平成 16年 3月期 中間決算短信(連結) 上 場 会 社 名 特種製紙株式会社 コード番号 平成 15年 11月 21日 上場取引所 東 3881 本社所在都道府県 代 表 者 役職名 代表取締役社長 氏名 平工 直樹 問合せ先責任者 役職名 財務企画部長 氏名 澤井 康人 静岡県 TEL (055) 988 - 1121 中間決算取締役会開催日 平成 15年 11月 21日 米国会計基準採用の有無 無 1.15年 9月中間期の連結業績(平成 15年 4月 1日 ∼ 平成 15年 9月 30日) (1)連結経営成績 (注)金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 売 15年 9月中間期 14年 9月中間期 15年 3月期 上 高 営 業 利 益 百万円 % 10,851 10,930 22,312 △ 0.7 △ 3.0 中間(当期)純利益 百万円 経 常 利 益 % 919 △ 9.9 1,020 △ 24.3 1,884 百万円 % 334 △ 67.7 1,035 △ 26.9 1,989 1 株 当 た り 中 間 (当 期) 純 利 益 円 銭 百万円 % 15年 9月中間期 △ 4,167 △ 82.03 14年 9月中間期 528 △ 27.4 10.38 15年 3月期 974 23.52 (注)①期中平均株式数(連結) 15年 9月中間期 50,800,202 株 14年 9月中間期 50,900,165 株 15年 3月期 50,889,169 株 ②会計処理の方法の変更 無 ③売上高、営業利益、経常利益、中間(当期)純利益におけるパーセント表示は、対前年中間期増減率 (2)連結財政状態 総 資 産 株 主 資 本 百万円 株主資本比率 百万円 1株当たり株主資本 % 円 銭 15年 9月中間期 45,534 39,248 86.2 775.11 14年 9月中間期 50,817 43,433 85.4 853.38 15年 3月期 50,164 43,323 86.4 850.80 (注)期末発行済株式数(連結) 15年 9月中間期 50,635,716 株 14年 9月中間期 50,895,381 株 15年 3月期 50,866,510 株 (3)連結キャッシュ・フローの状況 営業活動による キャッシュ・フロー 投資活動による キャッシュ・フロー 百万円 1,207 1,343 2,501 15年 9月中間期 14年 9月中間期 15年 3月期 財務活動による 現金及び現金同等物 キャッシュ・フロー 期 末 残 高 百万円 △ 958 △ 1,730 △ 2,949 百万円 △ 368 △ 452 △ 766 百万円 5,987 6,541 6,175 (4)連結範囲及び持分法の適用に関する事項 連結子会社数 4 社 持分法適用非連結子会社数 - 社 持分法適用関連会社数 - 社 (5)連結範囲及び持分法の適用の異動状況 連結(新規) - 社 (除外) - 社 持分法(新規) - 社 (除外) - 社 2. 16年 3月期の連結業績予想( 平成 15年 4月 1日 ∼ 平成 16年 3月 31日 ) 売 上 高 経 常 利 益 百万円 通 期 22,017 当 期 純 利 益 百万円 1,303 百万円 △ 3,390 *上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報及び計画に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の経済情勢等 によって予想数値と異なる場合があります。 1 企業集団の状況 当社グループは、当社、子会社4社及び関連会社 1 社で構成され特殊印刷用紙、情報用紙、工業用雑種紙の製 造、加工、販売を主な事業内容とし、更に事業に関連する倉庫業等を展開しております。 (1)紙製造・加工・販売業 ① 特殊印刷用紙・・・・ 当社にて製造・販売しております。 ② 情 報 用 紙・・・・ 当社にて製造・販売しております。 ③ 工業用雑種紙・・・・ 当社及び新メーテル(株)にて製造・販売するほか、特種紙工(株)が加工し、当 社が仕入れて販売しております。 また、販売については(株)テ−エス・スピロンや東亜特殊紙業(株)等の代理店を通じて販売しております。 (2)その他の事業 その他の事業は以下のグル−プ各社が行っております。 当社グル−プ内の製品を保管する倉庫業及び損害保険代理業については泉興産(株)が行い、リ−ス業について は新メーテル(株)が行っております。 事業の系統図は次のとおりです。 顧 客 販売会社 ◇ (株)テーエス・スピロン 東亜特殊紙業(株) 倉庫業及び保険代理業 ◇ 泉興産(株) 製造販売会社 特種製紙(株) (特殊印刷用紙、情報用紙、工業用雑種紙) 製造販売会社 ◇ 特種紙工(株) 製造販売会社及びリース業 ◇ 新メーテル(株) 製品 サービス ◇ :連結子会社 尚、紙販売業を営む株式会社テーエス・スピロンと、同じく紙販売業を営む東亜特殊紙業株式会社は平成 15 年 10 月 1 日に合併し、株式会社テーエス・スピロンとして営業しております。 2 経 営 方 針 (1)経営の基本方針 当社は、1926 年の創立当初より特殊紙専門の開発メーカーとして、数々の国産第一号製品を市場に送り出し てまいりました。 現在は、「新たな価値を創造し、豊かな暮らしをサポートする」「確かな品質でニッチ市場を切り開くマイス ターカンパニー」という新しい企業理念とビジョンのもと、当社の伝統である技術開発力の一層の強化に努めな がら、特殊紙の分野においてお客様のニーズに合った付加価値の高い製品を市場に提供することにより、生活の 向上をサポートし、文化の発展にも貢献できるよう、真に信頼される開発型企業グループとして、さらなる成長 を目指してまいりたいと考えております。 (2)利益配分に関する基本方針 当社は、株主の皆様に安定した配当を継続して実施することを経営の最重要課題の一つと認識しております。 当中間期は「可能な限り事前予知、早期処理を実施して問題を先送りしない経営」方針に基づき、資産効率の改 善を目的とした資産の見直し等の抜本的な諸施策に取り組みました。その結果、中間期は純損失となりましたが、 配当可能利益には十分な蓄積がございますので、当中間期の配当金は、一株につき 5 円とさせていただきたいと 存じます。 内部留保につきましては、投資対効果を検証しつつ、設備投資による生産体制の拡充や、研究開発、環境対策 等に充当し、経営基盤の強化を図る所存であります。 なお、平成 15 年 6 月 25 日に開催された第 126 期定時株主総会決議にもとづき、取得価額 99,199,000 円で当 社普通株式 227,000 株の買付けを実施いたしました。 (3)経営戦略および対処すべき課題 当社グループは、今後とも他社の追随を許さない技術力の強化を図り、独立独歩の経営を堅持してまいります。 経営基盤をより強化するため社内外の複数機関と連携し、徹底した経営分析、将来予測、資産の点検を行って まいりましたが、この調査分析結果をもとに、戦略的かつ効率的な経営を目指した中期経営計画を現在策定して おります。今期を中期経営計画実施の準備期間と位置づけて設備投資の検討や保有資産の見直しに取り組んでお ります。 【市場・商品の戦略】 営業活動、研究開発活動、生産活動では、当社グループの持つ経営資源を有効かつ効率的に運用することによ り、現況を打破していきたいと考えております。このため、営業活動や研究開発活動の全社的な見直しを行なっ ております。製品戦略と市場戦略の両面から現状を分析し、伝統的な技術力と開発力に新たな知識、研究成果を 加え特殊紙市場における確固たる事業基盤を存続させるとともに、事業領域の拡大とグループの成長を図るため、 思い切った経営戦略を講じて、グループのさらなる繁栄に取り組んでまいります。 3 【グループ会社再編】 当社グループ会社の再編、見直しを行なう中で、本年 10 月 1 日には連結子会社である株式会社テーエス・ス ピロンと関連会社の東亜特殊紙業株式会社の販売代理店 2 社を営業力強化と効率化を目的に合併し、商号を株式 会社テーエス・スピロンといたしました。これにより子会社を 4 社に再編いたしました。今後も引き続きグルー プ企業の効率的な運営と合理化を推進してまいります。 【IR活動の充実】 株主・投資家重視の経営に基づき、広報IR活動の充実を図るため社内体制を確立し、本格的な活動に向けた 諸準備をすすめております。その一環として東京地域における各種情報の収集や広報IR活動の展開ならびに販 売促進の拠点として平成 15 年 7 月 1 日より東京都中央区銀座に東京支店を開設し活動しております。 【環境対策活動】 「事業活動と環境との調和」を経営の最重要課題の一つとして位置づけ、継続的な環境活動を推進してまいり ます。また、平成 15 年中の ISO14001 認証取得を目指した取組みを行なっております。 (4)コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方およびその施策の実施状況 昨年 8 月の経営体制の刷新を転機として、コンプライアンスの徹底と経営の透明性を高めるため、コーポレー ト・ガバナンスの強化に向けて組織体制を整えてまいりました。 経営体制につきましては本年 6 月の定時株主総会を以って、取締役 5 名のうち石川達紘弁護士(元.名古屋高 検検事長)を社外取締役に招聘し、監査役 4 名中 3 名につきましても伊藤齊税理士(元.高松国税局長)を常任 監査役に招いたほか、社外監査役として税理士、金融機関役員OBが就任しており、経営の監督機能の強化につ なげております。 当社は監査役制度採用会社ですが、任意に報酬委員会および重要財産管理委員会を設置しております。それぞ れの委員会は社内外の委員で構成しており、報酬基準の策定と財産の処分・管理において適正な運用と透明性の 確保に努めております。 外部監査については、本年 6 月の定時株主総会において新たに新日本監査法人を選任しております。 4 経営成績及び財政状態 (1)経営成績 当中間連結会計期間におけるわが国経済は、企業収益に改善の兆しが見えはじめ、株式市場では日経平均株価 が回復基調にあり、製造業における設備投資が表面化するなど、一部には明るさが見えるものの、デフレの長期 化や雇用不安により個人消費は停滞しており、景気の先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループの事業領域におきましては、市場の縮小傾向に歯止めがかからず国内需要が低調に推移し、厳し い収益環境が続いております。 このような事業環境のもと、当社グループにおいても、市場縮小の影響を受けたことに加え、ユーザーの低価 格指向が依然として強く、既存マーケットでの販売は苦戦を強いられました。しかしながら、当社の強みである 技術開発力を生かしたITや医療用関連商品などの潜在ニーズに適応した新市場における新商品販売が好調に 推移した結果、グループ売上高は 10,851 百万円と前期比 0.7%の微減に留まりました。 利益につきましては、営業利益は 919 百万円と前期比 9.9%の減益となりました。急激な円高の進展により、 輸入パルプ代金の決済に備えて契約した為替予約等にかかる評価損を計上したため、 経常利益は 334 百万円と前 期比 67.7%の減益となりました。また、中期経営計画の実施に向けた準備段階として保有資産の見直しを行な った結果、保有資産のうち効率が悪く含み損を抱えている資産の売却を決定したことから、この含み損について 当中間連結会計期間において評価損を計上しました。繰延税金資産につきましても回収可能性を慎重に検証した 結果取り崩しを行ないました。いずれもキャッシュフローへの影響はありませんが、中間純損失は 4,167 百万円 となりました。 今後につきましては、引き続き「問題を先送りしない経営」に努めるとともに、収益体質の改善に取り組むた め、戦略的な中期経営計画を早期に立案、実行することにより業績回復を目指してまいりたいと考えております。 (2)紙製造・加工・販売業の状況 当中間連結会計期間における商品別の状況は次のとおりであります。 特殊印刷用紙は、総合技術研究所 Pam で書籍の装丁デザイン展「Book Design Now 2003」を開催するなど、 出版業界への販売促進活動を重点的に行ないました。こうした販促効果により、昨年 8 月発売の「ピケ」等、新 製品の販売量は伸びましたが、ファンシーペーパー全体では、書籍の発行部数の減少、民間企業の広告宣伝費の 削減、包装資材のコスト削減等による市場規模縮小の影響を受け、低調に推移しました。 一方、高級印刷用紙は、顧客ニーズを徹底的に分析して開発した「Mr.B」「Mrs.B」「Mr.A」等を中心に、顧 客への認知度をより一層高める販売促進活動を行なうとともに、生産面では顧客の要望する納期にきめ細かく対 応した結果、顧客から高い支持をいただき、販売は好調に推移しました。 特殊印刷用紙全体の売上高は、前年同期比 4.9%減の 4,996 百万円となりました。 情報用紙は、主力である圧着ハガキ用紙、OCR用紙がペーパーレス化、用紙のグレードダウン、シェア競争 の激化等の影響を受け、大変厳しい状況が続いております。 しかしながら、手形小切手用紙、通帳用紙等金融関係向け用紙においては、市場は縮小傾向にあるものの、当 社の品質が評価されシェアを伸ばしたため堅調に推移しております。 5 また、偽造防止用紙は新規技術を投入し一層のセキュリティー性の向上を図ったことにより市場の信頼を得る ことができましたことから、前年同期比で大幅なプラスとなりました。 情報用紙全体の売上高は、前年同期比 7.4%減の 2,797 百万円となりました。 工業用雑種紙は、産業界の構造変化、技術革新に左右されやすい分野でありますが、既存商品では印刷関連副 資材と医療分野の需要が伸びました。また、新商品では高品質のインクジェット受容紙が市場で認められ大幅に 増加しており、今後も大幅な伸びが期待されます。 工業用雑種紙は、Only You の商品であり、顧客との信用、信頼を第一に販売する姿勢は今後も継続してまい ります。また、当社の技術開発力を駆使して、お客様のニーズにいち早く対応し、新商品の開発と販売促進に努 めております。 工業用雑種紙全体の売上高は、前年同期比 14.2%増の 2,871 百万円となりました。 (3)財政状態 資産の見直しを実施した結果、当中間連結会計期間の連結自己資本は 39,248 百万円と前期末比で 4,075 百万 円の減少となりましたが、自己資本比率は 86.2%(前期末比 0.2 ポイント減少)と依然として高水準を維持して おります。 (4)連結キャッシュフローの状況 当中間連結会計期末における連結ベースの現金および現金同等物の期末残高は 5,987 百万円となり、前中間連 結会計期末と比べ 554 百万円の減少となりました。各キャッシュフローの状況と要因は以下のとおりです。 営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前中間純利益は大幅に減少しましたが、固定資産評価損など非資金項目も大幅に増加しており、 前中間連結会計期間と比べ、136 百万円(10.1%)の減少となりました。 投資活動によるキャッシュフロー 定期預金預入による支出や有価証券・投資有価証券の取得による支出が増加しましたが、有形固定資産の 取得による支出が減少したため、前中間連結会計期間と比べ、772 百万円(44.6%)の増加となりました。 財務活動によるキャッシュフロー 親会社による配当金の支払額が減少したため、前中間連結会計期間と比べ、84 百万円(18.6%)の増加 となりました。 (5)通期の見通し 当社グループを取り巻く環境は引き続き厳しい状況が続くものと予想されます。グループの中期経 営計画を策定するとともに、開発指向型企業であることを再認識し、製造業の原点に立ち返り、設備 投資の計画的な実行と研究開発力の強化により、これからもお客様のニーズに合った製品を投入し続 けてまいりたいと考えております。また、引き続き資産内容の見直し、圧縮により資産効率を高める とともに、収益基盤強化のためコストダウンについても強力に取り組んでいく所存でございます。 6 連結貸借対照表 区 分 (資産の部) Ⅰ流動資産 1 現金及び預金 2 受取手形及び売掛金 3 有価証券 4 たな卸資産 5 繰延税金資産 6 その他 貸倒引当金 流動資産合計 Ⅱ固定資産 1 有形固定資産 (1) 建物及び構築物 (2) 機械装置及び車両運搬具 (3) 工具器具備品 (4) 土地 (5) 建設仮勘定 有形固定資産合計 2 無形固定資産 (1) 借地権その他 (2) 連結調整勘定 無形固定資産合計 3 投資その他の資産 (1) 投資有価証券 (2) 繰延税金資産 (3) その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 資産合計 前中間連結会計期間末 当中間連結会計期間末 (平成14年9月30日) (平成15年9月30日) 金 額 5,947 7,536 594 3,104 364 317 △ 12 17,852 8,301 5,863 3,542 7,980 905 26,593 50 135 186 4,887 840 457 − 6,185 32,965 50,817 構成比 (%) 金 額 35.1 6,176 7,431 392 3,614 278 279 △ 12 18,160 52.3 7,912 5,789 746 6,630 149 21,228 0.4 39 104 144 12.2 64.9 100.0 5,677 5 320 △1 6,001 27,374 45,534 7 構成比 (%) (単位:百万円) 前連結会計年度の 要約連結貸借対照表 (平成15年3月31日) 金 額 構成比 (%) 39.9 6,165 7,754 10 3,390 664 297 △ 12 18,270 36.4 46.6 8,117 6,245 3,321 7,980 110 25,776 51.4 0.3 44 123 167 0.3 13.2 60.1 100.0 4,653 909 387 − 5,950 31,894 50,164 11.9 63.6 100.0 連結貸借対照表 (単位:百万円) 前連結会計年度の 前中間連結会計期間末 当中間連結会計期間末 要約連結貸借対照表 (平成14年9月30日) (平成15年9月30日) (平成15年3月31日) 区分 構成比 (%) 金 額 構成比 (%) 金 額 構成比 (%) 金 額 (負債の部) Ⅰ流動負債 1 支払手形及び買掛金 2 短期借入金 3 1年以内に返済予定の長期借入金 4 未払法人税等 5 修繕引当金 6 その他 流動負債合計 Ⅱ固定負債 1 退職給付引当金 2 役員退職慰労引当金 3 修繕引当金 4 連結調整勘定 5 繰延税金負債 6 その他 固定負債合計 負債合計 (少数株主持分) 少数株主持分 1,417 210 30 621 195 1,729 4,203 8.3 1,521 180 − 44 130 1,244 3,122 6.9 1,500 161 30 490 266 1,228 3,677 7.3 2,188 660 57 33 154 − 3,094 7,298 6.1 14.4 2,235 59 38 11 188 570 3,104 6,226 6.8 13.7 2,169 675 60 22 154 0 3,082 6,759 6.1 13.5 85 0.2 60 0.1 81 0.2 6,867 6,521 29,022 1,028 △7 43,433 50,817 13.5 12.8 57.1 2.0 △0 85.4 100.0 (資本の部) Ⅰ資本金 Ⅱ資本剰余金 Ⅲ利益剰余金 Ⅳその他有価証券評価差額金 Ⅴ自己株式 資本合計 負債、少数株主持分及び資本合計 8 6,867 15.1 6,521 14.3 24,748 54.4 1,228 2.7 △ 118 △ 0.3 39,248 86.2 45,534 100.0 6,867 13.7 6,521 13.0 29,213 58.2 738 1.5 △ 17 △ 0.0 43,323 86.4 50,164 100.0 連結損益計算書 区 分 科 目 (単位:百万円) 前連結会計年度の 前中間連結会計期間 当中間連結会計期間 (自 平成14年4月 1日 (自 平成15年4月 1日 (自 平成14年4月 1日 至 平成14年9月30日) 至 平成15年9月30日) 至 平成15年3月31日) 金 額 百分比 金 額 百分比 % Ⅰ売上高 要約連結損益計算書 金 額 百分比 % % 10,930 100.0 10,851 100.0 22,312 100.0 Ⅱ売上原価 8,066 73.8 8,110 74.7 16,175 72.5 売上総利益 2,864 26.2 2,741 25.3 6,137 27.5 Ⅲ販売費及び一般管理費 1,844 16.9 1,821 16.8 4,252 19.1 営業利益 1,020 9.3 919 8.5 1,884 8.4 169 0.8 64 0.3 1,989 8.9 29 0.1 263 1.2 1,755 7.9 778 3.5 Ⅳ営業外収益 1受取利息 10 27 19 2受取配当金 35 38 69 3連結調整勘定償却額 11 11 22 4その他 24 81 0.7 17 93 0.9 58 Ⅴ営業外費用 1支払利息 1 0 9 2為替差損 50 88 40 3デリバティブ評価損 − 581 − 4その他 15 経常利益 66 0.6 1,035 9.5 8 679 6.3 334 3.1 13 Ⅵ特別利益 1貸倒引当金戻入額 11 0 11 2役員退職慰労引当金戻入額 − 446 − 3投資有価証券売却益 − 51 10 4その他 − 11 0.1 16 514 4.7 7 Ⅶ特別損失 1固定資産処分損 79 20 124 2固定資産評価損 − 3,904 − 3投資有価証券評価損 33 3 113 4その他 0 税金等調整前中間(当期)純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 少数株主利益 中間(当期)純利益 112 1.0 934 8.5 406 △1 56 3,985 36.7 24 △ 3,136 △ 28.9 76 405 3.7 0 0.0 △ 29 △ 0.3 3 0.0 528 4.8 △ 4,167 △ 38.4 974 4.4 9 984 909 1,060 9.8 △ 131 連結剰余金計算書 (単位:百万円) 区分 前中間連結会計期間 当中間連結会計期間 (自 平成14年4月 1日 (自 平成15年4月 1日 前連結会計年度 (自 平成14年4月 1日 至 平成14年9月30日 ) 至 平成15年9月30日 ) 至 平成15年3月31日 ) 金 額 金 額 金 額 (資本剰余金の部) Ⅰ資本剰余金期首残高 資本準備金期首残高 6,521 Ⅱ資本剰余金中間期末(期末)残高 6,521 6,521 6,521 6,521 6521 6,521 6,521 6,521 (利益剰余金の部) Ⅰ利益剰余金期首残高 連結剰余金期首残高 29,071 29,071 29,213 29,213 29,071 29,071 Ⅱ利益剰余金増加高 1中間(当期)純利益 528 - 974 2子会社合併に伴う - - - 利益剰余金増加高 7 535 - - 7 981 Ⅲ利益剰余金減少高 1中間純損失 - 4,167 - 2配当金 509 254 763 3役員賞与 75 Ⅳ利益剰余金中間期末(期末)残高 584 29,022 10 43 4,464 24,748 75 839 29,213 中間連結キャッシュ・フロー計算書 (単位:百万円) 前中間連結会計期間 当中間連結会計期間 前連結会計年度の要約連結 キャッシュ・フロー計算書 (自 平成14年4月 1日 (自 平成15年4月 1日 (自 平成14年4月 1日 至 平成14年9月30日 ) 至 平成15年9月30日 ) 至 平成15年3月31日 ) 区 分 Ⅰ 2 減価償却費及びその他償却費 3 連結調整勘定償却額 4 投資有価証券等評価損 5 退職給付引当金の増減額(減少△) 6 役員退職慰労引当金の増減額(減少△) 7 修繕引当金の増減額(減少△) 8 貸倒引当金の増減額(減少△) 9 受取利息及び受取配当金 10 支払利息 11 為替差損 12 デリバティブ評価損 13 投資有価証券償還及び売却益 14 投資有価証券売却損 15 有形固定資産除却損 16 有形固定資産売却損 17 有形固定資産評価損 18 売上債権の増減額(増加△) 19 たな卸資産の増加額 20 仕入債務の増減額(減少△) 21 役員賞与の支払額 22 少数株主に負担させた役員賞与支払額 23 その他 小計 24 利息及び配当金の受取額 25 利息の支払額 26 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー 金 額 934 816 △ 11 33 △ 0 18 △ 54 △ 8 △ 46 1 50 79 75 △ 274 △ 51 △ 75 △ 0 100 1,587 46 △ 1 △ 289 1,343 △ 3,136 805 7 3 66 △ 615 △ 157 1 △ 65 0 88 581 △ 51 0 20 3,904 322 △ 224 21 △ 43 △ 1 134 1,664 65 △ 0 △ 521 1,207 1,755 2,053 15 113 △ 20 33 18 △ 7 △ 88 9 40 △ 10 2 118 5 △ 142 △ 559 32 △ 75 △ 0 23 3,318 88 △ 9 △ 896 2,501 △ 133 △ 1,569 0 △ 27 △ 1,730 △ 318 △ 300 △ 203 87 △ 220 0 △ 1 △ 958 △ 571 60 △ 2,461 10 64 △ 51 △ 2,949 58 △ 507 △ 1 △ 2 △ 452 △ 50 △ 889 7,414 16 18 △ 30 △ 255 △ 1 △ 100 △ 368 △ 68 △ 187 6,175 - 10 △ 762 △ 1 △ 13 △ 766 △ 40 △ 1,255 7,414 16 6,541 5,987 6,175 投資活動によるキャッシュ・フロー 1 定期預金預入による支出 2 有価証券の取得による支出 3 投資有価証券の取得による支出 4 投資有価証券の売却による収入 5 有形固定資産の取得による支出 6 有形固定資産の売却による収入 7 出資金の売却による収入 8 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー Ⅲ 金 額 営業活動によるキャッシュ・フロー 1 税金等調整前中間(当期)純利益 又は税金等調整前中間純損失(△) Ⅱ 金 額 財務活動によるキャッシュ・フロー 1 短期借入金の増加額 2 一年内返済予定の長期借入金の返済による支出 3 親会社による配当金の支払額 4 少数株主への配当金の支払額 5 その他 財務活動によるキャッシュ・フロー Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額(減少△) Ⅴ 現金及び現金同等物の減少額 Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高 Ⅶ 連結子会社の非連結子会社合併による現金 及び現金同等物の増加額 Ⅷ 現金及び現金同等物の中間期末(期末)残高 11 中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 1.連結の範囲に関する事項 (1)連結子会社の数 主要な連結子会社名 4社 特種紙工(株) 、泉興産(株) 、 (株)テ−エス・スピロン、 新メーテル(株) 2.持分法の適用に関する事項 持分法を適用しない関連会社数 1 社 持分法非適用会社名 東亜特殊紙業(株) 持分法を適用しない理由 持分法非適用会社は中間純損益及び利益剰余金に及ぼす影響が軽微 であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用範囲か ら除外しております。 3.連結子会社の(中間)決算日等に関する事項 すべての連結子会社の中間期の末日は、中間連結決算日と一致しております。 4.会計処理基準に関する事項 (1)重要な資産の評価基準及び評価方法 ①有価証券 その他有価証券 時価のあるもの 中間連結決算日の市場価格等に基づく時価法 (評価差額は全部資本直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの 移動平均法による原価法 ②デリバティブ 時価法 ③たな卸資産 主として移動平均法による低価法 (2)重要な減価償却資産の減価償却方法 ①有形固定資産 定率法 ただし、平成 10 年 4 月 1 日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)については、定額法を 採用しております。 12 ②無形固定資産 定額法 ただし、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における見込利用可能期間(5年)に基づ く定額法を採用しております。 (3)重要な引当金の計上基準 ①貸倒引当金 債権の貸倒に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権につ いては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 ②修繕引当金 発電設備の定期修繕費用の支出に備えるため、発生費用見込額の内当期負担すべき費用を期間配分 し設定しております。 ③退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に 基づき、当中間連結会計期間末において発生していると認められる額を計上しております。 数理計算上の差異は翌連結会計年度に一括費用処理することとしております。 ④役員退職慰労引当金 当社及び一部の連結子会社は、役員の退職慰労金の支出に備えるため、内 規に基づく中間連結会計 期間末要支給額を計上しております。 (4)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算基準 外貨建金銭債権債務は、中間連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益とし て処理しています。 (5)重要なリース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引につい ては、通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっております。 (6)その他中間連結財務諸表作成のための重要な事項 消費税等の会計処理 税抜方式によっております。 5.中間連結キャッシュ・フロ−計算書における資金の範囲 手許現金、要求払預金及び3ヶ月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であり、かつ、 価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資であります。 13 注記事項 (中間連結貸借対照表関係) (1)有形固定資産の減価償却累計額 前中間連結会計期間末 当中間連結会計期間末 前連結会計年度末 (平成14年 9月30日) (平成15年 9月30日) (平成15年 3月31日) 32,222 百万円 33,968 百万円 33,378 百万円 (2)担保に供している資産 前中間連結会計期間末 当中間連結会計期間末 前連結会計年度末 (平成14年 9月30日) (平成15年 9月30日) (平成15年 3月31日) 有形固定資産 7,361 百万円 有形固定資産 6,739 百万円 有形固定資産 7,026 百万円 (3)受取手形割引高 前中間連結会計期間末 当中間連結会計期間末 前連結会計年度末 (平成14年 9月30日) (平成15年 9月30日) (平成15年 3月31日) 100 百万円 146 百万円 89 百万円 (4)偶発債務 前中間連結会計期間末 当中間連結会計期間末 前連結会計年度末 (平成14年 9月30日) (平成15年 9月30日) (平成15年 3月31日) 借入に対する保証債務 借入に対する保証債務 借入に対する保証債務 被保証者 被保証者 被保証者 東亜特殊紙業㈱ 保証金額 235 百万円 東亜特殊紙業㈱ 保証金額 175 百万円 東亜特殊紙業㈱ 保証金額 205 百万円 (中間連結損益計算書関係) (1)販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額 前中間連結会計期間 当中間連結会計期間 前連結会計年度 (自 平成14年 4月 1日 (自 平成15年 4月 1日 (自 平成14年 4月 1日 至 平成14年 9月30日) 至 平成15年 9月30日) 至 平成15年 9月30日) 研究開発費 403 百万円 研究開発費 345 百万円 研究開発費 769 百万円 運送費 245 運送費 274 運送費 534 販売促進費 236 販売促進費 244 販売促進費 443 給料手当 210 給料手当 186 給料手当 398 退職給付費用 38 退職給付費用 53 役員退職慰労引当金繰入額 18 役員退職慰労引当金繰入額 貸倒引当金繰入額 31 貸倒引当金繰入額 14 退職給付費用 76 6 役員退職慰労引当金繰入額 33 0 貸倒引当金繰入額 3 (2)固定資産評価処分損の内訳 前中間連結会計期間 当中間連結会計期間 前連結会計年度 (自 平成14年 4月 1日 (自 平成15年 4月 1日 (自 平成14年 4月 1日 至 平成14年 9月30日) 至 平成15年 9月30日) 至 平成15年 3月31日) 固定資産処分損 固定資産廃棄損 建物及び構築物 0 百万円 機械装置及び運搬具 機械装置及び運搬具 器具備品 建設仮勘定 固定資産売却損 電話回線 11 0 12 百万円 建物及び構築物 9 百万円 器具備品 2 機械装置及び運搬具 建設仮勘定 5 器具備品 66 1 建設仮勘定 0 固定資産評価損 土地 1,350 百万円 器具備品 2,554 13 95 機械装置及び運搬具 5 電話回線 0 (中間連結キャッシュ・フロ−計算書関係) (1)現金及び現金同等物の中間期末(期末)残高と中間連結(連結)貸借対照表に記載されている科目の金額 との関係 前中間連結会計期間 当中間連結会計期間 前連結会計年度 (自 平成14年 4月 1日 (自 平成15年 4月 1日 (自 平成14年 4月 1日 至 平成14年 9月30日) 至 平成15年 9月30日) 至 平成15年 3月31日) 現金及び預金勘定 有価証券勘定のうちMMF 5,947 百万円 現金及び預金勘定 594 預入期間が3ヶ月を超える定期預金 有価証券勘定のうちMMF 現金及び現金同等物 6,541 現金及び現金同等物 6,176 百万円 現金及び預金勘定 △298 有価証券勘定のうちMMF 6,165 百万円 10 109 5,987 現金及び現金同等物 6,175 セグメント情報 1.事業の種類別セグメント情報 紙製造・加工・販売業の売上高及び営業利益の全額は、全セグメントの売上高の合計及び営業利益の金額 の合計額に占める割合がいずれも 90%超であるため、事業の種類別セグメント情報の記載を省略しており ます。 2.所在地別セグメント情報 当中間連結会計期間及び前連結会計年度において、本邦以外の国又は地域に所在する連結子会社及び重要 な在外支店がないため該当事項はありません。 15 3.海外売上高 当中間連結会計期間及び前連結会計年度において、海外売上高がないため該当事項はありません。 生産、受注及び販売の状況 1.生産実績 当中間連結会計期間における生産実績を示すと次のとおりです。 区 紙製造・加工・販売業 (1)特殊印刷用紙 (2)情報用紙 (3)工業用雑種紙 その他の事業 合 分 金額 9,998 5,076 2,818 2,103 − 9,998 計 (単位:百万円) 前年同期比 (%) 0.1 △2.0 △10.0 25.3 − 0.1 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.上記金額には消費税等は含まれておりません。 2.受注実績 当中間連結会計期間における受注実績を示すと次のとおりです。 受注高 区 分 紙製造・加工・販売業 (1)特殊印刷用紙 (2)情報用紙 (3)工業用雑種紙 その他の事業 合 計 金額 10,646 4,948 2,742 2,956 − 10,646 前年同期比 (%) △1.1 △5.2 △9.3 17.4 − △1.1 (注)1.金額は販売価格で表示しております。 2.上記金額には消費税等は含まれておりません。 16 (単位:百万円) 受注残高 金額 前年同期比 (%) 1,015 2.5 542 3.8 173 △33.5 299 44.4 − − 1,015 2.5 3.販売実績 当中間連結会計期間における販売実績を示すと次のとおりです。 区 紙製造・加工・販売業 (1)特殊印刷用紙 (2)情報用紙 (3)工業用雑種紙 その他の事業 合 分 金額 10,665 4,996 2,797 2,871 186 10,851 計 (単位:百万円) 前年同期比 (%) △1.2 △4.9 △7.4 14.2 34.1 △0.7 (注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。 有価証券関係 前中間連結会計期間末 1.その他有価証券で時価のあるもの(平成 14 年 9 月 30 日現在) 区分 (1)株 (2)債 式 券 (単位:百万円) 中間連結貸借対照表計上額 差 額 4,411 1,732 131 1 取得原価 2,679 130 合計 2,809 4,542 1,733 2.時価評価されていない主な有価証券 (単位:百万円) 中間連結貸借対照表計上額 区分 その他有価証券 (1)非上場株式(店頭売買株式を除く) (2)MMF 合計 344 594 939 (注)前中間連結会計期間において一部減損処理を行い、減損処理後の帳簿価額を中間連結貸借対照表に 計上しています。減損処理額は次のとおりです。 非上場株式(店頭売買株式を除く) 33 百万円 当中間連結会計期間末(平成 15 年 9 月 30 日現在) 1.その他有価証券で時価のあるもの 区分 (1)株 式 (2)債 券 (3)そ の 他 合計 (単位:百万円) 中間連結貸借対照表計上額 差 額 4,724 2,139 282 △17 536 △83 5,544 2,038 取得原価 2,585 300 620 3,505 17 2.時価評価されていない主な有価証券 (単位:百万円) 中間連結貸借対照表計上額 区分 その他有価証券 (1)非上場株式(店頭売買株式を除く) (2)MMF 合計 415 109 525 (注)当中間連結会計期間において一部減損処理を行い、減損処理後の帳簿価額を中間連結貸借対照表に 計上しています。減損処理額は次のとおりです。 非上場株式(店頭売買株式を除く) 3 百万円 前連結会計年度末(平成 15 年 3 月 31 日現在) 1.その他有価証券で時価のあるもの 区分 (1)株 式 (2)債 券 (3)そ の 他 合計 取得原価 2,597 − 420 3,017 連結貸借対照表計上額 3,813 − 400 4,214 (単位:百万円) 差 額 1,216 − △19 1,196 2.時価評価されていない主な有価証券 区分 (単位:百万円) 連結貸借対照表計上額 その他有価証券 (1)非上場株式(店頭売買株式を除く) (2)MMF 合計 445 10 455 (注)前連結会計年度において一部減損処理を行い、減損処理後の帳簿価額を連結貸借対照表に計上して います。減損処理額は次のとおりです。 非上場株式(店頭売買株式を除く) 33 百万円 18
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