H3 Series - Lenovo

Machine type: 10041/4038
10043/7697
10045/7692
10047/4071
10049/7720
10071/7781
10042/4082
10044/4041
10046/7698
10048/7713
10070/7780
10072/1185
H3 Series
ユーザーガイド
Version 2.0
2011.01
31048564
重要な安全上の注意
このマニュアルをご使用になる前に、必ず本製品に関連する安全上の注意をす
べてお読みになり、ご理解ください。最新の安全上の注意については、本製品
に付属する「安全上の注意と保証についての手引き」を参照してください。こ
の安全上の注意をお読みになり、ご理解いただくことにより、人身傷害や製品
への損傷のリスクを軽減することができます。
危険:極めて危険または致命的な状況にご注意ください。
注意事項:プログラム、デバイス、またはデータに対する損傷の可能性にご注
意ください。
注意:重要な情報につきご注意ください。
© Copyright Lenovo 2011
目次
重要な安全上の注意
第1章
コンピュータハードウェアの使用 ............................ 1
1.1 シャーシの前面図 ...................................................................2
1.2 シャーシの背面図 ...................................................................3
1.3 コンピュータの接続 ...............................................................6
第2章
Rescue System の使用 .......................................... 15
2.1OneKey Recovery...................................................................16
2.2 ドライバおよびアプリケーションのインストール...............16
2.3 システムセットアップ ..........................................................17
2.4 システムバックアップ ..........................................................18
2.5 システムリカバリ .................................................................18
2.6 リカバリディスクの作成 ......................................................18
第3章
コンピュータソフトウェアの使用 .......................... 19
3.1 Lenovo Dynamic Brightness システム ...................................20
3.2 Lenovo Eye Distance システム ..............................................21
第4章
トラブルシューティングとセットアップの確認 ..... 23
4.1 表示の問題のトラブルシューティング .................................24
4.2 オーディオの問題のトラブルシューティング ......................25
4.3 ソフトウェアの問題のトラブルシューティング...................25
4.4 光ドライブおよびハードディスクの問題のトラブル
シューティング .....................................................................26
4.5 Windows トラブルシューティングに関する特殊な
考慮事項 ...............................................................................27
4.6 日次メンテナンスタスクの実行 ...........................................28
目次
1
2
目次
第1章
コンピュータハードウェアの
使用
この章には以下のトピックが含まれ
ています。
 コンピュータハードウェアの概要
 コンピュータ接続に関する情報
注意:本章に記述されている内容は、コン
ピュータのモデルや構成により、ご使用の
コンピュータと異なる場合があります。
ユーザーガイド
1
1.1 シャーシの前面図
注意事項:コンピュータの換気口をふさがないようにご注意ください。
換気口をふさぐと過熱の恐れがあります。
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電源スイッチ
カードリーダーモジュール(一部のモデルのみ)
光学式ドライブ
ヘッドホンコネクタ
マイクロホンコネクター
USB ポート (2)
注意:このコンピュータは縦置きにしてください。
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ユーザーガイド
1.2 シャーシの背面図
(この章で解説している背面図の構成がお使いのコンピューターと異なる場合、
お使いのコンピューターの構成が最終的なものとなります)
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電圧選択スイッチ(一部のモデルのみ)
電源コネクター
PS/2 キーボードコネクター
PS/2 マウスコネクター
HDMI コネクター
オンボード VGA コネクター
USB コネクター (4)
イーサネットコネクター
マイクロホンコネクター
オーディオアウトコネクター
オーディオインコネクター
ユーザーガイド
3
拡張カードスロット(取り付けられている PCI Express カードのいずれか
のコネクターを利用可能)
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電圧選択スイッチ(一部のモデルはこのスイッチを備えています)
電源コネクター
PS/2 キーボードコネクター
PS/2 マウスコネクター
オンボード VGA コネクター
HDMI コネクター
USB コネクター (4)
イーサネットコネクター
マイクロホンコネクタ
オーディオアウトコネクター
オーディオインコネクター
4
ユーザーガイド
PCI Express x1 アダプターコネクター
PCI Express x16 グラフィックス アダプターコネクター(一部のモデルは
このコネクターを装備しています。グラフィックス アダプターについての
詳細は、下記の説明を参照してください。)
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電圧選択スイッチ(一部のモデルはこのスイッチを備えています)
電源コネクター
PS/2 キーボードコネクター
PS/2 マウスコネクター
HDMI コネクター
オンボード VGA コネクター
USB コネクター (4)
イーサネットコネクター
マイクロホンコネクタ
ユーザーガイド
5
オーディオアウトコネクター
オーディオインコネクター
PCI Express x1 アダプターコネクター
PCI Express x16 グラフィックス アダプターコネクター(一部のモデルは
このコネクターを装備しています。グラフィックス アダプターについての
詳細は、下記の説明を参照してください。)
1.3 コンピュータの接続
コンピュータを接続するには、以下の情報を参照してください。
• コンピュータの背面の小さなアイコンを手がかりに適切なコネクターを捜し
てください。アイコンがコネクターの種類を示します。
• お使いのコンピュータケーブルとコネクターパネルに色分けされたコネク
ターが付いている場合は、ケーブルの端の色と、コネクターの色を合わせて
ください。
注意:このセクションで説明するコネクターは、ご使用のコンピューター
には装備されていない場合もあります。
1.3.1 コンピュータの背面にある電圧選択スイッチの位置を確認
します。必要な場合は、ボールペンの先端を使ってこのス
イッチをスライドしてください。
注意:一部のモデルには電圧選択スイッチが装備されていません。電圧選
択スイッチが装備されていない場合は、電圧はコンピュータによって自動
的に制御されます。
• 電圧供給範囲が 100 から 127 V AC の場合は、スイッチを 115 V に設定し
ます。
6
ユーザーガイド
230
115
• 電圧供給範囲が 200 から 240 V AC の場合は、スイッチを 230 V に設定し
ます。
1.3.2 キーボードケーブルを該当するキーボードコネクターに接
続します。(PS/2 コネクターまたは USB コネクター)
1.3.3 マウスケーブルを該当するマウスコネクターに接続します。
(PS/2 コネクターまたは USB コネクター)
注意:お使いのコンピュータがワイヤレスキーボードまたはワイヤレスマ
ウスを装備している場合は、それぞれに該当する記述にしたがって接続し
てください。
1.3.4 モニターケーブルをコンピュータのモニターポートに接続
します。
• VGA (Video Graphics Array) 規格のモニターをお使いの場合は、ケーブルを
図のように接続します。
注意:お使いのモデルがモニターポートを 2 つ装備している場合は、必ず
グラフィックスアダプターのコネクターを使用してください。
ユーザーガイド
7
• HDMIモニターをお使いの場合は、HDMIモニターに対応するアダプターがコ
ンピュータに設置されている必要があります。ケーブルを図のようにポート
に接続します。
1.3.5 オーディオデバイスがある場合は、次の手順に従って接続
します。
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オーディ
オイン
このコネクターは、ステレオシステムなどの外部オーディ
オデバイスからのオーディオ信号を受け取るために使用さ
れます。
オーディ
オアウト
このコネクターは、コンピュータからステレオスピーカー
などの外部デバイスにオーディオ信号を送るために使用さ
れます。
マイク
このコネクターは、音声を録音する時や、音声認識ソフト
ウェアを使用する際、コンピュータにマイクロホンを接続
するために使用します。このコネクターは、通常コンピュ
ータ正面に付いています。
ヘッドホン
このコネクターは、他の人に迷惑をかけずに音楽などを聴
く際、コンピュータにヘッドホンを接続するために使用し
ます。このコネクターは、コンピュータ正面に付いている
場合があります。
ユーザーガイド
1.3.6 オーディオ構成は、以下の手順に従ってください。
(この指示は、メインボードによる 2.0 ステレオから 5.1 サラウンドへの
オーディオ変換に対応している PC モデルのみが対象です。)
このモデルのコンピュータは、ステレオから 5.1 サラウンドへのオーディオ変
換に対応しています。
5.1 サラウンド オーディオデバイスに接続する際には、以下のガイドに従って
ください。
青ラインインコネクター
サラウンド
緑ラインアウトコネクター
前チャンネル
ピンクマイク入力コネクター
中央-LEF
以下の説明に従って設定します。
1. システム プロパティバーにあるサウンドアイコンを右クリックしてサウンド
オプションを選択し、ポップアップ ダイアログボックスでサウンドの設定を
行います。
2. 「再生」ダイアログボックスから再生デバイスを選択し、「設定」ボタンを
押してそのデバイスの設定を行います。
3. ポップアップ表示されたスピーカー設定ダイアログボックスのオーディオ
チャンネルから「5.1 サラウンド」を選択し、画面の指示に従ってスピー
カーを設定します。
4. 設定後は、5.1 サラウンドが使用可能になります。
注意:上記のオーディオ構成インターフェイスがお使いのコンピューター
のものと異なる場合、上記の手順を参考にしながら、実際のオーディオ構
成インターフェイスで 5.1 サラウンド オーディオデバイスの設定を行い、
必要であれば電子ヘルプの情報も参照してください。
ユーザーガイド
9
1.3.7 アダプター電源式のスピーカーがある場合は、次の手順に
従ってください。
(この図は単に略図を印刷したものであり、スピーカーの実際の形状を示すもの
ではありません)
a. 必要に応じて、スピーカー間をつなぐケーブルを接続します。スピーカーに
よっては、このケーブル接続が固定されています。
b. 必要に応じて、アダプターケーブルをスピーカーに接続します。スピーカー
によっては、このケーブル接続が固定されています。
c. スピーカーをコンピュータのオーディオアウトポートに接続します。
d. アダプターを電源に接続します。
1.3.8 アダプターなしの電源内蔵スピーカーがある場合は、次の
手順に従ってください。
(この図は単に略図を印刷したものであり、スピーカーの実際の形状を示すもの
ではありません)
a. 必要に応じて、スピーカー間をつなぐケーブルを接続します。スピーカーに
よっては、このケーブル接続が固定されています。
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ユーザーガイド
b. 必要に応じて、ケーブルをスピーカーに接続します。スピーカーによって
は、このケーブル接続が固定されています。
c. スピーカーをコンピュータのオーディオアウトポートに接続します。
d. アダプターを電源に接続します。
注意:一部のモデルは外付けスピーカーを装備していません。
1.3.9 他にも追加のデバイスがあれば、すべて接続します。お使
いのコンピュータが、表示されたコネクターをすべて備え
ているとは限りません。
USB コネクター USB で接続するデバイスは、このコネクターを使用し
ます。
TV チューナー
コネクター
オプションの TV チューナーカードを備えたシステムに
のみ対応しています。
イーサネット
コンピュータをイーサネットタイプのローカルエリア
ネットワークに接続するには、このコネクターを使用
します。
1.3.10 WiFi アンテナを WiFi カードコネクターに接続します。
(このコネクターは、WiFi カードを装備しているモデルのみに装備され
ています。)
ユーザーガイド
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WiFi アンテナコネクター̶ コンピュータをワイヤレスネットワークに接続す
る場合、ご購入いただいたモデルが WiFi カードを装備している場合は、
WiFi カードコネクターに WiFi アンテナをねじで取り付けます。
1.3.11 電源コードを接地されたコンセントに正しく接続します。
1.3.12 ご使用のコンピュータにメモリカードリーダーコネクター
が装備されている場合は、以下のメディアのデータの読み
書きが可能です。
CFI/CFII/MD
SD/SD 大容量/メモリースティック/メモリースティック Pro/MMC
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ユーザーガイド
1.3.13 キーボードおよびマウス(有線)
LV
T
LV
T
LVT —— Windows オペレーティングシステムを起動した後、このキーを押すこ
とで、Lenovo コンピュータに事前インストールされているホーム PC
ソフトウェアの LVT (Lenovo Vantage Technology) プログラムを起動で
きます。LVT プログラムでは、プログラム自体が持つ機能に加え、 こ
のコンピュータモデル上での実行用に構成された他の Windows 互換
プログラムを起動することもできます。
F2 —— 使用中のコンピュータには、Lenovo Rescue Systemがインストール
されています。このプログラムの詳細については、コンピュータを
起動して、Lenovo ロゴが表示されたら「F2」キーを押し、Lenovo
Rescue Systemを開いて参照してください。
ユーザーガイド
13
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ユーザーガイド
第2章
Rescue System の使用
この章には以下のトピックが含まれ
ています。
 OneKey Recovery
 ドライバおよびアプリケーションのインス
トール
 システムのセットアップ
 システムのバックアップ
 システムのリカバリ
 リカバリディスクの作成
注意事項:このプログラムを使用すると、
データが失われます。
• OneKey Recovery を使用すると、コンピュー
タの C ドライブを出荷時のデフォルト設定ま
たは、最新のシステムバックアップ状態に復
元することができます。この操作を行うと、
C ドライブ上の既存データはすべて失われ
ますが、ハードディスクドライブの他のパー
ティションの内容およびフォーマットは変更
されません。
• オペレーティングシステムをインストールし、
OneKey Recovery を使ってバックアップを
行う場合は、C パーティションを NTFS 形式
でフォーマットし、オペレーティングシステ
ムを C パーティションにインストールする必
要があります。これを行わない場合、OneKey
Recovery システムは実行できません。
ユーザーガイド
15
サービス パーティションに関する注意:
Rescue System が使用するファイルおよび関連データは、サービス パーティショ
ンに保存されます。このパーティションを削除すると、Rescue System が使用
できなくなります。操作について詳しくは、以下の指示を参照してください。
「コントロール パネル」→「管理ツール」→「コンピューターの管理」→
「ディスクの管理」の順に選択して、削除してはいけないサービス パーティ
ションを表示します。
注意:Rescue System が使用するリカバリファイルおよび関連データは、
サービス パーティションに保存されます。Lenovo 認定サービス担当員以
外の者によってサービス パーティションが削除されたか、損傷を受けた場
合、それに起因するいかなる損失に対しても、Lenovo 社は一切の責任を
負いません。
2.1 OneKey Recovery
OneKey Recovery は使いやすいアプリケーションです。このアプリケーショ
ンを使うと、お使いのコンピュータをシステムのデフォルト状態、または前回
バックアップした状態に復元します。
詳しい操作手順
1. コンピュータをオンにしたら直ぐに F2 キーを押して放し、Lenovo Rescue
Systemを開いて、OneKey Recoveryを選択します。
注意:システムリカバリは、C ドライブのデータをすべて上書きします。
データの損失を防ぐには、システムリカバリを実行する前に、大切なデー
タを確実にバックアップしておいてください。
2. 画面の指示に従って、復元するためのバックアップタスクと、システムをイ
ンストールするディスクを選択し、「次へ」を押して復元を開始します。
3. システムリカバリの処理中は、何もせずにお待ちください。リカバリプロセ
ス中は操作に割り込まないでください。
4. システムが正常に復元されると、コンピュータを再起動するよう要求されま
す。コンピュータを再起動して、システムを開始します。
2.2 ドライバおよびアプリケーションのインストール
Rescue System のドライバおよびアプリケーションのインストール機能は、
ユーザーが Lenovo ハードウェア購入時に付属されたすべての Lenovo アプリ
ケーションやドライバを簡単に再インストールするための機能です。
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ユーザーガイド
方法 1:自動インストール
1. コンピュータをオンにしたら直ぐに F2 キーを押して放し、Lenovo Rescue
Systemを開いて、「ドライバおよびアプリケーションのインストール」を選択
します。
画面の指示に従って、「Lenovo ドライバおよびアプリケーションのインストー
ル」をインストールします。「インストール」をクリックして、「Lenovo ドラ
イバおよびアプリケーションのインストール」のインストールを開始します。
システムが再起動します。システムが再起動した後も、インストール処理が完
了するまで続行されます。
方法 2:手動インストール
Windows システムで「スタート」→「すべてのプログラム」→「Lenovo」→
「Lenovo ドライバおよびアプリケーションのインストール」をクリックします。
インストール処理が開始したら、表示される案内に従ってドライバおよびソフ
トウェアをすべてインストールします。
注記:
1. すでにコンピュータ上にあるソフトウェアは、インストールしないこと
をお勧めします。
2. オペレーティングシステムにアクセスする前に、「ドライバおよびアプ
リケーションのインストール」が自動的にインストールされたことを確認
してください。確認後、手動インストール機能の使用が可能になります。
2.3 システムセットアップ
システムセットアップは、Lenovo Rescue Systemのネットワーク構成を設定
し、システムがレスキューシステムでインターネットに接続できるかを確認し
ます。さらに、システムセットアップでは Lenovo Rescue System用のすべての
パスワードを設定および管理します。
2.3.1 起動
1. コンピュータをオンにしたら直ぐに F2 キーを押して放し、Lenovo Rescue
System を開いて、「システムセットアップ」を選択します。
2.3.2 ネットワークの設定
コンピュータのネットワークアクセスモードに応じて、ネットワーク接続モー
ドで「ADSL」または「LAN 接続」を選択します。
ユーザーガイド
17
1. 「ADSL」を選択した場合は、ADSL 接続のユーザー名およびパスワードを入
力します。
2. 「LAN 接続」を選択した場合は、LAN の IP アドレスおよびプロキシーサー
バーを構成します。
2.3.3 パスワードの管理
パスワードの管理では、Lenovo Rescue Systemのパスワードの設定と管理が行
えます。
初期状態ではパスワードは設定されていません。
初めてパスワード管理にアクセスした際にパスワードを設定します。パスワー
ドを設定したくない場合は、システムに直接アクセスします。
2.4 システムバックアップ
システムパーティションをイメージファイルにバックアップします。システム
に障害が発生した際に、このイメージファイルを使ってシステムを元の状態に
復元できます。
Windows システムで「スタート」→「すべてのプログラム」→「Lenovo」→
「Lenovo Rescue System」をクリックします。
手順を開始したら、「システムバックアップ」をクリックし、画面の指示に
従ってシステムパーティションのバックアップを作成します。
2.5 システムリカバリ
コンピュータをシステムリカバリ環境に再起動します。システムを、バック
アップポイントまたは初期状態に復元できます。
2.6 リカバリディスクの作成
現在のシステムから、起動可能なリカバリディスクを作成します。これらのリカ
バリディスクは、コンピュータを起動し、復元処理の手順を案内してくれます。
Windows システムで「スタート」→「すべてのプログラム」→「Lenovo」→
「Lenovo Rescue System」をクリックします。
手順を開始したら、「リカバリディスクの作成」をクリックして現在のシステ
ムから起動可能なリカバリディスクを作成します。
表示される案内に従って、リカバリディスクを作成します。
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ユーザーガイド
第3章
コンピュータソフトウェアの
使用
この章には以下のトピックが含まれ
ています。
 Lenovo Dynamic Brightness システム
 Lenovo Eye Distance システム
注意:各機能のインターフェースは、ご購
入いただいたコンピュータモデルに付属する
実際のソフトウェアによって異なります。
ユーザーガイド
19
3.1 Lenovo Dynamic Brightness システム
Lenovo Dynamic Brightness システムは、周りの光量を自動的に検出し、画面を
最適な明るさに調節することができます。ご使用の環境に合わせ、快適な明る
さに画面を設定できます。また、遅延時間を設定することで、コンピュータか
ら席を外したまま一定の時間が経過すると、画面の電源が自動的に切れるよう
にすることも可能です。
注意:この Auto Switch Display 機能は、コンピュータがスタンバイ、ス
リープおよび電源オフ状態になっていると使用できませんのでご注意くだ
さい。
注意:この機能は、Lenovo PC カメラが装備されているコンピュータでし
か利用できません。また、この機能はカメラが設置されている場合にのみ
有効となります。
このソフトウェアを使用するには、以下の操作を行います。
1) 「スタート」→「すべてのプログラム」→「Lenovo USB2.0 UVC Camera」→
「vmcap」をクリックします。
2) ポップアップウィンドウで「Options」→「Preview」の順に選択して、ビデ
オキャプチャウィンドウに画像を表示します。
注意:AMCAP ビデオキャプチャウィンドウに画像が表示されない場合
は、プレビューオプションが選択されているか確認してください。
20
ユーザーガイド
3)「Devices」→「Lenovo USB 2.0 UVC Camera」が選択されていることを確
認します。このオプションで他のデバイスが選択されている場合は、選択を
解除します。「Lenovo USB 2.0 UVC Camera」デバイスのみを選択し、ウィ
ンドウにカメラの画像を表示します。Lenovo PC カメラで撮影した画像がビ
デオキャプチャウィンドウに表示されます。カメラの位置とピッチ角を調整
して、顔全体がビデオキャプチャウィンドウに表示されるようにします。
このソフトウェアを使用するには、以下の操作を行います。
「スタート」→「すべてのプログラム」→「Lenovo」→「Lenovo Dynamic
Brightness system」をクリックします。
デフォルトの設定があらかじめ選択されています。必要に応じて、明るさと画
面の遅延時間を調整してください。
3.2 Lenovo Eye Distance システム
Lenovo Eye Distance システムは、ユーザーと画面の間の距離を自動的に検出す
るシステムです。そして、ユーザーが画面に近すぎるときに警告を発します。
ユーザーは、警告が発せられる距離と、警告が表示される時間の間隔を設定す
ることができます。
注意:この機能は、Lenovo PC カメラが装備されているコンピュータでし
か利用できません。また、この機能はカメラが設置されている場合にのみ
有効となります。
ユーザーガイド
21
このソフトウェアを使用するには、以下の操作を行います。
「スタート」→「すべてのプログラム」→「Lenovo」→「Lenovo Eye Distance
システム」をクリックします。
デフォルトの設定があらかじめ選択されています。必要に応じて、視聴距離を
調整してください。
注記:
1. カメラのレンズにカバーが付いたままになっていないことを確認します。
2. ユーザーの目の位置に障害物がないこと確認します。
(ユーザーとモニタ間の距離を検出する機能は、ユーザーの目の位置に
基づいて監視されます。したがって、ユーザーの目の位置に障害物や強
い反射があると、距離の測定に影響する場合があります。)
また、メガネをかけていると、顔の画像認識の精度に影響する場合があ
ります。
3. カメラの距離検出の限界:
最小距離:約 20センチ(7.90インチ)
最大距離:約 70センチ(27.55インチ)
ピッチ角(顔の縦方向の回転角範囲):
仰角:20 °
俯角:30 °
水平ピッチ角(顔の横方向の回転角範囲):-20 ∼ +20 °
22
ユーザーガイド
第4章
トラブルシューティングとセッ
トアップの確認
この章には以下のトピックが含まれ
ています。
 トラブルシューティングおよび問題の解決
注意:本書の TVチューナーカードに関する
説明は、TVチューナーカードを装備されて
いるマシンのみが対象です。TVチューナー
カードを装備していないマシンは該当しま
せん。
ユーザーガイド
23
問題の解決
コンピュータの問題を判別するには、以下のヒントに従ってください。
• 問題が発生する前にパーツを追加または取り外した場合は、取り付け手順を
確認し、パーツが正しく取り付けられているか確認します。
• 周辺機器が機能しない場合は、デバイスが正しく接続されているか確認し
ます。
• 画面にエラーメッセージが表示された場合は、メッセージを正確に書き留め
ます。
このメッセージは、サポート担当者が問題を診断し、解決する際に役立つ場
合があります。
• プログラム内でエラーメッセージが表示された場合は、プログラムの資料を
参照します。
注意:本書の手順は、Windows のデフォルトの表示に基づいてに書かれて
いるため、Lenovo® コンピュータを Windows クラシック表示に設定して
いる場合は、該当しない場合があります。
4.1 表示の問題のトラブルシューティング
問題:モニターにブランクの画面が表示されるか、イメージが表示されない。
トラブルシューティングおよび問題の解決:
1. モニターの電源が入っていることを確認してください。入っていない場合は
電源ボタンを押します。
2. モニターの電源コードが緩くなっていないかを確認し、緩い場合は奥まで
しっかりと差し込みます。
3. モニターに接続する信号ケーブルが、コンピュータのグラフィックスカード
のコネクターにしっかりと接続されていることを確認してください。そうで
ない場合は、奥までしっかりと差し込みます。
問題:ディスプレイプロパティ設定を変更する必要がある。
ディスプレイの背景とアイコンのプロパティは以下のように設定します。
1. アイコンの上以外のデスクトップの任意の場所を右クリックし、ボップアッ
プメニューから「個人設定」を選択します。
2. 該当するオプションを選択することで、以下の作業を行えます。
• デスクトップの背景を変更する。
• スクリーン セーバーを選択する。
24
ユーザーガイド
• アイコンと文字の色および外観のオプションを選択する。
• 「設定」オプションを使用して、解像度および色を設定する。
問題:画面に波紋ができる。
トラブルシューティングおよび問題の解決:
1. コンピュータから 1 メートル以内に、磁気干渉の恐れのある電子機器(例え
ば、冷蔵庫、扇風機、ドライヤー、無停電電源装置、レギュレーター、蛍光
灯、または他のコンピュータなど)がないか確認します。
2. 干渉の可能性がある電子機器をコンピュータから遠ざけます。
3. 問題が解決しない場合には、Lenovo サービスに連絡してください。
4.2 オーディオの問題のトラブルシューティング
問題:内蔵スピーカーから音が出ない。
トラブルシューティングおよび問題の解決:
• ウィンドウの音量制御を調整します画面の右下隅の「スピーカー」アイコン
をダブルクリックします。音量が上がっていて、音がミュートになっていな
いことを確認します。音量、低音、または高音域の制御を調整し、ひずみを
除去します。
• オーディオドライバを再インストールします。
• これは、ヘッドホンがコンピュータ側面のコネクターに接続されていると自
動的にスピーカー出力が無効になるためです。
問題:ヘッドホンから音声が聞こえない。
トラブルシューティングおよび問題の解決:
• ヘッドホンケーブルが、ヘッドホンコネクターにしっかりと接続されている
かどうか確認してください。
• ウィンドウの音量制御を調整します 画面の右下隅の「スピーカー」アイコン
をクリックまたはダブルクリックします。音量が上がっていて、音がミュー
トになっていないことを確認します。
4.3 ソフトウェアの問題のトラブルシューティング
問題:実行中のプログラムを正常に終了できない。
トラブルシューティングおよび問題の解決:
1. 「Ctrl」、「Alt」、および「Delete」を同時に押して、「タスク マネー
ジャ」ウィンドウを開きます。
ユーザーガイド
25
2.「アプリケーション」タブを選択し、問題のプログラムを選択し、「タスクの
終了」ボタンをクリックします。
問題:プログラムをインストールまたはアンインストールする必要がある。
問題の解決:
インストール中は、絶対にシステムの電源を切るなどの操作は行わないでく
ださい。そのような操作を行うと、システムプログラムの障害の原因となるほ
か、システム初期化が行えなくなる可能性もあります。
アンインストール処理中は、絶対にファイルやフォルダを削除しないでくださ
い。削除すると、システムに有害となり、システム全体の誤作動を引き起こす
恐れがあります。
以下の手順に従って、プログラムを正しくアンインストールしてください。
1. 削除を行う前に、プログラムに関連するすべてのドキュメントおよびシステ
ム設定のバックアップをとります。
2. プログラムに独自のアンインストーラーがある場合は、それを実行してプロ
グラムをアンインストールします。
3. プログラムに独自のアンインストーラがない場合は、「スタート」メニュー
から「コントロール パネル」を選択します。
4.「コントロール パネル」から「プログラムと機能」を選択します。
5.「プログラムと機能」ダイアログボックスから該当するプログラムを検出し、
次に「変更と削除」を選択します。
6. 画面の指示に従って、ソフトウェアをアンインストールします。
4.4 光ドライブおよびハードディスクの問題のトラブル
シューティング
問題:光ドライブが CD/DVD を読み込めない。
トラブルシューティングおよび問題の解決:
1. オペレーティングシステムのリソース マネージャに光ドライブアイコンがあ
るかどうかを確認します。ない場合は、コンピュータを再起動します。再起
動してもアイコンがない場合は、Lenovo サービスに連絡してください。アイ
コンがある場合は、次のステップに進みます。
2. CD/DVD がドライブに正しく挿入されていることを確認してください。正し
く設置されていない場合は、CD または DVD を再ロードします。アイコンが
ある場合は、次のステップに進みます。
3. コンピュータに付属の仕様書を確認し、この光ドライブが、挿入されている
タイプの CD または DVD を読み込める仕様になっていることを確認します。
26
ユーザーガイド
4. 読み込めない場合は、コンピュータに付属の CD/DVD など、間違いなく読み
込み可能な CD/DVD と交換します。
5. それでも読み込めない場合は、CD/DVD の記録面を目視でチェックし、異常
がないかどうかを確認します。
問題:システムが表示しているハードディスクの容量が実際にあるはずの容量
より少ない。
トラブルシューティングおよび問題の解決:OneKey Recovery 機能を備えたコ
ンピュータの場合、システムリカバリ機能が一定のハードディスクスペースを
占有します。このため、ハードディスク容量がは若干少なくなります。
技術的な補足説明:ハードディスクの名目上の容量は 10 進法で表現され、
1000 バイトです。しかし、実際のハードディスク容量は 2 進法による 1024
換算で計算されます(例えば、仕様上の容量 1G は 1000M ですが、実際の容量
1G は 1024M となります)。
Windows で表示されるハードディスクの容量は、次の例の計算に従って計算で
きます。
ハードディスクの名目上の容量が 40G の場合、実際の容量は、
40 x 1000 x 1000 x 1000/(1024 x 1024 x 1024) = 37G となります。
3G のサービスパーティション - 3 x 1000 x 1000 x 1000/(1024 x 1024 x
1024) = 2.79G を差し引くと、システムで表示されるハードディスクの
容量が得られます。
この方法で求められるハードディスクの容量は、合計の四捨五入により、実際
の容量とは多少、異なります。
4.5 Windows トラブルシューティングに関する特殊な考慮
事項
次の情報は、システムの問題を判別する際に後で有用な場合があるので、記録
してください。
1. ソフトウェアのシリアル番号。シリアル番号は、コンピュータに付随する番
号で、各メーカーが個別に提供します。ヘルプセンターでは、この番号を検
索できません。
2. このコンピュータモデルのドライバは、Windows 7 システムのみに対応して
います。
3. Windows Media Center を使用してテレビを視聴する場合、特に次のことに注
意してください。
ユーザーガイド
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• 以下のいずれかの場合、チャンネルリストを再度保存する必要があります。
a. テレビ信号をデジタルからアナログに変更した場合、デジタルテレビ
用に保存したチャンネルリストが削除されます。再びデジタルテレビ
を視聴したい場合は、新しいチャンネルリストを作成して保存する必
要があります。
b. テレビ信号をアナログからデジタルに変更した場合、アナログテレビ
用に保存したチャンネルリストは削除されます。再びアナログテレビ
を視聴したい場合は、新しいチャンネルリストを作成して保存する必
要があります。
• 文字多重放送を視聴するには、まず TV チューナー入力信号をアナログに
設定する必要があります。
4.6 日次メンテナンスタスクの実行
コンピュータおよび周辺機器のクリーニング
コンピュータおよび周辺機器の多くは、高度な集積回路から構成されているた
め、コンピュータの周囲を定期的に清掃して、ほこりがたまらないようにする
ことが非常に重要です。コンピュータおよび周辺機器を清掃するために必要な
クリーニングの用具としては、以下のようなものが必要です。掃除機、柔らか
い布、きれいな水(純水推奨)、綿棒。
注意事項:コンピュータを清掃する前に、コンピュータを電源コンセン
トから切断してください。コンピュータは、水で湿らせた柔らかい布で
清掃します。液体またはエアゾールクリーナーには可燃性物質が含まれ
ている可能性があるため使用しないでください。
注意:ディスプレイの損傷を避けるため、洗浄液をディスプレイに直接ス
プレーしないでください。ディスプレイのクリーニング専用に設計された
製品のみを使用し、製品付属の取扱説明書に従ってください。
周辺機器を清掃するための一般的な方法は、以下のとおりです。
• 柔らかい布を使用してコンピュータ、ディスプレイ、プリンター、スピー
カー、およびマウスの表面のほこりを取り除きます。
• これらの方法では届かない場所の清掃には、電気掃除機を使用します。
• キーボードをしっかりとクリーニングするには、コンピュータをシャットダ
ウンしてから、湿った布で軽くふきます。
• 乾くまでは、キーボードを使用しない でください。
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ユーザーガイド
以下のことは絶対に行わないで下さい。
• コンピュータに水をこぼす
• 水をたっぷり含んだ布を使用する
• モニターの表面またはコンピュータ内部に水を直接スプレーする
LCD ディスプレイは、必ず毎日お手入れすることをお勧めします。乾いた布で
モニターおよびキーボードからほこりを落とします。すべての表面を清潔に保
ち、油汚れを付けないようにします。
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