中期行動計画 - 松山商工会議所

中期行動計画
2017- 2019
平成 29 年 2 月
松山商工会議所
中期行動計画(2017-2019)
商工会議所のビジョン
「企業を育て地域を伸ばす商工会議所」
成長
FinTech
IoT
progress
革新
innovation
B ig d a t a
連携
AI
cooperation
企業 の支援
地域づくり
商工会議所 の 機能強化
1
スローガン・基本方針
「革新と連携を成長の原動力に」
∼伴走型サポートで企業と地域の発展を∼
地方創生を実現するため、地方においては、人口減少に対応する総合戦略を策定し、持続的な発展に向け
た取り組みが緒に就いたところであるが、少子高齢化による人口減少社会に伴い、企業においては人手不足
感が顕著となり、生産性の向上が課題となっている。
また、企業や地域は、IoTの導入やグローバル化などによ
る、新たな展開が求められている。
当会議所としては、
こうした企業や地域の取り組みを支援するため、
これまでの「変化への対応」
から
「革新」
へと舵を切り、
ステークホルダーとの「連携」
を強化しながら、企業と地域の発展を伴走型でサポートする。
内容
1 企業に寄り添い成長や発展を強力にサポート
●中小企業の金融・税務・労務などの支援強化
●地域経済の安定成長や雇用創出につながる創業・事業承継等の支援
●IoTやグローバル化など時代のトレンドをビジネスに活かす取り組みをサポート
●健康経営や女性の活躍推進などによる生産性向上や労働力確保を支援
●農商工連携などによる新製品開発や海外も視野に入れた販路開拓の支援
2 魅力ある地域づくりの積極的な推進
●インバウンド
(訪日外国人客)
を含めた観光振興による交流人口の一層の拡大
●サイクリングなどスポーツを含めた地域や観光資源の活用促進
●地域の魅力向上につながる
「宝」の発掘と普及
●時代にあった持続可能なまちづくりの推進
3 商工会議所の機能強化と基盤拡充
●会員間のネットワーク強化と部会・委員会活動等の拡充
●会員増強と収益向上及び事務局機能強化による会議所基盤の充実
●行政や大学、他商工会議所等との連携強化
2
1 企業に寄り添い成長や発展を強力にサポート
人手不足が深刻化する中、IoTやAIなどを活用し、
イノベーションを起こそうとする企業の経営力向上や
販路開拓等を伴走型で支援する。
1 中小企業の金融・税務・労務などの支援強化
企業に寄り添いながら、経営の改善や発達に向けた取り組みをサポートし、次代を見据えた経営に取り組む企業を
育成する。
・金融・税務・労務等の経営基盤の強化につながる支援を強化
・経営発達支援計画に基づく経営戦略策定や販路拡大支援の拡充
・企業の成長・発展に向けたコンサルティング機能の構築
2 地域経済の安定成長や雇用創出につながる創業・事業承継等の支援
創業の準備段階から成長段階に応じたサポートを行うとともに、地域の雇用や技術の維持・確保につながる事業承
継・再生を促進する。
・創業の準備から経営安定期までの段階的支援を拡充
・円滑な事業承継に向けた計画の策定と実行の支援
・財務上の課題を抱える企業の経営改善及び再生の促進
3 IoTやグローバル化など時代のトレンドをビジネスに活かす取り組みをサポート
IoTなどの先進的なツールを活用し、企業のイノベーションを誘発するほか、需要拡大を目指すグローバル化への対
応をサポートする。
・IoT・AIやビッグデータなどを活用した第4次産業革命への積極的な対応
・ICTなどの活用による中小企業の生産性向上支援の拡充
・需要拡大につながる海外向けネット販売などをサポート
4 健康経営や女性の活躍推進などによる生産性向上や労働力確保を支援
働き方改革が叫ばれ、労働生産性の向上や長時間労働の削減は企業の重要課題となっていることから、人材マッ
チングや健康経営への取り組みの促進や女性の活躍推進などを図る。
・人手不足の解消や優秀な人材確保に向けたマッチングと定着率向上の支援を強化
・企業に新たなイノベーションをもたらす女性の活躍推進等を支援
・健康経営による働き方改革と生産性向上の促進
5 農商工連携などによる新製品開発や海外も視野に入れた販路開拓の支援
需要が減少し地域間競争が激化する中、農業団体を含む産学官が連携し、新製品の開発や掘り起しを行い、海外
も視野に入れた販路開拓を支援する。
・松山の優れた資源を活かした新製品の掘り起しとブランド化を推進
・新たに農商工連携などによる新製品開発等の促進
・首都圏や海外への販路開拓に対する支援の拡充
3
2 魅力ある地域づくりの積極的な推進
地域が有する、歴史・文化や定着するスポーツなどの地域資源を発掘、磨き上げ、広く普及
させることで、交流人口の拡大を図るとともに、魅力ある地域づくりを推進する。
1
インバウンド(訪日外国人客)を含めた観光振興による交流人口の一層の拡大
新たな観光需要を獲得し交流人口の拡大を図るため、
インバウンド
(訪日外国人客)
を含めた多様な枠組み
による広域連携ネットワークの形成と受け入れ環境の整備等を支援する。
・インバウンド
(訪日外国人客)
による観光産業の裾野拡大に向けた受け入れ環境の整備促進
・県・市町などの圏域を越えた広域連携による観光誘客の推進
・2020年東京オリンピック・パラリンピック等を見据えたおもてなし人材の育成
2
サイクリングなどスポーツを含めた地域や観光資源の活用促進
愛媛国体の開催を機に、多様なスポーツを地域振興の起爆剤として活用する。
・行政との連携によるサイクリングを活用した観光や地域振興の促進
・地域プロスポーツと連携した地域活性化への取り組みを推進
3
地域の魅力向上につながる
「宝」の発掘と普及
地域に眠る
「宝」
を発掘し、磨き上げ、広く戦略的かつ一体的に情報発信する取り組みを推進する。
・郷土の歴史・文化等、地域の「宝」の発掘と域内外への情報発信の推進
・観光・まちづくりの担い手や松山の魅力を広める人材の確保・育成
・「松山まつり」等、地域の活性化につながる魅力ある事業の展開
4
時代にあった持続可能なまちづくりの推進
人口減少に伴うコンパクトなまちづくりを実現するため、中心市街地の活性化と郊外拠点の整備促進を図
り、
その核となる商店街の賑わい創出を支援する。
・中心市街地活性化基本計画に沿った魅力あるまちづくりの推進
・郊外の拠点と中心市街地の有機的な連携の促進
・商店街の個店の魅力向上を支援
4
3 商工会議所の機能強化と基盤拡充
ステークホルダーとの連携を強化し、企業と地域の「革新」
を誘発するため、商工会議所の機
能強化と組織基盤の拡充を図る。
1
会員間のネットワーク強化と部会・委員会活動等の拡充
商工会議所の議員、部会、委員会、青年部、女性会などの活動を強化し、革新的なビジネス創出につながる
ネットワーク構築を推進する。
・議員、部会、委員会活動の活発化
・青年部、女性会、研究会活動を通した会員ネットワークの強化
・会員情報の発信強化と商談会・交流会の推進
2
会員増強と収益向上及び
事務局機能強化による会議所基盤の充実
事務局機能の強化等に取り組み、組織、財政、運営の基盤を充実する。
・会員満足度の向上と6,000会員を目指した会員増強運動の展開
・自主事業の拡充を図るための財政基盤の確立
・職員の資質向上などによる事務局運営基盤の強化
3
行政や大学、他商工会議所等との連携強化
行政や関係機関との連携を強化し、企業や地域のイノベーションを誘発する。
・行政や関係機関への要望・提言活動の活発化
・国、県、市との連携強化による地方創生の推進
・大学や関係機関等との連携によるイノベーションの創出と人材育成や地域活性化の推進
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