資料5 平成28年度 第2回 調布市総合交通計画策定等検討委員会 1 自転車ネットワークの候補路線について 自転車ネットワークの構築方法 2 自転車ネットワーク構築の基本方針と視点 【基本方針(案)】 【安全・快適】 安全・快適に利用できる 自転車走行環境の整備 【くらし】 【自転車ネットワーク構築の視点】 視点①:鉄道駅へのアクセス ・鉄道沿線に商業施設や学校、保育施設が多く立地 ・自転車を端末交通手段とした鉄道駅へのアクセスが多い 視点②:駅から離れた主要施設へのアクセス 日常生活を支える 自転車走行環境の整備 ・駅から比較的離れた地域で自転車の分担率が高い ・駅から離れた地域にも自転車利用が見込まれる施設が立地 【にぎわい】 視点③:中心市街地の回遊や観光資源へのアクセス まちの活性化に寄与する 自転車走行環境の構築 ・中心市街地のまちづくりが進行中 ・魅力的な観光資源が市内に点在 3 自転車ネットワークの構成の考え方 【広域自転車交通軸のイメージ】 【アクセス路線のイメージ】 学校等 観光資源 学校等 観光資源 住宅地 駅 住宅地 駅 商業施設 ⇒広域的な自転車利用を支えるネッ トワークとして、主要な幹線道路を 広域自転車交通軸として設定 商業施設 ⇒広域交通軸を補完し、多くの自転 車利用者が集まる施設やエリアへの アクセスする路線を設定 4 自転車ネットワークの構築手順 手順1:広域自転車交通軸の設定 手順2:アクセス路線の候補路線の設定 手順3:広域交通軸・アクセス路線の候補路線の重ね合わせ 手順4:・道路構造や土地利用状況等により 整備が困難な路線を除外 ・連続性の観点から選定すべき路線を追加 5 手順1:広域自転車交通軸の設定 • 調布市道路網計画(H28年3月)において、広域的な移動を支える道路 として位置付けられる「広域道路網」は、広域自転車交通軸として設定 【調布市道路網計画における目指すべき広域道路網】 【調布市道路網計画における今後の課題】 <広域道路網計画> • 広域道路を新規整備する場合には,交通管理者との協 議を踏まえ,車道通行を原則とした自転車走行空間の 設置を検討する。 • 既存道路において自転車走行空間を設置する場合に は,交通管 理者との協議を踏まえ,緊急性などを考慮 したうえで,順次車道にピクトグラムなどの路面表示を 検討する。また,道路の機能や役割に応じて,道路空 間の再配分等により自転車走行空間の確保を検討す る。 • 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向 けた自転車推奨ルートに指定されている地区では,車 道の利用を基本とした整備方針に基づき,整備を進め ていく。 出典:調布市道路網計画(H28年3月):調布市HP 6 手順2:アクセス路線の選定 • 広域自転車交通軸を補完する、アクセス路線を選定する • アクセス路線は、自転車ネットワーク構築における3つの視点に対応した路 線を選定する • 各アクセス路線の選定にあたり、以下の2段階に分けて検討 第1段階 視点ごとの自転車ネットワーク構築の方向性を検討 • 基本方針ごとに検討した「自転車ネットワーク構築の視点」ごと に、自転車ネットワークの構築の方向性を検討する 第2段階 具体の路線を抽出 • 第1段階で検討した視点ごとの構築の方向性を踏まえ、具体 に自転車ネットワークとして位置付けるアクセス路線を抽出する 7 手順2-1:視点ごとのアクセス路線の選定 第1段階 視点ごとの自転車ネットワーク構築の方向性を検討 自転車ネットワーク構築の方向性 【視 点】 【方 向 性 】 視点①: 鉄道駅へのアクセス • 広域自転車交通軸と駅周辺を結ぶ 視点②: 駅から離れた 主要施設へのアクセス • 広域自転車交通軸と郊外部の学校等 の主要施設を結ぶ 視点③: 中心市街地の回遊や 観光資源へのアクセス • 中心市街地の回遊性向上 • 広域自転車交通軸と観光資源を結ぶ 8 手順2-2:視点ごとのアクセス路線の選定 第2段階 以下の抽出基準に基づき具体の路線を抽出 抽出基準① 自転車利用が多く整備の必要性が高い路線 • 自転車利用者へのアンケートや、自転車の発着の多い施設 に対するヒアリング等を実施し、利用が多い路線かつ危険の 指摘が多い路線は優先的に抽出 抽出基準② 調布市道路網計画(地区内道路網)に 位置付けのある路線 • 道路網計画(地区内道路網)では、生活道路の断面構成の 検討を行っているため、道路網計画に位置付けのある路線か ら優先的に路線から検証 9 手順3:広域自転車交通軸と視点ごとの候補路線の重ね合わせ • 手順1で設定した広域自転車交通軸と、手順2で設定した自転車ネット ワークの視点ごとの具体の路線を重ね合わせる 広域自転車交通軸 構築の視点ごとのアクセス路線 鉄道駅への アクセス 主要施設への アクセス 中心市街地や 観光資源の回遊性 自転車ネットワーク(案) 10 手順4-1:整備が困難な路線を除外 • 手順3で重ね合わせた自転車ネットワーク(案)については、道路構造や土地利用状 況等の要因により、自転車走行空間の整備が困難な路線も含まれる事が想定される。 • 自転車走行空間の整備が困難な路線は自転車ネットワーク(案)から除外する。 ※除外する路線の条件は今後検討 【参考】世田谷区における自転車ネットワーク候補路線から除外した路線の基準 1. 歩道や路側帯(有効幅員概ね1m以上)が設置されていない、または 設置が困難 2. 車道幅員が概ね3m未満(歩道や路側帯が道路の片側にしかない場 合は概ね4m未満) 3. 自動車が通行できない道路・河川管理用通路・緑道で有効幅員が概 ね4m未満 4. ネットワーク路線に選定することでネットワークの密度が高くなる 5. 私道 6. 上記1~5の路線に接続するなどの理由により、連続性の確保が困難 出典:世田谷区自転車ネットワーク計画 (H27年3月):世田谷区HP 11 手順4-2:連続性の観点から選定すべき路線を追加 • 手順4-1で検討する整備が困難な路線の除外と併せて、連続性の観点から追加すべき 路線があればさらに抽出する 調布市における 目指すべき自転車ネットワーク 【自転車ネットワークの構成イメージ】 広域自転車交通軸 視点①に対応した候補路線 駅 駅 視点②に対応した候補路線 視点③に対応した候補路線 整備が困難でNWから除外する路線 連続性の観点から追加する路線 上記以外の路線(自転車NW以外) 12 今後の検討内容・スケジュール案 委員会 第2回 主な議題内容 • アンケート、ヒアリング結果による現状把握の状況報告 平 (本日) • ネットワーク候補路線の選定の考え方 成 28 • 交通量調査結果による現状把握の状況報告 年 第3回 度 (3月29日) • ネットワーク候補路線(素案)について • 整備形態の選定の考え方について 第1回 平 成 29 第2回 年 度 第3回 関係者との合意形成 • 関係部署との協 議・調整 • ネットワーク候補路線(案)および重点整備エリアについて • 各路線の整備形態(案)について ・ネットワーク候補路線、重点整備エリア および整備形態の最終案について ・ネットワーク計画(案)について • パブリックコメントの 実施 ・パブコメを踏まえたネットワーク計画(最終案)のとりまとめ 調布市自転車ネットワーク計画(仮称)の公表 (※開催回数や、議題内容等については変更になる場合あり) 13
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