Power Enterprise Pools 《設定編》 日本アイ・ビー・エム株式会社 Power Systems 2017年 2月 27日 当資料の目的 • 当資料では、Power Enterprise Pools の設定⼿順 (オペレーター作業) を解説します。 • Power Enterprise Pools のオーダー⽅法については、別資料 (2016/10/28現在未提供) を ご参照ください。 • 当資料は、2016/10/28時点の情報を元に作成しています。実際の Power Enterprise Pools の設定に当たっては、最新の情報をご確認ください。 © 2016 IBM Corporation 2 Power Enterprise Pools 設定の流れ 1. IBM Web サイトから XML ファイルのダウンロード PEP 契約後、XML ファイルが作成され、CoD サイト (http://www-912.ibm.com/pod/pod) からダウンロード可能になります。 2. Power Enterprise Pools の作成 ダウンロードした XML ファイルを HMC に読み込ませることにより、プールが作成されます。 3. static コア/メモリーのアクティベーションの削除 (※) mobile に変更した static コア/メモリーのアクティベーションを削除するために、 HMC で CoD キーを⼊⼒します。 ※ 2016/7/22 以降、 FC EPE0(CPU) 、FC EME0(メモリー) をオーダーし、且つ FW840 (POWER8) または FW780 SP5 (POWER7) 以降のファー ムウェア・レベルのサーバーの場合は、この作業は不要です。 4. プールのリソースを操作 プールの共有リソース (CPU、メモリー)を各サーバーに割り当てます。 © 2016 IBM Corporation3 ※ 当資料では、2. 以降の⼿順をご説明します。 当設定ガイドを作成するに当たり使用したハードウェア環境 PC Webブラウザー HMC (V8R8.4.0) コア数 static:60 (搭載 64) mobile : 4 メモリー量 static : 3996GB (搭載 4TB) mobile : 100GB p780 E880 (FW780.40) (FW840.00) VIOC VIOC VIOC VIOC VIOC VIOC VIOC VIOC VIOS VIOS プール名 共有コア数 共有メモリー量 コア数 static:60 (搭載 64) mobile : 4 メモリー量 static : 1948GB (搭載 2TB) mobile : 100GB PEPのリソース PEP-E880_p780 4 100GB © 2016 IBM Corporation 4 Power Enterprise Pools の作成 5 Power Enterprise Pools の作成 (1) HMC画面でResource → All Power Enterprise Poolsをクリック。 ”Create Pool” ボタンを押下 © 2016 IBM Corporation Power Enterprise Pools の作成 (2) ① ”Name” に任意のプール名を⼊⼒ ② ”Next” ボタンを押下 © 2016 IBM Corporation Power Enterprise Pools の作成 (3) ① ”Browse…” ボタンを押下 ② “File Upload” ウィンドウが開 くので、PC に保管した XML ファイルを選択 © 2016 IBM Corporation Power Enterprise Pools の作成 (4) ① 前⾴で選択したファイル 名が表⽰される ② ”Upload to MC” ボタンを押下 © 2016 IBM Corporation Power Enterprise Pools の作成 (5) ① ”The file upload completed successfully.” を確認 ② ”Next” ボタンを押下 © 2016 IBM Corporation Power Enterprise Pools の作成 (6) ① Mobile に変換された コア数を確認 ② Mobile に変換された メモリー量を確認 ③ ”Finish” ボタンを押下 © 2016 IBM Corporation Power Enterprise Pools の作成 (7) これで Power Enterprise Pools 作成完了です。 © 2016 IBM Corporation 12 《参考》XML ファイルの構成要素 Power Enterprise Pools を作成するために使⽤する XML ファイルに は、以下の構成要素が含まれます。 Pool ID - The unique ID that IBM assigns to the Power Enterprise Pool Sequence number - A numeric value that increments higher whenever IBM updates the configuration file Power Enterprise Pool configuration file membership codes - An activation code or a termination code for each system that is a member of the pool Mobile CoD processor code - The activation code that sets the total number of Mobile CoD processors that you can use in the pool Mobile CoD memory code - The activation code that sets the total amount of Mobile CoD memory that you can use in the pool © 2016 IBM Corporation static コア/メモリーのアクティベーションの削除 14 注:以下の条件を全て満たす場合、この作業は不要です • 2016/7/22 以降のオーダーで、Power Enterprise Pools ⽤のコア/メモリー として FC EPE0/FC EME0 をオーダーしている – EPE0 及び EME0 は static から mobile への変換が⾃動で⾏われるフィーチャーです • サーバーのファームウェアが、static から mobile への⾃動変換をサポートする レベルである – POWER8 の場合:FW840 以降 – POWER7 の場合:FW780 SP5 以降 注) Power Enterprise Pool⾃体の前提は FW780以降 【参考】 • IBM Power Scale-out systems offer I/O enhancements; and IBM Data Engine for Analytics - Power Systems Edition V2.2 offers enhanced storage and network options https://www-01.ibm.com/common/ssi/rep_ca/3/899/ENUSLG160083/ENUSLG16-0083.PDF © 2016 IBM Corporation 1. 現在の CPU アクティベーション状況の確認 (CoD キー入力前) HMC 画面で Resource → All Systems → サーバー名をクリック。 → ナビゲーション領域で、Capcity on Demand 内の CoD fnctions をクリック。 → 作業領域で、CoD Processor Capacity Settings をクリック。 ① static アクティベーション されたコア数を確認 ② サーバーに搭載された コア数を確認 ③ “Close” ボタンを 押下 © 2016 IBM Corporation 16 2. static コアのアクティベーションの削除 → 作業領域で、Enter CoD Code をクリック。 ① staic コア削除⽤の CoD キーを⼊⼒ ② “OK” ボタンを押下 ③ 削除されたコア数を確認 ④ “OK” ボタンを押下 © 2016 IBM Corporation 17 3. 現在の CPU アクティベーション状況の確認 (CoD キー入力後) → 作業領域で、CoD Processor Capacity Settings をクリック。 ① プール内でサーバーに割り当て られていないコア数を確認 ② static アクティベーション されたコア数を確認 ③ プール内でサーバーに割り当て られているコア数を確認 ④ “Close” ボタンを 押下 ※ static から mobile にコンバージョンしたコアがあるサーバーで、1~3を繰り返します。 © 2016 IBM Corporation 18 4. 現在の メモリー アクティベーション状況の確認 (CoD キー入力前) HMC 画面で Resource → All Systems → サーバー名をクリック。 → ナビゲーション領域で、Capcity on Demand 内の CoD fnctions をクリック。 → 作業領域で、CoD Memory Capacity Settings をクリック。 ① static アクティベーション されたメモリー量を確認 ② サーバーに搭載された メモリー量を確認 ③ “Close” ボタンを 押下 © 2016 IBM Corporation 19 5. static メモリーのアクティベーションの削除 → 作業領域で、Enter CoD Code をクリック。 ① staic メモリー削除⽤の CoD キーを⼊⼒ ③ 削除されたメモリー量を確認 ② “OK” ボタンを押下 ④ “OK” ボタンを押下 © 2016 IBM Corporation 20 6. 現在の メモリー アクティベーション状況の確認 (CoD キー入力後) → 作業領域で、CoD Memory Capacity Settings をクリック。 ① プール内でサーバーに割り当て られていないコア数を確認 ② static アクティベーション されたコア数を確認 ③ プール内でサーバーに割り当て られているコア数を確認 ④ “Close” ボタンを 押下 ※ static から mobile にコンバージョンしたメモリーのあるサーバーで、4~6を繰り返します。 © 2016 IBM Corporation 21 Power Enterprise Pools リソースの操作 22 プール内の CPU リソースの割り当て変更 (1) HMC画面でResource → All Power Enterprise Poolsをクリック。 → ナビゲーション領域で プール名をクリック。 → Processor Resource をクリック。 “Edit” をクリック © 2016 IBM Corporation プール内の CPU リソースの割り当て変更 (2) ① プールから割り当 てるコア数を⼊⼒ ② “Save” ボタンを 押下 © 2016 IBM Corporation 24 プール内の CPU リソースの割り当て変更 (3) HMC 画面で Resource → All Systems → サーバー名をクリック。 → ナビゲーション領域で、Capcity on Demand 内の CoD fnctions をクリック。 → 作業領域で、CoD Processor Capacity Settings をクリック。 ① プールから割り当てられた コア数を確認 ② “Close” ボタンを 押下 © 2016 IBM Corporation 25 プール内の メモリー・リソースの割り当て変更 HMC画面でResource → All Power Enterprise Poolsをクリック。 → ナビゲーション領域で プール名をクリック。 → Memory Resource をクリック。 “Edit” をクリック © 2016 IBM Corporation 26 プール内のメモリー・リソースの割り当て変更 (2) ① プールから割り当て るメモリー量を⼊⼒ ② “Save” ボタンを 押下 © 2016 IBM Corporation 27 プール内のメモリー・リソースの割り当て変更 (3) HMC 画面で Resource → All Systems → サーバー名をクリック。 → ナビゲーション領域で、Capcity on Demand 内の CoD fnctions をクリック。 → 作業領域で、CoD Memory Capacity Settings をクリック。 ① プールから割り当てられた メモリー量を確認 ② “Close” ボタンを 押下 © 2016 IBM Corporation 28 END 29
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