バンコクにおけるMSMの行動調査について(2)(PDF:990KB)

ホットスポット
バンコクにおけるMSMの
行動調査
目的
1. 男性と性交渉する男性(MSM)の間でのHIV感染率と
HIV感染に関係する行動を測定すること。
2. HIV感染率とHIV感染に結びつく行動の疫学的傾向を
みること。
3. MSMの行動とHIV感染をモニタリングするための手順
を作ること
調査方法
計画会議
場所
ラーチャテーウィー区
厚生省
バーンカピ区
ワッタナー区
NGO
協力
TUC
サポート
ワントーンラーン区
パヤータイ区
チャトゥチャック区
バンコク都(AIDS)
プラ ナコーン区
フワイクワーン区
公園
パブ
サウナ
実施方法
時期
対象者
資材
2016年
4月-5月
MSM297
 同意書
 オラクイック
(唾液HIV検査キット)
 スマホによる
アンケート
MSW150
トランスジェン
ダー 150
方法
NGO行動
協定
 調査結果と協議
人口構成データ
>25歳以下
25 year
<25歳以上
25 year
年齢
208
106
89
44
MSM
MSW
150
教育レベル
100
50
0
MSM
MSW
87
63
TG
TG
Uneducated
就学前
Primary
小学校 School
Secondary
中学校 school
high
school
高等学校
大卒
Diploma
Bachelor
修士
master's
博士課程degree
Postgraduate
Masters
博士卒
人口構成データ
婚姻状況
200
150
single
独身
男性と婚姻
Partner
with men
100
女性と婚姻
Partner
with women
50
その他
other
0
MSM
MSW
300
250
200
150
100
50
0
TG
グループ別
男性
Male
Female
女性
両性愛者
Bisexaul
ゲイ
Gay
TG
トランスジェン
ダー
MSM
MSW
TG
感染率 結果 2016
N=600
MSM
MSW
TG
トランス
25%
ジェンダー
50%
25%
35 %
30
25
20
15
10
5
0
28.6
19.5
12
9.9
2014
40
30
13.3
12
2016
%
29.5
29
25.9
28.8
Bar
バー
23.1 24
Sauna
サウナ
20
不明
Non-vanue
10
1.5
0
2014
2016
Event
イベント
MSM
MSW
トランス
TG
ジェンダー
HIVについての知識
%
100
MSM
MSW
TG
トランスジェン
男性間性
ダー 交渉者
(UNGASS)
1.
80
2.
60
3.
40
36.4
40.7
4.
26
5.
20
0
2016
出典: 総合生物学的行動調査 (IBBS)
パートナーは、HIV非感染者で
ただひとりののみと性交渉を行
うなら、HIV / AIDS感染のリス
クを下げることができる。.
性交渉のたびにコンドームを使
えば、HIV / AIDS感染リスクを
下げることができる。.
健康に見える人もHIV / AIDS
に感染している場合がある。
HIV / AIDS感染者と一緒に食
事しただけで感染することがあ
る。
蚊にかまれてHIV/AIDSに感染
することがある。
決まった相手のいるMSMのコンドーム使用率
%
100
80
60
MSW
MSM
consistent
condoms in 3 month
3か月常時使用
100
80
60
40
20
0
last sex
直近の性交渉で使用
80.3
58
40
20
0
%
96
2016
トランスジェンダー
2016
%
出典: 生物学的行動調査 (IBBS)
100
80
60
40
20
0
99
80.5
36
2016
MSMにおける予防知識・用品の利用
%
100
80
MSM
Received education
知識
71.4
Received
condoms
コンドーム
75.1
MSW
%
98.7
100
92.7
60
40
20
0
80
2016
2016
100
トランスジェンダー
%
80
68
66.7
60
40
20
0
出典:総合生物学的行動調査 (IBBS)
2016
トランスジェンダーにおける
予防知識・用品の利用(2010-2016)
%
Received education
知識
100
80
82.1
Received
condoms
コンドーム
74.4
63.5
60
68
66.7
52.5
40
20
0
2010
出典: 生物学的行動調査 (IBBS)
2014
2016
MSMにおける
予防知識・用品の利用
knowledge
知識
%condoms
コンドーム(%)
64
2011
, RSAT , SWING,
2012
2013
, NGO
.,
47.4
33
80
60
2014
24843
32.3
18344
40
9996
9537
12618
40.8
9390
30.8
30.4
10212
41.1
12690
10934
9071
29.3
36.7
35.4
11362
30.6
2010
出典 :
%knowledge
知識(%)
100
9470
40000
35000
30000
25000
20000
15000
10000
5000
0
condoms
コンドーム
20
0
2015
結論
結論
1. 新規感染はMSMに比較的多い
2. 特に若いMSMに多い
3. 大卒の学位を持つMSMに多い
4. MSMの感染が2014年から下がっている。
5. 2016年は バーにおけるMSMの感染が多い
6. コンドーム使用と予防情報・用品の利用については、
MSMやトランスジェンダーよりMSWの方が良い数字である。
バンコクの行動計画
MSM/トランスジェンダー女性およびMSWへの対応について
90-90-90目標を達成する為のバンコクの近道
1.
2.
3.
4.
MSMの高リスク・若年グループ層が予防方法へアク
セスすること
全セクターにおけるネットワークを発展させること
バンコク首都保健所における、MSMやトランスジェン
ダー女性に対し、HIV、性感染症検査とPREPの利
用を増加すること
HIV検査が標準化するような開発を行うこと