Landport 岩槻 さいたま市岩槻区 設計・監理／JFE シビル 一級建築士事務所 施工／ JFE シビル Landport Iwatsuki JFE Civil Engineering & Construction Corp. 北東側航空より望 む 上／北東側外観 下／構内通路（トラック動線） 設計主旨 倉庫内 の 空間 は 柱 スパンを 11 ｍ、最大 2 区 実させている。 まず 、メッセンジャーワイヤ ーによるケーブ ̶ 建築計画 画に分割 できるマルチテナント型物流倉庫 で ̶ 構造計画 ル 敷設 を 行うことでカスタマ 工事等 の 自由度 Landport 岩槻 の 所在 するエリアは 都心 から ある。各階梁下有効高 さ 6.5 ｍを 確保してお 上部構造 は 純鉄骨造 ブレー ス 併用 ラーメン に 対応 できる。 倉庫内照度 は 200 ルクス 以 約 35 ㎞圏、東北自動車道 岩槻 IC から約 6 ㎞ り、 1.5 ｍラックの 4 段積 みなど高 さを 活 かし 構造とし、効果的に耐震性能 を 発揮 するよう 上を確保し作業用途に配慮した 。 であり、高速道路 や 国道 16 号線等 の 幹線道 た 立体的 な 保管 が 可能 だ 。 角型鋼管 ブレー スをバランスよく配置した 。 建物内 セキュリティにおいては 、監視 カメラ 路 を 利用 することで 、東日本全域 へ の 広域 外部と共 に 全体 をモノトーンでクー ルに 演出 基礎構造 は GL ｰ 40.2m の 砂質土 を 支持層と 設備を外周出入口に設置 するとともに電気錠 配送 が 可能 である。 また 24 時間稼働可能 な する 中 で 共 用 ス ペ ー ス で は 、 エントランス した 高支持力工法 の 既成杭 を 採用した 。 倉 とカードリーダーによる 設備 を 実装し外部及 工業地域 の 立地 である。 ホールのサイン横に壁面緑化 を 施し柔らかさ 庫床 はひび 割 れ抑制対策として 、膨張剤を採 びカスタマ 区画 の 防犯性に配慮した 。 トラック動線 は 、北側 の 都市計画道路 での 一 を出している。また 福利厚生施設として East 用 するとともに梁上 の 補強配筋を適切に確保 また 外部 では 、車両出口に防犯性に配慮して 方通行 が 実現しているとともに、メイン 道路 エリアに Landport Cafeteria を設置してい する計画とした 。 ゲートシステムを 設置し、磁気式 パスカード 矢上 修平……やがみ しゅうへい から建物までの 距離 をおくことで 圧迫感 を 軽 る。 モノトーンや ナチュラルゾーンのエリア ̶ 設備計画 と降車 せずに 操作 が 出来 る RFID カードを 導 1982 年 広 島 県 生 ま れ。 2007 年 早 稲 1957 年 香 川 県 生 ま れ。 1981 年 神 奈 田大学大学院理工学研究科建設工学 川 大 学 工 学 部 建 築 学 科 卒 業。 現 在、 専攻修了。現在、JFE シビル 建築事業 JFE シビル 建築事業部建築設備部在籍 減している。 また 、外観 はグレーと白 の 上下 分 けや 窓際 カウンター 、 ベンチソファなど利 建物全館 LED 光源 を 採用し、省 エネ 性 と保 2トーンとアクセントを 出し、全体 が 重くなら 用者 が 用途 に 応じて 使用 するエリアを 選 ぶこ 守 性 に 配 慮 して い る。 倉 庫 内 に お い て は 、 ないよう工夫している。 とができる。 また 充電コンセント等設備 も 充 照明 や 自火報用 の 配線 を 床 スラブに 打 ち 込 152 入し利便性 の 向上を図った 。 （酒井琴美、矢上修平、森田幸治、那須知巳／JFE シビル ） 酒井 琴美……さかい ことみ 森田 幸治……もりた こうじ 1973 年 福 岡 県 生 ま れ。 1994 年 有 明 1967 年 神 奈 川 県 生 ま れ。 1990 年 日 工業高等専門学校建築学科卒業。 現 本工業大学電気電子工学科卒業。 現 在、JFE シビル 建築事業部設計部在籍 在、JFE シビル 建築事業部建築設備部 在籍 那須 知巳…… なす ともみ 部設計部在籍 153 上／共用通路 下／East エントランス（メイン） 施工計画 分 や 、若手技術者 や 作業員 に 対しても 円滑 設 完 了 を 目 標 とし、 打 設 工 区 を 1,200 ㎡・ 本計画地 は 、南・西 の 2 面 が 近隣 に 面し、境 な 説明・共有 が 図 れた 。 220 ｍ 3 に抑 えた 計画とし、打設中 の 風養生・ 界際まで 建物 が 配置 されており、外周 からの 上部躯体工事 においては 、極小 な 外周通路 タンピングによる 打 ち 込 み 後 の 締 め 固 め 方 大型楊重機 で の 基礎躯体作業・鉄骨建方 が を 有効利用 するため 、屋根成型中 も 構台下 法・湿潤養生方法 の 検討 を 行 い 、穏 やかな 不可能 で あった 。 そこで 工区 を 2 つに 分 け 、 部 を 車両通行 が 可能 な 計画 とし、各資材 の 強度発現 が 見込まれる環境を構築し、初期ク 建屋内を油圧クレーンが 走行 できる仮設通路 搬入・揚重、床 コンクリートの 打設 のいずれ ラックの 少 ない 品質 の 良 い 床 を 提供 すること を確保 できる計画とした 。 も 工程どおりすすめることができた 。 ができた 。 基礎躯体工事 においては 、労務不足 が 懸念 品質的には 、倉庫床 のクラック防止対策を 最 されたため 、在来型枠・土留兼用鋼製型枠・ 重要課題 として『 床 コンクリートひび 割 れ 抑 ラス 型枠 を 効果的 に 配置し、 そ の 他 の 労務 制対策計画書』を 作成した 。 冬季 のコンクリ 定員 を 平準化 することで 労務負荷 を 低減し ート打設 であったため 、配合計画 では 社内関 た 。 また 、 BIM による 基礎配筋検討 を 実施 係部署及 び 生コンプラントと協議 を 重 ね 、単 JFE シビル 建築事業部建設部工事グル することで 、施工図作成 の 省力化 ができ、 2 位水量 を 抑 えた 膨張剤使用 の 配合 を 採用し ープ 在籍 次元 の 図面 だけでは 容易 に 理解 できな い 部 た 。 また 、施工 にお い ては 、午前中 で の 打 さいたま市岩槻区上野 5 ｰ 2 ｰ 9 所在地 構内通路 構内通路 主要用途 建築主 トラックバース 倉庫 倉庫業を営む倉庫 野村不動産株式会社 設計・監理 トラックバース 浸透槽 倉庫 施工 JFE シビル一級建築士事務所 H=10.25 H=10.28 マンホール 事務室 浸透槽 カフェ テリア 配置・1 階平面図 縮尺 1/1,500 事務室 事務室 カフェテリア 倉庫 倉庫 倉庫 トラックバース 12700 154 11000 11000 11000 11000 11000 11000 11000 11000 12700 11100 11000 11000 11000 11000 12840 △道路境界線 倉庫 ▽敷地境界線 倉庫 有効高さ 有効高さ 有効高さ 6500 6500 6500 倉庫 △道路境界線 ▽敷地境界線 有効高さ 有効高さ 有効高さ 6500 6500 6500 上／Landport Cafeteria 下／ East エントランスホール（メイン） 浸透ピット 断面図 縮尺 1/1,500 プラットフォーム 高さ 1,000 ㎜ ドックレベラー付 ドックシェルター 無 倉庫 床／ コンクリート 金 ゴテ 浸透性表面硬化剤 壁／ 外壁材表 し、ALC 間仕切 り 壁表 し 天井／ デッキプレー ト表し（最上階：屋根材表し） 修平 機械：那須知巳 電気：森田幸治 道路幅員 北側 18.0m、東側 8.0m 貼 天井／化粧 PB JFE シビル 担当／津田 修（所長） 地域地区 床／タイルカーペット 壁／PB ＋ビニルクロス 工業地域、法 22 条区域 ［設備概要］ 撮影／㈱エスエス 東京支店 電気設備 受電方式／高圧 3φ3W6.6kV50Hz1 回線受電 変圧器容量／3φ500kVA、1φ100kVA ×3 予備電源／ 敷地面積 11,926.85 ㎡ 対応なし 建築面積 8,039.59 ㎡ 空調設備 延床面積 24,208.06 ㎡ 熱源／電気 倉庫総面積 38,409.61 ㎡ 衛生設備 517.95 ㎡ 建ぺい率 67.41％（許容 60 ＋角地 10％） 容積率 199.97％（許容 200％） 地上 4 階 構造規模 S 造（耐震ブレース構造、杭基礎） 床耐荷重 1.5t/ ㎡ 最高高さ 25.17 ｍ 軒高 24.54 ｍ 階高 7.70 ｍ 天井高さ 5.50 ｍ 主なスパン 11.0 ｍ×11.0 ｍ 構成 1 バース形式 給水 ポンプ 給湯／局所式（貯湯式電気温水器） 排水／ 事務所総面積 コ コ 倉庫 大型 10t 車、セミトレーラー 想定最大車両サイズ アルミサッシ、スチールドア 建具 ［主な内部仕上げ］ マンホール 倉庫 事務室 設置なし 事務所 ［建築概要］ 倉庫 乗用車 4 台、大型車 7 台 ランプウェイ トラックヤード庇奥行 屋内形式 12.7m（共通） 工事期間 2015 年 7 月∼ 2016 年 5 月 倉庫 駐車台数 担当／総括：長田 肇 建築：酒井琴美 構造：矢上 設計期間 2015 年 1 月∼ 2015 年 6 月 倉庫 1970 年 長 崎 県 生 ま れ。 1995 年 長 崎 大 学 工 学 部 構 造 工 学 科 卒 業。 現 在、 空撮（ 2016 年 1 月） Landport 岩槻 データ 事務室 津田 修…… つだ おさむ 上／倉庫内部 下 2 点／荷物用 EV と垂直搬送機 エリアごとに色を変 えている 空撮（2015 年 10 月） 倉庫 （津田 修／JFE シビル ） 配置計画 北側にバースを配置 トラックバース数 （1 スパン ×2 台） 1 階 1 カ所（北面） 空調方式／空冷ヒートポンプマルチエアコン 給水／受水槽（FRP 複合板、有効 7.5t）＋加圧 汚水雑排水合流（自然流下）、雨水分流（雨水抑制） 防災設備 消火／屋外消火栓設備、屋内消火栓設備、消火 器、自動火災報知設備、誘導灯設備、非常用電源専用受電 協力会社 電 気 設 備 工 事 給排水衛生・空調換気設備工事 垂 直 搬 送 機 設 備 工 事 設備 排煙／避難安全検証法にて免除 杭 昇降機 荷物用 3.5t×2 基 乗用 11 人・15 人×各 1 基 鉄 骨 工 フ ァ ブ デ ッ キ 工 型 枠 工 エンクロー ズ溶接工 特殊設備 垂直搬送機：積載荷重 1.5t×3 台 環境対策 屋上緑化 ［主な外部仕上げ］ 屋根 アルミ亜鉛合金めっき鋼板二重葺き断熱工法 外壁 耐火金属サンドイッチパネル（一般部 t ＝ 50、延焼 部 t ＝ 75） 外構 アスファルト舗装、半たわみ舗装 工 事 事 事 事 事 屋 根 ・ 樋 工 事 オ ー バ ード ア ー 工 事 耐 火 被 覆 材 料 左 官 工 事 カフェテリア内装工事・家具納入 屋内消火栓・屋外消火栓・スリムアイ（平面表示灯） 栗 原 工 業 近 代 住 機 不 二 輸 送 機 工 業 ジ ャ パ ン パ イ ル 阪 和 興 業 伊藤忠丸紅住商テクノスチール 米 澤 興 業 宍 戸 工 業 J F E 日 建 板 金 剛 産 業 ニ チ ア ス 萩 原 興 業 富 士 ビ ジ ネ ス 横 井 製 作 所 155
© Copyright 2024 ExpyDoc
