オープンデータ・ロボット活用イベント in 京都 開催レポート

オープンデータ・ロボット活用イベント in 京都 ~新たな ICT を使って未来に繋がるイノベーションを考えよう!~
開催レポート
当日の様子
【10:00~ 開会】
ンデータの取組を進めていることや,「京都市オー
京都府政策企画部主事補(?)の Pepper による
プンデータポータルサイト「KYOTO OPEN
開会宣言でイベントがスタート!運営スタッフも
DATA」」に掲載しているオープンデータの活用事
含めると,当日は100名以上の参加となりました。
例として,民間企業が開発したアプリや大学におけ
る授業の様子などを紹介しました。
【10:10~ 来賓挨拶】
【11:00~
内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室企画調査
講演「オープンデータの潮流」】
筑波大学大学院システム情報系社会工学域教授
官の龍澤さんから,平成28年12月に施行された
の川島さんより,国内外におけるオープンデータの
「官民データ活用推進基本法」におけるオープンデ
動向や今後の方向性について御講演いただきまし
ータに関する規定などを御説明いただいたのち,総
た。オープンデータの取組をより効果的なものにし
務省情報流通行政局情報流通振興課企画官の渋谷
ていくためには,課題が解決した状況から現状を振
さんから,オープンデータに関する地方自治体への
り返ること(バックキャスティング)や,情報共有
支援策などについて御説明いただきました。
のためのフレームワーク作りが重要であることな
また,早稲田大学政治経済学術院教授の稲継さん
ど,大変参考になるお話をしていただきました。
から,犯罪に関するオープンデータの有用性などに
ついてお話いただきました。
【10:40~ 京都における取組紹介】
再び Pepper が登場し,京都府が進める「スマー
ト京都推進プラン」や,京都府に関するオープンデ
ータ等府全体の情報をワンストップで見られ、加工
【11:30~ 昼休憩】
できる「京都データストア」の構築などについて,
本イベントの協力団体から,オープンデータに関
プレゼンテーションを行いました。
する活動等のプレゼンテーションを行っていただ
また,京都市からは,「京都市オープンデータ推
きました。
進ガイドライン」を策定し,京都ならではのオープ
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<協力団体>
・ 京都コンピューターシステム事業協同組合
(一社)京都府情報産業協会(京都クラウドビジネス研究会)
・
IT コンソーシアム京都
・ オープンデータ京都実践会
・ 京なか GOZAN
・ Code for KYOTO
・ Google Developer Group 京都
・
Impact Hub Kyoto
続いて14時頃から,福野さんがファシリテータ
ーのアイデアソンが始まりました。
アイデアソンの目標は,「京都市オープンデータ
ポータルサイトで公開されているデータを活用し
たアプリのアイデアを検討すること」で,まずグル
ープごとのテーマに関する課題の検討を行いまし
た。
次に,「オープンデータカード」を使った「オー
プンデータカードゲーム」を行いました。
プレゼンテーションのあとはグループ分けを行
い,午後の部は,3階では,(1)京都市オープン
データポータルサイト「KYOTO OPEN DATA」の
活用アイデアの検討,2階では,(2)ロボットを
活用した新たな住民サービスを考えるハッカソン
を同時並行で実施しました。
【13:00~ (1)京都市オープンデータポータルサイト
「KYOTO OPEN DATA」の活用アイデアの検討】
3階では,「観光」,「産業」,「文化・芸術」,
「安心安全・防災」の4テーマ,8グループに分か
れて,午後の部を開始しました。
【オープンデータカード】
冒頭には,株式会社 jig.jp 代表取締役社長,オー
表面に,京都市が公開するオープンデータのデータ
プンデータ伝道師の福野さんから「オープンデータ
の実践例」,チームラボ株式会社の床並さんから
セット名,裏面に,スマートフォンなどから各データ
「RESAS API の紹介」について,御講演いただき
セットに直接アクセスできる URL と QR コードが記載
ました。
されたもの
オープンデータカードゲームのルールは,グループ
内でカードを一枚ずつ引き,引いたカードに記載され
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ているオープンデータを使って,先ほど考えた課題を
一方2階では,6グループに分かれ,Pepper を活
解決できるアイデアが出せたらポイントを取得できる
用したハッカソンを実施しました。
というものでした。
冒頭には,ソフトバンク株式会社から,デモ及びプ
ログラミング操作方法の説明がありました。
各グループとも,様々なアイデアを出しながら,
後半は,Pepper の基本操作・ロボアプリの制作
盛り上がっていました。
(簡単なプログラミング操作等)を行いながら,実
際に Pepper を動作させ,有用であると考えられる
住民サービス等の検討を行いました。
この後,ゲームで考えたアイデアをもとに,アプ
リの画面やタイトル,機能等の検討を行いました。
【16:00~ 成果共有】
2階と3階のチームが合流し,グループごとに成果
【13:00~ ②ロボットを活用した新たな住民
発表を行いました。
サービスを考えるハッカソン】
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成果発表の内容は,京都市オープンデータポータ
ルサイト「KYOTO OPEN DATA」において,オー
プンデータとして公開していますので,アプリ開発
などに御活用ください。
ファシリテーターの川島さん,福野さん,ソフトバ
ンク株式会社から,グループごとに,よかった点や改
善点などアドバイスをいただきました。
最後は記念撮影をして閉会しました。
たくさんの御参加,ありがとうございました!
本資料における一部の画像は,ブログ「福野泰介の一日一創(http://fukuno.jig.jp/)」で公開されたものを
編集して利用しています。
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グラフィックレコーディング
本イベントでは,講演やプレゼンテーションの流れを視覚化して記録する「グラフィックレコーディング」を行
いましたので,御紹介します。
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