あらまし (PDF形式, 243.36KB)

名 古 屋 市 文 化 振 興 計 画 2020
本 市 は、平 成 21 年 度 に名 古 屋 市 文 化 振 興 計 画 を策 定 し、総 合 的 ・計 画 的 に文 化 振 興 施 策 を
推 進 してきましたが、文 化 を取 り巻 く潮 流 等 に対 応 し、より一 層 名 古 屋 の文 化 を振 興 していくため
に、このたび、名 古 屋 市 文 化 振 興 計 画 2020 を策 定 します。
4
文化振興の基本的な考え方
本 市 では、これまでに蓄 積 されてきた文 化 ・歴 史 資 源 を「まち
の記 憶 」として継 承 し、市 民 の活 発 な文 化 活 動 や芸 術 家 など
の意 欲 的 な創 造 活 動 など確 かな文 化 基 盤 のもと、都 市 の魅
力 を創 り、育 て、届 けるとともに、複 雑 化 する社 会 的 課 題 の解
決 に向 けて、文 化 力 がまちなかに広 がり、活 用 される「文 化 芸
術が活きるまち」としての取り組みを積極的に進めます。
文化芸術が
活きるまち
名古屋
【計画期間】
概ね 10 年先を見据えた、平成 29 年度から平成 32 年度までの 4 年間
1
2
施策の展開
リニア中央新幹線の開業
(平成 39 年度)
2020 年東京大会の開催
(平成 32 年度)
平成 29 年度
5
平成 32 年度
都市の魅力の
創造・発信
平成 39 年度
国の文化政策の動向
文化力
劇場法
アーツカウンシル
 文 化 力 は文 化 政 策 の基軸 となる
キーワード
 地域を活性化させ、魅力ある社会
づくりを推進する力
 観光、産業、まちづくり、福祉、教育
など様々な分野で活用
 劇場等を、専門的人材が事業を  文 化 芸 術 に 対 す る 助 成 、 審
査、調査研究等を行う専門家
行う機関と位置づけ
による第三者機関
 運営方針の設定、創造性の高い
事業、専門的人材の養成・確保、  2020 東京大会の文化プログラ
ムを契機として地域の推進体
指定管理者制度の適切な運用な
制の創設を推進
どを提示
社会的課題の
解決への活用
文化芸術を享受する
機会の充実
国内外から注目される
文化芸術活動の創造・発信
文化芸術と観光・産業の
好循環づくり
文化活動の環境づくり
文化芸術を活用した
都市空間の形成
子ども・青少年の
創造性の育成
文化・歴史資源を
活用した魅力づくり
情報発信力の強化
新進芸術家等への
支援体制づくり
名古屋の文化芸術の
国際発信
都市の魅力を発信する
公募型事業の実施
市の文化芸術の課題
重要伝統的建造物群
保存地区の活用
文化行政全般
都市魅力の創造・発信
文化力の活用
 国 の文 化 施 策 の変 化 等 への
対応
 2020 東京大会や 2026 アジア
競技大会、2027 年のリニア中
央新幹線の開業など、都市課
題への対応
 名古屋ゆかりの芸術家などを誇
りに思う市民の割合
 名古屋らしい文化芸術の創造
と発信
 文化芸術に関する情報提供の
拡充、アーカイブ化
 文化力を、観光、産業、まちづく
り、福祉、教育など様々な分野
で活用
 市民の文化活動などを支える
中間支援組織、コーディネータ
ーの人材育成
文化の基盤づくり
文化施設
連携と推進体制
 親しみやすい環境づくり、優れ
た芸術の鑑賞機会の充実、鑑
賞する人の育成
 文化芸術に関わる人が生計を
立てにくい状況が継続
 施 設 の設 置目 的 の効果的 な
達成
 安心・安全に利用できる施設と
しての改修、整備
 芸術家と市民などを結ぶコーデ
ィネーターの存在
 地 域 課 題 の 課 題 に つ なげ る
ための他施策との連携
 市民などの文化活動の支援や
大学などとの連携
文化・歴史資源の
保存・継承・活用
【 Action Plan
市の現状
確かな文化基盤を
つくる
新進芸術家等の
創造活動の支援
芸創センターと青文センターを
核とした創造と発信
3
文化芸術を活かした
まちづくり
名古屋城を核とした
魅力づくり
文化施設の
管理・運営
推進体制の
構築と展開
新たな文化芸術の推進
体制(名古屋版アーツ
カウンシル)の検討
多様な連携の強化
概ね 10 年先を
見据えた取り組み
今後の 4 年間に重点的に取り組む事業】
コーディネート人材の育成
アウトリーチ事業の拡充
公募による総合型
支援の実施
文化施設の改修
文化・歴史資源の魅力を
発信する事業の実施
文化小劇場の活用
ユネスコ創造都市
ネットワークの活用
まちなかでの
文化事業の展開
歴史まちづくりの推進
遊休施設の活用による
練習や発表の場の確保
子どもの創造力や自己肯定感を
育むプログラムの充実
劇場法などを踏まえた
指定管制度の運用
名古屋版アーツカウンシル
の検討
文化芸術を支える人材の
育成
市文化振興事業団との
連携強化
文化振興に関する
意見交換の場の設置
大学などとの連携
情報発信力の強化
6
評価方法
進捗状況に
対する評価
進捗状況の
管理
主な指標
主 催 者 評 価 ・ 市 と し ての 評 価 ・
外部評価を活用して改善につな
げることで、計 画 の総 合 的 な推
進に取り組みます。
毎年度、振り返りを行い、進捗に
対 する修 正 などを行 っていきま
す。また最終年度に計画期間を
通した進捗状況の管理を行い、
次の計画づくりにつなげます。
現状値
目標値
市民の名古屋文化の評価
「文化的なまちだと思う」割合
文化をホール等で
直接鑑賞した市民の割合
芸術家の数
8.8%
11.4%
77.2%
84.9%
11,700 人 12,870 人
文化関連産業
就業者数
事業所数
29,768 人 32,700 人
2,941 所
3,235 所