黒) 右側グリップヒーター 左側グリップヒーター ヒータースイッチ お客様故障診断 ◎ 下記の項目の確認を行い、グリップヒーターが作動しない場合はお買い求めの 販売店にご相談ください。 ✄ 不具合事象 キ リ ト リ 線 確認内容及び使用説明 グリップヒータ 1. エンジンは始動していますか? ーが作動しな 2. 上記の状態でグリップヒータースイッチは、HI→LO間 い。または、調 になっていますか? 整ができない。 3. 上記の状態でエンジンの回転を上げてみてください。 グリップヒータ 1. グリップヒーターのHI→LO間を調整していますか? ー 温 度 が 低 い 。 2. アイドリングおよび低速走行頻度が多くありません または高い。 か? 3. 温度の高い場合は、LOまたはOFFにするか厚手の手袋 で調整してください。 グリップヒータ 1. 異常ではありません。 ーの全面が暖ま 特に指先を暖かくするために、ヒーターの分布を指先 らない。 に集中させてあります。 販売店様用故障診断 ◎ グリップヒーター作動確認以外の各部品、回路の点検はエンジンを停止し、メ インスイッチをOFFにして行ってください。 不具合事象 グリップヒータ 点検内容 z コード類(端子、カプラー)の結線は確実に ーが作動しない 行われていますか。 9 グリップヒータ x グリップヒーターの点検 ーの不良 9 端子間で各グリップヒーターの抵抗値を測定します。 基準値 左側2.2 Ω ± 10% 右側2.2 Ω ± 10% 9 ヒューズの不良 9 ハーネスの 断線、または ショート c サブハーネスの点検 9 グリップヒータ ースイッチの不 良 9 回路を参照し、導通検査を行ないます。 v 上記のz,x,cの点検で異常の無い場合でグリップヒー ターが作動しない場合はグリップヒータースイッチの 交換を行ないます。 z スイッチはIC回路が含まれているため通常の点検(導 通点検等)での確認は困難です。 〒432-8058 静岡県浜松市新橋町 1103番地 株式会社 TEL 053-443-2180 ワイズギア FAX 053-443-2187 90793-66645(スポーツ)
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