情報収集期間▶応募・選考期間▶内定期間▶試用期間▶本採用 2. 就職活動編 1「就活」のながれ 新卒者の採用については、 「企業の求人情報の公開」→「募集開始」→「応 募」→「採用試験」→「面接」→「内定通知」→「承諾書等の提出」→「入社」 という過程を経る企業が一般的です。 就職活動期間は、内定・採用等の出来事によって区切られており、労働者と使 用者の間の法律的な関係もそれぞれの期間によって異なります。 内定期間や試用期間がない場合もありますが、基本的な流れは変わりません。 求人情報公開 情報収集 期間 募集開始 応募・ 選考期間 (企業による公正な 採用選考の実施) 内 定 (労働契約の成立) 内定期間 求人票・就活サイト エントリーシート提出 承諾書等の のオープン 選考会 書類提出 資料請求 企業訪問 就職試験 企業説明会 面接 業界研究会 < 採用面接は大学 4 年時6月∼ > < 求人情報の公開は大学 3 年時 3 月∼ > 採 用 本採用 (試用期間開始) 試用期間 本採用の可否通知 本採用 2 企業の情報を事前に収集する 就職活動においては、情報収集をきちんと行い、求人情報を正しく把握する事 が大切です。例えば、いつも求人を出している会社の中には、何か問題があり離 職率が高くなっている会社が含まれている可能性があります。また、求人情報に 労働条件が明記されていない場合には、トラブルになった際に権利を主張できな い可能性があります。このように、採用選考時や入社時にトラブルに巻き込まれ ないためにも、事前にきちんと情報収集を行う必要があります。 なお、若者雇用促進法では、新卒者等の募集を行う企業は、幅広い職場情報の 提供が求められます(努力義務)。加えて、応募者から求めがあった場合には、募集・ 採用に関する状況(採用者・離職者数等)、職業能力の開発・向上に関する状況 (研修の有無及び内容等)、企業における雇用管理に関する状況(前年度の月平均 所定外労働時間の実績等)の3類型それぞれについて1つ以上の情報提供が、企 業に義務付けられています。応募者は、企業の採用ホームページでいわゆるプレ エントリーを行ったり、一定の内容をメールまたは書面にて企業に対して伝えた りすることにより、企業に情報提供を求めることができます。 3
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