第1節徳育とは(PDF:41KB)

第1節 徳育とは
徳育とは
徳育とは、「道徳心のある、情操豊かな人間性を養うための教育」であると解釈されてい
ます。つまり、人が人として生きていくための心の学びであり、豊かな生涯を生き抜くため
の心の教育でもあります。
また、徳育とは、「社会や共同体において、秩序を保つために自然なこころある行動を促
す教育」とも解釈されています。社会生活の中で私たちが守るべき道と言ってもよいでしょ
う。この世の中で、他者への配慮や思いやりを大切にして、社会の中の自分の在り方、生き
方を考え、行動することは社会人として当然のことです。また、自分だけ良ければいいとい
う考えや行為を行うことでもありません。一人ひとりが助け合い励まし合いながら、ともに
手を携えて安心して生活できる明るい社会を築いていくためにも一人ひとりの徳育が大切
になっています。
徳育で育む道徳心とは、
「道徳を守る心、善悪を判断し善を行おうとする心」であり、
「道
徳を守り、行為しようとする心の働き。善悪正邪を判断して、善や正に従って行為しようと
する心」です。具体的には、
・自他の生命を尊重する心
・きまりを守る素直な心
・弱い人をいたわる心
・美しいものを愛する心
・困難なことにも立ち向かいやりぬく心
・夢や希望を抱いて頑張っていく心
・昔からある日本らしさ、日本の伝統を大切にする心
などと言った心の様相を指しています。この心の様相は、自から備わっているものではなく、
乳幼児期から躾られ、教育されることによって育まれ育っていくものです。
そこで、本市における「徳育」とは、「規範意識、生命の尊重、他者への思いやりを培う
とともに法やルールを遵守し、適切に行動できる人間を育成すること」と位置付けます。