広報つぼみ 第62号 - 社会福祉法人 伯医会

平 成 29年 3月 発 行
第 62号
社会福祉法人伯医会
安 来 市 伯 太 町 安 田 1705番 地
TEL:(0854)37-1600
FAX:(0854)37-1666
ホームページ:http://www.hakuikai.jp/
メールアドレス:[email protected]
題字 白根 一
【ふるさと母里 管理者ご挨拶】
2017 年 が 始 ま り 気 が つ け ば も う 3 月 に な り ま し た 。 年 々 1 年 間 が 早 く 終 わ っ て い く よ う に 感 じ て い ま す 。
こ れ は 毎 日 を 精 一 杯 生 き 抜 い て い る 証 拠 か な ! ? と 自 分 の 都 合 の 良 い よ う に 解 釈 し て い る 訳 で す が 、、、。
『生き抜く・生ききる』という言葉が私は好きです。人は最後まで一人の人間として誰かから必要とされ、
認められる事で自分の存在意義や達成感を実感出来るのではないかと考えています。その為には、人に任せる
だ け で な く 時 に 苦 し く て も 責 任 や 役 割 を 持 ち 頑 張 っ て い く 。最 期 の 時 を 迎 え る ま で 、出 来 る 範 囲 で そ れ を 続 け る こ と が『 生 き き る 』
という事だと思っています。
伯 医 会 を ご 利 用 に な ら れ る 方 々 が 、い つ ま で も 精 一 杯 生 き き り 、充 実 し た 人 生 が 送 れ る よ う 支 援 し て ま い り ま す の で 、本 年 も よ
ろしくお願いいたします。
【
の取り組み】
ふるさと母里
管理者
永田和也
【新しい仲間を紹介します】
な・・・」との声があり、焼き芋を計画しました。3日前から、
職員2名を採用しました。皆様に覚えていただけるよう
頑張りますのでよろしくお願いします。
〇内田 真侑子【介護員】
9 月より伯寿の郷で勤務させて頂いております。
介護の現場で働く事は初めてですので分からない事
火種となる落葉や枝を集め、枝は小さく折り焼きやすいように皆
ばかりですが、ご利用者と接しその笑顔に元気を
様 と 用 意 し ま し た 。 普 段 、「 面 倒 だ な 」 と 言 わ れ る 方 も 、「 焼 き 芋
頂いています。まだまだ未熟者ですが、日々学ぶ姿勢を
しますから」と話すと1本1本頑張って折って下さいました。当
忘れず、新しいスポンジのようにたくさんの事を吸収してご利用者
落葉の落ちる季節となり、リビングから外を
眺 め て い る と ・ ・ ・「 あ の 落 葉 で 焼 き 芋 な と 焼 い た ら 、 ま さ げ だ
日は、男性陣に火を起こして頂き、女性の方々にはアルミホイル
で巻いてもらい、巻いたものから火の中へ。外に集まり、お茶を
飲みながら暖まりながら、芋を食べました。施設内では、季節も
感じにくいので、これからもこうした行事を通して、その時期な
らではの楽しみを感じて頂きたいです。
が笑顔で過ごして頂けるよう頑張って参りますので、どうぞよろし
くお願い致します。
伯寿の郷勤務
〇小塚 淳【介護員】
11 月より伯寿の郷に配属されました。社会人になり
16 年経ちますが今まで福祉の仕事とは無縁でした。
今までの人生経験を活かしつつ、寄り添える介護を
念頭に、ご利用者、ご家族の方の人生のお手伝いを
させて頂きたいと思います。そして、常に学び続ける姿勢で精進し
てまいりますので、どうぞよろしくお願いします。伯寿の郷勤務
【クリスマスリース作りを行いました♪】
施設の空きスペースを開放して、地域の方
にお越しいただき、工作教室を開催しました。
て秋のまいまいツアーへ行ってきました。一日目は、ご利用者 5 人と松江城 ご利用者の方も途中から参加して下さり、
へ行きました。最近歩く事が辛そうなA様が、自ら「歩く」とおっしゃり
一緒に折り紙を折ってみたり、子ども達が
いつもより長距離歩いて下さり、B様も笑顔が絶えずお喋りが止まりません。 一生懸命作っている様子を嬉しそうに眺めておられました。とても
良い雰囲気の中たくさんの笑顔が見る事ができた教室でした。
お酒の好きなC様もお蕎麦と共に乾杯され喜ばれていました。帰りの車内
~保護者の感想~
でも、皆様景色がきれいだとおっしゃり、
「たまには違った場所もいいね」
・丁寧にご指導いただき、ありがとうござい
と楽しまれたようです。
ました。入所者の方と交流ができとても良か
ったです。歌にはとても心が和みました。
また遊びに行く機会があればと思います。
~子どもの感想~
・いろいろなおり紙を作れたので楽しかっ
たです。ビーズを使ってネックレスを作って
みたいです。
「秋のおいしいものが食べたい」というご利用者の声と、敬老のお祝いを兼ね
【第三回伯寿の郷秋祭り】
去 る 10 月 30 日 、 秋 晴 れ の 中 、 第 三 回 伯 寿 の 郷 秋 祭 り を 開 催
しました!ご利用者、ご家族、地域の方等たくさんの方に
お越しいただき、とても賑やかなお祭りになったように思います。
メインステージでは「松江だんだんプロレス」の皆様による、
プロレスステージ!あまりの大迫力に、終始大盛り上がりでした。
松江だんだんプロレスの皆様、お忙しい中お越し頂き、ありがとうございました。
「 伯 寿 の 郷 の 事 を 地 域 の 方 に 知 っ て ほ し い 」「 伯 寿 の 郷 に 関 わ る 全 て の 方 に 楽 し ん で
頂きたい」といった想いから始まったこの秋祭りも、皆様のご協力のお蔭もあり、
今年で3年目を迎える事が出来ました。担当職員をはじめ、ボランティアでも多く
の方がご協力をして頂き、無事に終える事が出来ました。ありがとうございました。
【 中 国 地 区 老 人 福 祉 施 設 長 研 修 会 in い ず も に て 事 例 報 告 を 行 い ま し た 】
先 日 、 中 国 地 区 老 人 福 祉 施 設 長 研 修 会 in い ず も に て 、 シ ン ポ ジ ス ト と し て 登 壇 さ せ て 頂 き 、
伯医会が取り組む「地域における公益的な活動」について、主に伯太町赤屋地域での福祉活動と、
安田小学校との継続的な交流について話させて頂きました。入所者の介護が中心業務である
特 別 養 護 老 人 ホ ー ム に お い て 、「 も っ と 地 域 で 活 動 を ! 」 と 発 信 し 続 け 、 行 動 し 続 け た 結 果 が
こうして繋がったのではと思うと、嬉しく思います。
今後は医療、教育、保育等、様々な機関と、福祉の視点を持って連携を強化して行く必要が
あると感 じまし た 。活動を続 けて行 く為 には 、仕組 み作り が 必要だと 思いま す 。改善を行 いなが ら、良い物を 続けて 行く 事、
そこに心をこめ、責任を持ちながら関わり続けていきたいと思っています。伯医会が地域から必要とされ続ける法人であり
続けるために、今後も継続して活動を行っていきたいと思っています。
伯寿の郷 生活相談員 谷上 修
【ロボットスーツ体験会】
【突然の地震に驚きました】
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ様にお越しいた
だき、ロボットスーツ「HAL」の体験会を行いました!
このロボットスーツを装着して介護を行うと、腰部への負担
が驚くほど軽減し「うわー軽い!びっくり!」と体験した
職員もとても驚いていました。このように要介護者役の男性員
を、楽々と移乗ができ、とても驚きです。また、介護者の負担
軽減だけでなく、介護を受ける側にもとても負担が少なく、双
方にとても良いものと感じました。費用の面もあり、まだまだ
全国的には普及しているとは言えませんが、介護職場の腰痛予
防にとても効果的であると感じた体験会でした。また、当日は
多くのメディアの方にお越しいただき、伯寿の郷のことを広く
知っていただく良い機会になったと感じています。
断水になる前に水を溜める事が重要です。トイレを流すのに約バケ
ツ 2 杯分くらいの水が必要だそうです。また、揺れがおさまってから
30 分くらいは電話が繋がるそうですので、速やかに連絡をする必要が
ありそうですね。そんな時に活躍するのが「LINE」などのSNS。
既読機能とは、本来「相手がメッセージを確認した」といった事が分
かるために、東日本大震災時の安否確認のために開発された機能だそ
うです。その機能が違った意味で機能しすぎて「既読スルー」などの
言葉まで出てしまっていますが、、、
。
話がそれましたが、大切な事は「備えよ常に」といった心構えでは
ないでしょうか。ご利用者の安全を守るために、日ごろから防災の意
識を高めていきたいと思います。
【ご利用者・ご家族からの声】
伯寿の郷入所者のご家族の方から
【小学校の授業にご利用者と一緒に参加】
メッセージを頂きました。この場で
ご紹介させて頂きます。
『穏やかに過ごせる今に感謝』
10 月 21 日 鳥 取 県 中 部 地 方 を 震 源 と す る マ グ ニ チ ュ ー ド
6.6 の 地 震 が 発 生 し 、 伯 寿 の 郷 が あ り ま す 安 来 市 伯 太 町 で
も震度 4 の揺れがありました。幸いご利用者の怪我や、建
物の破損等はありませんでしたが、突然の大地震に驚き、
平 成 12 年 に 起 き た「 鳥 取 県 西 部 地 震 」を 思 い 出 さ れ た 方 も
多 か っ た よ う で す 。「 少 し 地 震 が 多 い よ う な 、、、」 と 調 べ て
み た と こ ろ 、 2016 年は日本全国で震度 5 以上の地震がなんと「32
件」も起こっているそうです。そこで、このような大地震が起こった
時に気を付けるべき事をご紹介したいと思います。
①水を溜める
②屋内でも靴を履く
③電話は直ぐに
④家を離れる時はブレーカーを落とす
宇山 幸子
義母は平成27年11月12日、
伯寿の郷へ入所しました。
丁度、96歳を迎えたばかりの頃でした。
春夏秋冬季節は巡り1年が過ぎました。
歩行が全くできない状況の中、
今できる事を大切にその人に寄り添い
向き合った計画で、さまざまなサポート
やケアを暖かく気持ちよく受けています。
また残された機能を維持できるよう
日常生活の中にも取り入れていただき
穏やかな日々を過ごしています。その様子を見ている私たち家族は大
きな安心感を得るのと同時に、見えないところでしっかりと支え励ま
されていることで、伯寿の郷の皆様に感謝の毎日です。
面会に行くと昔話に会話が弾み笑顔の花が咲きます。その笑顔に私
たち家族は元気をもらう今日此頃です。
安 田 小 学 校 の 4 年 生 の 総 合 学 習 の 授 業 に 、入 所 者 の K 様 と
一緒に参加してきました。今回は「伯寿の郷で暮らすお年
寄りの方や、そこで働く職員の事を知る」といった内容で
お話しをしてきました。
これまで、職員が授業に参加させて頂く事はありました
が、ご利用者の方が一緒に参加する事は初めての試みでし
た。しかし、さすがK様、得意の安来節を披露して下さる
などとても大活躍!和やかな時間が流れていたように思い
ます。このような交流が継続出来ているのも、安田小学校
のご協力があってこそであってこそです。顔が見える関係
作りに取り組み始めて数年経ちますが、様々な場面で成果
を実感する事があり、嬉しく思います。いつも交流にご理
解頂き、本当に感謝しています。ありがとうございます。
「子どもの時から、施設が身近な地域に自然とあって、そ
こで日常的に交流ができる」
あくまで理想ですが、理想に向かって日々努力していきた
いと思っています。
【編集後記】
2016 年はこのつぼみだけでなく、HPの更新など「積極的な情報発
信」を心がけて取り組んできました。文章を書いていくにつれて「ど
うしたらより多くの人に読んで頂けるのだろうか」
と少しわくわくしてくる自分がいたように思います。
このようなメディアを通して表現をし続けていても、
相手に届かなければそれは表現ではありません。
今後も伯医会の事を広く知っていただけるように
努めていきたいと思っています。