小平第十一小学校 臨時保護者会の概要報告 日 時 平成29年3月4日(土)午後4時から午後4時40分まで 場 所 小平市立小平第十一小学校 多目的室 参会者 保護者・地域 46名 説明等 教育長、教育部長、校長 (その他の出席者:学務課長、学務課長補佐、学校給食センター所長、給食担当係長、給食 担当、指導課長、統括指導主事、指導主事、副校長、十一小教員) 内 容(要約) 1 小平市教育委員会より(教育長) 昨日、多摩小平保健所の調査の結果より、給食食材の「きざみのり」が食中毒の原因と断定された。 今後このようなことが起こらないよう教育委員会と学校が連携し再発防止に取り組む。 2 学校給食に起因する集団食中毒についての説明(教育部長) (1)経過 ・小平第十一小学校では、2月27日に嘔吐、下痢の症状で43人の児童、4人の教員が欠席または早 退した。 (前日までには、このような症状による欠席等はなかった。 ) ・これを受けて、教育委員会職員が状況を確認したが原因は判明せず。同日、保健所が立ち入り検査。 ・給食が原因である可能性及び児童の安全を考慮し、翌日2月28日の給食を停止し午前授業に。 ・同日中、原因が判明しないため、引き続き3月1日から3月6日まで給食停止。 (2)これまでの対応 ・教育委員会では、2月27日午後3時、生の果物、ミニトマト、非加熱で提供される食材(きざみの り等)の使用中止を決定し、市内全小学校、学校給食センターで統一的対応。 ・2月28日、市内全小・中学校長への経緯説明、衛生管理に関する注意を喚起。栄養士連絡会におい ても情報の共有と注意喚起。 (3)検査の結果 ・2月28日、立川市立小学校の食中毒は「きざみのり」であったことが判明。本校の給食においても、 同じ業者の「きざみのり」が、2月24日に使用されていたことが確認。 ・3月3日、東京都は本校で発生した嘔吐・下痢症状は、学校給食で提供した「きざみのり」を原因と するノロウイルスによる集団食中毒と断定。3月3日から4日間(3月6日まで)、給食の供給停止 の処分が措置。 (4)今後の対応 ①給食の再開 ・原因が特定され、給食室の安全管理・調理方法・調理方法には原因がなかったと確認されたため、 3月7日から給食を再開。 ②再発防止対策 ・当面、生の果物、ミニトマト、非加熱で提供される食材(きざみのり等)の使用中止。 ・引き続き、給食室や給食調理過程における衛生管理の徹底、調理従事者の健康管理の徹底。 ・食材選定や納入時のチェック(検収)で色、におい、状態などをきめ細かく確認。 ・メーカー、卸問屋に「食品衛生監視票」「作業工程表」「従業員の細菌検査」等による確認を徹底。 ③給食費 ・今回の給食停止による不食分については、給食費は日割りで返還予定。 ④治療費(詳細の案内は後日) ・嘔吐・下痢の症状で医療機関に受診した場合の対応は、日本スポーツ振興センターの災害共済給付 制度により、医療費等の給付を実施。 (治療や移動にかかった領収書は保管をお願いします。) ・ただし、対象となるかどうかは審査があるため、どんな場合でも必ず補償されるものではない。 ⑤出欠の扱い ・嘔吐・下痢の症状で学校を休んだ場合、「出席停止」の扱い。 ⑥学習について ・欠席した児童には、必要に応じて個別に補習等で対応。(担任までお申し出ください。) 3 学校長より 【児童の心のケア】 ・健康観察時に児童の変化に心をくばり家庭と連携して対応していく。 ・養護教諭やスクールカウンセラー(勤務日9日(木) )が希望に応じて相談にのる。小平市の教育 相談室から心理士を派遣することもできる。 【再発防止と学校の対応】 ・給食調理員は今後も衛生管理のチェックリストに基づき日常の点検と定期的な点検を確実に実施し、 食品の管理や調理の手順、消毒を徹底する。 ・教職員の誰もが確実に実行できるよう「嘔吐処理対応マニュアル」を改めて確認した。 ・児童下校後、ドアノブ・手すりなど消毒し二次感染防止に取り組んいる。 ・給食調理室内における壁やドアなどの施設をはじめ、全ての食器・器具・機材を改めて洗浄、消毒 した。
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