Taro-H28学校だより 2月号

校訓
第11号
自学自習
心身鍛練
平 成 29.2.24 発 行
友情感謝
技 術室 前 の河 津桜
バッ クネ ット 裏 の白 梅
発 行者 飯嶋 治
正門 わき の 沈丁 花
職員 玄関 の チュ ーリ ップ
立春を過ぎて、学校にも春を感じることが多くなりました。そして、卒業式が刻々と近
づい てい ます 。3年生の 練 習も始 ま り、合唱の練 習も始 まりました。全校が一つに な って 、
今年度最後の行事を迎えようとしています。本校70回目の節目となる卒業式です。3年
生がどのような形で卒業していくのかは、来年の大谷中学校を物語るものになります。現
12 年 生 の 練 習
3年生の練習
在の 1, 2年 生は 、これを目標にさらに 積み 上げをはかることになるからです。
2月 8 日( 水)の校長講 話は3年 生 に送る 最後のものとなり ました。
そ こ で 、 卒 業 式 を 前 に し て 、 改 め て オ ア シ ス サ 運 動 の ア 、「 あ り が と
う」 につ いて 考え てみました。
【 話の 概 要】
仏教を始めたお釈迦さまは、人の命の有り難さやすばらしさを教えるために、弟子に次の
よ うな 例え 話 をし まし た。 後 に盲 亀浮 木 (も うき ふぼ く )と 言わ れる 話 です 。
果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいる。その亀は、100年に1度、海面に
顔を出すという。一方、広い海には1本の丸太棒が浮いている。この浮木の真ん中には、小
さ な 穴 が あ る 。「 こ の 1 0 0 年 に 1 度 浮 か び あ が る 目 の 見 え な い 亀 が 、 浮 か び 上 が っ た 拍 子
に、丸太棒の穴に、ひょいっと頭を入れることが有ると思うか?」聞かれた弟子は驚いて、
「 お 釈 迦 さ ま 、 そ ん な こ と は 、 と て も 考 え ら れ ま せ ん 」 と 答 え た 。「 絶 対 に な い 、 と 言 い 切 れ る か ? 」 お 釈 迦 さ ま が 念 を
押されると 「何億年、何兆年の間には、ひょっと頭を入れることがあるかもしれませんが、ない、と言ってもよいくら
い難しいことです」と弟子が答えました。そこで、お釈迦様は「そのとおりである。私たちが他の生き物に生まれず、人
間に生まれることは、その亀が、丸太棒の穴に首を入れることよりも有ることが難しい。有り難いことである」と教えら
れ たそ うで す 。
「有り難い」の反対が「当たり前」だそうですが、当たり前だと思っていた自分の命の
有り難さを深く自覚することで、かけがえない命を精一杯輝かせて欲しいというお釈迦様
の 強 い 願 い が 伝 わ っ て き ま す 。 命 に 限 ら ず 何 事 に 対 し て も 「 当た り 前 」 と 思わ ず 、「 有 り 難
い」ととらえ直すことで、感謝の心が深くなり、見える世界も変わってくると思います。
卒業式から年度末に向かって、学校でもご家庭でも「有り難う」という感謝する心が広が
って いく こと を願 っています。 オア シスサの 言葉をどん どん声に出していき まし ょう 。
単位
人
0%
5 0 m
あいさつ
今年度新たに取り組んだ4つの
50mあいさつ 立腰 自問清掃 復習
1
10%
20%
30%
111
立 腰
60%
70%
122
自問清掃
80%
142
66
できていることが 多い
できていないことが 多い できていない
ことについて、生徒アンケートを
行 いま し た。
「いつもできている」と「でき
ていることが多い」をプラスの評
53 7
136
いつも できている
100%
27 6
194
80
90%
65
188
188
3
復 習
50%
219
2
4
40%
18
価 と す る と、 約 7 割 の 実現 率 で す 。
しかし、これらを本物にしていく
に は 、「 い つ も で き て い る 」 の 割 合
を更に増やしていく必要がありま
す。それぞれの取組のレベルを上
げる方策を考え、実現率を高めて
い きま す 。
立腰のレベ
ルを上げる
には…?
2月3日(金)1年生による小学校のサポー
ト活動が行われました。出身小学校に出向いて、
先 生方 のお 手伝 いを し てき まし た。 大谷 中 学校 での 生活 を 経た卒 業生 の姿に、
小学校から届いた声を載せます。
○どの子も礼儀正しく、それぞれの役割をしっかりと果たしていました。中学生が来
て く れ る の を 心 待 ち に し て い た 本 校 の 児 童 。「 ○ ○ ち ゃ ん 」 と 昔 と 変 わ ら ぬ 呼 び 方 で
話しかけるのを少々照れくさそうに受ける中学生。中学生の存在を身近に感じ、大
谷中 への 夢 や希 望を 抱 くこ とに つ なが るよ い企 画 だと 思い ま す。
○あいさつや返事、態度がとてもすばらしく、たくさん学習サポートしていただきま
した。6年生にとっては一年後の自分の姿をイメージすることができたいへんよい
機 会 にな りま し た。
○あいさつも言葉遣いもすっかり中学生らしく、しっかりできていて感心しました。
学習サポートもてきぱきと行動し、なかには自分からヒントを与え、支援している
様 子 もあ り、 子 ども たち も とて も勉 強が 進 んだ と喜 ん でい まし た 。
2月23日(木)宇都宮の FKD インターパーク
店展覧会場で、第47回下野教育美術展の表彰式
が行われました。応募総数22万点の準大賞(第
2位)に2年の筒井琉奈さんが、準特選(第4位)
に1年の須藤月那さんが、そして団体賞の栃木県
知事賞(最優秀賞)に大谷中学校が選ばれました。
広い会場には、表彰を受けた二人以外にも本校
最優秀賞の原動力
美術部
準大 賞
筒 井さ ん
準特 選
須 藤さ ん
生徒の作品が49点も並んでいました。また、会
場 には 展示 され ませ んでし たが、奨 励賞と して 155 点も選 ばれてい ます。 こ
の 数字 を見 れば 、栃 木県の 美術教育 の最高 峰で ある栃 木県知 事賞を大 谷中学 校
が 受 賞 し た 理 由 が わ か り ま す 。 創 立 7 0 周 年 を 迎 え る に あ た っ て 、「 文 武 両 道
の学校づくり」を進めている大谷中学校として大いに弾みがついたところです。