「「サイエンス」の展開に関する学際的研究会」

学融合研究事業・萌芽的研究会開催案内
「「サイエンス」の展開に関する学際的研究会」
皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、今回表題の研究会を、下記の要領で開催することになりました。学術研究の内向性が問
題視されるようになって久しい中、ではその展開というのはどのような手段・方法があるのか、
そもそもその目的は何なのか、可能性とはどういうものがあるのか、といった疑問について、多
くの方が課題意識を持っていらっしゃいます。今回の研究会はこうした疑問や課題意識を持ちよ
り、「サイエンス」の展開の可能性を考えていく場にしたいと思っております。こうしたことに
ご興味をお持ちの皆様のご参加をお待ちしております。
<趣旨>
本研究会は、「サイエンス」の可能性と展開について考えることを目的としています。今回テ
ーマといたしますのは「オープンサイエンス」です。
オープンサイエンスは、研究データを研究者以外にも、広く一般に公開することで、科学研究
を効率的に発展させることを目指す活動のことを指していたものです。しかし、こうした動きが、
現在では、市民参加型サイエンス(シチズンサイエンス)などの新しい潮流につながり、多様な
展開が見られます。ここでのオープンとは、研究の場を多様な人々に開くことを意味しています
が、一方で、研究の成果をオープンにしていくことについては、これもまた科学コミュニケーシ
ョンという切り口で議論が続いているところです。さらに、こうした新しい動きと共に、大学等
における研究成果の公開の場として、従来大きな機能を有しているのは授業という現場であると
言えます。
これらの新しい潮流と大学のミッションである授業(教育)を改めて考える場として、「サイ
エンス」の展開に関する学際的研究会を開催します。
<開催日>
2017 年 3 月 21 日(火)
・22 日(水)
<開催場所>
飯田市公民館(〒395-0085 長野県飯田市吾妻町 139)
※長野県飯田市は平成 23 年度より「学輪 IIDA」プロジェクトを行っています。本プロジェクト
は「21 世紀型の新しいアカデミーの機能や場をつくる」という目的のもと、研究者同士が相互
に知り合い親交を深めつつ、モデル的な研究や取組を地域(産業界・教育界・住民・行政等)と
ともに行っていこうとするもので、自治体発信のオープンサイエンスの取組です。今回はこの先
端的な取り組みの場で研究会を開催します。
<スケジュール>
3 月 21 日(火)
14:00
開会
趣旨説明
発足にあたっての参加者紹介
(
「サイエンス」及び「オープンサイエンス」との関わり方を中心に)
講演:オープンサイエンスとは(仮)
休憩
講演:飯田市の「知の拠点」構想とその取組(仮)
質疑応答及びディスカッション
まとめ
17:00
第一日目終了
18:30-
意見交換会(市内)
3 月 22 日(水)
9:00
開会
趣旨説明
グループディスカッション(3グループに分かれて)
休憩
各グループでの討議内容共有
全体ディスカッション
まとめ
12:00
閉会
<募集人数>
募集定員なし。
<対象者>
1.総研大の学生・教職員
旅費の支援はありませんが、総研大の学生・教職員の積極的な参加を求めています。
添付様式「参加申込書」にご記入の上、下記にお申し込みください。
2.一般聴講希望者
聴講をご希望の方は、添付様式「参加申込書」にご記入の上、下記にお申し込みください。
<申し込み方法>
「参加申込書」に必要事項をご記入の上、下記にお申し込みください。
なお、本萌芽的研究会につきましては、旅費の支援はありません。予めご承知おきください。
申し込み締切り:2017 年 3 月 15 日(水)17:00
申込先:総合研究大学院大学総務課学融合推進事務室総務係
(mail to:cpis-office(at)ml.soken.ac.jp)※(at)は、@に変換してください。
<主催責任者及びプロジェクト内容に関する問い合わせ先>
学融合推進センター 特任准教授・七田 麻美子
E-mail: shichida_mamiko(at)soken.ac.jp ※(at)は、@に変換してください。