北陸電力株式会社 - 原子力規制委員会

別紙
志賀原子力発電所
雨水流入事象に係る止水措置実施計画書
平成29年3月
北陸電力株式会社
志賀原子力発電所
目次
1.目的........................................................................1
2.止水措置実施の対象となる貫通部..............................................1
3.止水措置の実施方法..........................................................3
4.止水措置完了までの監視及び
浸水に至る蓋然性が高い状況を検知したときの応急処置..........................5
添付資料-1
添付資料-2
添付資料-3
添付資料-4
添付資料-5
止水措置の実施対象となる貫通部
建屋の貫通部に対する止水措置概要
外郭貫通部に対する止水措置概要
止水措置実施計画工程表
止水措置実施完了までの監視方法概要
1.目的
平成 29 年2月8日付け「北陸電力株式会社志賀原子力発電所2号炉の原子炉建屋内に雨
水が流入した事象に係る対応について(追加指示)」(原規規発第 1702083 号)※に基づき,
止水措置を実施していない建屋の貫通部について,当該貫通部又は当該貫通部の外側にあ
る貫通部(以下,「外郭貫通部」という。)の止水措置を実施するとともに,止水措置完了
までの間における当該貫通部に対する外部からの浸水を監視するとともに,浸水に至る蓋
然性が高い状況を検知したときは,これを防ぐ応急処置を行うことにより,外部からの浸
水に対する原子力施設の安全性を向上させる。
※「北陸電力株式会社志賀原子力発電所2号炉の原子炉建屋内に雨水が流入した事象に係る対応につ
いて(追加指示)
」の指示内容
①貴社から報告のあった,止水措置を実施していない建屋の貫通部(当該貫通部の外側にある貫
通部(以下「外郭貫通部」という。
)の全てに止水措置を実施しているものを除く。
)について,
当該貫通部又は全ての外郭貫通部に対し,速やかに止水措置を実施することにより,外部から
の浸水に対する原子力施設の安全性を向上させること。なお,止水措置の実施が完了するまで
の間は,当該貫通部に対する外部からの浸水を監視するとともに,浸水に至る蓋然性が高い状
況を検知したときは,これを防ぐ応急処置を実施すること。
②①の止水措置を実施することが安全設計上不可能な場合等の特段の合理的理由がある場合にあ
っては,外部からの浸水に対して止水措置以外の措置を実施することを妨げない。この場合に
おいては,速やかに当該措置を実施することに加え,当該貫通部に対する外部からの浸水を監
視するとともに,浸水に至る蓋然性が高い状況を検知したときは,これを防ぐ応急処置を実施
すること。
③①及び②の措置を実施するための計画を策定し,平成 29 年3月8日までに原子力規制委員会に
報告すること。
2.止水措置実施の対象となる貫通部
平成 28 年 12 月に原子力規制委員会に止水性能がないと報告※した建屋の貫通部の箇所数
を表1に示す。
※ 「志賀原子力発電所1号機外部溢水に対する防護対策の調査結果について(報告)
」
(平成 28 年 12 月 26 日)
「志賀原子力発電所2号機原子炉建屋内への雨水流入について(報告)」
(平成 28 年 12 月 26 日)
表1
止水性能がない建屋の貫通部箇所数(平成 28 年 12 月報告時)
ケーブル
1 トレイ
号 電線管
機
配管
ケーブル
2 トレイ
号 電線管
機
配管
原子炉建屋
タービン建屋
海水熱交換器建屋
1
2
0
35
0
0
12
8
0
2
0
0
12
0
9
7
5
2
1
合計
58
37
表1の建屋の貫通部のうち,報告時に工事中であったため,止水性能がないと報告して
いた一部の建屋の貫通部については,止水措置を完了したことから,止水性能がある建屋
の貫通部として整理した。
また,報告時にシリコンゴム充填厚さが確認できなかったため,止水性能がないと報告し
ていた一部の建屋の貫通部については,更なる確認の結果,シリコンゴム充填厚さが確保
されていることが判明したことから止水性能がある建屋の貫通部として整理した。
上記の整理結果を踏まえ,現在止水性能がない建屋の貫通部を表2に示すとともに,止
水措置を要するトレンチを改めて特定した(表3,表4)。
表2
1
号
機
2
号
機
止水性能がない建屋の貫通部箇所数(平成 29 年3月現在)
原子炉建屋
タービン建屋
海水熱交換器建屋
ケーブル
トレイ
1
2
0
電線管
35
0
0
配管
9(▲3)
2(▲6)
0
ケーブル
トレイ
2
0
0
電線管
12
0
0(▲9)
配管
2(▲5)
0(▲5)
0(▲2)
合計
49
(▲9)
16
(▲21)
※表中( )内は,表1に対する箇所の増減
表3
接続先
原子炉建屋
タービン建屋
各建屋と各トレンチの貫通部の止水措置対象数(1号機)
トレンチ名
平成 28 年 12 月 平成 29 年3月
止水措置要否
開閉所共通トレンチ
4
4
要
SGTSトレンチ
6
5
要
CSTトレンチ
25
23
要
軽油トレンチ
9
9
要
給水トレンチ
4
4
要
AD/Bトレンチ
4
4
要
BC/Pトレンチ
6
0
否
58
49
-
合計
2
表4
各建屋と各トレンチ等の貫通部の止水措置対象数(2号機)
接続先
トレンチ名等
平成 28 年 12 月 平成 29 年3月
止水措置要否
開閉所共通トレンチ
4
4
要
CSTトレンチ
4
0
否
SGTSトレンチ
3
2
要
軽油トレンチ
10
10
要
5
0
否
3
0
否
雨水及び津波流入を
海水熱交換器
考慮している海水ポ
建屋
ンプエリアから海水
熱交換器建屋内へ接
続する貫通部
8
0
否
合計
37
16
-
原子炉建屋
タービン建屋 ユーティリティトレンチ
屋外貫通部
(EL 11.3m~EL 15.3m)
(添付資料-1)
3.止水措置の実施方法
外部からの浸水に対する原子力施設の安全性を向上させることを目的として,表5及び
表6に示すトレンチに対して止水措置を実施する。
表5
止水措置が必要なトレンチと止水措置方法(1号機)
トレンチ名
止水措置実施箇所
開閉所共通トレンチ
外郭貫通部
電線管止水,開口部止水
SGTSトレンチ
外郭貫通部
開口部止水
CSTトレンチ
外郭貫通部
開口部止水
軽油トレンチ
建屋の貫通部
電線管止水
給水トレンチ
建屋の貫通部
電線管止水,配管止水
AD/Bトレンチ
建屋の貫通部
ケーブルトレイ止水,配管止水
3
止水措置方法
P.N
T/B~S/B連絡トレンチ
サービス建屋
RCW・TCWトレンチ
RWトレンチ
開閉所共通トレンチ※
SGTSトレンチ※
取水ピット
排気筒モニタトレンチ
海水熱交換器
建屋
原子炉建屋
タービン建屋
CSTトレンチ※
軽油トレンチ※
上段:ユーティリティトレンチ
下段:AD/Bトレンチ※
給水トレンチ※
PLR/Trトレンチ
BC/Pトレンチ
RWトレンチ
※:対象トレンチ
RCW・HPCWトレンチ
図1
表6
止水措置が必要なトレンチ(1号機)
止水措置が必要なトレンチと止水措置方法(2号機)
トレンチ名
止水措置実施箇所
止水措置方法
開閉所共通トレンチ
建屋の貫通部
ケーブルトレイ止水,電線管止水
SGTSトレンチ
建屋の貫通部
ケーブルトレイ止水,電線管止水
軽油トレンチ
建屋の貫通部
電線管止水,配管止水
P.N
ユーティリティトレンチ
RWトレンチ
軽油トレンチ※
取水ピット
海水熱交換器
建屋
CSTトレンチ
タービン建屋
原子炉建屋
開閉所共通トレンチ※
RCWトレンチ
サービス建屋
SGTSトレンチ※
※:対象トレンチ
図2
止水措置が必要なトレンチ(2号機)
4
3.1 止水性能がない建屋の貫通部に対する止水措置
3.1.1 ケーブルトレイ貫通部
ケーブルトレイ貫通部は,ペネシール充填による止水措置を実施する。
3.1.2 電線管貫通部
電線管貫通部は,ペネシール充填による止水措置を実施する。
3.1.3 配管貫通部
配管貫通部は,シリコンゴムの新規充填又はラバーブーツを配管に直接取付ける止水措
置を実施する。
(添付資料-2)
3.2
止水性能がない外郭貫通部に対する止水措置
1号機の開閉所共通トレンチ,SGTSトレンチ及びCSTトレンチについては,外郭
貫通部である開口部(扉,ハッチ)及び電線管貫通部に対して止水措置を実施することで,
建屋の貫通部から建屋内への浸水を防止する。
3.2.1 開口部
開口部(扉,ハッチ)は,隙間にゴムパッキンを設置する止水措置を実施する。
3.2.2 電線管貫通部
電線管貫通部は,ペネシール充填による止水措置を実施する。
(添付資料-3)
本止水措置については,1号機は平成 30 年3月末迄,2号機は平成 29 年 12 月末迄に完
了する計画であり,止水措置完了まで当該貫通部に対する外部からの浸水を監視するとと
もに,浸水に至る蓋然性が高い状況を検知したときはこれを防ぐ応急処置を行う。
(添付資料-4)
4.止水措置完了までの監視及び浸水に至る蓋然性が高い状況を検知したときの応急処置
上記止水措置を必要とする建屋の貫通部に対して,止水措置が完了するまでの間,4.1,
4.2 及び 4.3 の通り監視するとともに,浸水に至る蓋然性が高い状況を検知したとき 4.4
の応急処置を行う。
4.1 1号機トレンチに対する監視
4.1.1 CSTトレンチ
トレンチ内水位上昇を水位検出器にて監視する。
5
4.1.2 開閉所共通トレンチ,軽油トレンチ,給水トレンチ,AD/Bトレンチ
トレンチ内に雨水等の外部からの水の流入がある場合,排水ポンプにより排水する。ま
た,トレンチ内水位上昇を水位検出器にて監視する。
4.1.3 SGTSトレンチ
トレンチ内に雨水等の外部からの水の流入がある場合,床ファンネルを介して,原子炉
建屋高電導度廃液サンプへ排水する。また,トレンチ内の排水状況を原子炉建屋高電導度
廃液サンプポンプの運転状況(運転時間,運転間隔)にて監視する。
4.2 2号機トレンチに対する監視
4.2.1 開閉所共通トレンチ,軽油トレンチ
トレンチ内に雨水等の外部からの水の流入がある場合,排水ポンプにより排水する。ま
た,トレンチ内水位上昇を水位検出器にて監視する。
4.2.2 SGTSトレンチ
トレンチ内に雨水等の外部からの水の流入がある場合,床ファンネルを介して,原子炉
建屋高電導度廃液サンプへ排水する。また,トレンチ内の排水状況を原子炉建屋高電導度
廃液サンプポンプの運転状況(運転時間,運転間隔)にて監視する。
(添付資料-5)
4.3 トレンチ入口付近等に対する監視
4.3.1 通常時監視
定期的(1回/週)に発電所構内の屋外設備の状況を把握するため,排水路に異物がな
いこと等を巡視により確認する。
4.3.2 大雨時監視
当発電所における大雨に関する警戒準備体制発令(構内の降雨量で 15mm/h相当)時に
は,排水路の排水状況,トレンチ入口付近に冠水がないこと等を巡視により確認する。
4.4
浸水に至る蓋然性が高い状況を検知したときの応急処置
当発電所における大雨に関する警戒準備体制発令時には,トレンチ入口付近に冠水がな
いこと等を巡視により確認し,浸水に至る蓋然性が高い状況を検知した場合,トレンチ内
を浸水させないよう仮設排水ポンプによる排水,土のうの設置等,応急処置を行う。
また,応急処置に必要な仮設排水ポンプ,土のう等をあらかじめ配備する。
以上
6
志賀原子力発電所1号機
止水措置の実施対象となる貫通部
貫通部の場所の区分
原子炉建屋
原子炉建屋
原子炉建屋
開閉所共通
トレンチ
SGTSトレンチ
スリーブ№
穴仕舞
止水性能
有無
(平成28年12月
報告書時点)
ケーブルトレイ
貫通部
R1F52G02
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
N109-117-4006-1
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
N109-117-4006-2
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
N109-117-4006-3
穴仕舞なし
無
無
電線管貫通部
7N1B350-305-11
ハイシール
無
無
貫通部種類
平成28年12月の報告書において
止水性能が無いと判断した理由
止水性能
有無
(平成29年3月
時点)
穴仕舞いがされていないため
無
7N1B350-305-12
ハイシール
無
7N1B350-305-13
ハイシール
無
電線管貫通部
7N1B350-305-15
ハイシール
無
無
電線管貫通部
7N1B350-305-16
ハイシール
無
無
配管貫通部
R1F52G05
シリコンゴム
無
穴仕舞いとしてシリコンゴムが充填されて
いるが,シリコンゴム充填厚さが確認できな
かったため
穴仕舞いがされていないため
7N1B350-302-10
穴仕舞なし
無
7N1B350-302-25
ハイシール
無
無
有
7N1B350-302-26
ハイシール
無
無
ハイシール
無
無
7N1B350-302-28
ハイシール
無
ハイシール
無
電線管貫通部
7N1B350-302-30
ハイシール
無
電線管貫通部
7N1B350-302-79
ハイシール
無
ハイシール
無
無
ハイシール
無
無
電線管貫通部
7N1B350-302-94
ハイシール
無
無
電線管貫通部
7N1B350-302-100
穴仕舞なし
無
無
穴仕舞なし
無
穴仕舞なし
無
要
-
無
穴仕舞いがされていないため
無
電線管貫通部
7N1B350-717-100
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
N195-120-4004-2
穴仕舞なし
無
無
配管貫通部
RB156J17
シリコンゴム
無
配管貫通部
RB156J09
シリコンゴム
無
配管貫通部
R1F06003
ラバーブーツ
無
無
配管貫通部
R1F06007
ラバーブーツ
無
無
配管貫通部
R1F06002
シリコンゴム
無
配管貫通部
RB156J05
ラバーブーツ
無
配管貫通部
RB156J01
シリコンゴム
無
無
穴仕舞いとしてシリコンゴムが充填されて
いるが,シリコンゴム充填厚さが確認できな
かったため
有
有
施工記録より,シリコンゴムの充填厚さが
確保されていることを確認したため。
無
保温材の上から穴仕舞いがされており,保
温材が浸水経路となる可能性があるため
無
無
配管貫通部
RB156D04
ラバーブーツ
無
無
配管貫通部
RB156D01
ラバーブーツ
無
無
-
添付資料-1(1/4)
7N1B350-302-101
外郭貫通部について止水措置実施
(扉,ハッチ 各1箇所)
無
7N1B350-302-92
7N1B350-302-102
施工記録より,シリコンゴムの充填厚さが
確保されていることを確認したため。
無
7N1B350-302-93
電線管貫通部
要
無
電線管貫通部
電線管貫通部
外郭貫通部について止水措置実施
(扉1箇所,ハッチ 2箇所)
-
無
穴仕舞いとしてハイシールを充填している
が,止水性能がないため
電線管貫通部
CSTトレンチ
要
無
7N1B350-302-27
7N1B350-302-29
外郭貫通部について止水措置実施
(ハッチ1箇所,電線管13箇所)
無
電線管貫通部
電線管貫通部
-
無
穴仕舞いとしてハイシールを充填している
が,止水性能がないため
電線管貫通部
電線管貫通部
止水措置完了までの
監視要否
無
電線管貫通部
電線管貫通部
今回の止水措置
無
電線管貫通部
電線管貫通部
平成29年3月時点で
止水性能が有ると判断した理由
志賀原子力発電所1号機
止水措置の実施対象となる貫通部
貫通部の場所の区分
原子炉建屋
原子炉建屋
タービン建屋
タービン建屋
軽油トレンチ
給水トレンチ
AD/Bトレンチ
BC/Pトレンチ
貫通部種類
スリーブ№
穴仕舞
止水性能
有無
(平成28年12月
報告書時点)
電線管貫通部
7N1B350-314-85
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
7N1B350-314-86
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
7N1B350-314-87
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
7N1B350-314-88
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
7N1B350-314-89
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
215W-D-802-14
ハイシール
無
電線管貫通部
7N1B350-314-91
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
7N1B350-314-92
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
N195-120-4006-1
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
7N1B350-315-99
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
7N1B350-315-100
穴仕舞なし
無
配管貫通部
R1F65C02
ラバーブーツ
無
平成28年12月の報告書において
止水性能が無いと判断した理由
止水性能
有無
(平成29年3月
時点)
平成29年3月時点で
止水性能が有ると判断した理由
今回の止水措置
止水措置完了までの
監視要否
-
ペネシール充填
要
無
無
穴仕舞いがされていないため
無
無
無
穴仕舞いとしてハイシールを充填している
が,止水性能がないため
無
無
穴仕舞いがされていないため
無
無
無
ペネシール充填
穴仕舞いがされていないため
無
保温材の上から穴仕舞いがされており,保
温材が浸水経路となる可能性があるため
無
配管貫通部
R1F65C01
ラバーブーツ
無
ケーブルトレイ
貫通部
TB166B01
ハイシール
無
ケーブルトレイ
貫通部
TB157B02
ハイシール
無
配管貫通部
TB166B02
シリコンゴム
無
配管貫通部
TB166B03
シリコンゴム
無
配管貫通部
TB164A09
シリコンゴム
無
配管貫通部
TB164A10
シリコンゴム
無
配管貫通部
TB164A11
シリコンゴム
無
配管貫通部
TB164A12
シリコンゴム
無
配管貫通部
TB164A19
シリコンゴム
無
有
配管貫通部
TB164A22
シリコンゴム
無
有
穴仕舞いとして,ハイシールを充填している
が,止水性能がないため
-
無
ラバーブーツ施工
(当該配管には所内蒸気が流れており,最高使用温度150℃以上
の高温配管であるためシリコンゴムではなく,ラバーブーツを施
工)
要
無
-
ペネシール充填
-
ラバーブーツ施工
(当該配管には所内蒸気が流れており,最高使用温度150℃以上
の高温配管であるためシリコンゴムではなく,ラバーブーツを施
工)
無
要
保温材の上から穴仕舞いがされており,保
温材が浸水経路となる可能性があるため
無
無
有
有
穴仕舞いとしてシリコンゴムが充填されて
いるが,シリコンゴム充填厚さが確認できな
かったため
有
有
施工記録より,シリコンゴムの充填厚さが
確保されていることを確認したため。
-
否
添付資料-1(2/4)
志賀原子力発電所2号機
止水措置の実施対象となる貫通部
貫通部の場所の区分
原子炉建屋
原子炉建屋
原子炉建屋
原子炉建屋
熱交換器建屋
CSTトレンチ
スリーブ№
穴仕舞
止水性能
有無
(平成28年12月
報告書時点)
ケーブルトレイ
貫通部
R3019A01
ハイシール
無
電線管貫通部
N209-117-4018-1
ハイシール
シリコンコーキング
無
電線管貫通部
N209-117-4018-2
ハイシール
シリコンコーキング
無
電線管貫通部
N209-117-4018-3
ハイシール
シリコンコーキング
無
配管貫通部
R3018A01
シリコンゴム
無
配管貫通部
R3018A02
シリコンゴム
無
配管貫通部
R3018A03
シリコンゴム
無
配管貫通部
R3018A11
シリコンゴム
無
ケーブルトレイ
貫通部
R3023A01
ハイシール
無
電線管貫通部
7N1B371-755-124
平成28年12月の報告書において
止水性能が無いと判断した理由
穴仕舞いとしてハイシールを充填している
が,止水性能がないため
止水性能
有無
(平成29年3月
時点)
今回の止水措置
止水措置完了までの
監視要否
-
ペネシール充填
要
-
否
無
無
穴仕舞いとしてハイシール,シリコンコーキ
ングを充填しているが,止水性能がないた
め
無
無
工事中により穴仕舞が完了していなかった
ため
有
内部溢水対策として,安全性向上工事を実
施中であったため
有
有
有
止水能力に必要なシリコンゴムの充填厚さ
で施工したため。
止水能力を有するラバーブーツを施工した
ため。
無
穴仕舞いとしてハイシールを充填している
が,止水性能がないため
ハイシール
平成29年3月時点で
止水性能が有ると判断した理由
無
-
ペネシール充填
無
SGTSトレンチ
軽油トレンチ
ユーティリティ
トレンチ
高さEL 11.3mからEL
15.3mまでの範囲
要
穴仕舞いとしてシリコンゴムが充填されて
いるが,シリコンゴム充填厚さが確認できな
かったため
配管貫通部
R2081A04
シリコンゴム
無
電線管貫通部
7N1B371-754-38
ハイシール
無
電線管貫通部
7N1B371-754-40
ハイシール
無
電線管貫通部
7N1B371-754-41
ハイシール
無
無
電線管貫通部
7N1B371-754-46
穴仕舞なし
無
無
電線管貫通部
7N1B371-754-47
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
7N1B371-754-51
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
7N1B371-754-52
ハイシール
無
電線管貫通部
7N1B380-043-1
ハイシール
無
配管貫通部
R3018A06
ロックウール
無
配管貫通部
R3018A13
ロックウール
無
配管貫通部
T3041B02
シリコンゴム
無
配管貫通部
T3041B11
シリコンゴム
無
配管貫通部
T3041B10
シリコンゴム
無
配管貫通部
T3041B09
シリコンゴム
無
配管貫通部
T3041B04
シリコンゴム
無
電線管貫通部
Qd-固電-010
穴仕舞なし
無
配管貫通部
H4041A04
シリコンゴム
無
配管貫通部
H4032A04
シリコンゴム
無
有
施工記録より,シリコンゴムの充填厚さが
確保されていることを確認したため。
-
無
穴仕舞いとしてハイシールを充填している
が,止水性能がないため
穴仕舞いがされていないため
無
ペネシール充填
無
無
穴仕舞いとしてハイシールを充填している
が,止水性能がないため
穴仕舞いとしてロックウールを充填している
が,止水性能がないため
要
-
無
無
無
シリコンゴム充填
(当該配管は,最高使用温度150℃以下の配管であるためシリコ
ンゴムを充填)
無
有
穴仕舞いとしてシリコンゴムが充填されて
いるが,シリコンゴム充填厚さが確認できな
かったため
有
有
施工記録より,シリコンゴムの充填厚さが
確保されていることを確認したため。
-
否
止水性能のある閉止キャップ(コーキング)
により穴仕舞いを実施したため
-
否
工事中ではあるが,止水性能のある穴仕
舞いを実施したため
-
否
有
有
工事中により穴仕舞が完了していなかった
ため
工事中により穴仕舞が完了していなかった
ため
有
有
有
添付資料-1(3/4)
タービン建屋
開閉所共通
トレンチ
貫通部種類
志賀原子力発電所2号機
止水措置の実施対象となる貫通部
貫通部の場所の区分
熱交換器建屋
雨水及び津波流入を
考慮している海水ポ
ンプエリアから海水
熱交換器建屋内へ
接続する貫通部
止水性能
有無
(平成29年3月
時点)
貫通部種類
スリーブ№
穴仕舞
止水性能
有無
(平成28年12月
報告書時点)
電線管貫通部
D-62
穴仕舞なし
無
有
電線管貫通部
D-63
穴仕舞なし
無
有
電線管貫通部
D-65
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
Qd-固電-016
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
Qd-固電-024
穴仕舞なし
無
電線管貫通部
Qd-固電-025
穴仕舞なし
無
有
電線管貫通部
7N1B029-683-1
穴仕舞なし
無
有
電線管貫通部
7N1B029-683-2
穴仕舞なし
無
有
平成28年12月の報告書において
止水性能が無いと判断した理由
平成29年3月時点で
止水性能が有ると判断した理由
今回の止水措置
止水措置完了までの
監視要否
-
否
止水性能のあるペネシールの充填により穴
仕舞いを実施したため
有
工事中により穴仕舞が完了していなかった
ため
有
有
止水性能のある閉止キャップ(コーキング)
により穴仕舞いを実施したため
止水性能のあるペネシールの充填により穴
仕舞いを実施したため
添付資料-1(4/4)
建屋の貫通部に対する止水措置概要
・ケーブルトレイ貫通部ペネシール充填
ケーブル
・配管貫通部シリコンゴム充填(最高使用温度 150℃以下の配管貫通部)
水密処理ダクト
ダクト
ケーブル
ダクト
ハイシール
既設シール材
(ハイシール等)
水密シール材
(ペネシール)
【止水措置前】
ペネシールを充填
することで止水性
能を確保する。
配管
配管
シリコンゴムを新規に充填
することで止水性能を確保
する。
既設シール材
(ハイシール等)
【止水措置前】
【止水措置後】
・電線管貫通部ペネシール充填(ケーブル施工済の電線管貫通部)
ハイシール
プルボックス
既設シール材
(ハイシール)
ラバーブーツ
施工貫通部
配管
埋設電線管
ハイシール
ラバーブーツ
ラバーブーツ
保温材が浸水経路
となることを防止
するため,ラバーブ
ーツを配管に直接
取付けることで止
水性能を確保する。
配管
ペネシールを充填
することで止水性
能を確保する。
ケーブル
埋設電線管
【止水措置前】
シリコン
ゴム
既設シール材
(ハイシール)
ケーブル
【止水措置後】
・配管貫通部ラバーブーツ施工(最高使用温度 150~250℃の配管貫通部)
シリコンゴム
充填貫通部
プルボックス
シリコンゴム
水密シール材
(ペネシール)
保温材
保温材
埋設電線管
【止水措置後】
【止水措置前】
・電線管貫通部閉止キャップ取付(ケーブル未施工の電線管貫通部)
【止水措置後】
・配管貫通部鉄板設置,コーキング処理(工事中の配管貫通部)
コーキング
閉止キャップ(コーキング)
配管
配管
埋設電線管
鉄板を設置,隙間を
コーキングすること
で止水性能を確保す
る。
埋設電線管
鉄板
【止水措置前】
【止水措置後】
【止水措置前】
【止水措置後】
添付資料-2
閉止キャップを取
り付け,コーキング
することで止水性
能を確保する。
添付資料-3(1/3)
外郭貫通部に対する止水措置概要
志賀原子力発電所1号機 開閉所共通トレンチ
『止水措置方法』
①ハッチ
ハッチの堰高さは地表面から 300mmあり,ハッチの隙間にゴムパッキンを設置する。
②電線管(13箇所)
電線管貫通部にペネシールを充填する。
開閉所
電気室
止水性能がない
電線管貫通部
(6箇所)
②
改造後イメージ(2 号開閉所共通トレンチの例)
ゴムパッキン
②
EL.21.3m
止水性能がない
電線管貫通部
(7箇所)
ハッチ断面
①
止水性能がない貫通部
(4箇所)
原子炉建屋
【全体図】
開閉所
電気室
EL.35.0m
原子炉
建屋
①
EL.21.0m
止水性能がない貫通部
(4箇所)
【断面図】
:止水性能を持つ外郭
添付資料-3(2/3)
外郭貫通部に対する止水措置概要
志賀原子力発電所1号機 SGTSトレンチ
『止水措置方法』
①ハッチA,B
ハッチの堰高さは地表面から 1.0mあり,ハッチの隙間にゴムパッキンを設置する。
②扉
建屋入口下端は地表面から 300mmあり,扉の隙間にゴムパッキンを設置する。
①(ハッチA)①(ハッチB)
排気筒
①(ハッチA)
ゴムパッキン
EL.22.0m
①(ハッチB)
ハッチ断面
②
止水性能がない貫通部
(5箇所)
原子炉建屋
ゴムパッキン
【全体図】
EL.21.3m
②
①(ハッチA)
EL.21.0m
原子炉
建屋
排気筒
①(ハッチB)
止水性能がない貫通部
(5箇所)
【断面図】
:止水性能を持つ外郭
添付資料-3(3/3)
外郭貫通部に対する止水措置概要
志賀原子力発電所1号機 CSTトレンチ
『止水措置方法』
①ハッチ
ハッチの堰高さは地表面から 600mmあり,ハッチの隙間にゴムパッキンを設置する。
②扉
建屋入口下端は地表面から 300mmあり,扉の隙間にゴムパッキンを設置する。
②
ゴムパッキン
EL.21.3m
①
復水貯蔵タンク
止水性能がない貫通部
(23箇所)
原子炉建屋
【全体図】
EL.21.6m
ゴムパッキン
ハッチ断面
①
EL.21.0m
復水貯蔵タンク
原子炉
建屋
止水性能がない貫通部
(23箇所)
【断面図】
:止水性能を持つ外郭
止水措置実施計画工程表
平成 28 年度
9月
10 月
11 月
12 月
1月
平成 29 年度
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
開閉所共通トレンチ
SGTS トレンチ
志賀
原子力
発電所
1号機
軽油トレンチ
CST トレンチ
給水トレンチ
AD/B トレンチ
志賀
原子力
発電所
2号機
開閉所共通トレンチ
SGTS トレンチ
軽油トレンチ
添付資料-4
添付資料-5
止水措置実施完了までの監視方法概要
トレンチ名
監視方法
トレンチ
管理区域
建屋
1号
CSTトレンチ
1号
1号
1号
1号
2号
2号
開閉所共通トレンチ
軽油トレンチ
AD/Bトレンチ
給水トレンチ※
開閉所共通トレンチ
軽油トレンチ
水位検出器
(中央制御室に警報発生)
トレンチ
非管理区域
建屋
P
排水ポンプ
+水位検出器
(中央制御室に警報発生)
※排水ポンプ及び水位検出器のあるOFト
レンチへ排水
トレンチ
管理区域
建屋
勾配による排水
建屋内
サンプ
(中央制御室に警報発生)
ファンネル
1号
2号
SGTSトレンチ
SGTSトレンチ