専門家向けである。一般県民

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その他
項目
用語解説
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概要版
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計画全般
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計画全般
御意見
県の考え方
内容がむずかしい。専門家向けである。一般県民向けとは思えな
専門性が高い用語について,県民の方にも御理解いただけるよう
い。もっと平易な内容にすべきである。
な解説に留意いたします。
概要版の第 5 章③「再エネ設備」の定義がない。
本文の 34 ページ及び資料編5の用語解説において,再生可能エ
ネルギーについて説明しております。
実行計画の中には推進員も各主体の一員として,自らのアイデ
今後も,推進員から意見やアイデアを伺えるよう,地球温暖化防
ア,率先的取り組みが求められている。
止活動推進センターと連携し,活動支援をしてまいります。
国や県の方針や知識は必要ですが,学習し真似をしてレベルを
上げるだけでなく,
「茨城に学べ」と言われるような斬新なアイデ
アや実行計画などが出るように,積極的な環境作りが更に必要か
なと思います。
(各部・各課ごとの提言募集が面白そう)
温暖化対策はとかく,ねばならない・義務等,行動を規制し,未
来に対する明るさや希望の少ない,陰性的傾向を時々感じてしま
います。これでは面白くない。
地球の資源は有限か(ここでは化石燃料やウラン,再生可能エ
貴重な御意見ありがとうございました。
ネルギーなど)
先の太平洋戦争,1970 年代のオイルショック,2008 年前後の石
油高騰など,何度もエネルギー危機に見舞われている。我が国の
エネルギー受給率4%は末恐ろしい数字。
国際エネルギー機関(IEA)2010 年発表によれば,世界の在来石
油の生産量は 2006 年にピークを迎えた可能性が強いとの報告があ
り,1981 年以降毎年石油生産量が新たな発見量を上回っておりま
す。のど元過ぎても熱さを忘れるなと言いたいものです。
現在の石油価格は需給バランスが崩れ低迷しているが,地球の
資源が有限であるならば,長期的に見れば供給不足と価格の高騰
が予測されます。
従って,限りある資源の浪費を避け,省エネルギー対策を実行
することは重要課題であり,同時に温室効果ガス排出削減につな
がることになります。
「地球の資源は有限」という観点から,大いに議論すること,
対策を立てることが急務であると思っております。
(NPO 法人 も
ったいない学会 参照 )* 講演会を提案致します。
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その他
昨年の末,地球温暖化防止活動推進員さんの訪問を受け,初め
熱心に活動されていることに対し,敬意を表します。パブリック
てその存在を知りました。私たちの会,NPO 法人猿島野の大地を考 コメントは活動内容について支援・助言する場でないことを御了承
える会も,会誕生からちょうど四半世紀が経ち,会として集大成 いただければと思います。
の時期にはいっていました。その中に地球温暖化問題も入ってお
なお,本計画は全県域を対象とするものですが,市町村独自の取
り,根本的解決につながる会独自の方法を普及しているところで 組を妨げるものではありません。
した。そこで,早速,会の代表である夫と事務局を担当している
私が,途中でしたが,地球温暖化防止活動推進員にさせて頂きま
した。私たちが住む市にはたった一人の推進員しかいないと聞き,
人類の命運がかかっている課題なのに,もったいないと思った次
第です。茨城県地球温暖化対策実行計画(改定案)を読ませて頂
き,私たちの会がずっと関わってきた事項と共通のものが多々あ
り,意欲が湧いてきました。
始めに私たちの会の概要を紹介させて頂きます。不惑の年をは
るかに越えた頃,私が個人的に生き詰まり,極限状況にあった時,
宮澤賢治の詩の中に,納得できる人間定義を見出し,そこから再
生の路が始まりました。私が具体的に再生の路として選んだのが,
自然と社会の両方につながる道路のゴミ拾いでした。その頃,夫
のライフワークである自然卵養鶏場がゴルフ場の建設予定地に入
り,賢治の「正しく強く生きるとは,銀河系を自らの中に意識し
てそれに応じていくことである」という言葉に背中を押され反対
を表明。しかしその反対運動も,賢治の視点から対立ではなく対
話の姿勢で,県内初の立木トラスト運動,オオタカ自然保護区域
の設定,レイアウトの変更などを経て,現在までずっと良好な共
生関係にあります。今では,私たちの活動を理解し,協力してく
れるありがたい存在でもあります。会の基本理念は,宮澤賢治的
世界観に立脚し,
「自由,平等,行動,非政治,非営利」です。こ
の中の自由,平等,行動の意味する所は,全ての人が,天と繋が
っている自由な魂の保持者であり,その点で平等であり,行動は
そこから発するということです。会の二大事業は,もったいない
物やエコ的な物を販売し,その収益を世界平和を体現している所
に寄附し支援する仕組みをもった,もったいないピースエコショ
ップの運営とそのショップを全国に広げる事業と,EM や光合成細
菌などの有用微生物を活用して環境を保全していく事業です。具
体的な活動内容は,会作成の資料などを同封致します。
実行計画の中の第1章計画策定の趣旨の所で,地球温暖化対策
推進法に基づく区域施策編というのは,県内の市町村を意味する
のでしょうか。としたら市町村独自のやり方があって然るべきと
いうことでしょうか。
第2章2茨城県の対策ですが,6分野に分けて取り組んできた
とあります。私たちの会は,そのうち2分野,家庭部門と環境学
習の推進に取り組んでいますので,その支援と助言をお願い致し
ます。
第3章の県の部門別排出状況の家庭部門と農業部門は,EM や光
合成細菌の活躍するチャンスです。ちなみに,光合成細菌は二酸
化炭素だけでなく,人間が困っているメタンや硫化水素など悪い
ガスを好みます。
第4章県民総ぐるみによる地球温暖化対策は,もし県民が目に
は見えない光合成細菌など,有用微生物の存在と威力を知って,
それを活用した住民参加による実践が広がれば水,空気,大地の
浄化につながり,そこに元気,安心,希望,連帯の輪が広がりま
す。ちなみに,
「観光」とは「光を観る」と書き,グローバリゼー
ションの現代,多くの解決困難な問題が多すぎ,無力感に陥りが
ちな現代人には,自己の生活実践による元気,安心,希望,連帯
といった光こそが,真の観光といえないでしょうか。
第5章1の県民運動「いばらきエコスタイル」の普及啓発の中
に,地球温暖化防止活動推進員等の育成・支援と環境学習機会の
提供と環境教育の推進とありますので,私達の会のゴミ関心部会
「四季の会」がトライできる機会を与えて頂けないでしょうか。
この部会は私が約3年間一人でゴミ拾いをしていた時共鳴者が現
れ,平成6年四季の会として誕生しました。毎週火曜日の午前中
を活動日に現在まで続いており,今から4年ほど前,県のコミュ
ニティー協働事業で「地域の課題は地域で解決」という募集に,
市くらしの会と一緒に「EM の中の主役,光合成細菌による生ゴミ
の自家処理法と安全な社会創り」という題名で応募し,採択され,
その助成金も充てて,培養のためのビニールハウスを作りました。
また,市の後援でフォーラムを開催し,市の環境基本計画にも会
が紹介されました。
同封しました「もったいない教育」は,昨年「エコー茨城」に
応募して採択されましたテーマです。その際,私たちの提唱して
いる「もったいない教育」が,ユネスコで日本政府が提唱し,全
会一致で採択された ESD(Education for Sustainable
Development)
「持続可能な発展のための教育」に合致していると
考え,それに照らして応募しました。そして,その助成金で微生
物の存在を子供達に見せてあげられる顕微鏡やプロジェクターを
手に入れる事が出来ました。自然や生活と縁遠くなった現代の子
供達に,動物,植物,微生物という命の連鎖による循環型社会の
大切さを教え,生活力や生命力を培っておくことは,どんな未来
が待っているか危惧される現代,最優先すべきことだと考え,
「も
ったいない教育」を四季の会で先ず市内の小学校でやらせていた
だきたいとお願いする次第です。
第5章6の低炭素なまちづくりの推進の中に,バイオマス活用
推進計画等の策定及び実現のための取り組み推進とありますが,
私たちの会は正に長きにわたって,それを市に要望し続けてきま
した。現在世界中の生ゴミがほとんど焼却され,地球温暖化を促
進させ,莫大な費用がかかっています。
かつて合併以前の町の時代,私たちの会が官民協働で取り組ん
だ実例を紹介させていただきます。町では,住民参加型という冠
のついた環境基本計画を県で最初に作った環境意識の高い町でし
た。その頃,環境問題を根本的に解決する答えを模索していた私
たちの会は,EM に出会い,何事も自分達の納得を最優先している
ので,検証の末,町に提案。町は,職員が作った EM 生ゴミぼかし
で町民が自家処理するモニター制度を一年実施し,その感想を書
いてもらった結果,EM 生ゴミぼかしの無料配布制度(住民参加の
シンボル的存在であるリサイクルセンターで住民希望者に月一回
配布される)が開始され,合併直前までの九年間続きました。そ
の結果周辺の自治体の中で,それまで生ごみも一緒に燃されてい
た可燃ゴミの焼却費が最低になり,一人当たりの出すゴミの量も
或る年には県で最低だったと聞き及びました。私は,これこそが
住民参加型の環境基本計画を地で行った好例ではないかと懐かし
く思いだしています。私は,職員が手作業でぼかしを作っていた
ので,応募して採択された助成金で中古の攪拌機を町に贈りまし
た。このような官民協働の人間関係も,地球温暖化防止活動を継
続させる一助になると思います。
地球温暖化や放射能汚染などの環境破壊は,地球的規模で進行
しています。私たちの会は,3・11の後,光合成細菌が放射能
を減らすという事を聞き,半信半疑で比較実験で二回市の測定器
で調べ同封したような結果が得られました。これにより,光合成
細菌が地球温暖化と放射能汚染両方を改善する力がある事を確認
し,EM 生ゴミぼかしの代わりに光合成細菌を使った生ゴミ処理の
実験を四季の会でやった所,嫌気性なので処理した生ゴミをすぐ
埋められてとても簡便で長続きする事がわかりました。その上,
100 度以上でも死なないので,切り返し不要な簡便な堆肥つくりも
可能です。この二大環境破壊を軽減し,誰でも簡便にできるとい
う事実は人々に希望を与え,住民参加型社会に導いてくれると確
信します。又,高齢化していくもったいない世代の人達も次世代
の為に意義を感じて実践することは,認知症予防や病気予防につ
ながるでしょう。現在この二大問題は世界中で協定を結んで努力
していますが,仲々希望が見出せません。世界中の人々が国の違
いを超えて,自分たちは地球市民だという自覚を促し,自分達の
足元から地球環境保全に参加するという「住民参加型社会」の構
築を目指すことは,住民にやる気を起こさせ社会に活気を与え,
安倍首相が提唱している「一億総活躍社会」の一好例になるので
はないでしょうか。
前述のバイオマス活用推進計画についてですが,市になって市
が市民参加を呼びかけた「五つのプロジェクト」に由来します。
私は,そのうちの「農業創造プロジェクト」に入り,半年間月二
回,自主参加の職員も入った話し合いの末,私が提案したのが,
市がバイオマスタウン構想を申請することでした。最後まで私の
主張は残りましたが,大きい課題だけに据え置かれました。その
後,会では,
「元気,安心,希望を与える住民参加の有機の里創り」
という理念の下で「有機の里創り研究会」という部会を作り,千
名以上の署名提出や二年にわたる何回もの要望書の提出を通し
て,バイオマス活用推進計画の推進を要望し続けました。ちなみ
に,バイオマスタウン構想は,その後バイオマス活用推進計画と
いう名称に変わり,バイオマス活用推進法という法律の元,2020
年までに全ての都道府県と 600 の自治体が申請することを促して
います。そして,そういう中で,ついに市から着手する旨の回答
を頂きましたので同封いたします。
第6章3の水環境・水資源分野の河川,湖沼及び海域の水質保
全ですが,私たちの会は,町時代から排水対策として,EM による
米のとぎ汁流さない運動モニター制度と週一回の川の浄化活動を
市になった現在も市との委託事業として続いており,100 名以上の
モニターさんに月一回2リットルの EM 活性液を渡しています。こ
の最初のきっかけは,役場の職員に或る用水路のヘドロと悪臭に
ついて相談を受け,その頃まだ EM に排水浄化力があるかどうかわ
からなかった私達の会は,その実験に踏み切りました。三ヶ月間
週一回,
拡大培養した 500 リットルの EM 液をその用水路で灌注し,
月一回の水質検査で調べ,同封したような驚異的な数値を得まし
た。それを悦ぶ反面,その実験に少ない会の費用をつかってしま
った事に困っていた私に,相談してきた職員が大好き茨城の助成
金制度を教えてくれました。そこで,この実験をベースに応募し,
幸いにも採択され,知事さんから賞状を頂いた遠い昔の記憶があ
ります。それだけにとどまらず,大好きいばらきから取材を受け
たり,いばらき新聞一面の「新環境宣言」でも大きくとり上げて
頂きました。
この実験から,排水を汚す二大犯人は,米のとぎ汁と合成洗剤
であることに気づき,廃油や米のとぎ汁を活用した安全で万能な
EM 液体石鹸を製造するようになり,現在まで安価に販売,普及に
努めています。
第7章計画の推進体制ですが,私達は,県民であり,地球温暖
化防止活動推進員であり,NPO 法人としての団体という位置づけで
よろしいのでしょうか。そこで,これまで述べました私たちの活
動,取り組みに対し,支援,推進を何卒よろしくお願い致します。
最後に,不穏な空気が漂う新年,老婆心から一言延べさせて頂
き終わりと致します。
日本が大和の国と言われていた農耕社会であった大和の時代,
自然に対する畏敬の念と感謝の念から生まれたもったいない精神
が知恵を産み日本文化の源流になり,日本人のアイデンティティ
ーであった大和魂を形成していったと考えられます。不幸にも,
この大和魂は,途中軍国主義に悪用され,曲解され汚されてしま
いましたが,グローバリゼーションの波で日本人のアイデンティ
ティーが見失われつつある今こそ,大和魂を本来の位置に据え見
直す好機ではないでしょうか。その上に,平和憲法を持っている
国は,世界に日本とコスタリカしかない現状に照らして,大和魂
を「ビッグ ピース ソウル」として世界に発信し,平和憲法の
元で 70 年以上平和を堅持してきた真実を通して,世界紛争が絶え
ない今こそ,世界平和の必要性を訴えるべきではないでしょうか。