公募要領 - ジェトロ

2017年度
地域団体商標海外展開支援事業
【公募要領】
申請受付締切
2017年4月7日(金)
2017年3月
独立行政法人日本貿易振興機構
知的財産・イノベーション部知的財産課
【目 次】
目次
1.事業の目的 ............................................................................................................ 1
2.事業の概要 ............................................................................................................ 1
3.支援対象 ................................................................................................................ 2
4.支援項目 ................................................................................................................ 2
5.予算及び採択件数 .................................................................................................. 5
6.補助対象経費 ......................................................................................................... 5
7.応募方法 ................................................................................................................ 6
8.採択の流れ ............................................................................................................ 7
9.案件採択後の事業の流れ ....................................................................................... 7
10.他の支援事業の利用 ........................................................................................... 9
11.問い合わせ先 ..................................................................................................... 9
別添申請書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・別紙
2017年度
地域団体商標海外展開支援事業に係る支援対象者の募集について
【公募要領】
2017年3月
独立行政法人日本貿易振興機構
独立行政法人日本貿易振興機構(以下「ジェトロ」という。)は、2017年3月8
日より、「地域団体商標海外展開支援事業」として、以下の要領のとおり2017年度
の支援対象者を募集します。
1.事業の目的
本事業は、地域団体商標に係る商標を付した商品やサービスの海外展開拡大を支援す
るために、海外における地域団体商標に係る商標権取得、ライセンス契約等、知的財産
権の活用の一環的な支援、海外向けブランディングに係るハンズオン支援、商品・サー
ビスの現地プロモーションやマッチング支援等を実施し、地域の産業活性化や地域資源
の一層の活用を図ることを目的としています。
2.事業の概要
「地方発の海外展開」
、
「商標(ブランド)のプロモーション」を目指し、地域団体商標
の登録団体等を対象として、各地のジェトロ貿易情報センターやブランド戦略に関する
専門家の協力のもと、
「海外ブランド推進委員会」の立ち上げから運営支援を行います。
「海外ブランド推進委員会」では、支援対象団体のニーズや課題に基づいて、地域団体
商標に係る商標を付した商品やサービスの海外展開拡大を支援するために、海外におけ
る権利取得や権利活用等に係る知財戦略を検討し、その知財戦略を踏まえた上で、以下
の3つの事業のうち、最初にブランド戦略を構築したのち、プロモーション促進あるい
はマッチング支援を実施します。ただし、昨年度採択団体はこの限りではありません。
○知財戦略策定支援
○知財戦略を踏まえた上で、以下の事業を実施
・ブランド戦略策定支援事業
・プロモーション促進支援事業
・マッチング支援事業
1
3.支援対象
特許庁に対して、登録された地域団体商標の権利者又は地域団体商標の商標登録出願
に係る出願料を納付した団体(ただし、商標法第7条の2第1項の規定における我が国
の法に基づき設立された団体1に限る。)を対象とします。
なお、本事業による支援終了後も、地域団体商標の登録を維持する意思がある権利者
又は団体に限ります(支援期間中に存続期間の満了日を迎える場合は、更新の手続を行
うこと)。また、インバウンド観光誘客に資する展開を目的とする権利者又は団体は支
援対象外とします。
地域団体商標(特許庁HP参照)
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/t_torikumi/t_dantai_syouhyou.
htm
※以下の用件を満たすこと
(1)応募者及び実施主体が国内外の法令に反する行為、公序良俗に反する等の問題を
抱えていないこと
(2)応募者及び実施主体が反社会勢力でないこと、反社会勢力と関係を有していない
こと、反社会勢力から資金提供を行っていない及び受けていないこと
4.支援項目
(1)
「海外ブランド推進委員会」の開催
採択された団体(以下「採択団体」という。)に対して専門家を派遣し、本事業の実
施主体である「海外ブランド推進委員会(以下「委員会」という。)」を立ち上げます。
委員会の委員長は支援対象団体から選出します。また、委員会の開催に係る各種調整等
を行う事務局の役割は、各地域のジェトロ貿易情報センターが担います。委員会は 1~
2 ヶ月に 1 回程度開催することとし、委員の合意をもって具体的な支援内容を決定する
こととします(委員会において委員の合意が得られていない支援は実施できません)。
円滑かつ適切に支援内容を決定するために、事務局は委員会開催の遅くとも1週間前に
は委員会において議論する内容と決定したい事項などを資料として作成し、委員と関係
者(特許庁、委員会のオブザーバ等)に送付し、委員会の開催前に委員や関係者への説
明や事前打ち合わせなどを実施します。
1
(地域団体商標)第7条の2 事業協同組合その他の特別の法律により設立された組合
(法人格を有しないものを除き、当該特別の法律において、正当な理由がないのに、構成
員たる資格を有する者の加入を拒み、又はその加入につき現在の構成員が加入の際に付さ
れたよりも困難な条件を付してはならない旨の定めのあるものに限る。)、商工会、商工
会議所若しくは特定非営利活動促進法 (平成十年法律第七号)第二条第二項 に規定する
特定非営利活動法人(略)
2
(2)各種支援事業の実施
委員会の場で、海外展開における採択団体の課題やニーズの洗い出し等を行い、知財
戦略の策定を踏まえた上で、委員会の主導のもとで下記の事業を実施します。
なお、どの支援事業を実施するか(複数可)及び各事業における具体的な支援内容に
ついては、各採択団体の現状や課題を踏まえ、専門家が支援オプションを提示し、決定
していくこととします。
1.【知財戦略策定支援】
地域団体商標を付した商品やサービスの海外展開拡大を支援するために、知財の観点か
ら、例えば以下のような支援を実施します。
・海外において地域団体商標に係る権利を取得する上で、現地の知財制度、商環境、文
化等を考慮した有効な権利を取得するための支援
・ライセンス契約等、知的財産権活用の支援
・組合員等の知財意識を醸成するための支援(組合員向けセミナー開催を含む。)
中小企業等外国出願支援事業(9 ページ参照)をご利用いただけます。
2(1).【ブランド戦略策定支援事業】(知財戦略に即したブランド戦略の策定支援)
地域団体商標を付した商品やサービスのブランド化を通じた海外向けの認知度向上
を図るため、例えば以下のような支援を実施します。
(支援の具体例)
・ブランディングの専門家による継続的な海外展開を目指すブランド構築及びデザ
イン監修支援(海外展開のマーケティング戦略策定支援を含む。)
・海外市場視察及び海外調査(市場開拓のための現地マーケティング調査等)
2(2).【プロモーション促進支援事業】
(知財戦略に即したプロモーション促進支援)
地域団体商標を付した商品やサービスの海外向け PR 戦略や広告媒体の作成、海外か
らの評価調査等を実施します。
(支援の具体例)
・プロモーション媒体、各種PR素材の作成支援
・海外のメディアやPRイベントを通じてのプロモーション活動支援
・ブランド戦略に基づく、新商品開発支援
3
2(3).【マッチング支援事業】(知財戦略に即したマッチング支援)
地域団体商標を付した商品やサービスの海外展開を促すための各種商談機会の提供
やフォローアップ等を実施します。
(支援の具体例)
・海外有力バイヤーへの現地個別面談の実施やバイヤーの招聘
・展示商談会への出展支援
・ブランド戦略に基づく、新たな販路開拓支援
イメージ図
海外ブランド推進委員会
採択団体
ジェトロ貿易情報センター(事務局)
BP
地方自治体
デザイナ
知財専門家
ー
知財戦略策定支援
策定支援事業
ブランド戦略
策定支援事業
プロモーション
マッチング
促進支援事業
支援事業
4
5.予算及び採択件数
(1)予算及び期間
1採択団体につき、原則 300 万円を上限とします。
(知財戦略策定支援、ブランド戦略策定支援事業、プロモーション促進支援事業、
マッチング支援事業すべて含む)
※上記金額は予算や採択件数により変更する可能性があります。
※2018年2月末日までに支出した費用が対象となります。
(2)採択件数
10 件程度を想定。
※予算や応募状況により変更する可能性があります。
(3)専門家の派遣
ジェトロ本部にて公募によりブランディング専門家と契約をし、採択団体につき
1 名を嘱託する予定です。
6.補助対象経費
※採択後、ジェトロ貿易情報センターと費用負担に係る契約を締結し、支払いは
すべてジェトロ貿易情報センターが行います。
※外部に調達を行う場合は、すべてジェトロの規定に基づき、手続をさせていた
だきますので、ご了承ください。
(1) 人件費
イベント(セミナー、展示会、商談会等)でバイヤー、メディア関係者等を招
聘する場合、招聘者に対し、宿泊費・交通費等を支払うことができます。
(2) 旅費
(ア)海外旅費
調査、商談、展示会出展等を海外で実施する場合、ジェトロの規定に基づき、
本事業の遂行に必要とジェトロが認める者の航空券代、宿泊費素泊まり分実費及
び交通費を支払うことができます。
(イ)国内旅費
調査及びイベント等その他業務を国内で実施する場合、ジェトロの規定に基づ
き、事業の遂行に必要とジェトロが認める者の航空券代、宿泊費素泊まり分実費
及び交通費を支払うことができます。
5
(3) 事業費
以下の経費を支払うことができます。
(ア)謝金
例)イベント開催時の講師謝金
等
(イ)備品費及び会場費等
例)イベント開催時の備品費及び会場費、車両借り上げ費
広報用ブースのための展示会出展費
イベント参加費 等
(ウ)資料作成費
例) PR資料作成に係る費用及び印刷製本費
郵便輸送費
等
(エ)制作物に係る外注費
(オ)海外調査に係る調整委託費
(カ)その他
例)通信連絡費
翻訳・通訳費 等
※何れの経費についても委員会にて支出の要否を議論の上、委員による全会一致の
決定を経て、支出を行うこととします。また、本事業に関係のない支出は対象と
なりません。
※採択決定後より2018年2月末日までに支出した費用が対象となります。
7.応募方法
ジェトロ貿易情報センターへの事前相談を行った上で、(2)の提出書類をご
準備願います。
(1) 提出先:知的財産・イノベーション部 知的財産課
(2)提出書類:
申請書
申請書の別添書類一式(組織概要や製品パンフレット、)
商標登録証又はそれに準ずる資料(写し)
(3)募集締切:2017 年 4 月 7 日(金)
6
8.採択までの流れ
ジェトロは、別表の採択基準表に基づき書類審査を行います。採択者へは4月中
を目処に通知の上、ジェトロのホームページに公表します。
【注】
同一の団体が、同一又は類似の内容で本制度以外の国(独立行政法人を含む)
の補助事業や委託事業と併願している場合等には、不合理な重複及び過度な
集中を排除するため、重複して採択いたしませんので、ご留意ください。
9.案件採択後の事業の流れ
ジェトロでは案件採択後、以下の流れで本事業を実施することを想定しておりま
す。なお、必ずしもすべてがこの流れとはなりません。
1. 案件採択後、採択団体は中長期的なブランド戦略及び今年度目標をブランドプロ
デューサーとともに構築します。必要に応じて、ブランドプロデューサーが現地
視察やヒアリングを行います。また、①申請時点での地域団体商標商品の生産量、
販売量、国内売上額、海外輸出量(国別)及び海外輸出額(国別)、②同商品の
見込み(目標)の生産量、販売量、国内売上額、海外輸出量(国別)及び海外輸
出額(国別)、③海外展開予定国の基礎情報(市場規模、平均所得、販売予定額、
現地の競合製品価格等)、④海外展開を通じて実現したいゴールを提出して頂き
ます。
2. これを踏まえて、ブランドプロデューサー及びジェトロは委員会を開催し、マー
ケティング、ブランディングの視点から客観的にフィードバックを行います。ま
た、委員会においては地域団体商標に係る商標を付した商品やサービスの海外展
開拡大を支援するために、海外における権利取得や権利活用等に係る知財戦略に
ついて必要に応じて知財の専門家を交えて検討し、知財戦略を踏まえた上で、各
種支援を実施します。
3. 委員会は、ブランドコンセプトを策定し、それに基づいて創作物(パンフレット、
ウェブサイト、動画等)をブランドプロデューサーが監修の上、制作することが
できます。なお、クリエイトに係る業者は全てジェトロが選定をし、発注を行い
ます。また、SNS 等の各種媒体を用いた効果的な情報発信の方法を検討するなど、
プロモーション戦略の立案やプロモーション媒体の作成も支援します。
4. 委員会は、ブランディング戦略に則り、新商品の開発や地域団体商標またはこれ
に関する商標を付した商品の海外での展開を支援します。
7
5. 委員会は、プロモーション及びマーケティング戦略に則り、ジェトロの海外事務
所と連携の上、海外メディアの招聘や現地での商談やプロモーションイベントを
開催し、戦略の改訂につなげます。また、海外見本市、国内外の個別商談会を始
めとした商談機会の場に参加することもできます。
6. 委員会は、海外展開に必要となる知財戦略を検討・構築するために、必要に応じ
てブランドプロデューサーとは別に知財専門家を配置し、知財サポートを行いま
す。
7. ジェトロは、本事業の成果普及や知名度の向上、採択団体の本事業に対するモチ
ベーション向上等を目的に、委員会が講演するシンポジウムの開催や、事例集の
作成を行います。さらに、事業期間を通じて、委員会からの、知財関連の相談対
応ができる体制を、各経済産業局等特許室、知財総合支援窓口等の地域における
他の支援機関等と連携し、構築します。
昨年度支援実績
ブランド戦略策定支援
プロモーション促進支援
・戦略構築(5ヵ年ブラン
・広報ツール作成(PR 動画、 ・新たな販路開拓支援
ディング計画)
英語版ウェブサイト、英語版
・出張調査(ターゲット国
の消費動向調査、販売店及
びバイヤーの訪問等)
パンフレット、ロゴ、ポスタ
ー等)
・商品開発(レシピ等)
・プロモーションイベントの
実施(調理実演の実施等)
・海外における展示会への参
加
8
マッチング支援
・海外における商談会への
参加
10.他の支援事業の利用
上記の支援事業に加え、委員会では各採択団体のニーズに応じ、ジェトロの提供す
る他の支援事業についても、利用を検討することといたします。
<商標先行登録調査・相談事業>
類似の商標が登録・出願されているか否かを調査します(中国・香港・韓国・タイ・
米国・ドイツ・フランスが対象)
。詳細は下記 URL をご覧ください。
https://www.jetro.go.jp/services/ip_trademark.html
<中小企業等外国出願支援事業>
中小企業等に対して、基礎となる出願(商標)と同内容の外国出願にかかる費用の半
額を助成します。詳細は下記 URL をご覧ください。
〇特許庁HP(都道府県中小企業支援センター等の実施を含めて説明しております。
)
http://www.jpo.go.jp/sesaku/shien_gaikokusyutugan.htm
〇ジェトロHP(ジェトロの実施を説明しております)
https://www.jetro.go.jp/services/ip_service_overseas_appli.html
※他の支援事業のご利用に際しては、それぞれの募集要項をご確認の上、ご応募下さい。
※他の支援事業についても、それぞれで採択の手続が行われます。本事業の採択団体で
あることをもって、他の支援事業の採択が確約されることはありません。
※その他、地方公共団体や日本商工会議所等でも、支援事業を実施しておりますので、
適宜ご参照ください。
11.問い合わせ先
本事業に関するお問合せは以下の通りです。
独立行政法人日本貿易振興機構 貿易情報センター一覧
https://www.jetro.go.jp/jetro/japan/
知的財産・イノベーション部
知的財産課
〒107-6006 東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル
電話:03-3582-5198
FAX:03-3585-7289
電子メール:[email protected]
ホームページ:http://www.jetro.go.jp/indexj.html
※電話によるお問い合わせは9:00~17:45となります。
以上
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