持続可能な下水道へ 運営手法を学ぶ 下水道事業にもPPPを活用 11月18日に東京会場(発明会館)で,25日に大阪会場 (大阪科学技術センター)で,第65回下水道新技術セミナーを 開催しました。テーマは「下水道事業におけるPPP事業の導 入について」 。基調講演では「下水道とPPP(官民連携)の果 たす役割」と題して植田和男・特定非営利活動法人日本PFI・ PPP協会会長兼理事長が,我が国の財政状況と官民連携の必 要性や他分野でのPPP導入事例,そして下水道事業への活用 方法を解説しました。特別講演では,「PPP / PFIに関する下 水道分野での動向について」と題し,松原誠・国土交通省水管 理・国土保全局下水道部下水道企画課下水道事業調整官が下水 道事業での推進を図る施策を紹介しました(本誌で概要を掲 載) 。 フォトリポート BCP計画策定へ向けて 第22回新技術研究発表会を,10月19日に東 京会場(発明会館),25日に大阪会場(大阪科学 技術センター)で開きました。 特別講演では三菱総合研究所 科学・安全事 業本部の辻主席研究員が「下水道BCPの必要性 について」と題し,BCPの基本的な考え方や, BCPを補完するための受援計画の提案等につい て,業務経験等を交えながら講演を展開しました (本誌で概要を紹介)。 沿岸地域の防災の在り方展開 本機構は10月24日,都内のアイビーホール 青学会館にて,平成28年度事業報告会を開きま した。特別講演では,早稲田大学理工学術院の柴 山知也教授が「沿岸部の災害と下水道」と題し て,東日本大震災に代表される津波被害や台風に 伴い発生する高潮被害について自身の研究内容を 紹介されました。事例研究やシミュレーション活 用で見えた沿岸地域における地域防災・減災の姿 について知見が展開されました。 5技術が新規で答申 2月2日に平成28年度第2回審査証明委員会 が本機構で開かれました。新規は5技術が,変更 Ⅰ(基準達成型)は5技術,変更Ⅰ(開発目標 型)は10技術,変更Ⅱ(開発目標型)は11技 術,更新(開発目標型)は19技術について答申 を受けました。
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