USERS MANUAL 32/32点デジタル入出力ボード - インタフェース

AZI-2726H
USER’S
MANUAL
32/32点デジタル入出力ボード
98DIO(32/32)PBH
(初版
A Z I − 2726H
1996.11)
AZI-2726H
目次
1.ご使用になる前に
1.3
2
このボードの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
■機能と特長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
3.仕様
3.1
3.2
3.3
4
機能仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
回路構成図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
個別仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
5.ハードウェア設定
5.1
5.2
5.3
5.4
5.5
5.6
5.7
7
RSW,DSW,JP一覧表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
I/Oポートアドレスの設定(RSW1,RSW2,RSW3,RSW4) ・・・・・・・・・・・・ 8
割り込み発生論理の設定(DSW1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
割り込みレベルの設定(JP1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
98BUSリセット信号入力の設定(JP2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
リセット信号/電源状態出力の設定(JP3) ・・・・・・・・・・・・・・・・10
入力部コモンライン分離の設定(JP4) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
11
6.外部接続
6.1
6.2
コネクタ仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
接続例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
7.ソフトウェア説明
7.1
7.2
7.3
16
I/Oマップ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
入力方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
出力方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
1
AZI-2726H
1 .3
このボードの概要
AZI-2726H 【 98DIO (32/32 )PBH 】は、絶縁型の入力 32 点、出力 32 点パラレル信号入出力ボードです。
入力部は、フォトカプラ絶縁電流駆動入力です。
出力部は、フォトカプラで絶縁されており、最終出力部はバッファ(ダーリントントランジスタ)出力
となっています。
32 点入力の中で、 2 点は割り込み入力として使用することができます。
また、コネクタからリセット信号 /電源状態(ジャンパスイッチ( JP)にて設定)の出力、外部リセッ
ト信号の入力をサポートしています。
■品名説明
9 8 D I O(3 2 / 3 2)P B H
入力 48V 仕様
バッファ出力
フォトカプラ絶縁
出力点数
入力点数
■ 機能と特長
1)フォトカプラにより入出力部を絶縁
入出力部が内部回路と電気的に分離されているため、外部ノイズなどの要因からパソコンを保護
することができます。
2)長距離受信が可能(入力)
電流入力( 6mA )駆動となっています。そのため外部信号電圧を調整し伝送路損失をカバーすれ
ば長距離受信をすることができます。
3)駆動電流 500mA (最大)の高出力
高電流ダーリントントランジスタ採用により、最大 500mA までドライブできます。(全点同時出
力の場合、 1 点当たり最大 100mA までドライブできます。)
4)出力は 16 点単位に分離独立
出力のコモンラインは、 16 点単位に独立しているため、異なる電源が使用できます。
5)入力は 16 点単位に分離独立可能
入力のコモンラインは、ジャンパスイッチ( JP )の設定により、 16 点単位に分離独立することが
できます。
分離することにより異なる電源が使用できます。
6)短絡保護回路付
出力のコモンラインに 8 点単位で短絡保護用のヒューズを取り付けています。これにより負荷短
絡時の破損対策がなされています。
7)リセット信号 /電源状態出力
本ボードのリセット信号または、電源状態をコネクタから出力しています。(ジャンパスイッチ
( JP )にて設定)これにより外部回路側にてボードの状態を検知することができます。
8)外部リセット入力
本ボードに対して外部からリセットをかけるための入力です。コネクタより入力し出力ラッチ回
路などをクリア状態にします。
9) 2 点の割り込み入力
立ち上がりまたは立ち下がりエッジ割り込みとして 2 点の割り込みをサポートしています、エッ
ジ方向はディップスイッチ( DSW )にて、割り込みレベルはジャンパスイッチ( JP )にて設定で
きます。
2
AZI-2726H
10)適合ケーブルのオプション
適合ケーブルをすべてオプションとしました。これにより、ボードの低価格化を実現しました。
さらにさまざまな用途に対応でき、アクセサリボードとの接続も容易に行うことができる多種多
様なケーブルを用意しました。
11)入力 / 出力部の専用コネクタ
入 力 /出力部に専用コネクタを採用しました。これにより、挿入間違いによる破損対策がなされて
います。
12) Safety Bus 対応
ボードカードエッジ部にボード挿抜検出機能を持たせることで、パソコンの電源が入
りのときに、誤ってボードの挿抜を行ってもボードを故障から防止します。
:パソコンの故障および誤作動を防止するものではありません。
3
AZI-2726H
3 .1
入
絶
入
力
部
出
項
目
出
力
点
縁
機
部
割
数
能
入
力
仕
様
入
力
論
理
入
力
部
外 部 供 給 電 源
入力OFF時漏れ電流
入 力 応 答 時 間
出
力
仕
様
出
力
機能仕様
最
印
推
最
駆
出
出
外
出
り
力
論
大
出
加
電
奨 動 作 電
大
出
動
電
力 飽 和 電
力
部 供 給 電
力 応 答 時
込
み
機
理
力
圧
圧
力
流
圧
部
源
間
能
信 号 延 長 可 能 距 離
I/Oポートアドレス
供
消
使
使
給
費
用
用
コ
電
電
条
ネ
源
流
件
ク
タ
仕
様
入力:32点/出力:32点(8ビット×4ポート)
フォトカプラ絶縁
フォトカプラ絶縁電流駆動入力
全点逆接続保護ダイオード,誤動作防止並列抵抗付
入力抵抗
10kΩ - 1/2W
“1” ← “Low ”(短絡)
“0” ← “High”(開放)
DC+48V(±10%)
6mA/点
0.5mA以下
45μsec(TYP)
高電流対応オープンコレクタ出力(ダーリントントランジスタ採用)
“1” → “Low ”(短絡)
“0” → “High”(開放)
DC+50V(最大)
+5∼+24V
I C=+500mA(ただし全点同時出力
各点+100mA)
V CE(sat)=1.1V(IC =100mA)
DC+12∼+24V
85μsec(TYP)
点 数:2点(IN1,IN2)
(立ち上がり,立ち下がりエッジをDSWにて設定)
レベル:INT0∼INT6(割り込みレベルをJPにて設定)
約50m(配線環境により異なります)
16ビットフルデコード設定可能(RSWにて設定)
占有ポート数:4ポート
DC+5V(±5%)
+5V 0.6A(TYP)
周囲温度:0∼50℃,湿度:20∼90%(非結露)
CN1:8850- 068- 170LD(ケル)または相当品
CN2:10268- 5202JL(住友3M)または相当品
3 .2
回路構成図
4
AZI-2726H
3 .3
個別仕様
( 1) DI 部
DI 部は、 32 点( IN1 ∼ 32)のパラレル入力が可能です。
ロータリスイッチ( RSW1 ∼ 4 )にて設定した I/O ポートアドレスに対して、 IN 命令を実行する
ことにより、入力信号を読み込むことができます。
入力データ
信号レベル
“ 1 ” ← “ Low ” (短絡)
“ 0 ” ← “ High” (開放)
IN1, IN2 信号は割り込み信号として使用できます。
部品はすべて相当品を使用しています。
( 2) DO 部
DO 部は、 32 点( OUT1 ∼ 32)のパラレル出力が可能です。
ロータリスイッチ( RSW1 ∼ 4 )にて設定した I/O ポートアドレスに対して、 OUT 命令を実行す
ることにより、出力トランジスタを制御することができます。
出力データ
信号レベル
“ 1 ” → “ Low ”(短絡)
“ 0 ” → “ High ”(開放)
電源投入時または、リセット時はすべて“ 0”(“ High”レベル)になります。
部品はすべて相当品を使用しています。
短絡保護用のヒューズは 8 点単位で取り付けています。
5
AZI-2726H
( 3)割り込み機能
32 点入力の中で、 IN1, IN2 の入力信号を割り込み信号として使用することができます。
割り込み回路は、割り込み論理反転回路( DSW1),割り込みパルス発生回路,割り込みレベ
ル設定回路( JP1 )で構成されています。
パルス発生回路は、パソコンが割り込みを受けるために必要なパルスを発生します。
パソコンへの割り込みレベルの設定は、 JP1 にて行います。
立ち上がり,立ち下がりエッジ方向の設定は DSW1 にて行います。
IN1
JP1のA側列:IN1の割り込みレベル設定(INT0∼6)
D S W 1 の 1:IN1の割り込み発生論理(ON:“H”→“L”/OFF:“L”→“H”)
IN2
JP1のB側列:IN2の割り込みレベル設定(INT0∼6)
D S W 1 の 2:IN2の割り込み発生論理(ON:“H”→“L”/OFF:“L”→“H”)
割り込みパルス
IN1 または IN2 信号の立ち下がり
IN1 または IN2 信号の立ち上がり
割り込み Low パルス
約 1 μ sec
パソコンは割り込み Low パルスの立ち上がりエッジ(“ L ”→“ H ”)で割り込みを受け付けま
す。
( 4)リセット信号 /電源状態出力、外部リセット信号入力機能
本ボードはリセット機能を内蔵しています。これは、 98BUS からの RESET 信号、ボード内蔵
のパワーオン RESET 信号、さらに外部入力 RESET 信号( RSTIN)の OR 回路により構成され
ています。
本ボードのラッチ回路は、上記の RESET 信号のどの信号によってもクリアされます。 OR 条件
のこの RESET 信号( RSTOUT )はコネクタより出力されています。また JP3 により電源状態出
力信号( P.OUT )と切り替えることができます。
98BUS からの RESET 信号は JP2 により、切り離すことができます。
RSTOUT
リセット
信号レベル
“ O N” → “ Low ”(短絡)
“ OFF ” → “ High ”(開放)
RSTIN
リセット
信号レベル
“ O N ” ← “ Low ”(短絡)
“ OFF ” ← “ High ”(開放)
部品はすべて相当品を使用しています。
6
AZI-2726H
ボード上のロータリスイッチ( RSW ),ディップスイッチ( DSW ),ジャンパスイッチ( JP)の位置
および番号は、下記の通りです。
5 .1
RSW,DSW,JP一覧表
名
称
内
O
O
O
O
容
RSW1
RSW2
RSW3
RSW4
I/
I/
I/
I/
ポートアドレスの設定( A15 ∼ A12)
ポートアドレスの設定( A11 ∼ A 8)
ポートアドレスの設定( A 7 ∼ A 4)
ポートアドレスの設定( A 3 ∼ A 0)
DSW1
割り込み発生論理の設定
JP1
JP2
JP3
JP4
割り込みレベルの設定
98BUS リセット信号入力の設定
リセット信号/電源状態出力の設定
入力部コモンライン分離の設定
7
AZI-2726H
I/Oポートアドレスの設定(RSW1,RSW2,RSW3,RSW4)
5 .2
I/O ポートアドレスは、 RSW1, RSW2 , RSW3, RSW4 により設定します。
I/O ポートアドレスとは、本ボードを IN 命令または OUT 命令にてコントロールするための基準となる
ベースアドレス( ADR)です。
上
ADR =
位
ア
ド
レ
ス
RSW1
RSW2
A15 ∼ A12
設 定 用
A11 ∼ A8
設 定 用
↓
0
↓
0
下
位
ア
ド
レ
RSW3
設
A7 ∼ A4
定 用
↓
D
ス
RSW4
設
A3 ∼ A0
定 用
↓
0
H (出荷時設定)
上図は I/O ポートアドレスを 00D0H 番地に設定した例です。
本ボードは、 RSW1, RSW2 , RSW3, RSW4 にて設定した I/O ポートアドレスから I/O ポートを 4 ポー
ト占有します。
上図の例では、 00D0H 番地∼ 00D3H 番地の I/O ポートを占有することになります。
RSW4は0, 4, 8, C の み 設 定 し て く だ さ い 。
I / O ポ ー ト ア ド レ ス は P C / F C- 9 8 0 1 シ リ ー ズ の ユ ー ザ 開 放 エ リ ア に 設 定 し て く だ さ い 。
占有ポートアドレスが他のボードと重複しないように設定してください。
5 .3
割り込み発生論理の設定 (DSW1)
割り込み発生論理(エッジ方向)は、 DSW1 により設定します。
入力信号( IN1 , IN2 )の状態が立ち上がり“ Low”(短絡)→“ High ”(開放)または立ち下がり“
High ”(開放)→“ Low ”(短絡)のどちらで割り込み発生の要因とするかを設定します。
信号名
IN1
割り込み発生方向
D
“ High”
→ “ Low ”
(開放)
(短絡)
立ち下がりエッジで割り込み発生
S
W
1
(出荷時設定)
“ Low”
→ “ High ”
(短絡)
(開放)
立ち上がりエッジで割り込み発生
“ High”
→ “ Low ”
(開放)
(短絡)
立ち下がりエッジで割り込み発生
“ Low”
→ “ High ”
(短絡)
(開放)
立ち上がりエッジで割り込み発生
8
(出荷時設定)
AZI-2726H
割り込みレベルの設定 (JP1)
5 .4
パソコン本体内蔵のインタフェースが使用している「割り込みレベル」では使用できません
必ずパソコンに添付されているユーザーズマニュアルやガイドブックにて、未使用の「割り
込みレベル」を確認し、ご使用ください。
パソコンが使用している「割り込み」の解放は、パソコンに添付されているユーザーズマニ
ュアルやガイドブックをご参照ください。
レセプタクルの設定は、機能ごとに一箇所のみとしてください。
割り込みレベルは JP1 により設定します。
入力信号( IN1 , IN2 )の状態変化により、パソコンのどの割り込みレベルへ割り込みを発生させる
かを設定します。
割り込みレベルの出荷時設定は以下のとおり、未使用になっています。
例 1) IN1 信号を INT2 に設定する場合
例 2) IN1 信号を INT0, IN2 信号を INT5 に設定する場合
拡 張 バ ス
I N T 番 号
INT0
(IRQ3)
INT1
(IRQ5)
INT2
(IRQ6)
INT3
(IRQ9)
INT4
(IRQ10)
INT5
(IRQ12)
INT6
(IRQ13)
PC/FC-9801シリーズの割り込み情報
・μPD8259A−(マスタ)
・ベクタ番号
−B
・ベクタアドレス −2C∼2F
・割り込み要求信号−IR3
・μPD8259A−(マスタ)
・ベクタ番号
−D
・ベクタアドレス −34∼37
・割り込み要求信号−IR5
・μPD8259A−(マスタ)
・ベクタ番号
−E
・ベクタアドレス −38∼3B
・割り込み要求信号−IR6
・μPD8259A−(スレーブ)
・ベクタ番号
−11
・ベクタアドレス −44∼47
・割り込み要求信号−IR9
・μPD8259A−(スレーブ)
・ベクタ番号
−12· 13
・ベクタアドレス −48∼4B· 4C∼4F
・割り込み要求信号−IR10· IR11
・割り込みレベル−10· 11
・μPD8259A−(スレーブ)
・ベクタ番号
−14
・ベクタアドレス −50∼53
・割り込み要求信号−IR12
・μPD8259A−(スレーブ)
・ベクタ番号
−15
・ベクタアドレス −54∼57
・割り込み要求信号−IR13
9
・割り込みレベル−3
・割り込み名−拡張スロット
INT0
(アクセラレータボード)
・割り込みレベル−5
・割り込み名−拡張スロット
INT1
(拡張RS- 232C)
・割り込みレベル−6
・割り込み名−拡張スロット
INT2
(PCカードスロット)
・割り込みレベル−9
・割り込み名−拡張スロット
INT3
(固定ディスク)
・割り込み名−拡張スロット
INT41(640kB FD)
拡張スロット
INT42
(1MB/1.44MB FD)
・割り込みレベル−12
・割り込み名−拡張スロット
INT5
(サウンドボード)
・割り込みレベル−13
・割り込み名−拡張スロット
INT6
(マウス)
AZI-2726H
5 .5
98BUSリセット信号入力の設定 (JP2)
本ボードは、 98BUS から RESET 信号を、 JP2 により切り離すことができます。
説
明
J
P
2
98BUS からの RESET 信号を接続
(出荷時設定)
98BUS からの RESET 信号を切り離す
(
5 .6
設
定
禁
止
常 に リ セ ッ ト が か か っ た 状 態 に な り ま す)
リセット信号/電源状態出力の設定 (JP3)
本ボードは、コネクタからの RESET 信号または電源状態の出力を JP3 により選択できます。
等
価
回
R E S E T
電
源
未
状
使
路
J P 3
信 号 出 力
態
出
力
用
(出荷時設定)
部品はすべて相当品を使用しています。
5 .7
入力部コモンライン分離の設定 (JP4)
本ボードは、入力部のコモンラインを JP4 により 16 点単位に分離することができます。
説
明
J
P
4
入力部のコモンラインを接続
(+ COM1( IN)と+ COM2 ( IN)が接続)
(出荷時設定)
入力部のコモンラインを 16 点単位に分離
(+ COM1( IN)と+ COM2 ( IN)を分離)
10
AZI-2726H
● 出力信号同士や他の機器の出力信号を接続しないでください。焼損の原因となります。
● 出力信号が外部電源のプラス側と短絡すると、焼損の原因となります。
● 出力印加電圧は最大DC+50V以内にてご使用ください。DC+50Vを超える電圧は焼損の原因
となります。
● 出力駆動電流は全点同時出力の場合1点当たり最大+100mAです。+100mAを超える場合は焼
損の原因となります。
● 最大出力駆動電流+500mAは出力8点単位の内、1点出力のみの場合使用できます。
+500mAを超える場合は焼損の原因となります。詳細については「6.2 接続例の外部接続
にあたっての注意事項」を参照してください。
● 入力信号のレベルは、DC+48V(±10%)の範囲です。DC+48V(±10%)を超える電圧は焼損
の原因となります。
● 半導体スイッチ入力を行う場合、漏れ電流は0.5mA以下としてください。
● 入力部に異なる電源を使用する場合には、必ずJP4が接続されていないことを確認してくだ
さい。JP4が接続されていますと焼損の原因となります。
● 外部電源を接続するときは、極性に十分注意してください。極性の間違いは、焼損の原因
となります。
他の機器類の配線を近づけないでください。誤動作の原因となります。
6 .1
コネクタ仕様
部品はすべて相当品を使用しています。
11
AZI-2726H
ピ ン ア サ イ ン メ ン ト (CN1 )
+COM1(IN)
IN1
入力ポート
IN3
(ADR+0)
IN5
IN7
IN9
入力ポート
IN11
(ADR+1)
IN13
IN15
NC
NC
+COM2(IN)
IN17
入力ポート
IN19
(ADR+2)
IN21
IN23
IN25
入力ポート
IN27
(ADR+3)
IN29
IN31
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
-RCOM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
ピ ン ア サ イ ン メ ン ト (CN2 )
+COM1(IN)
IN2
IN4
入力ポート
IN6
(ADR+0)
IN8
IN10
IN12
入力ポート
IN14
(ADR+1)
IN16
NC
NC
+COM2(IN)
IN18
IN20
入力ポート
IN22
(ADR+2)
IN24
IN26
IN28
入力ポート
IN30
(ADR+3)
IN32
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
RSTOUT/P.OUT
+COM1(OUT)
OUT1
出力ポート
OUT3
(ADR+0)
OUT5
OUT7
OUT9
出力ポート
OUT11
(ADR+1)
OUT13
OUT15
-COM1(OUT)
-COM1(OUT)
+COM2(OUT)
OUT17
出力ポート
OUT19
(ADR+2)
OUT21
OUT23
OUT25
出力ポート
OUT27
(ADR+3)
OUT29
OUT31
-COM2(OUT)
-COM2(OUT)
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
+RCOM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
ADR : RSW1 , RSW2, RSW3 , RSW4 により設定した I/O ポートアドレス
( 『 7.1 I/O マ ッ プ 』 参照)
N C:未接続
■ COM の対応
COM 端子はそれぞれ対応した COM をご使用ください。
信
号
C
O
M
IN1∼16
+COM1(IN)
IN17∼32
+COM2(IN)
OUT
OUT
1∼16
+COM1(OUT),- COM1(OUT)
17∼32
+COM2(OUT),- COM2(OUT)
RSTOUT/P.OUT
- RCOM
RSTIN
+RCOM
+COM1 ( IN)と +COM2 ( IN )は JP4 ( 出 荷 時 設 定 ) に よ り 接 続 さ れ て い ま す 。
12
+COM1(OUT)
OUT2
OUT4
出力ポート
OUT6
(ADR+0)
OUT8
OUT10
OUT12
出力ポート
OUT14
(ADR+1)
OUT16
-COM1(OUT)
-COM1(OUT)
+COM2(OUT)
OUT18
OUT20
出力ポート
OUT22
(ADR+2)
OUT24
OUT26
OUT28
出力ポート
OUT30
(ADR+3)
OUT32
-COM2(OUT)
-COM2(OUT)
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
NC
RSTIN
AZI-2726H
6 .2
接続例
( 1) DI 部
入力データ
外 部 回 路
“ 1” ← 半導体スイッチ“ O N”またはスイッチ“ O N”
“ 0” ← 半導体スイッチ“ OFF ”またはスイッチ“ OFF ”
部品はすべて相当品を使用しています。
( 2) DO 部
出力データ
“1” →
“0” →
外 部 回 路
リレー“ O N”または LED “点 灯”
リレー“ OFF ”または LED “消 灯”
部品はすべて相当品を使用しています。
短絡保護用のヒューズは 8 点単位で取り付けています。
13
AZI-2726H
外部接続にあたっての注意事項
①トランジスタアレー(TD62084AP)全出力に同時負荷を駆動する場合は、各点最大駆動
電流100mA以下です。
②トランジスタアレー(TD62084AP)の出力に1点のみ負荷を駆動する場合は最大駆動電流
500mA以下です。
③ランプやリレー等の誘導関係の負荷をコントロールする場合には、負荷側で下記のよう
な対策を行ってください。
④ 半 導 体 ス イ ッ チ 入 力 を 行 う 場 合 、 漏 れ 電 流 は0 .5mA 以 下 と し て く だ さ い 。
14
AZI-2726H
( 3) RSTOUT/P.OUT , RSTIN 部
・RSTOUT
リセット
外 部 回 路
“ O N ” → LED “点 灯”
“ OFF” → LED “消 灯”
部品はすべて相当品を使用しています。
RSTOUT と し て 使 用 す る 場 合 は 、JP3 の A 側 を 短 絡 し て く だ さ い 。
・P.OUT
電 源
外 部 回 路
“ O N ” → LED “点 灯”
“ OFF” → LED “消 灯”
部品はすべて相当品を使用しています。
RSTOUT と し て 使 用 す る 場 合 は 、JP3 の B 側 を 短 絡 し て く だ さ い 。
・RSTIN
リセット
外 部 回 路
“ O N ” ← スイッチ“ O N ”
“ OFF” ← スイッチ“ OFF”
部品はすべて相当品を使用しています。
15
AZI-2726H
7 .1
I/Oマップ
I/Oポートアドレス
入出力方向
内
容
入力(IN)
IN1∼8の読み込み
bit7
6
5
4
3
2
1
0
IN 8 IN 7 IN 6 IN 5 IN 4 IN 3 IN 2 IN 1
出力(OUT)
OUT1∼8の書き込み
bit7
6
5
4
3
2
1
0
OUT8 OUT7 OUT6 OUT5 OUT4 OUT3 OUT2 OUT1
入力(IN)
IN9∼16の読み込み
bit7
6
5
4
3
2
1
0
IN16 IN15 IN14 IN13 IN12 IN11 IN10 IN 9
出力(OUT)
OUT9∼16の書き込み
bit7
6
5
4
3
2
1
0
OUT16OUT15OUT14OUT13OUT12OUT11OUT10OUT 9
入力(IN)
IN17∼24の読み込み
bit7
6
5
4
3
2
1
0
IN24 IN23 IN22 IN21 IN20 IN19 IN18 IN17
出力(OUT)
OUT17∼24の書き込み
bit7
6
5
4
3
2
1
0
OUT24OUT23OUT22OUT21OUT20OUT19OUT18OUT17
入力(IN)
IN25∼32の読み込み
bit7
6
5
4
3
2
1
0
IN32 IN31 IN30 IN29 IN28 IN27 IN26 IN25
出力(OUT)
OUT25∼32の書き込み
bit7
6
5
4
3
2
1
0
OUT32OUT31OUT30OUT29OUT28OUT27OUT26OUT25
ADR+0
ADR
RSW1
RSW2
RSW3
RSW4
により
設定し
たI/O
ポート
アドレス
ADR+1
ADR+2
ADR+3
入力
入力データ
信号レベル
“ 1 ” ← “Low” ( 短 絡 )
“0” ← “High”(開放)
出力
16
出力データ
信号レベル
“ 1 ” → “Low” ( 短 絡 )
“0” → “High”(開放)
AZI-2726H
7 .2
入力方法
10 ADR=&HD0
20
30
40
50
………………RSW1,RSW2,RSW3,RSW4にて
設定したI/Oポートアドレス
DAT0=INP(ADR)…………IN 1∼ 8
DAT1=INP(ADR+1)………IN 9∼16
DAT2=INP(ADR+2)………IN17∼24
DAT3=INP(ADR+3)………IN25∼32
読み込み
読み込み
読み込み
読み込み
60 END
コネクタ 1 からの入力信号は、それぞれ変数 DAT0 , DAT1 , DAT2 , DAT3 に格納されます。
入力データ
7
DAT3
0
…
DAT1
7
0
7
DAT0
0
0 1 1 0
<コネクタ 1 >
IN 1
開放
IN 2
短絡
IN 3
短絡
IN 4
開放
IN 5
IN 6
IN 7
IN 8
IN 9
IN10
IN31
IN32
7 .3
出力方法
10 ADR=&HD0
20
30
40
50
………………RSW1,RSW2,RSW3,RSW4にて
設定したI/Oポートアドレス
DAT0=1………OUT 1をON、それ以外はOFF
DAT1=2………OUT10をON、それ以外はOFF
DAT2=3………OUT17,18をON、それ以外はOFF
DAT3=4………OUT27をON、それ以外はOFF
60
70
80
90
OUT
OUT
OUT
OUT
ADR+0,DAT0
ADR+1,DAT1
ADR+2,DAT2
ADR+3,DAT3
100 END
DAT0,DAT1,DAT2,DAT3のON/OFFの内容がコネクタ2から出力されます。
出力データ
7
DAT3
DAT1
0
7
0
0 0 0 0 0 1 0 0 … 0 0 0 0 0 0 1 0
7
DAT0
0
0 0 0 0 0 0 0 1
<コネクタ 2 >
OUT 1 ON
OUT 2 OFF
OUT 3 OFF
OUT 4 OFF
OUT 5 OFF
OUT 6 OFF
OUT 7 OFF
OUT 8 OFF
OUT 9 OFF
OUT10 ON
OUT11 OFF
OUT31
OUT32
17
OFF
OFF