医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 医学系論文準備講座~PubMed と EndNote basic~ ■ 講習の進め方(90 分) 【1】 あるテーマについて絞り込んで検索したい ① シソーラスを活用する ⇒ MeSH 検索【例題 1】 ② 手元にある自分のテーマにぴったりの論文から探す ⇒ Related citations【例題 2】 【2】 目的に合った絞り込み条件を簡単に設定したい ⇒ Clinical Queries【例題 3】, Special Queries 【3】 同じ検索式を繰り返し使いたい ⇒My NCBI【例題 4】 【4】 検索結果を保存・整理し、論文執筆に活用したい ⇒ EndNote basic ■ 配布資料 ・ テキスト(この資料) ・ 医学図書館で文献を取り寄せる ・ レポート・論文支援ブック:ここから始めよう ・ 自宅からデータベースや電子ジャーナルを使うには?(「レポート・論文支援ブック」別冊) ■ データベースの入口 医学図書館ホームページ http://www.lib.m.u-tokyo.ac.jp/ 東大所属者向けの PubMed マニュアル 医学・看護系でよく使う データベースへは直接 アクセス ■ 参考文献 ・ シソーラス研究会著. MeSH 入門. 東京, 情報科学技術協会. 2013, 56p. (医図・閲覧室: W:26.5:ME) ・ 岩下愛, 山下ユミ共著. 図解 PubMed の使い方 : インターネットで医学文献を探す. 第 6 版. 東京, 日本医学図書館協会. 2013, 107p. (医図・閲覧室: W:26.5:ZU) ・ 慶応義塾大学信濃町メディアセンター PubMed@KEIO : 基本から上級テクニックまで. 2014.5.13 改訂 http://www.med.lib.keio.ac.jp/pdf/ug/ug_pubmed.pdf この資料に関するお問い合わせ:東京大学医学図書館情報サービス係講習会担当 TEL: 03-5841-3667(内線:23667) E-mail: [email protected] 1 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【1】テーマに即した絞り込み ― ①MeSH 検索 例題 1 ガードナー症候群(Gardner Syndrome)の外科治療に関する文献を探したい。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?otool=ijputmlib【東大専用入口】 ※学外からは、SSL-VPN Gateway サービス or 認証 GW サービス(要アカウント) またはフリーアクセス http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/ キーワード検索すると、無関係な論文が ヒットしてくる・・・ 【自動マッピング機能が働いて検索された実際の検索式】 All Fields=論文情報の全フィールド 即ち 著者が Gardner で抄録中に”syndrome”の 文字列を含む論文もヒットしてしまう! 【上の検索式から[All Fields]を削除した検索式】 MeSH Terms(シソーラス用語) MeSH(Medical Subject Headings:米国国 立医学図書館作成の医学主題用語集)に基づ いて付与された、論文の主題を表すキーワー ド。 類義語や関連語の優先関係、上位語・下位語 の階層関係、用語間の関連性、用語の定義を 整理した統制語になっているため、さまざまな 類義語で表現される同一主題の文献を 1 つの 用語で検索できる。 (例)「癌」を意味する用語 cancer, tumor, neoplasm, etc. ⇒MeSH 用語は”neoplasms”に統一 論文の中心主題を表すキーワードは特に 最初の検索結果のほぼ半分に Major Topics と呼んで用語の右肩に*(アス 絞り込まれた タリスク)を付与し、他の MeSH Terms と区別 している。 2 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 ■ MeSH Database の検索 ① トップ画面でプルダウンメニューから MeSH を選択。 (または More Resouces で MeSH Database をクリック) ② 検索したいキーワードを入力して Search ボタンをクリック。 ① ③ キーワードから導き出された MeSH 候補語が表示されるので、 使用したい MeSH 用語をクリックして詳細画面へ。 ④ 適宜 Subheadings(副標目)や絞り込み条件を組み合わせ、Search PubMed ボタンで検索を実行。 ② ③ Add to search builder をクリックすると、選んだ 副標目や絞り込み条件と 組み合わせた検索式が 検索ボックスに入力され る。 検 索 式 作 成 後 、 Search PubMed で検索実行。 この用語が MeSH に新設された年。 調べたい年代より新しいときは Previous Indexing も 要チェック。 ④ 副標目:この MeSH 用語と 組み合わせる副次的用語 作った検索式に対する 絞り込み条件 ・Major Topic に限定 ・下位語を含めない NLM MeSH Browser MeSH 用語に関する詳細情 報が参照できる。 精 密な 検索 を 行う 際 に は、 Annotation, Scope note 等 を要確認。 この用語の上位語・下位語を表示。 ツリー構造になっており、1 つの用語が 複数のツリーに存在する場合もある。 上位語 (この場合、下位語はなし) 3 この MeSH 用語で各 データベースを検索 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【 MeSH の効果的な利用のために 】 ■ Subheadings(副標目) MeSH 用語(主標目)で表した主題テーマをより具体的に表現できるようにするための副次的な標目。 治療 (therapy) や診断 (diagnosis) など、共通性の高い主題を表現するため、MeSH 用語と組み合わせて 使用する。全部で 83 語あるが、各 MeSH 用語と組み合わせ可能な Subheadings は予め決められている。 Subheadings も階層化されており、例えば therapy を選択すると、自動的に diet therapy や drug therapy なども検索される。 【例:Gardner Syndrome と組み合わせて索引されている Subheadings】 ■ 出版タイプ 論文のテーマ・内容を表す通常の MeSH 用語と異なり、論文の形式 (Abstracts, Comment など)や研究デザイン(Case Reports, Clinical Trial など)を表す。その他、Review(レビュー論文)、 Retracted Publication(撤回論文)、Letter(レター)などが標目に なっている。 PubMed 検索結果一覧画面の Filters にある Article types での絞り 込みは、この出版タイプを検索することによって実現している。 【例:Article types=Reviews で絞り 込んだ論文データの MeSH 用語】 ■ Supplementary Concept Records(補足概念用語:SCRs) 膨大な化学物質の用語を索引付けするために、通常の MeSH 用語とは別に Supplementary Concept Records という用語集が用意されている。MeSH Database で検索可能。 論文に SCRs が付与される際には、同時にその物質に関連する MeSH 用語も付与され、実際の論文データでは SCRs は Substances 欄、MeSH 用語は MeSH Terms 欄に表示される。 【例:殺虫剤 methamidophos の定義(左)と論文データに付与された SCRs 及び MeSH 用語(右)】 4 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 MeSH の長所と短所を理解する MeSH の長所 MeSH の短所 統一された用語を使用 例:cancer, neoplasia, tumor も MeSH 用 語”neoplasms”で検索可能。 MeSH 用語が付与されているのは、 [PubMed-indexed for MEDLINE] と表示されるデータのみ。 中には MEDLINE に登録されず、ずっと 索引付けがされないままのデータも。 用語の定義が明確 例:後天性免疫不全症候群(エイズ)を MeSH 用語ではなく自由語の”AIDS”で検索する と、”aids(助ける)”もヒットしてしまう。 新しい文献には付与されていない 索引ミス、索引者間でのユレがある トレーニングを受けた専門スタッフが作業 に当たっているが完全な統一は不可能。 多様な検索が可能 例:上位語をキーワードにしてより広い範囲を 検索する、下位語をキーワードにして検索 結果を絞り込む、副標目と組み合わせる、 MeSH 用語同士を掛け合わせる、など。 MeSH 改訂後の調整が不完全 MeSH 用語新設の際、既存の論文データ の再索引は原則として行われない。 自由語検索 (自動マッピング機能作動) MeSH 検索 [TIAB]検索 フレーズ検索“” 前方一致検索* MeSH 検索の特徴=自由語検索に比べ、感度*は低いが特異度*は高い MeSH の強みを活かしつつ、自由語検索や関連する MeSH 用語での検索なども組み合わせて MeSH の弱みを補うことで、感度と特異度のバランスの取れた最善の検索が可能に! *文献検索における「感度」と「特異度」 感度=その検索方法で拾い上げられた論文数/目的に合致する文献の総数 … 検索漏れの指標 特異度=検索結果に上がらなかった論文数/目的に合致しない文献の総数 … 検索ノイズの指標 5 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【1】テーマに即した絞り込み ― ②Related citations 例題 2 手元にある下記の論文が自分のテーマにぴったり合っているので、これに類似した論文を探したい。 Small EM, et al., Regulation of PI3-kinase/Akt signaling by muscle-enriched microRNA-486. Proc Natl Acad Sci U S A 107(9), 4218-23, 2010. ① PubMed トップ画面で Single Citation Matcher をクリック。 ② 論題、掲載誌名などから手元の論文を検索。 ③ Related citations in PubMed の See all をクリックして関連文献リストを表示。 ④ 検索した論文が PubMed Central に全文収録されていれば、Cited by で引用関係も辿ることができる。 ① 表示中の論文の MeSH 用語, 論題, 抄録中のキーワードを PubMed が自 動的に分析して検索した結果を表示。 ② 【注意】 こ こ に 表 示 さ れ る の は 、 PubMed Central に収録されている論文に引 用された分のみ。 Web of Science でこの論文の被引用 件数を検索すると、87 件ヒットする (2014 年 11 月上旬現在)。 ③ ④ MeSH Terms を開いて Major Topics をキーワードに再検索する方法も有効 6 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【2】目的に合わせた絞り込み条件 ― Clinical Queries 例題 3 高脂血症(hyperlipidemia)の診療に使える根拠の確かな文献を短時間で検索したい。 ① PubMed トップ画面で Clinical Queries をクリック。 ② キーワードを入力して Search ボタンをクリック。 ③ 適宜 Category と Scope を選択して絞り込む。 ① ② ③ Category (臨床研究カテゴリー) Etiology(病因) Diagnosis(診断) Therapy(治療) Prognosis(予後) Clinical prediction guides(臨床予測指針) Scope (検索の範囲と傾向) Narrow: specific search (特異度が高い) Broad: sensitive search (感度が高い) Diagnosis(診断) Differential Diagnosis(鑑別診断) Clinical Description(臨床記述) Management(管理) Genetic Counseling(遺伝相談) Molecular Genetics(分子遺伝学) Genetic Testing(遺伝子検査) 具体的にどんな 絞り込み条件が かかっているか、 Filter の 内 容 を 確認できる。 Clinical Study Categories:入力語を含む臨床試験や診断に関する論文に絞り込んだ検索結果を表示 Systematic Reviews:入力語に関するシステマティック・レビューの検索結果を表示 “Publication Type=Meta-analysis”で絞り込むより幅広い検索結果が得られる Medical Genetics:入力語に関する遺伝学関係の文献の検索結果を表示 臨床医が疾患に関する遺伝学関係の文献を検索するのをサポートするためのクエリ ※Clinical Study Categories のフィルターは McMaster 大学の R.B. Haynes らの研究成果に基づいて作成されている。また Medical Genetics のフィルターは Washington 大学による GeneReviews のスタッフの協力を得て開発された。 7 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 ■ PubMed Special Queries 臨床医が専門的なトピックについての検索を効率的に行うために、予めそれに適した絞り 込み条件を付加した検索画面が Special Queries として提供されている。 PubMed トップ画面の Topic-Specific Queries をクリックすると、Special Queries の一 覧を見ることができる。 【トピックの内訳】 臨床医や医療サービス研究者向けの検索式 エイズ、生命倫理、腫瘍、補完代替医療、栄養補助食品、医学史など、特定の主題に 合わせた絞り込み条件や専用の検索画面 実験動物、MedlinePlus Health Topics(米国国立衛生研究所が一般向けに提供している健康情報)、撤 回論文、有害化学物質など、特殊な情報を検索するための絞り込み条件や専用の検索画面 収載誌の種類(臨床系主要誌・歯学関係誌・看護関係誌)で絞り込むためのフィルター 一部の絞り込み条件は、PubMed 検索結果一覧画面のサイドバーに表示される filters にも組み込まれている。 収載誌の種類による 絞り込み 主題による絞り込み 8 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【3】検索式の保存 ― My NCBI 例題 4 「ヒトの iPS 細胞(iPS cell)に関する文献を継続的に検索したい」 ① キーワード”ips cell”で検索、Filter で Species=Humans にチェック。 ② Save search をクリックして My NCBI にログイン。 ③ 検索式に名前を付けて保存する。 ④ 必要に応じて、メールアラートを設定する。 ① ② ① Google アカウントなどでも ログイン可能 アカウントがなければ 新規登録(無料) アカウント登録後、設定したメールアドレスに確認メールが届く。 メールに表示された URL をクリックすると登録完了。 9 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 適宜名前を入力 (デフォルトは検索キーワードが そのまま入る) ③ 保存した検索キーワードが 表示される。 必要に応じて変更可能。 ア ラート送信の頻度と 曜日を選択 送信される論文データの 表示形式を選択 送信される論文データの 上限件数を選択 ④ 【番外編】 検索式をブックマークして繰り返し検索する方法 検索結果一覧画面から Search Details を 開いて URL ボタンをクリックすると、URL に検索式が入力される。 このページをブックマークしておくと、ブック マークにアクセスすれば直ちにその検索式 で再検索した結果が表示される。 10 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【補足】 UTokyo Article Link を使って本文を入手する手順 データベースの検索結果画面に本文へのリンクが表示されていないときは、UTokyo Article Link アイコ ンをクリックして本文を探します。 UTokyo Article Link を利用すると、東京大学で利用できる電子ジャーナルを自動で検索してくれる他、 電子ジャーナルがなかったときは、学内の図書館の蔵書検索画面や他の図書館からの文献複写取寄せ 申込画面などにナビゲートしてくれます。 <PubMed の画面例> UTokyo Link へ 外部のデータベースへリンク Article ナビゲーション 画面へのリンク 「PDF」と書いてある場所を探してクリック 電子ジャーナルがあれば、Full Text リンクと同様に 電子ジャーナルのページに直接ジャンプします。 電子ジャーナルへのリンクが正しくなかった場合は、 画面上部の「本文が見つからない場合はこちらを クリック」をクリックすると、その他の情報源や、文献 複写取寄せ申込画面へのリンクなどに誘導する ナビゲーション画面が開きます。 電子ジャーナルがない場合は、直接ナビゲーション 画面につながります。 有料のものでも、東大で契約している 電子ジャーナルであれば、PDF まで たどり着くことができます。 11 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 <UTokyo Article Link ナビゲーション画面> 「ジャーナル」のリンクをクリックして ① 目 的 の 論 文 の 情 報 デ ー タ ベ ー ス で 見 つ け た 目的の論文を電子ジャーナルで入手する。 ※データベースの検索結果から直接電子 ジャーナルのページに飛ばなくても、 「ジャーナル」のリンクから目的の論文に たどり着けることがあります。 同じ論文が複数のデータベースに収録 されていることもあります。 電子ジャーナルを提供する データベースへリンク ③ 「紙の雑誌の所蔵を調べる」のリンクから東京 大学 OPAC を検索し、図書館で入手する。 他キャンパスからの紙コピー取り寄せ、または PDF 取寄せは「学内の取寄せサービスを使う」、他 大学から取り寄せるには「他大学から論文のコピー を入手する」のリンクから申込画面に進む。(要利 用申請) 東京大学 OPAC へリンク ② Google Scholar や 、 OAIster ・ JAIRO(海外と日本の機関リポジトリ の横断検索サービス)経由でインター 電子ジャーナルがうまく入手できない、不具合が生じる、ページが 抜けているなどのお問い合わせは ASK サービスへ。 担当する図書館職員が回答いたします。 ネット公開されている本文が入手でき る可能性もある。 ① 「1.電子ジャーナルへのリンク」に本文へのリンクが表示されれば、「ジャーナル」のリンクから目次などをたど って目的の論文にアクセス ② 「1.電子ジャーナルへのリンク」に本文へのリンクがなければ、「3.その他の情報資源」から Google Scholar や OAIster, JAIRO などを検索してインターネット公開されていないかチェック (著者が自分の Web サイトに公開している場合や、大学紀要掲載論文、公的機関の研究報告書などはここで 見つかる可能性がある) ③ ①・②で見つからなければ、「2.電子ジャーナルへのリンクがない場合はこちらへ」のメニュー内の「紙の雑誌 の所蔵を調べる」のリンクから東京大学 OPAC を検索 同一キャンパス内に所蔵あり ⇒ 直接その図書館へ 学内他キャンパスに所蔵あり ⇒ 「学内の取寄せサービスを使う」のリンクから申込画面へ 東大内に所蔵なし ⇒ 「他大学から論文のコピーを入手する」のリンクから申込画面へ ★文献取寄せサービスの詳細は、医学図書館ホームページ「文献・図書を取り寄せる」をご覧ください。 http://www.lib.m.u-tokyo.ac.jp/medicine/ill.html 12 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 医学図書館情報サービス係主催 【4】検索結果の論文執筆への活用 ― EndNote basic http://www.myendnoteweb.com/ (学内・学外どちらからでもアクセス可能) または http://www.webofknowledge.com/ から「EndNote」をクリック 【 ユーザー登録 】 ① 学内から Web of Science にアクセスし、画面上部の「EndNote」をクリック。 ② サインイン画面で「登録」をクリックし、必要事項を入力する。 *以下の場合、ユーザー登録は不要です 既に Web of Science のユーザー登録をしている(Web of Science とアカウントは共通) 旧 EndNote Web でユーザー登録済(同じアカウントで EndNote basic も引き続き利用可能) 無料版 EndNote basic のアカウントを持っている(学内からサインインすると自動で無料版から機関版に 昇格し、利用できる参考文献リストのスタイルが増える) <Web of Science のログイン画面> <EndNote basic のログイン画面> ここからユーザー登録すると、機関版 ではなく無料公開版のアカウントとして 登録されてしまうので使わない。 ★パスワード作成上の注意 ・ 8文字以上 ・ アルファベット、数字、記号を必ず含むこと ユーザー登録後は、学内・学外を問わず ここからサインインして利用可能。 【 CWYW プラグインのインストール 】 ① ② ③ ※CWYW をインストールすると、PubMed・東京大学 OPAC などからのデータ取り込みや、MS Word での論文 執筆中の参考文献の挿入や参考文献リストのスタイル設定が簡単に行えるようになる。 13 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【 Web of Science の検索結果をダイレクトエクスポート 】 ① EndNote basic にサインインした状態で Web of Science を検索する。 ② 検索結果一覧画面のプルダウンメニューから「EndNote オンラインに保存」を選択。 ③ EndNote basic に取り込みたいレコードの番号を指定し、「保存」ボタンをクリックする。 ※取り込みたいレコードが飛び飛びに並んでいる場合は、必要なレコードの左端にチェックを付けてから 「EndNote オンラインに保存」をクリックすると、チェックを付けたレコードだけが保存対象となる。 ④ データ送信が完了すると、「送信が完了しました」と表示された後、検索結果一覧画面に戻る。 ⑤ EndNote basic を開いていた画面に戻り、「マイレファレンス」タブを再読み込みすると、[未整理]フォルダ に取り込んだレコードが表示される。 ① ② EndNote basic に取り込むと、 このマークが表示される。 保存済みレコードの目印になる。 ③ ④ POINT! ここで取り込まれたレコードは、 すべて[未整理]フォルダに保存 される。 (P.16 参照) ⑤ 14 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【 PubMed の検索結果をダイレクトエクスポート(プラグイン使用) 】 ① PubMed 検索結果一覧画面で、EndNote basic に取り込みたいデータの左端にチェックを付ける。 ② 「Send to」のプルダウンメニューで「Citation manager」を選択。 ③ 「Create File」ボタンをクリック。 ④ EndNote basic にサインインするポップアップが表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力。 ⑤ 「** references exported to EndNote Web」というポップアップが表示されたらエクスポート成功。 ② ③ ① ④ ⑤ POINT! ここで取り込まれたレコードは、 すべて[未整理]フォルダに保存 される。 (P.16 参照) ★CWYW を使わない方法や、その他のデータベースからの取り込み方法は、「各データベースから EndNote basic へのインポート方法」(本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]作成)をご参照ください。 http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gacos/faq/enw_import.html 15 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【 グループを新規作成してレコードを移す 】 ① 「マイレファレンス」タブから[未整理]フォルダを開く。 ② 移動させたいレコードの左端にチェックを付ける。 ※一括して移動させたいときは「すべて」にチェック ③ 「グループに追加」のプルダウンメニューで「新しいグループ」をクリック。 ※既存のグループに移動させたいときは、プルダウンで表示されるグループ名をクリックする ④ グループの名称を入力して「OK」ボタンをクリックする。 ③ ① ② プロンプトが表示され ないときは、ポップ アップブロックを解除 して再度実行。 ④ POINT! 取り込んだレコードは、その都度こまめにマイグループに 移して整理しておくのが、上手な文献管理のコツ。 グループ名は日本語でも入力可能。 1 つのレコードを複数のグループに保存することもできる。 【補 足】 A) EnNote basicに取り込んだレコードから電子ジャーナルの論文本文にアクセスするには ⇒ または をクリック。 B) 取り込んだレコードを編集したい ⇒ 論文タイトルをクリックすると編集画面が開く。適宜修正・追記等を行い、 ボタンをクリック。 C) 手入力でレコードを新規作成したい ⇒ 「収集」タブの「新しいレファレンス」をクリックすると、新規入力画面が表示される。 「レファレンスタイプ」(Book, Journal Article 等)を選択すると、その資料タイプに沿った記入欄が表示 されるので、各項目に入力後、 ボタンをクリックする。 D) EndNote basic のレコードに、ダウンロードした電子ジャーナルの論文本文のファイルを添付したい ⇒ レコード編集画面で「ファイルの添付」をクリックしてアップロード。 ※最大 2GB まで保存可能 16 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【 参考文献リストの作成(プラグイン使用) 】 ① 論文原稿を Word ファイルで用意する。 ② 引用文献を挿入したい箇所にカーソルを合わせ、Word のリボン「EndNote Web」(Word のバージョンによ り表記が異なる)を開く。ポップアップが表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力してサインイン。 ③ Insert Citations ボタンをクリック。 ④ 検索ボックスに検索語を入れ、Find ボタンをクリックする。 ⑤ 検索結果から引用するレコードを選択し(複数選択可)、Insert ボタンをクリック。 ⑥ 論文情報が挿入されるので、投稿する雑誌の投稿規定に合致したスタイルを選択し、上書き保存する。 ② ③ ④ ⑥ ⑤ POINT! 投稿する雑誌が既に決まっている場合は最初からその雑誌の スタイルを選んでおく方法もあるが、論文執筆中は順番の入れ 替えや追加・削除などの編集を頻繁に行うことになるので、注 と参考文献リストを対照しやすい Numbered を選んでおき、 最後に投稿する雑誌の投稿規定に合わせるのがお薦め。 17 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 ■ よく使う参考文献スタイルの登録 ① 「フォーマット」タブから「引用文献のフォーマット」をクリック。 ② 「お気に入りを選択」をクリック。 ③ 登録したいスタイルをクリックして反転させ、「マイリストにコピー」をクリック。 ※任意のスタイルをクリックしてからアルファベット 1 文字を入力すると、その文字から始まるリストの先頭に 移動できる。 ④ 「マイリスト」に移動したスタイルが、Word のリボン「EndNote Web」の style プルダウンに表示される。 ① ② 選択したスタイルは、右側の マイリストに移動する ③ ④ ※Word から EndNote basic にサインインした後にブラウザからもサインインしてマイリストに新たなスタイルを 追加したときは、一旦 Word を閉じて再度ファイルを開き直すと変更が反映される。 18 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 ■ フィールドコードの削除~論文提出時の処理~ ① Word のリボン「EndNote Web」から「Convert Citations and Bibliography」をクリックし、「Convert to Plain Text」を選択 ② 確認のポップアップが表示されるので、OK をクリック ③ EndNote basic とのリンクが切れた新しい Word ファイルが生成されるので、元の原稿ファイルとは異なる 名前で保存する ① ② ③ POINT! 提出用のプレーンテキストファイルを出版社や共著者に送信後、相手からそのファイルに修正指示が書き込まれて 返ってくることがあるが、そのときは必ず EndNote basic とのリンクを切る前の原稿ファイルを修正する。 リンクの切れたファイルで修正作業をすると、挿入済みの引用情報に対しては削除や順番の入れ替え、スタイルの 変更などが反映されず、すべて手作業で修正しなければならなくなるので要注意。 19 医学図書館情報サービス係主催 2014.11.28 【医学系論文準備講座】 本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]協力 【 マイグループの管理と共有 】 ① 「構成」タブから「マイグループの管理」を選択。 ② 「共有の管理」をクリックし、「このグループの共有を開始します。」をクリック。 ③ 共有相手の EndNote basic アカウントのメールアドレスを入力する。 ④ 共有相手の権限を「読み取り専用」か「読み書き」かに設定して「適用」ボタンをクリックする。 ① ② ③ ※マイグループで共有できるのは論文レコードの情報 のみで、添付ファイルは共有できません。 共有したグループ内のレコードにファイルが添付さ れていても、共有相手からは見られないように設定 されています。 ④ ■ 各種サポートページ・問い合わせ窓口 ・ EndNote basic を使うには?(本部情報基盤課[学術情報リテラシー担当]作成) http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gacos/faq/enw.html ・ EndNote basic サポート(トムソン・ロイター作成) http://ip-science.thomsonreuters.jp/products/enw/support/ ・ インターネット講習会スケジュール(トムソン・ロイター作成) http://ip-science.thomsonreuters.jp/products/enw/training/ ※EndNote basic の他、Web of Science や Journal Citation Reports の講習会動画が見られます 20
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