第7章 評価方法 (PDF形式, 425.85KB)

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進捗状況に対する評価
文化振興がもたらす効果は、短期で計量できるものではありません。したがって、評
価指標の選定にあたっては、長期的な視点に基づいて設定する必要があります。また、
指標は参加者数、実施回数などの定量的な結果だけではなく、参加者の満足や創造性の
喚起、専門家から見た実施方法の適切性、事業の質の向上やノウハウの共有など定性的
な内容を検証することが欠かせません。評価を行う際には、これらの指標を総合的に評
価するだけでなく、主催者評価・市としての評価・外部評価を活用して改善につなげる
ことで、計画の総合的な推進に取り組みます。
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進捗状況の管理
この計画を推進するために、適切な効果測定を行う必要があります。計画の実効性を
高めるためにも、毎年度計画全体の振り返りを行い、計画期間中でも進捗に対する修正
などを行っていきます。また、4 年間の計画期間の最終年度には計画期間を通した進捗
状況の管理を行い、次の計画づくりにつなげます。そのため、文化振興に関する恒常的
な意見交換の場を設けるとともに、学識経験者などによる評価委員会を設置します。
計画上の
検証結果に
各種事業実施
より、各事業の
事業
見直し・修正
計画
事業
政策
実施
評価
振り
返り
事業ごとに計画
評価基準などにより、
計画の進捗状況を評価
との整合性を評価
外部有識者を含めた意見交換
により、事業の過程を検証し、
次の事業に反映させる
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改善
評価結果を
踏まえて次期
計画を策定
○計画全体の評価指標一覧
指 標
現状値
目標
出典
市政アンケート
市民の名古屋文化の評価
・現状:H27
「文化的なまちだと思う」の割合
8.8%
11.4%
「どちらかといえば文化的なまちだと思
う」の割合
47.7%
62.0%
市民の名古屋の鑑賞環境の評価(魅力的な公演や展覧会が多くある)
市政アンケート
・現状:H27
「そう思う」の割合
5.3%
6.9%
「どちらかといえばそう思う」の割合
33.6%
43.7%
77.2%
84.9%
68.5%
76.0%
325 万人
358 万人
57.5%
63.3%
11,700 人
12,870 人
文化をホール、美術館などで直接鑑賞を
した市民の割合(直近3年間)
名古屋独自の魅力や文化で自信を持っ
て紹介できるものがある市民の割合
文化施設利用者数
芸術家の数
・現状:H27
市総合計画 2018
・現状:H27
名古屋市データ
・現状:H27
国勢調査
・現状:H22
経済センサス
文化関連産業
・現状:H26
就業者数
29,768 人
32,700 人
事業所数
2,941
事業所
3,235
事業所
市民の文化情報の入手環境の評価(公演や展覧会に関する情報が入手し
市政アンケート
やすい)
・現状:H27
「そう思う」の割合
8.6%
11.2%
「どちらかといえばそう思う」の割合
31.8%
41.3%
63
第7章 評価方法
文化施設利用者満足度
市政アンケート