1 様式第3号(第4条関係) 会 議 録 1、附属機関等の会議の名称 篠山市

様式第3号(第4条関係)
会
議
録
1、附属機関等の会議の名称
篠山市空き家等対策協議会
2、開催日時
平成29年1月30日(月)10時00分から11時50分まで
3、開催場所
篠山市役所第2庁舎3階2-301・302会議室
4、会議に出席した者の氏名
(1) 委
員 酒井 隆明(会長)、田原 直樹、清水 陽子、村手 香織、
森口 久、荒木昌稔、井本 季伸、才本 謙二、酒井 宏一、
達可 明朗、波田 賢司、細山 慶太
(2) 執行機関 事務局 まちづくり部(適正管理担当) 4人
政策部 (有効活用担当)2人
5、傍聴人の数
1人
6、議題及び会議の公開・非公開の別
全て公開
7、非公開の理由
該当なし
8、会議資料の名称
・平成28年度 第5回 篠山市空き家等対策協議会 次第
・篠山市空き家等対策計画(案)
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9、審議の概要
(1)開会(10:00)
(2)会長あいさつ
(3)定数報告
(4)傍聴者の報告
(5)前回会議の議事録確認
※ これより議事について、酒井会長が進行。
(6)議事録署名人の指名
篠山市空き家等対策協議会規則第6条第2項の規定に基づき、酒井会長より2
名の署名人を指名。
委員名簿の順により、達可委員・細山委員が指名される。
(7)議事
(会
長)篠山市空き家等対策計画(案)について、事務局から説明をお願いし
ます。
(事 務 局)「篠山市空き家等対策計画(素案)」からの修正事項を、配布資料「篠
山市空き家等対策計画(案)」により説明
(会
長)15ページに記載されている「(4)寄付受納制度の創設」の小標題
は、全て寄付受納するものであることから、「②寄付による空き家等の
活用」の表題を「基金を活用して改修・除却」などに修正して下さい。
また、「④お試し住宅と篠山魅力ツアーの開催」を「お試し住宅と篠山
魅力体験ツアーの開催」に修正してください。
(会
長)当計画に基づき、取り組むことができる施策については、来年度から
実施していくこととなりますが、来年度に予定している施策について事
務局から説明をお願いします。
(事 務 局)本計画に基づき、来年度から取り組む施策については、市政執行方針
に盛り込み、施策を展開します。
有効活用が可能な空き家の寄付申出があった時には、専門家のアドバ
イスを受けながら、有効活用の可否と活用方法を判断のうえ、寄付受納
及び改修工事を実施し、売却又は賃貸若しくはお試し住宅への活用等に
つなげたいと考えています。受け入れ予定としては、2件程度を計画し
ています。また、寄付申出があった空き家が、お試し住宅として適して
いる物件があれば、篠山魅力体験ツアーを計画したいと考えています。
DIY住宅につきましては、広く周知することにより、多様な賃貸流通
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を促進していきたいと考えています。
次に、周辺の生活環境を保全するために、除却工事費の一部を補助し
てでも取り組まなければならない物件については、老朽危険空き家除却
支援事業の利用を所有者等へ働きかけ、3件程度の補助事業の実施を計
画しています。また、老朽危険空き家の跡地を公益的目的に活用するこ
とができる場合には、対象空き家の所有等に寄付申出するよう働きかけ、
1件程度の除却工事を実施したいと考えています。次に、周辺に危害を
およぼすおそれが切迫している場合に対応するための工事費を予算要
求しており、必要な場合には、緊急安全措置を実施します。固定資産税
の課税の適正化については、税務課と調整しながら制度設計を進めてい
るところであります。除却費用の融資については、金融商品の創設・拡
充を金融機関へ働きかけを行っているところです。
(委
員)10ページに記載されている、「(2)空き家等対策を進める上での
役割」の中の小標題について、全て「責務」と記載されていることから、
「役割」又は「責務」に統一してはと考えます。次に18ページの下か
ら9行目の「専門的見識を有する者の助言を求め」と、15ページ中ご
ろなどの「専門家のアドバイスにより」とは同義であるため、統一して
はと考えます。
(委
員)空き家条例第5条から第7条までの表現は「責務」となっていること
から、「責務」に統一してはと考えます。
(会
長)それでは、「(2)空き家等対策を進める上での責務」に標題を修正
します。
(事 務 局)次に、「専門的見識を有する者の助言を求め」又は「専門家のアドバ
イスにより」にいては、他の箇所においても「専門家のアドバイスによ
り」と表現している箇所があることから、
「専門家のアドバイスにより」
に統一したいと考えます。
(会
長)寄付受納制度に関する基金を、来年度の予算に上程する予定ですか。
(事 務 局)来年度の予算に上程する予定はありません。まずは直接執行という形
で着手していきたいと考えており、設計管理と工事費を予算に計上して
いるところです。いきなり基金は作り辛いので、軌道に乗りはじめれば、
ゆくゆくは基金に移行していきたいと考えているところです。
(会
長)基金を創設しなければ、この計画に基づいたこととならないのではな
いでしょうか。
(事 務 局)現在想定している基金の形については、市会計の他に基金を創設しよ
うと考えており、金融機関等との調整が必要となります。まだ、その調
整に時間を要するため、平成29年度に関しては直接執行という形で進
めながら、金融機関等との調整と事業の推移を見ながら、基金の創設に
移行したいと考えています。
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(会
長)この計画に基づいた事業となるよう、基金の創設に向けて積極的かつ
迅速に取り組んでください。また、篠山の街中に立地する立派な空き家
について、寄付の申出が既にあり、この取り組みの第1号にしたいと考
えています。こういった取り組みを通じで、古民家の価値を高め、篠山
ならではの取り組みを情報発信していきたいと考えます、また古民家で
なくとも必要な取り組みを着実に実施することにより、空き家等の資産
価値を高め、市場流通の促進や定住促進につなげていきたいと考えます。
(委
員)古民家の定義については、概ね戦前に建築されたものを古民家ととら
えております。そうでない新しい物件については、必要な改修等を実施
することにより、一般の市場流通に乗せることができると考えます。篠
山ならではの取り組みとして、基金を活用しての古民家の再生に取り組
んではと考えるところです。
(会
長)そういった取り組みについては、専門家のアドバイスが不可欠と考え
ます。どういった方のアドバイスが必要と考えますか。
(委
員)当協議会に、必要な専門家が参集していると考えます。当協議会の下
部組織として専門部会を設置し、必要なアドバイスを頂いてはと考えま
す。
(事 務 局)対策計画の中に専門部会に関して、加筆を要しますか。
(会
長)対策計画への加筆ではなく、実際の運営方法として、専門部会の設置
を考えてはと思います。また、基金を活用しての事業の実施に際して、
どのような発注形態とするべきでしょうか。各事業者団体と各業務に関
する契約を締結して、事業者団体から工事や設計等を行う事業者を選定
して頂くことは可能でしょうか。
(委
員)事業者団体において選定が可能な業務と選定にそぐわない業務がある
と考えます。
(会
長)固定資産税の住宅用地特例に関しては、いつから適用除外基準と減免
制度の運用を開始する予定ですか。
(事 務 局)平成30年度からの運用開始を目指して、税務課と調整を進めている
ところであり、平成29年度に要綱策定等の制度設計を行う計画です。
(委
員)16ページの「③農のあるくらし支援」について、「30a未満」と
記載されていますが、面積の下限は、どの程度を想定されていますか。
また、実施する時期はいつになりますか。
(会
長)検討状況を農業委員会事務局に聞きたいと考えます。
(農業委員会事務局)現在、職員プロジェクトチームが、この件に関して研究・検
討中であり、農業委員会としては、具体的な方針や実施時期が決まって
いません。農業委員会としては、職員プロジェクトチームからの提言を
受けてからの検討事項となります。ただ、農業委員の皆様は、下限を一
律に変更することについては、否定的な意見が多い状況です。
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(委
員)この検討事項については、僅かな農地が付随した空き家の所有権移転
を阻んでいることに関する検討事項なので、一律に下限を下げるのでは
なく、個別の案件として柔軟に対応いただきたいと考えます。
(委
員)農地取得の下限を一律に下げるのではなく、例えば空き家バンクに登
録する物件に関しては、付随する農地に対する農地転用を柔軟に対応す
ることで、空き家の所有権移転を促進することができると考えます。こ
のような対応策も検討いただきたいと考えます。
(会
長)今後、職員プロジェクトチームでの検討とともに、農業委員会での柔
軟な対応を検討いただきたいと考えます。
(委
員)寄付受納制度によって利益が出た場合には、結果として寄贈者が不満
を持つおそれがあります。そのため、寄贈者に利益の一部を還元するこ
とを考えてはと考えます。
(会
長)寄付受納制度を運用しながら、売却利益又は改修費用の状況を見なが
ら検討したいと考えます。
(委
員)15ページの「(4)寄付受納制度の創設」において、基金に関する
説明がないままに、基金活用と記載されているので、基金に関する説明
を加えていただきたいと考えます。
(会
長)その基金を改修等に使用する際や戻入する際には、議会の承認が必要
となります。また、議会の議決を経るべきものと考えます。篠山市が基
金を創設して運用することを、その説明とともに加筆してください。
(委
員)売却益が出るようなものなら、一般の流通を通して処分されると考え
るので、市に寄付申出のある物件は、改修等に多大な費用がかかるもの
ばかりになることを懸念します。
(委
員)長崎市では、既に空き家の寄付受納に取り組んでいるところですが、
年間70件程度の寄付申出があるところ、物件を厳しく精査し、実際に
受納している物件は、年間5件程度となっています。
(委
員)なにも改修を施して売り出す必要はなく、改修プラン付きで現状引き
渡しという売却方法もあるのではないでしょうか。
(委
員)完全に改修して売り出さなくとも、見栄えのするよう一部の改修で売
り出すこともできると考えます。
(会
長)有効活用が見込めない物件を、全く受け入れないということでは、放
置空き家が増加することとなるので、そういった物件に対する手立ても
検討してはと考えます。
(委 員)17ページからの第8章に「空き家条例」「空家法」と記載されていま
すが、その略称は1ページに(以下「空き家条例」・「空家法」という。)
と記載されているのみで分かりにくいと考えます。目次中に条例・法律
の略称に関する説明を加筆いただきたいと考えます。
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(委
員)対策計画に記載する必要はないと考えますが、すべての案件に対して
協議会を招集していては、事務が煩雑になると考えるので、具体的な案
件ごとに専門部会の設置を検討してはと考えます。
(事 務 局)平成29年度以降も当協議会を継続する予定であり、最低でも年間1
回以上の会議を開催するよう計画しています。また、寄付受納などの具
体的な案件などについては、専門部会を設置し、専門的見地からのご意
見等を賜りたいと考えているところです。
(会
長)それでは、各委員の皆様から貴重なご意見をいただきましたので、必
要な修正を事務局にて行い、パブリックコメント手続きに進めます。
(8)今後の予定ついて
(事 務 局)本日いただいたご意見等から必要な修正を加え、篠山市空き家等対策
計画(案)を市議会の全員協議会の場で説明した後、2月中旬から3月
中旬にかけてパブリックコメント手続きを実施します。その後、パブリ
ックコメントにおける意見等により必要な修正を行い、篠山市空き家等
対策計画を策定します。そして、当計画に基づき、必要な施策を平成2
9年度から展開していきます。また、平成29年度については、パブリ
ックコメント手続きの結果報告等のため、第1回協議会を5月頃に開催
したいと考えております。
(9)その他
(事 務 局)本日13:30より、対策計画(案)にも記載されている寄付受納制
度における利活用の可否と活用方法等に関する専門家のアドバイスを
いただくため、酒井委員に現地診断を実施して頂きます。当該物件は放
置空き家の所有者に対して管理要請したところ、寄付又は処分方法の相
談があった物件です。ご参加いただける場合には、定刻にご参集いただ
きますようお願いします。
(9)閉会(11:50)
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