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文学研究科
文学研究科
ドイツ文 学 専 攻
F I E L D O F S T U DY
◆
専 攻 の ポイント
丁寧な個別指導による研究ゼミ
学生が各自の研究成果を発表する研究ゼミを設け、指
German Literature
導教員による個別指導と併せて、複数の教員が丁寧な
フランス文 学 専 攻
F I E L D O F S T U DY
French Literature
指導をします。
クリエイティブな研究活動の奨励
ドイツ語あるいは日本語による論文を 2 種類のドイツ
最先端のドイツ語圏文化研究を展開
文学専攻関係機関誌に公表する機会を設けるなど、ク
リエイティブな研究活動を奨励しています。
ドイツ語圏の文学・語学・文化に関する授業が
留学への充実した支援
ドイツ人教員を含めたスタッフによって展開されています。
ドイツの大学への留学は、本学の国際交流制度による
派遣留学、個人的な留学のほか、ドイツ政府の公的奨
一般企業などに就職する本専攻修了者も増えています。
学金などの申請も手厚く支援しています。
専攻全体で研究生活をバックアップ
狭い意味での専門だけでなく、今を生きる私たちに
とってというアクチュアルな問題意識を常にもちつ
つ、
それぞれの分野に取り組むことを心がけています。
また、グローバル化のなかで、フランスのみならず、広
より深くフランス学に
くフランス語圏を視野にいれたカリキュラムを設けて
います。指導教授はもちろんのこと、授業や各種研究
親しむプログラムを展開
会での口頭発表などを通して、専攻全体で研究生活を
バックアップします。
フランス語、フランス文学、フランスの文化に関心をもつ学生に、
さらに一歩踏み込んだフランス学に
研究職から一般企業まで多様な進路
在学中に協定校に留学するものも多く、フランス語力
のレベルアップにも力を入れています。また、本専攻
親しむプログラムを用意しています。
いわゆるフランス文学の「古典」から現代文学・哲学、
さらにはケベック・マグレブなどのフランス語圏文学まで、
で修了した後は、研究職から一般企業まで、多様な就
ドイツ文学専攻/フランス文学専攻
修了後の進路は、専門知識を活かして
専 攻 の ポイント
文学研究科
従来の文献学的伝統をふまえながら
◆
職先で活躍しています。
幅広い関心を受けとめるスタッフで構成されています。
ドイツ文 学 専 攻 専 任 教 員 / 研 究テーマ
フランス文 学 専 攻 専 任 教 員 / 研 究テーマ
井出万秀 教授
副島博彦 教授
①語順を中心としたドイツ語の仕組みの謎解き②中
世ドイツ語と現代ドイツ語を比較して現代ドイツ語
の特徴や仕組みの移り変わり③社会の移り変わりの
中でのドイツ語の変化、ドイツ語への意識の変化④
より効果的なテキスト理解や構成のためのストラテ
ジー⑤日本とドイツ間でのコミュニケーション様式
の違い。
①ドイツ文化史 ②身体文化論 ③近現代舞踊史・舞
踊論を主な研究テーマとする。特に、近現代のドイ
ツや日本における身体と都市、メディア、テクノロ
ジーとの関係、19 世紀末に始まるドイツの生活改
革運動(自然療法、菜食主義、田園都市、ワンダー
フォーゲルなど)
、ドイツ表現舞踊、タンツテアーター
が主な研究領域。また最近では、舞踊批評のディス
クール分析やその制度化についても検証している。
前田良三 教授
①ドイツ近・現代文学とメディア文化② 20 世紀ドイ
ツ・ユダヤ系文化 ③ドイツと日本における文学・文
化研究の学問史・学問論が主な研究領域。特に、リ
ルケやツェランを中心とするドイツ現代詩、ポスト
構造主義の文学理論や現代文学における
「言語批判」
の問題、1920 年代の日独における文化研究・批評
ディスクールの制度化などのテーマを、最近ではメ
ディアや制度、都市文化との関連で分析。
新野守広 教授
ドイツ語圏の演劇が専門。特に①戯曲、演出、美術、
翻案などのさまざまな側面から舞台を研究②劇場と
都市の関係を、都市型文化空間の変容や公共劇場制
度から考察③世代交代や東西ドイツ再統一を通して
演劇史がどのように書かれてきたかを検討。
坂本貴志 教授
①ドイツ近・現代文学 ②ヨーロッパ文化史・思想史
③日独比較文化などが主な研究領域。18 世紀のレッ
シングから 20 世紀初頭のハウプトマンまでのドイツ
文学、古代から現代へと至るヘルメス主義、オルフェ
ウス=ピュタゴラス派の思想の文化史的変奏、日本
とアジア文化圏へのキリスト教文化の伝播と変容の
比較文化史的解明などに重点がある。
PICK UP
立 教ドイツ文 学 専 攻
従来のゲルマニスティクの文献学的伝統を十分
にふまえながらも、メディア論や身体論、比較対照
文化研究や言語学などの方法を活用して、最先端
SCHWARZ, Thomas 助教
のドイツ語圏文化研究にチャレンジしています。
Interkulturelle Germanistik, Literatur- und
Kulturkomparatistik; deutsche Literatur und
Philosophie im interkulturellen Kontext,
Exotismus, deutsche Kolonialliteratur, Theorie der
postkolonialen Literatur- und Kulturforschung,
Studien zur Germanistik im Ausland, Deutsch als
Fremdsprache u.a.
ドイツ文学・思想と非ヨーロッパ世界、ポストコロニ
アルの文学・文化研究、韓国およびインドのドイツ
研究、外国人のためのドイツ語など。
を受けて成果をあげるとともに、学会では活発な
この点で教員スタッフは、国内外の公的研究助成
研究活動のほか、役員なども務めています。また、
国際会議やドイツ語圏の研究プロジェクトに招待
参加する機会も多く、海外に広く研究者のネット
ワークをもっています。これを活かして、海外か
ら研究者をしばしば招き、学内で国際会議を開催
したり、講演会や大学院生のためのゼミナールな
ども依頼しています。
機 関 誌《ASPEKT》や《WORT》に は、ほ と ん
どの大学院生が執筆。全国規模の学会での研究発
◆
前期課程授業科目/単位
表には出張補助金も支給されます。ドイツ留学に
州の奨学金の選抜で優れた実績をあげ、協定校の
指定科目B
ドイツ語学特殊研究
1 A ∼3 A・1 B ∼3 B ……………………
ドイツ語教育特殊研究
1 A・2 A・1 B・2 B ……………………
ドイツ学特殊研究 A・B ……………………
ドイツ文化史特殊研究 A・B ……………
うした成果に結びつくように、ドイツ語力アップ
各2単位
各2単位
各2単位
各2単位
修了に必要な単位
指定科目 A ……………………………………… 4単位以上
指定科目 B ……………………………………… 4単位以上
合計 ……………………………………………… 30 単位以上
澤田直 教授
18 世紀後半のフランス文学、思想、社会について研
究している。特に自伝、
書簡といったこの時代の
「自
己のエクリチュール」に関心をもっている。また、
フランス革命と啓蒙思想(あるいは啓蒙思想家)の
関係という、歴史学が絶えず問題にしてきたテーマ
にも関心を抱いている。
哲学・フランス語圏文学を研究テーマとする。サル
トル、メルロ=ポンティ、フーコー、デリダ、ナンシー
などの現代哲学のほか、ベン・ジェルーン、ハティビ
など北アフリカの作家にも興味をもっている。また、
翻訳の問題も研究テーマとしている。
小倉和子 教授(2017 年度春学期 研究休暇予定)
フランス近・現代文学(とりわけ詩)とフランス女
性史を研究テーマとする。ボードレール、マラルメ、
イヴ・ボヌフォワなどの近現代詩を、実存と詩的言
語のかかわり、風景と人間、ジェンダーといった観
点から読解する。最近は、フランス系カナダ文学に
も関心を寄せている。
坂本浩也 教授
プルーストの『失われた時を求めて』を中心に、20
世紀フランス小説を研究テーマとする。特に文化史
的な観点から、文学作品における技術・進歩・現代
生活の表象と、第一次世界大戦をめぐる言説につい
て考察している。また、
文学研究における社会学的・
メディア論的アプローチにも関心をもっている。
菅谷憲興 教授
フローベールを中心とした 19 世紀フランス小説を、
身体の文学的表象、また文学の政治性といった主題
から読み解く作業を行っている。さらに、作家の草
稿類を解読するための新たな批評装置である「生成
論」にも深く関心を抱いている。
横山安由美 教授
中世フランスの文学を研究テーマとする。アーサー
王物語の歴史社会学的分析、聖杯物語における神秘
思想とキリスト教の関係の精査などによって、歴史
思想がどのように表象されるのかを考える。また
12 世紀のエロイーズの恋愛書簡や中世後期のクリス
チーヌ・ド・ピサン等の抒情詩にみられる「語る女
性」のジェンダー観と恋愛論にも関心をもっている。
PICK UP
海 外 の 研 究 者・研 究 機 関
との盛んな交流
立教大学の協定校以外にも、教員各自がもって
いる個人的なネットワークを活かして、毎年、海外
の研究者や作家を招いたイベントを積極的に企画
しています。公開講演会やシンポジウムといった
催しには、もちろん大学院生も主体的に関わるこ
とができるので、国内外の著名な作家・研究者と
の交流を、自分の研究テーマを広げるための絶好
のチャンスとして活用してください。年一回開催
される立教フランス文学会や紀要「立教フランス
文学」など、研究成果を発表する機会にも恵まれ
ています。
あたっては、多くの大学院生がドイツ政府関係や
指定科目A
ドイツ文学特殊研究
1 A ∼9 A・1 B ∼9 B …………………… 各2単位
※本学の平和・コミュニティ研究機構、他研究科設置
科目、文学研究科他専攻設置科目の修得単位は、8
単位を限度に、修了に必要な単位に算入できます。
※授業科目の詳細は、シラバス検索をご利用ください。
https://sy.rikkyo.ac.jp/timetable/
20
最先端の成果を発信する
桑瀬章二郎 教授
テュービンゲン大学やベルリン・フンボルト大学、
ボン大学などの留学先でも活躍してきました。こ
や日本語の論述力強化を含めて、基礎からの懇切
丁寧な指導と助言に力を入れています。もちろん
図書などの整備面でも、基礎的な学習書から新し
い研究領域の開拓に必要なものまで、大学院生の
希望を最大限活かしています。
◆
前期課程授業科目/単位
フランス文学特殊研究
1 A ∼5 A・1 B ∼5 B ……………………
フランス語学特殊研究1 A・1 B ……
フランス文学演習
1 A ∼2 A・1 B ∼2 B ……………………
フランス語学演習
1 A ∼3 A・1 B ∼3 B ……………………
各2単位
各2単位
各2単位
各2単位
修了に必要な単位
必修科目 ………………………………………………… 8単位
自由選択科目 ……………………………… 22 単位以上
合計 ……………………………………………… 30 単位以上
※本学の平和・コミュニティ研究機構、他研究科設置
科目、文学研究科他専攻設置科目の修得単位は、8
単位を限度に、修了に必要な単位に算入できます。
※授業科目の詳細は、シラバス検索をご利用ください。
https://sy.rikkyo.ac.jp/timetable/
※フランス文学専攻は充実した WEB サイトを開設しています。ぜひ参考にしてください。 www.rikkyo.ac.jp/foot-bungaku
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