DIYで自宅駐車場のタイル貼り

DIYで自宅駐車場のタイル貼り
自宅駐車場兼アプローチは、コンクリート打ち放し(左官下地)でしたが、カタログと都内のシ
ョールームを何件か見て、暖かみのある色合いでカラーバリエーションがあるタイルを見つけ、DIY
でデザイン及び施工することにしました。何分素人作業のため年末から作業を始めて日数がかかり、
4月に施工が終わりました。
施工前
施工後
1.使用材料等
①
タイル:ADVAN 社ランゲ
バオロ(茶色)11 箱、ブラ(肌色)5 箱、ガビ(白、カットし
て使用)3 箱、ボーダー 20 枚。インディアンブラック(黒、カットして使用)3 箱、コット
アンティーク ボーダー 40 枚。
②
モルタル下地用:ポルトランドセメント 3 袋、川砂 8 袋、小石 10 袋
③
貼付けモルタル(プレミックスモルタル)11 袋
④
目地セメント 2 袋
⑤
グラインダスタンド(市販品を改良)、ダイヤモンドカッター 5 枚
2.施工にかかった日数
①
モルタル下地厚み調整用木枠、タイル側モルタル塗り用木型、目地スペーサー(幅
6,8,10,12mm)の製作に延べ 5 日
②
タイルカットに延べ 8 日
③
モルタル下地塗り
④
タイル貼付け延べ 15 日
⑤
目地詰め
3区域に分けて延べ 5 日
3日
①から④で 11 月下旬から4月下旬まで計 36 日作業しました。
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3.工夫・苦労した点
(1)タイルカット
・ランゲ 150 角に対しコットアンティークは 164 角とやや大き
いため、隣接する白と黒をカットして寸法調整
・斜格子部の三角形は正方形を 2 枚にカット
・インディアンブラックは 147 角が廃版で 147 × 295 を 2 枚に
カット
することにし、計 179 枚を切り出した。
市販グラインダスタンドを改良し、三角にカットするための
ガイド治具などを自作し、カットの際は防じん、防音のため、
水の噴霧、防じんマスク、耳栓などの対策をとった。
水を噴霧することで途中で割れずにカットできることがわか
ったが、そうしたノウハウのないうちに 300 角から長方形4枚
を切り取る、正方形を三角形2枚に切る際に何枚か割れてしまった。
(2)貼付けモルタル施工
貼付け施工で工夫・苦労したことは3点。
①
左官下地断面は中ほどが盛り上がっていたが片流れにしたかったこと、散水栓ボックスな
ど3箇所が左官下地から 30mm ほど出ていてタイル上面を合わせる必要があったことなど、
モルタル下地の必要厚は場所によって 10 ~ 21mm と複雑であった。このため施工範囲を
900mm 間隔で仕切ってモルタル下地+下地側貼付けモルタル厚分の木枠を組んで木枠の上
端まで塗ることで所用の厚み・勾配となるように図った。
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②
貼付けモルタルは、下地側を 4mm 塗って平滑に
し、タイル側に 3mm 塗って貼り付ける作業の繰り
返しで、下地側は①の方法で厚みを揃えるように
したが、タイル側に一定厚で塗る工夫として、タ
イル3枚の形に合板に穴を空けた型を製作し、し
ごくようにして塗ることで手早くできるようにし
た。
貼付けモルタルを練ってから1時間以内に済ま
せるよう書かれていたが、手早くできるようにな
るまでに時間がかかり、当初 36 枚の範囲で4時間
もかかって日が短い冬期は暗くなっても作業が終
わらなかった。
このため、1回の作業範囲を 24 枚とし、慣れた
頃にはようやく1時間程度でできるようになった。
それでも1日の作業で貼れるのは精々数十枚で、
2014 年末の休みから貼り付け始めて、途中厳冬期
1か月を休み、2015 年 4/25 までの週末・休日延べ
15 日間作業し計 668 枚を貼り付けてようやく完成
した。
(日暮れまで時間がなく長男も手伝い)
③
サイズの異なるタイル、斜格子部分
などで目地の間隔が 6、8、10、12 mm
の4種類が必要になり、それぞれ数十
から百本の目地スペーサーを合板を切
って用意し、タイル間隔を揃え調整し
た。
仕上がりでは思ったようなタイルの高さ・勾配にならなかった所があったり、低い視線で見る
と並びが乱れている所もあったりですが、最後までやり遂げることができ満足しました。
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