桑名市一般廃棄物処理基本計画 平成 29 年3月 桑名市 目 次 はじめに 1.計画策定に係る法的根拠 ·············································· 2 2.計画の位置づけ ······················································· 4 3.計画の対象とする廃棄物 ·············································· 5 4.計画の対象とする地域 ················································ 5 5.計画期間 ······························································ 6 6.計画の進行管理 ······················································· 7 ごみ処理基本計画 1.ごみ処理の現状 (1)ごみの種類および収集・処理の区分 ····································· 10 (2)ごみ処理の体制 ······················································· 12 (3)家庭系ごみの排出量 ··················································· 14 (4)事業系ごみの排出量 ··················································· 16 (5)ごみの総排出量 ······················································· 17 (6)市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量 ································· 18 (7)家庭系ごみの再利用率 ················································· 19 2.ごみ処理基本方針 (1)基本理念 ····························································· 20 (2)基本施策・個別施策 ··················································· 21 (3)個別施策の取組方針 基本施策1 ごみの減量および適正な処理のための分別・3Rの啓発 ······ 22 基本施策2 ごみの発生抑制 ·········································· 23 基本施策3 資源の有効活用の推進 ···································· 24 基本施策4 ごみの適正な処理の実施 ·································· 25 3.ごみの排出量の見込み (1)将来人口の見込み ····················································· 26 (2)ごみ区分別のごみ排出量の将来予測 ····································· 27 (3)ごみの総排出量の将来予測 ············································· 33 (4)市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量の将来予測 ······················· 37 (5)家庭系ごみの再利用率の将来予測 ······································· 38 4.その他ごみ処理に関し必要な事項 (1)今後のごみの分別・収集 ··············································· 39 (2)今後のごみ処理体制 ··················································· 40 生活排水処理基本計画 1.生活排水処理の現状 (1)生活排水の処理主体 ··················································· 42 (2)生活排水処理施設の概況 ··············································· 43 (3)生活排水処理の状況 ··················································· 48 (4)し尿処理施設の概況 ··················································· 51 (5)し尿処理の現状 ······················································· 52 2.生活排水処理基本方針 (1)基本方針 ····························································· 55 (2)計画処理区域・生活排水処理主体 ······································· 55 (3)将来人口の見込み ····················································· 56 (4)生活排水処理計画人口の見込み・目標 ··································· 57 (5)し尿・浄化槽汚泥処理量の見込み・目標 ································· 59 (6)し尿・浄化槽汚泥の処理計画 ··········································· 59 参考資料 (1)桑名市の位置と市勢 ··················································· 62 (2)桑名市の歴史 ························································· 63 (3)桑名市の土地利用状況 ················································· 64 (4)桑名市の人口、世帯数 ················································· 65 (5)桑名市の年齢別人口構成 ··············································· 66 (6)桑名市の産業別就業人口の動向 ········································· 67 はじめに 1.計画策定に係る法的根拠 「一般廃棄物処理計画」は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下、「廃棄物 処理法」という。)」の第6条第1項および第2項に基づき、市町村が定めなければ ならない一般廃棄物の処理に関する方針を示すもので、市町村は本計画に従って区域 内の一般廃棄物の処理を行わなければならないとされています。 一般廃棄物処理計画は、 ①長期的視点に立った市町村の一般廃棄物処理の基本方針となる計画(一般廃棄 物処理基本計画) ②基本計画に基づき各年度ごとに一般廃棄物の排出の抑制、減量化・再生利用の 推進、収集、運搬、処分等について定める計画(一般廃棄物処理実施計画) から構成されるものであり、それぞれ、ごみに関する部分および生活排水に関する 部分から構成されています。 廃棄物の処理及び清掃に関する法律における関係箇所は以下のとおりです。 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」 第六条 市町村は、当該市町村の区域内の一般廃棄物の処理に関する計画(以下「一 般廃棄物処理計画」という。)を定めなければならない。 2 一般廃棄物処理計画には、環境省令で定めるところにより、当該市町村の区域内 の一般廃棄物の処理に関し、次に掲げる事項を定めるものとする。 一 一般廃棄物の発生量及び処理量の見込み 二 一般廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 三 分別して収集するものとした一般廃棄物の種類及び分別の区分 四 一般廃棄物の適正な処理及びこれを実施する者に関する基本的事項 五 一般廃棄物の処理施設の整備に関する事項 -2- [一般廃棄物処理計画と他の計画との関係] 出典:ごみ処理基本計画策定指針(平成 28 年9月) -3- 2.計画の位置づけ 本計画は、本市が総合的・長期的視点に立って、計画的な一般廃棄物処理の推進を 図るための基本方針となるものであり、ごみの排出抑制およびごみの発生から最終処 分に至るまでに必要な基本事項を定めるものです。 現代の快適で便利な生活は、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済システム の上に成り立っています。一方でこの社会経済システムは自然環境の破壊や地球温暖 化、天然資源の枯渇など、自然環境に大きな負荷をかけてきました。 このような状況を見直すため、国では循環型社会形成推進基本法をはじめとした各 種の廃棄物およびリサイクル関連法が制定され、循環型社会への転換をめざして様々 な取り組みが行われています。 廃棄物問題への対応策は、単に廃棄物だけを独立させて議論できるものではなく、 その背景にある経済や社会の構造や枠組みといった問題、さらには一人ひとりの生き 方、生活様式にかかる問題として、環境保全、資源循環という視点から取り組んでい く必要があります。 本市でも、ごみおよび生活排水に対する総合的な施策を推進してきました。今後も、 限りある自然、資源、環境と共生できる資源循環型・環境保全型のまちづくりを進め ていくことを、市民、事業者、行政の共通目標として確認するとともに、本計画によ り一般廃棄物の排出抑制・適正処理を行っていくこととします。 本計画は、「桑名市総合計画(2015-2024)」を上位計画として位置づけ、総合計画 との整合を図りつつ、本市の一般廃棄物処理(ごみ処理および生活排水処理)行政の 最上位計画として位置づけられる計画です。なお、その実行にあたっては三重県廃棄 物処理計画および本市の諸施策との整合を図るものとします。 -4- 3.計画の対象とする廃棄物 本計画の対象とする廃棄物は、廃棄物処理法第2条において定める一般廃棄物とし、 具体的には以下に図示するものとします。 [対象とする廃棄物] ※特別管理一般廃棄物 4.計画の対象とする地域 本計画の対象区域は、本市全域とします。 -5- 5.計画期間 [ごみ処理基本計画] 本計画の計画期間は平成 29 年度から平成 38 年度までの 10 年間とし、目標年度は平 成 38 年度とします。 なお、計画は5年後の平成 33 年度に中間見直しを行うものとします。また、社会経 済情勢や廃棄物に関する法律、制度が変化した場合など、必要に応じて計画を見直す こととします。 ~ 平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 平 成 30 年 度 平 成 31 年 度 平 成 32 年 度 平 成 33 年 度 平 成 34 年 度 平 成 35 年 度 平 成 36 年 度 平 成 37 年 度 平 成 38 年 度 平 成 39 年 度 ~ 計画期間 中間見直し 目標年度 [生活排水処理基本計画] 三重県が平成 28 年6月に策定した「生活排水処理アクションプログラム(平成 28 年度版)」の目標年次が平成 37 年度および平成 47 年度であることから、同計画との 整合を図るため、本計画の計画期間は平成 29 年度から平成 37 年度までの9年間とし、 目標年度は平成 37 年度とします。 なお、計画は5年後の平成 33 年度に中間見直しを行うものとします。また、社会経 済情勢や廃棄物に関する法律、制度が変化した場合など、必要に応じて計画を見直す こととします。 ~ 平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 平 成 30 年 度 平 成 31 年 度 平 成 32 年 度 平 成 33 年 度 平 成 34 年 度 平 成 35 年 度 平 成 36 年 度 平 成 37 年 度 計画期間 中間見直し -6- 目標年度 平 成 38 年 度 平 成 39 年 度 ~ 6.計画の進行管理 計画の進行管理については、Plan(計画策定)、Do(計画実行)、Check(評価)、 Action(見直し)の PDCA サイクルにより、継続的に自らのごみ処理基本計画の点検、 見直し、評価を行います。 年度ごとに施策の進捗状況や目標達成状況について広く公表します。 -7- -8- ごみ処理基本計画 1.ごみ処理の現状 (1)ごみの種類および収集・処理の区分 本市において、排出されるごみは可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、プラスチックごみ(プラスチ ック製容器包装)、有害ごみ、土砂・ガレキ類、資源物に区分されています。 [ごみの種類および収集・処理区分(1)] ごみの種類 ごみの収集 ごみの処理方法 可燃ごみ 市清掃センター、委託業者 桑名広域清掃事業組合 (RDF化施設) (リサイクルプラザ) 不燃ごみ 委託業者 ごみの処分・ 再資源化方法 県RDF発電所 粗大ごみ 再生資源業者 プラスチックごみ (プラスチック製容器包装) 市清掃センター、委託業者 桑名広域清掃事業組合 (プラスチック圧縮梱包施設) 有害ごみ(乾電池・蛍光管) 委託業者 広域回収処理 (全国都市清掃会議) 広域回収処理 (全国都市清掃会議) 土砂・ガレキ類 直接搬入(一部収集) 市最終埋立処分場 市最終埋立処分場 委託業者 ストックヤード (民間業者) 再生資源業者 新聞紙 雑誌・その他古紙 チラシ 段ボール 牛乳パック アルミ缶 資 源 物 スチール缶 ペットボトル(透明) ペットボトル(色つき) 透明ビン 茶色ビン その他の色ビン 布類 -10- [ごみの種類および収集・処理区分(2)] ごみの種類 可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ プラスチックごみ (プラスチック製容器包装) 有 害 ご み 乾電池 蛍光管 土砂・ガレキ類 ごみの収集形態 ごみの運搬業者 ステーション回収 直接搬入(許可業者) 直接搬入(個人・事業所) ステーション回収 直接搬入(許可業者) 直接搬入(個人・事業所) 戸別回収 直接搬入(許可業者) 直接搬入(個人・事業所) 市清掃センター、委託業者 市許可業者 個人、事業所 委託業者 市許可業者 個人、事業所 委託業者 市許可業者 個人、事業所 ステーション回収 市清掃センター、委託業者 ステーション回収 拠点回収 ステーション回収 拠点回収(クルクル工房) 直接搬入(一部収集) 委託業者 中間処理施設 (リサイクル 処理施設) 最終処分場 リサイクル 施設名称 県RDF発電所 桑名広域 清掃事業組合 民間処理施設 日本容器包装 リサイクル協会 広域回収 (民間処理施設) 広域回収 (民間処理施設) 個人、市清掃センター、市土木課 - 市埋立処分場 委託業者 民間処理業者 民間処理施設 委託業者 民間処理業者 民間処理施設 委託業者 民間処理業者 民間処理施設 委託業者 民間処理業者 民間処理施設 委託業者 民間処理業者 民間処理施設 市清掃センター 新聞紙 拠点回収(自治会) 雑誌・その他古紙 紙 類 チラシ 拠点回収(スーパー駐車場等) 段ボール 拠点回収(クルクル工房) 牛乳パック 金 属 資 類 源 物 ッ ペ ト ボ ト ル ビ ン 類 アルミ缶 拠点回収(自治会) 拠点回収(スーパー駐車場等) スチール缶 透明 拠点回収(クルクル工房) 拠点回収(自治会) 拠点回収(スーパー駐車場等) 色つき 拠点回収(クルクル工房) 透明 拠点回収(自治会) 茶色 拠点回収(スーパー駐車場等) その他 拠点回収(クルクル工房) 布類 拠点回収(自治会) 拠点回収(スーパー駐車場等) 拠点回収(クルクル工房) -11- (2)ごみ処理の体制 本市から発生するごみは、桑名市・いなべ市・東員町・木曽岬町とともに構成する「桑名広域清 掃事業組合」の資源循環センター(通称「リサイクルの森」)に搬入し、中間処理しています。 可燃ごみはRDF化施設でごみ固形燃料(RDF)に加工し、三重県ごみ固形燃料発電所へ搬送 しています。 不燃ごみ、粗大ごみはリサイクルプラザにおいて破砕処理され、金属類と残渣に選別処理されま す。ビン類、缶類およびその他の資源物は選別作業のあと一時貯留され、それぞれ資源化されます。 プラスチックごみ(プラスチック製容器包装)は、圧縮梱包施設において不適物の除去を行った あと、圧縮・梱包処理を行い、日本容器包装リサイクル協会を介して再生処理業者に引き渡されて います。 桑名広域清掃事業組合では最終処分場を保有しておらず、処理残渣の全量を委託処分しています。 なお、「桑名広域清掃事業組合」の資源循環センターでは、竣工した平成 15 年3月以降、可燃ご みをRDF化し、隣接する三重ごみ固形燃料発電所の燃料としてサーマルリサイクルを行ってきま したが、三重県のRDF焼却・発電事業が平成 32 年度末に終了することに伴い、新たなごみ処理施 設の整備を進めています。 桑名市清掃センターは、本市の廃棄物収集運搬活動拠点として設置をしている施設です。施設で は、市直営の収集運搬管理や委託業者等の収集状況の管理、土砂・ガレキ類の計量・受入等を行っ ています。また在宅支援と住民福祉の向上を図り、平成 16 年 12 月より戸別収集も行っています。 桑名市リサイクル推進施設(クルクル工房)は、市内の家庭から排出される資源物および有害ご み、9品目の小型家電の回収拠点として、市が直営で管理を行っている施設です。持込まれた資源 物は委託業者が運搬・選別・圧縮梱包等の処理を行ったあとに、再生業者へと引き渡され、それぞ れ資源化されます。有害ごみは市清掃センターが運搬・保管を行い、保管された有害ごみを広域回 収・処理計画に基づいて運搬および処理・処分が行われています。 桑名市一般廃棄物埋立最終処分場は、総埋立容量約 34,600m3の安定型処分場で、市内の家庭か ら排出される土砂・ガレキ類や公共道路の側溝掃除の際に発生する士砂の最終処分を行う施設です。 施設に持ち込める一般廃棄物は表面処理等化学的な処理を行っていない土壌汚染等の原因となる物 質を溶出しない土砂・ガレキ類に限っており、生活環境の保全に配慮をしています。 -12- [ごみ処理関連施設および設備] ①資源循環センター(リサイクルの森)【桑名広域清掃事業組合】 (構成自治体:桑名市・いなべ市・木曽岬町・東員町) (1)所 在 地 桑名市多度町大字力尾 (2)RDF化施設 230 t/16時間(76.7t/16時間*3系列) (3)リサイクルプラザ 55 t/ 7 t/ 5時間(不燃・粗大処理施設1系列) (4)竣工年月 平成15年 5時間(資源化施設1系列) 3月 【増設】 (1)所 在 地 員弁郡東員町大字穴太2541番地 (2)プラスチック圧縮梱包施設 17 t/ (3)竣工年月 平成20年 5時間(8.5t/5時間*2系列) 9月 ②桑名市清掃センター (1)所 在 地 桑名市大字東汰上831番地 (2)敷地面積 9,890.1m2 (3)建築面積 2,015.8m2(延床面積 1,905.4m2) (管理棟・車庫棟・倉庫棟・計量棟等) (4)着工年月 平成14年10月 (5)竣工年月 平成16年 (6)総 工 費 355,530千円 2月 ③桑名市リサイクル推進施設(クルクル工房) (1)所 在 地 桑名市大字江場777番地1 (2)敷地面積 2,367.0m2 (3)建築面積 611.4m2(延床面積 607.0m2) (管理棟・倉庫棟等) (4)着工年月 平成12年11月 (5)竣工年月 平成13年 (6)総 工 費 99,070千円 3月 ④桑名市一般廃棄物埋立最終処分場 (1)所 在 地 桑名市大字東汰上字屋敷下地内 (2)敷地面積 12,553.36m2 (3)埋立容積 34,623.0m3 (4)着工年月 昭和63年 6月 (5)竣工年月 昭和63年 7月 (6)総 工 費 5,800千円 -13- (3)家庭系ごみの排出量 本計画における家庭系ごみの排出量は、市内の家庭から排出される「可燃ごみ(家庭系)」、「不 燃ごみ(家庭系)」、「粗大ごみ(家庭系)」、「プラスチックごみ(プラスチック製容器包装)」、 「有害ごみ」、「土砂・ガレキ類」、「資源物」の合計と設定します。 平成 27 年度の家庭系ごみの排出量は 34,862tとなっています。 [家庭系ごみの排出量の推移] 可燃ごみ (家庭系) 平成 16 年度 22,946 (単位:t) 不燃ごみ (家庭系) 粗大ごみ (家庭系) 1,490 631 1,968 プラスチックごみ (プラスチック製容器包装) 平成 17 年度 23,481 1,612 654 2,300 平成 18 年度 23,880 1,779 641 2,393 平成 19 年度 23,510 1,700 610 2,486 平成 20 年度 23,658 1,395 746 1,799 平成 21 年度 23,658 1,307 418 1,475 平成 22 年度 23,573 1,293 397 1,428 平成 23 年度 23,901 1,186 400 1,387 平成 24 年度 24,214 1,262 413 1,345 平成 25 年度 24,171 1,213 457 1,314 平成 26 年度 24,168 1,122 411 1,280 平成 27 年度 24,121 1,179 439 1,280 有害ごみ 土砂・ガレキ類 資源物回収量 家庭系ごみの排出量 平成 16 年度 48 2,319 8,617 38,018 平成 17 年度 51 2,486 8,761 39,343 平成 18 年度 51 2,198 9,051 39,994 平成 19 年度 52 1,766 8,922 39,046 平成 20 年度 52 1,885 8,549 38,084 平成 21 年度 52 1,499 8,128 36,537 平成 22 年度 52 526 8,105 35,374 平成 23 年度 50 914 7,935 35,773 平成 24 年度 83 531 7,803 35,650 平成 25 年度 57 866 7,573 35,651 平成 26 年度 44 855 6,843 34,724 平成 27 年度 44 1,492 6,309 34,862 -14- [家庭系ごみの排出量の推移] (単位:t) 50,000 39,343 40,000 39,994 39,046 38,018 38,084 36,537 35,374 35,773 23,573 23,901 418 1,293 1,186 35,650 35,651 24,214 24,171 34,724 34,862 24,168 24,121 30,000 23,481 23,880 23,510 22,946 23,658 23,658 20,000 631 1,968 10,000 48 1,779 1,612 1,490 641 654 2,393 2,300 51 51 2,319 2,486 2,198 8,617 8,761 9,051 1,700 6101,395 2,486 52 1,766 8,922 52 1,799 746 1,307 1,213 400 1,262 1,179 457 1,122 413 1,387 1,428 439 411 1,314 1,345 1,499 52 50 1,280 914 83 531 57 866 1,280 526 44 85544 1,492 1,475 1,885 52 8,549 397 8,128 8,105 7,935 7,803 7,573 6,843 6,309 平成 21年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 24年度 平成 25年度 平成 26年度 平成 27年度 0 平成 16年度 平成 17年度 平成 18年度 平成 19年度 平成 20年度 可燃ごみ(家庭系) 不燃ごみ(家庭系) 粗大ごみ(家庭系) 有害ごみ 土砂・ガレキ類 資源物回収量 -15- プラスチックごみ (プラスチック製容器包装) (4)事業系ごみの排出量 本計画における「事業系ごみの排出量」は、「可燃ごみ(事業系)」、「不燃ごみ(事業系)」、「粗 大ごみ(事業系)」の合計と設定します。 平成 27 年度の「事業系ごみの排出量」は 15,243tとなっています。 [事業系ごみの排出量の推移] 可燃ごみ (事業系) 平成 16 年度 12,410 (単位:t) 不燃ごみ (事業系) 粗大ごみ (事業系) 事業系ごみの排出量 617 1,144 14,171 平成 17 年度 13,087 595 1,275 14,957 平成 18 年度 14,807 610 1,322 16,739 平成 19 年度 15,115 491 1,265 16,870 平成 20 年度 13,821 394 1,116 15,332 平成 21 年度 12,783 280 984 14,047 平成 22 年度 12,887 383 1,021 14,290 平成 23 年度 12,519 359 1,034 13,912 平成 24 年度 12,781 283 1,003 14,067 平成 25 年度 13,277 325 944 14,546 平成 26 年度 13,687 337 806 14,830 平成 27 年度 14,010 334 899 15,243 [事業系ごみの排出量の推移] (単位:t) 20,000 15,000 14,171 1,144 617 14,957 1,275 16,739 16,870 1,322 1,265 15,332 491 1,116 14,047 14,290 13,912 14,067 394 984 1,021 1,034 1,003 280 383 359 283 12,783 12,887 12,519 平成 21年度 平成 22年度 平成 23年度 610 595 14,546 14,830 15,243 944 806 899 325 337 334 12,781 13,277 13,687 14,010 平成 24年度 平成 25年度 平成 26年度 平成 27年度 10,000 12,410 13,087 平成 16年度 平成 17年度 14,807 15,115 13,821 5,000 0 平成 18年度 平成 19年度 平成 20年度 可燃ごみ(事業系) 不燃ごみ(事業系) -16- 粗大ごみ(事業系) (5)ごみの総排出量 「家庭系ごみの排出量」と「事業系ごみの排出量」を合計した本市のごみの総排出量は、平成 27 年度で 50,105tとなっています。 [ごみの総排出量の推移] 家庭系ごみの 排出量 平成 16 年度 38,018 14,171 (単位:t) ごみの 総排出量 52,189 事業系ごみの 排出量 平成 17 年度 39,343 14,957 54,300 平成 18 年度 39,994 16,739 56,733 平成 19 年度 39,046 16,870 55,916 平成 20 年度 38,084 15,332 53,416 平成 21 年度 36,537 14,047 50,584 平成 22 年度 35,374 14,290 49,664 平成 23 年度 35,773 13,912 49,685 平成 24 年度 35,650 14,067 49,717 平成 25 年度 35,651 14,546 50,197 平成 26 年度 34,724 14,830 49,554 平成 27 年度 34,862 15,243 50,105 [ごみの総排出量の推移] (単位:t) 60,000 52,189 54,300 50,000 14,171 14,957 56,733 55,916 53,416 16,739 16,870 15,332 50,584 49,664 49,685 49,717 50,197 49,554 50,105 14,047 14,290 13,912 14,067 14,546 14,830 15,243 40,000 30,000 20,000 38,018 39,343 39,994 平成 16年度 平成 17年度 平成 18年度 39,046 38,084 36,537 35,374 35,773 35,650 35,651 34,724 34,862 平成 19年度 平成 20年度 平成 21年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 24年度 平成 25年度 平成 26年度 平成 27年度 10,000 0 家庭系ごみの排出量 事業系ごみの排出量 -17- (6)市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量 平成 27 年度の市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量は 669gとなります。なお、ここでの「市 民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量」の設定の考え方は、「桑名市総合計画(2015-2024)」の基 本計画「環境・廃棄物対策」におけるまちづくりの指標「市民1人あたりの1日のゴミの排出量」 の設定と整合が図られているものです。 市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量の推移をみると、 平成 18 年度までは増加していましたが、 そこをピークに平成 19 年度から平成 22 年度の間は減少に転じました。その後、平成 23 年度以降は ほぼ横ばいの傾向にあります。 [市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量の推移] 家庭系 ごみ処理人口 ごみ総排出量 (人) (t) A B 平成 16 年度 38,018 139,355 市民1人1日あたり の家庭系ごみ排出量 (g) C=A÷B 747 平成 17 年度 39,343 140,037 770 平成 18 年度 39,994 140,984 777 平成 19 年度 39,046 141,801 754 平成 20 年度 38,084 141,975 735 平成 21 年度 36,537 141,951 705 平成 22 年度 35,374 142,236 681 平成 23 年度 35,773 142,427 688 平成 24 年度 35,650 142,347 686 平成 25 年度 35,651 142,510 685 平成 26 年度 34,724 142,588 667 平成 27 年度 34,862 142,666 669 [市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量の推移] (単位:g) 900 800 700 747 770 777 754 735 705 681 688 686 685 667 669 600 500 400 300 200 100 0 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 -18- (7)家庭系ごみの再利用率 家庭系ごみの再利用率(家庭系ごみ総排出量に占める「資源物回収量」および「プラスチックご み(プラスチック製容器包装)」の割合)は、平成 27 年度において 21.8%となっており、平成 22 年度以降は年々減少傾向にあります。 [家庭系ごみの再利用率の推移] 資源物回収量 および 家庭系ごみ 総排出量 (t) 再利用率 (%) プラスチックごみ (プラスチック製容器包装) (t) 平成 21 年度 36,537 9,604 26.3% 平成 22 年度 35,374 9,533 26.9% 平成 23 年度 35,773 9,322 26.1% 平成 24 年度 35,650 9,147 25.7% 平成 25 年度 35,651 8,888 24.9% 平成 26 年度 34,724 8,124 23.4% 平成 27 年度 34,862 7,588 21.8% [家庭系ごみの再利用率の推移] (単位:t) 40,000 36,537 35,000 30,000 26.3% 35,374 35,773 26.9% 26.1% 35,650 25.7% 35,651 24.9% 25,000 34,724 34,862 40% 35% 30% 23.4% 21.8% 25% 20,000 20% 15,000 15% 10,000 10% 5,000 9,604 9,533 9,322 9,147 8,888 8,124 7,588 0 5% 0% 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 再利用量 家庭系ごみ総排出量 家庭系ごみ総排出量 再利用率 再利用率 注)プラスチックごみについて、プラスチック製容器包装での分別を平成 20 年 10 月から実施し たため、ここでは平成 21 年度以降を対象とします。 -19- 2.ごみ処理基本方針 (1)基本理念 本市において、家庭から出される1人あたりのごみ排出量は、住民の生活水準および生 活様式の変化などにより、平成 18 年度以降、年々減少しつつあります。 また、住民のごみ処理対策についての関心は依然として高くなっており、環境保全や省 資源・省エネルギーへの対応の必要性がより一層認識され、3R(リデュース・リユース・ リサイクル)運動の推進によるごみの減量化により、環境への負荷をできる限り軽減し、 限りある資源を有効に利用するための、市民・事業者・行政が連携した取り組みを推進し ていくことが重要です。 このような状況から、本市では「桑名市総合計画(2015-2024)」において、ごみ処理に 関する取り組み目標として「廃棄物の適正な処理」と「3Rの推進」を掲げており、本計 画においても、取り組みを実施していくため基本理念を次のとおり設定します。 基本理念 「ごみの適正な処理および3Rの推進」 -20- (2)基本施策・個別施策 基本理念を実現するための、取り組みの「基本施策」および「個別施策」の方針について、次の とおり設定します。 基本施策 基本施策1 個別施策 1)PR事業の推進 ごみの減量および適正な処理 のための分別・3Rの啓発 2)不適正な排出の監視 1)家庭での発生・排出抑制 基本施策2 ごみの発生抑制 2)事業所での発生・排出抑制 基本施策3 1)リサイクルの促進 資源の有効活用の推進 2)環境教育・環境学習の推進 1)ごみの適正な収集・運搬 基本施策4 ごみの適正な処理の実施 2)ごみ収集・処理にかかる経費負担の適正化 3)災害廃棄物対策の推進 -21- (3)個別施策の取組方針 基本施策1 ごみの減量および適正な処理のための分別・3Rの啓発 1)PR事業の推進 これまでも「資源物・ごみの分け方、出し方」のパンフレットや「ごみの出し方ハンドブッ ク」等の配布、「広報くわな」による情報発信などにより、市民へのごみの廃棄方法、3R推 進を行ってきました。 今後は、従来からのパンフレット等の配布を行うとともに、市ホームページの充実やスマー トフォンを活用したごみ分別アプリの導入など、より周知を図る方法の検討を進めていきます。 また、事業者への適正な排出の指導や啓発等についても検討を進めていきます。 [取組] ○ごみに関する情報の発信 ・「ごみ出しハンドブック」の配布 ・広報による情報発信 ・展示による情報発信 ・外国語の説明資料の作成 ・ごみ分別アプリの導入の検討 2)不適正な排出の監視 これまでにも行ってきた「職員による不法投棄監視パトロール」、「不法投棄禁止看板の配 布」、「監視カメラの設置」、「環境監視員による監視」を継続し、不法投棄の防止に努めて いきます。また、不法投棄があった際は警察機関と連携を取り、不法投棄を事件として厳しく 対応していきます。 地域における美化清掃活動に対して、ごみ袋の交付および廃棄物の収集を行い、地域を美し くする活動を支援し、不法投棄がしにくい環境づくりに努めます。 [取組] ○ごみの不法投棄・ポイ捨ての防止 ・不法投棄発生場所への看板・監視カメラの設置 ・自治会等と連携した集積所の管理 ○地域の美化活動の推進 ・美化清掃活動へのごみ袋の交付および廃棄物の収集 -22- 基本施策2 ごみの発生抑制 1)家庭での発生・排出抑制 家庭から出る生ごみの排出抑制のため「生ごみ処理機等購入補助金」を導入し、「広報くわ な」や市ホームページ等により、普及・啓発の推進を図っています。今後も、ごみ排出量の減 量のため、生ごみ処理機の周知および普及を進めていきます。 また、生ごみの水切りやマイバッグ持参など、ごみを出さないライフスタイルへの転換に向 けて、市民の意識を醸成していく取り組みを行っていきます。 [取組] ○生ごみの減量の推進 ・生ごみ堆肥化容器および生ごみ処理機の購入支援 ・生ごみの減量に関する情報提供 2)事業所での発生・排出抑制 事業所から出るごみについての減量・リサイクルを推進するため、事業所に対する情報提 供・発信を積極的に行うとともに、適切な排出の指導等について継続して行っていきます。 [取組] ○事業者との連携による発生抑制 ・小売店と連携した簡易包装やマイバッグ利用の推進 ・資源ごみの店頭回収に関する小売店との連携 ・排出される事業系ごみの3Rの啓発 基本施策2の目標指標 「ごみの発生抑制」の達成目標の指標として「市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量」を 設定し、中間見直し年度である平成 33 年度に 654g、最終目標年度である平成 38 年度に 653 gを達成することをめざします。 [市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量の目標] [基準年度] [中間年度] [目標年度] 平成 27 年度 平成 33 年度 平成 38 年度 669g 654g 653g -23- 基本施策3 資源の有効活用の推進 1)リサイクルの促進 これまで進めてきた、不用となった紙、ビン、缶などの資源のリサイクルを進めるとともに、 排出されたごみに含まれる資源物の分別収集をより徹底し、リサイクルの推進を図ります。 また、平成 26 年度より分別回収を進めている小型家電については、家庭から排出された不 燃ごみの中に、回収品目である小型家電が入っていることも見受けられるため、今後も小型家 電としての回収を周知し、分別収集の徹底を図っていきます。一方、小型家電の回収量の増加 を図るために回収品目を増やしていくよう検討していきます。 [取組] ○資源ごみの分別回収の徹底 ・資源ごみの分別品目の周知、啓発 ○小型家電の分別収集の推進 ・小型家電リサイクル法に基づく小型家電の分別回収 2)環境教育・環境学習の推進 市内の小学生に対して、自分の住んでいる街のごみの状況を知ることによって、ごみの減量、 分別などの必要性や、環境に対する意識を持ってもらえるよう、小学校への出前授業を行って います。今後は、この取り組みを市内すべての小学校で開催できるよう、体制づくりを進める とともに、取り組みの周知を図っていきます。 また、学校以外においても環境学習の機会を提供できるように、地域や関係団体などと協議、 調整を行っていきます。 [取組] ○ごみに関する意識啓発の推進 ・ごみゼロ社会の実現に向けた意識づけ ・学校におけるごみに関する学習 ・環境教育講座を通じたごみ減量の意識啓発 基本施策3の目標指標 「資源の有効活用の推進」の達成目標の指標として「家庭系ごみの再利用率」を設定し、中 間見直し年度である平成 33 年度、および最終目標年度である平成 38 年度において 22.2%を 達成することをめざします。 [家庭系ごみの再利用率の目標] [基準年度] [中間年度] [目標年度] 平成 27 年度 平成 33 年度 平成 38 年度 21.8% 22.2% 22.2% -24- 基本施策4 ごみの適正な処理の実施 1)ごみの適正な収集・運搬 現行の委託業務と一般廃棄物収集運搬業の許可業者を中心とした収集運搬体制を維持する こととし、より経済的かつ効率的な収集運搬体制の確立をめざします。 市内全域を収集運搬地域とし、収集運搬方法は、現行の方法を継続しつつ、ごみ収集ステー ションの統合、廃止などの適正配置に努めます。 収集方法、中間処理等に変更が生じた場合は、その都度、最適な方法を検討し、見直しを図 ります。事業系ごみを収集する許可業者の数が事業系ごみ量に対して、適正なものとなるよう 努めます。 [取組] ○ごみの収集・運搬の適正な実施 ・ごみ処理の適正な管理および運営 ・ごみの収集体制の充実 ・集積所の適正配置の検討 2)ごみ収集・処理にかかる経費負担の適正化 ごみ処理経費の動向をみながら経費負担の適正化に努めるとともに、負担額の見直しについ て適宜検証および検討を行っていきます。 [取組] ○経費負担の適正化 ・ごみ処理にかかる適正な負担額の検証 3)災害廃棄物対策の推進 災害時におけるごみ処理に関する事項は、平成 28 年3月に策定した「桑名市災害廃棄物処 理計画」において定めており、同計画と整合を図ります。 -25- 3.ごみの排出量の見込み (1)将来人口の見込み 本市の人口規模は、平成 27 年度で 142,666 人となっています。本市における今後のごみの排出量 の見込みを立てるにあたって、将来人口の動向をどうみるかが大きな変化要因となってきます。 桑名広域清掃事業組合では、新たなごみ処理施設を整備するにあたっての「ごみ処理施設整備計 画」を平成 27 年9月に策定しました。その中においては、将来のごみ処理量の予測を立てるため、 構成市町(桑名市、木曽岬町、東員町)それぞれの将来人口を推計しています。そこでは、本市の 人口について、平成 30 年度までは微増し、その後はほぼ横ばいになると予測しています。 本計画における将来人口の見込みについて、上記の「ごみ処理施設整備計画」で設定した人口予 測値を採用することとします。 計画の中間年度となる平成 33 年度、および目標年度となる平成 38 年度の将来人口は、それぞれ 142,601 人と予測されています。 [将来人口の予測] (単位:人) 160,000 142,745 142,823 142,901 142,801 142,701 142,601 142,601 142,601 142,601 142,601 142,601 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0 平成 28年度 平成 29年度 平成 30年度 平成 31年度 平成 32年度 平成 33年度 -26- 平成 34年度 平成 35年度 平成 36年度 平成 37年度 平成 38年度 (2)ごみ区分別のごみ排出量の将来予測 将来にわたるごみ排出量を予測するにあたり、ごみ区分別の排出量の将来予測を以下の条件で行 いました。 推計に用いる基準とする実績は、基本的に平成 25 年度から平成 27 年度の過去3年間としました。 なお、家庭系ごみの「土砂・ガレキ類」については、平成 22 年度から土砂・ガレキ類の受け入れの 基準が変更となっており、また、自然災害の有無など年度による排出量のバラツキが大きいため、 ここでは基準が変更となった平成 22 年度以降を使用します。 ごみ区分ごとのごみ排出量の推計には、「直線式」、「べき乗式」、「指数式」、「ロジスティ ック式」による推計方法を用いました。推計を行う計算式を以下に示します。 [推計方法と計算式] 名称 数式 y=ax+b 単調な増加(減少)を示す直線 べき乗式 y=axb 年とともに増加率(減少率)が増大していく曲線 指数式 y=abx 年とともに緩やかに増加(減少)していく曲線 直線式 ロジスティック式 ※ 特徴 y=k/(1+ae-bx) 最初は増加(減少)し、中間でその増加率(減少率) が最大になった後、無限年後に飽和に達する曲線 y:ごみ排出量 x:年度数 平成 25 年度をx=1として、その後1年ごとにxが1増加 (土砂・ガレキ類のみ平成 22 年度をx=1とする) a:係数 b:係数 k:係数 -27- 家庭系ごみ 可燃ごみ(家庭系) ○可燃ごみ(家庭系)は、実績 [可燃ごみ(家庭系)の実績値および推計] (単位:t) 値において平成 25 年度以降 24,400 は減少傾向となっています。 24,200 ○今後も減少傾向は維持する 人口動態に比例する程度と 見込まれることから、最も変 動の少ない式を採用するこ 可燃ご み(家庭系) と予測されますが、おおよそ 24,000 直線 23,800 べき乗 23,600 指数 ロジスティック 23,400 可燃ごみ(家庭系) とが妥当であると考え、推計 23,200 にあたってはべき乗式を採 23,000 0 1 2 ↑ 3 4 5 6 7 8↑ 9 10 11 12 13 14 ↑ 平成 平成 平成 27年度 33年度 38年度 用します。 [可燃ごみ(家庭系)の実績値および推計値(べき乗式)] (単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 実績値 24,171 24,168 24,121 推計値 24,121 24,112 24,104 24,098 24,093 24,088 24,084 24,080 24,076 24,073 24,070 不燃ごみ(家庭系) [不燃ごみ(家庭系)の実績値および推計] ○不燃ごみ(家庭系)は、基準 (単位:t) 1,400 しています。 1,200 ○今後もほぼ横ばい程度の排 出量が見込まれることから、 最も変動の少ない式を採用 することが妥当であると考 不燃ご み(家庭系) 期間において増減を繰り返 1,000 直線 800 べき乗 600 指数 ロジスティック 400 え、推計にあたってはべき乗 不燃ごみ(家庭系) 200 式を採用します。 0 0 1 2 ↑ 3 4 5 6 7 8↑ 9 10 11 12 13 14 ↑ 平成 平成 平成 27年度 33年度 38年度 [不燃ごみ(家庭系)の実績値および推計値(べき乗式)] (単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 実績値 1,213 推計値 1,122 1,179 1,138 1,129 1,122 1,116 -28- 1,111 1,106 1,102 1,098 1,095 1,092 1,089 粗大ごみ(家庭系) ○粗大ごみ(家庭系)は、基準 [粗大ごみ(家庭系)の実績値および推計] (単位:t) 期間において増減を繰り返 500 しています。 450 ○今後もほぼ横ばい程度の排 最も変動の少ない式を採用 することが妥当であると考 え、推計にあたってはべき乗 粗大ご み(家庭系) 出量が見込まれることから、 400 式を採用します。 350 直線 300 250 べき乗 200 指数 150 ロジスティック 100 粗大ごみ(家庭系) 50 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ↑ ↑ ↑ 平成 平成 平成 27年度 33年度 38年度 [粗大ごみ(家庭系)の実績値および推計値(べき乗式)] (単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 実績値 457 411 439 推計値 418 414 410 407 404 402 400 398 396 395 394 プラスチックごみ(プラスチック製容器包装) ○プラスチックごみ(プラスチ [プラスチックごみ(プラスチック製容器包装)の実績値 ック製容器包装)は、基準期 ています。 ○今後はほぼ横ばい程度の排 出量が見込まれることから、 最も変動の少ない式を採用 することが妥当であると考 え、推計にあたってはべき乗 式を採用します。 プ ラ スチックごみ(プラスチック製容器包装) 間において増減を繰り返し (単位:t) 1,400 直線 1,200 べき乗 1,000 800 指数 600 ロジスティック 400 200 0 0 1 2 ↑ 3 4 5 6 7 8↑ 9 10 11 12 13 14 ↑ 平成 平成 平成 27年度 33年度 38年度 プラスチックごみ(プ ラスチック製容器包 装) [プラスチックごみ(プラスチック製容器包装)の実績値および推計値(べき乗式)](単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 実績値 1,314 推計値 1,280 1,280 1,266 1,258 1,252 1,247 -29- 1,243 1,239 1,236 1,233 1,230 1,228 1,225 有害ごみ ○有害ごみは、平成 26 年度に減少し、平成 27 年度は変化がありませんでした。 ○推計では減少が見込まれるものの、今後も同量程度の排出量が見込まれることから、推計にあ たっては平成 27 年実績値が維持されるものとします。 [有害ごみの実績値および推計値] (単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 実績値 57 44 44 推計値 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 土砂・ガレキ類 ○平成 22 年度から土砂・ガレキ類の受け入れの基準が変更となっており、また、自然災害の有 無など年度による排出量のバラツキが大きくなっています。 ○そのため、基準となる排出量については、基準が変更となった平成 22 年度から、期間の幅が 最大限となる平成 27 年度までの間の平均値である 864tとし、推計にあたっては平均値が維持 されるものとします。 [土砂・ガレキ類の実績値および推計値] (単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 実績値 526 914 531 866 855 1,492 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 推計値 864 864 864 864 864 864 864 864 864 864 864 資源物回収量 ○資源物回収量は、平成 25 年度以降、減少傾向となっています。 ○推計では減少が見込まれるものの、今後も同量程度の排出量が見込まれることから、推計にあ たっては平成 27 年実績値が維持されるものとします。 [資源物回収量の実績値および推計値] (単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 実績値 7,573 推計値 6,843 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 -30- 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 事業系ごみ 可燃ごみ(事業系) [可燃ごみ(事業系)の実績値および推計] ○可燃ごみ(事業系)は、実績 (単位:t) 値において平成 25 年度以降 20,000 は増加傾向となっています。 18,000 と予測されますが、大幅な変 化要因は少ないことから、最 16,000 14,000 可燃ご み(事業系) ○今後も増加傾向は継続する 直線 12,000 べき乗 10,000 8,000 指数 6,000 ロジスティック ることが妥当であると考え、 4,000 可燃ごみ(事業系) 推計にあたってはべき乗式 2,000 も変動の少ない式を採用す 0 を採用します。 0 1 2 ↑ 3 4 5 6 7 8↑ 9 10 11 12 13 14 ↑ 平成 平成 平成 27年度 33年度 38年度 [可燃ごみ(事業系)の実績値および推計値(べき乗式)] (単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 実績値 13,277 13,687 14,010 推計値 14,186 14,340 14,466 14,575 14,669 14,753 14,828 14,897 14,959 15,017 15,071 不燃ごみ(事業系) [不燃ごみ(事業系)の実績値および推計] ○不燃ごみ(事業系)は、基準 (単位:t) 期間において増減を繰り返 450 しています。 400 後もほぼ横ばい程度の排出 量が見込まれることから、最 も変動の少ない式を採用す 350 不燃ご み(事業系) ○大幅な変化要因は少なく、今 ることが妥当であると考え、 300 直線 250 べき乗 指数 200 ロジスティック 150 不燃ごみ(事業系) 100 線形 (直線) 50 推計にあたってはべき乗式 0 を採用します。 0 1 2 ↑ 3 4 5 6 7 8↑ 9 10 11 12 13 14 ↑ 平成 平成 平成 27年度 33年度 38年度 [不燃ごみ(事業系)の実績値および推計値(べき乗式)] (単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 実績値 推計値 325 337 334 339 342 343 345 -31- 346 347 348 349 350 351 352 粗大ごみ(事業系) ○粗大ごみ(事業系)は、基準 [粗大ごみ(事業系)の実績値および推計] (単位:t) 期間において増減を繰り返 1,000 しています。 900 ○推計では減少傾向が見込ま 要因は少なく、排出量の大き な変化はないものと考えら れることから、最も変動の少 粗大ご み(事業系) れますが、今後の大幅な変化 800 ない式を採用することが妥 700 直線 600 500 べき乗 400 指数 300 ロジスティック 200 粗大ごみ(事業系) 100 当であると考え、推計にあた 0 0 1 2 ↑ 3 4 5 6 7 8↑ 9 10 11 12 13 14 ↑ 平成 平成 平成 27年度 33年度 38年度 ってはべき乗式を採用しま す。 [粗大ごみ(事業系)の実績値および推計値(べき乗式)] (単位:t) 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 38 年度 実績値 推計値 944 806 899 838 826 816 808 -32- 801 795 790 785 780 776 773 (3)ごみの総排出量の将来予測 家庭系ごみ ごみ区分別に算出したごみ排出量の将来予測から見込む家庭系のごみ排出量は、中間見直し年度 である平成 33 年度には 34,052t、最終目標年度である平成 38 年度には 33,995tとなります。 [家庭系ごみの将来予測排出量の推移] 可燃ごみ 不燃ごみ (家庭系) (家庭系) 平成 28 年度 24,121 1,138 (単位:t) 粗大ごみ (家庭系) プラスチックごみ (プラスチック製容器包装) 418 1,266 平成 29 年度 24,112 1,129 414 1,258 平成 30 年度 24,104 1,122 410 1,252 平成 31 年度 24,098 1,116 407 1,247 平成 32 年度 24,093 1,111 404 1,243 平成 33 年度 24,088 1,106 402 1,239 平成 34 年度 24,084 1,102 400 1,236 平成 35 年度 24,080 1,098 398 1,233 平成 36 年度 24,076 1,095 396 1,230 平成 37 年度 24,073 1,092 395 1,228 平成 38 年度 24,070 1,089 394 1,225 有害ごみ 土砂・ガレキ類 資源物回収量 家庭系ごみの排出量 平成 28 年度 44 864 6,309 34,160 平成 29 年度 44 865 6,309 34,131 平成 30 年度 44 865 6,309 34,106 平成 31 年度 44 865 6,309 34,086 平成 32 年度 44 864 6,309 34,068 平成 33 年度 44 864 6,309 34,052 平成 34 年度 44 864 6,309 34,039 平成 35 年度 44 864 6,309 34,026 平成 36 年度 44 864 6,309 34,014 平成 37 年度 44 864 6,309 34,005 平成 38 年度 44 864 6,309 33,995 -33- [家庭系ごみの将来予測排出量の推移] (単位:t) 40,000 34,160 34,131 34,106 34,086 34,068 34,052 34,039 34,026 34,014 34,005 33,995 24,121 24,112 24,104 24,098 24,093 24,088 24,084 24,080 24,076 24,073 24,070 30,000 20,000 10,000 1,138 1,129 1,122 1,116 1,111 1,106 1,102 1,098 1,095 1,092 1,089 418 410 407 404 402 400 395 394 414 398 396 1,266 1,258 1,252 1,247 1,243 1,239 1,236 1,233 1,230 1,228 1,225 44 44 44 44 44 44 864 44 865 44 865 865 864 864 864 44 864 864 44 864 44 864 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 6,309 平成 28年度 平成 29年度 平成 30年度 平成 31年度 平成 32年度 平成 33年度 平成 34年度 平成 35年度 平成 36年度 平成 37年度 平成 38年度 0 可燃ごみ(家庭系) 不燃ごみ(家庭系) 粗大ごみ(家庭系) 有害ごみ 土砂・ガレキ類 資源物回収量 -34- プラスチックごみ (プラスチック製容器包装) 事業系ごみ ごみ区分別に算出したごみ排出量の将来予測から見込む事業系のごみ排出量は、中間見直し年度 である平成 33 年度には 15,895t、最終目標年度である平成 38 年度には 16,196tとなります。 [事業系ごみの将来予測排出量の推移] 可燃ごみ 不燃ごみ (事業系) (事業系) 平成 28 年度 14,186 339 (単位:t) 粗大ごみ (事業系) 事業系ごみの排出量 838 15,363 平成 29 年度 14,340 342 826 15,508 平成 30 年度 14,466 343 816 15,625 平成 31 年度 14,575 345 808 15,728 平成 32 年度 14,669 346 801 15,816 平成 33 年度 14,753 347 795 15,895 平成 34 年度 14,828 348 790 15,966 平成 35 年度 14,897 349 785 16,031 平成 36 年度 14,959 350 780 16,089 平成 37 年度 15,017 351 776 16,144 平成 38 年度 15,071 352 773 16,196 [事業系ごみの将来予測排出量の推移] (単位:t) 20,000 15,363 15,000 15,508 15,625 816 15,728 808 15,816 15,895 15,966 16,031 16,089 16,144 16,196 801 795 790 785 780 776 773 348 349 350 351 352 838 826 339 342 343 345 346 347 14,186 14,340 14,466 14,575 14,669 14,753 14,828 14,897 14,959 15,017 15,071 平成 28年度 平成 29年度 平成 30年度 平成 31年度 平成 32年度 平成 33年度 平成 34年度 平成 35年度 平成 36年度 平成 37年度 平成 38年度 10,000 5,000 0 可燃ごみ(事業系) 不燃ごみ(事業系) -35- 粗大ごみ(事業系) ごみの総排出量 本市において将来見込まれるごみの総排出量は、中間見直し年度である平成 33 年度には 49,947 t、最終目標年度である平成 38 年度には 50,191tとなります。 [ごみの総排出量の将来予測の推移] (単位:t) ごみの 総排出量 49,523 家庭系ごみの排出量 事業系ごみの排出量 平成 28 年度 34,160 15,363 平成 29 年度 34,131 15,508 49,639 平成 30 年度 34,106 15,625 49,731 平成 31 年度 34,086 15,728 49,814 平成 32 年度 34,068 15,816 49,884 平成 33 年度 34,052 15,895 49,947 平成 34 年度 34,039 15,966 50,005 平成 35 年度 34,026 16,031 50,057 平成 36 年度 34,014 16,089 50,103 平成 37 年度 34,005 16,144 50,149 平成 38 年度 33,995 16,196 50,191 [ごみの総排出量の将来予測の推移] (単位:t) 60,000 50,000 40,000 49,523 49,639 49,731 49,814 49,884 49,947 50,005 50,057 50,103 50,149 50,191 15,363 15,508 15,625 15,728 15,816 15,895 15,966 16,031 16,089 16,144 16,196 34,160 34,131 34,106 34,086 34,068 34,052 34,039 34,026 34,014 34,005 33,995 平成 28年度 平成 29年度 平成 30年度 平成 31年度 平成 32年度 平成 33年度 平成 34年度 平成 35年度 平成 36年度 平成 37年度 平成 38年度 30,000 20,000 10,000 0 家庭系ごみの排出量 -36- 事業系ごみの排出量 (4)市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量の将来予測 家庭系ごみの排出量に関する目標値として、市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量について、 中間見直し年度である平成 33 年度に 654g、最終目標年度である平成 38 年度に 653gを達成するこ とをめざします。 [基準年度] [中間年度] [目標年度] 平成 27 年度 平成 33 年度 平成 38 年度 669g 654g 653g [市民1人1日あたりの家庭系ごみ総排出量の将来予測] 家庭系ごみ ごみ処理人口 市民1人1日あたり 総排出量 (人) の家庭系ごみ排出量 (t) (g) A B C=A÷B 平成 28 年度 34,160 142,745 656 平成 29 年度 34,131 142,823 655 平成 30 年度 34,106 142,901 654 平成 31 年度 34,086 142,801 654 平成 32 年度 34,068 142,701 654 平成 33 年度 34,052 142,601 654 平成 34 年度 34,039 142,601 654 平成 35 年度 34,026 142,601 654 平成 36 年度 34,014 142,601 653 平成 37 年度 34,005 142,601 653 平成 38 年度 33,995 142,601 653 [市民1人1日あたりの家庭系ごみ総排出量の将来予測] (単位:g) 800 700 656 655 654 654 654 654 654 654 653 653 653 平成 28年度 平成 29年度 平成 30年度 平成 31年度 平成 32年度 平成 33年度 平成 34年度 平成 35年度 平成 36年度 平成 37年度 平成 38年度 600 500 400 300 200 100 0 -37- (5) 家庭系ごみの再利用率の将来予測 家庭系ごみの再利用率として、中間見直し年度である平成 33 年度、および最終目標年度である平 成 38 年度において 22.2%を達成することをめざします。 [基準年度] [中間年度] [目標年度] 平成 27 年度 平成 33 年度 平成 38 年度 21.8% 22.2% 22.2% [家庭系ごみの再利用率の将来予測] 家庭系ごみ 総排出量 (t) 平成 28 年度 34,160 資源物回収量および プラスチックごみ (プラスチック製容器包装)(t) 再利用率 (%) 7,574 22.2% 平成 29 年度 34,131 7,567 22.2% 平成 30 年度 34,106 7,561 22.2% 平成 31 年度 34,086 7,556 22.2% 平成 32 年度 34,068 7,552 22.2% 平成 33 年度 34,052 7,548 22.2% 平成 34 年度 34,039 7,545 22.2% 平成 35 年度 34,026 7,542 22.2% 平成 36 年度 34,014 7,539 22.2% 平成 37 年度 34,005 7,536 22.2% 平成 38 年度 33,995 7,534 22.2% [家庭系ごみの再利用率の将来予測] (単位:t) 40,000 35,000 40% 34,160 34,131 34,106 34,086 34,068 34,052 34,039 34,026 34,014 34,005 33,995 30,000 25,000 35% 30% 22.2% 22.2% 22.2% 22.2% 22.2% 22.2% 22.2% 22.2% 22.2% 22.2% 22.2% 25% 20,000 20% 15,000 15% 10,000 10% 5,000 7,574 7,567 7,561 7,556 7,552 7,548 7,545 7,542 7,539 7,536 7,534 平成 28年度 平成 29年度 平成 30年度 平成 31年度 平成 32年度 平成 33年度 平成 34年度 平成 35年度 平成 36年度 平成 37年度 平成 38年度 0 5% 0% 再利用量 家庭系ごみ総排出量 家庭系ごみ総排出量 再利用率 再利用率 -38- 4.その他ごみ処理に関し必要な事項 (1)今後のごみの分別・収集 今後のごみの分別種類および収集形態については現行から継続し、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ご み、プラスチックごみ(プラスチック製容器包装)、有害ごみ、土砂・ガレキ類、資源物に区分し ていきます。 [今後のごみの種類および収集・処理区分] ごみの種類 ごみの収集 可燃ごみ 委託業者 不燃ごみ 委託業者 ごみの処理方法 桑名広域清掃事業組合 (RDF化施設) (リサイクルプラザ) 粗大ごみ プラスチックごみ (プラスチック製容器包装) 委託業者 桑名広域清掃事業組合 (プラスチック圧縮梱包施設) 有害ごみ(乾電池・蛍光管) 委託業者 広域回収 (民間業者) 土砂・ガレキ類 直接搬入(一部収集) 市最終埋立処分場 委託業者 ストックヤード (民間業者) 新聞紙 雑誌・その他古紙 チラシ 段ボール 牛乳パック アルミ缶 資 源 物 スチール缶 ペットボトル(透明) ペットボトル(色つき) 透明ビン 茶色ビン その他の色ビン 布類 -39- (2)今後のごみ処理体制 平成 32 年度までは現行のごみ処理体制を継続します。平成 33 年度以降のごみ処理体制について は、平成 32 年度末における三重県のRDF焼却・発電事業の終了に伴い、一部事務組合構成市町(桑 名市・いなべ市(旧員弁町)・木曽岬町・東員町)における平成 33 年度以降の可燃ごみの処理方法 等を検討した結果、RDFの利用先の確保が課題であることやごみ処理に要する費用を踏まえ、新 たなごみ処理施設の整備を行うこととなっています。なお、平成 33 年度以降の新たな構成市町の枠 組みとして、桑名市・木曽岬町・東員町の1市2町となります。 新たなごみ処理施設の整備内容について、桑名広域清掃事業組合や構成市町による協議を重ね、 平成 28 年4月に「ごみ処理施設整備運営事業 実施方針」(桑名広域清掃事業組合)が示されまし た。そこでは、積極的な資源およびエネルギーの回収により、循環型社会の形成を推進することを めざすとともに、民間事業者の技術的能力、経営能力等を活用する官民連携方式とし、効率的かつ 効果的な施設整備および管理運営の実現をめざしています。 新たなごみ処理施設の整備内容として、実施方針では以下の基本条件を挙げています。なお、そ の他の「リサイクルプラザ」、「プラスチック圧縮梱包施設」、「管理棟」等については、既存の 施設を継続していきます。 今後も、本市のごみ処理については桑名広域清掃事業組合の処理計画等と整合を図っていきます。 [ごみ処理施設(新設)] (1)事業予定地 三重県員弁郡東員町大字穴太地内 (2)対象廃棄物 可燃ごみ、可燃性粗大ごみ、可燃残渣、災害廃棄物 (3)処理方式 ストーカ方式 (4)処理能力 174t/日(87t/日×2炉) (5)稼動時間 24h/日 (6)稼動開始時期 平成 33 年4月(予定) -40- 生活排水処理基本計画 1.生活排水処理の現状 (1)生活排水の処理主体 本市における生活排水の処理主体は以下のとおりです。 処理施設の種類 対象となる排水の種類 処理主体 流域関連公共下水道 し尿、生活雑排水 三重県 公共下水道 し尿、生活雑排水 桑名市 農業集落排水施設 し尿、生活雑排水 桑名市 合併処理浄化槽 し尿、生活雑排水 個人等 単独処理浄化槽 し尿 個人等 汲み取り便槽 し尿 個人等 桑名広域環境管理センター し尿、浄化槽汚泥 桑名・員弁広域連合 -42- (2)生活排水処理施設の概況 本市における生活排水処理施設の整備状況は次のとおりです。 下水道施設 ①北勢沿岸流域下水道(北部処理区) 本市では、北勢沿岸流域下水道(北部処理区)関連公共下水道事業を昭和 57 年度から工事着手し、平成2年度から順次、供用を開始しています。 名 処 理 場 称 所在地 北部浄化センター 川越町大字亀崎新田字下新田 敷地面積 46.0ha 処理方式 標準活性汚泥法 関係都市 四日市市、桑名市、いなベ市、東員町、菰野町、朝日町、川越町 事業年度 昭和 51 年度~平成 17 年度 [北部浄化センター 施設配置図] -43- ②公共下水道 旧長島町では、単独公共下水道事業を行い平成 11 年度に長島浄化センタ ー「クリーンピア」を竣工し、平成 12 年3月より、順次供用を開始してい ます。 名 称 所在地 処 理 場 敷地面積 処理方式 関係都市 事業年度 長島浄化センター「クリーンピア」 桑名市長島町赤地 331-1 2.16ha 標準活性汚泥法・ステップ流入式多段硝化脱窒法+凝集剤添加+ 急速ろ過 桑名市(旧長島町) 平成 11 年度(計画平成5年度、平成 12 年3月 27 日~) [長島浄化センター「クリーンピア」 -44- 処理フロー] 農業集落排水施設 ③農業集落排水施設 本市の農業集落排水事業は、平成8年度に多度北地区(旧多度町)、平成 9年度に立田・太地区、平成 11 年度には、嘉例川地区、平成 13 年度に美鹿 地区(旧多度町)、平成 15 年度に古野地区(旧多度町)の処理施設整備を 行いました。 名 称 立田・太平地区農業集落排水処理施設 計画処理人口 850 人 処理区域面積 15.7ha 処理場位置 処理方法 [立田・太平地区 桑名市太平町 81 番地1 JARUS Ⅲ型 汚水処理フロー] -45- 名 称 嘉例川クリーンセンター 計画処理人口 680 人 処理区域面積 11.4ha 処理場位置 処理方法 [嘉例川地区 名 桑名市大字嘉例川 292 番地1 JARUS 汚水処理フロー] 称 多度北地区浄化センター 計画処理人口 860 人 処理区域面積 37.9ha 処理場位置 処理方法 [多度北地区 Ⅲ型 桑名市多度町福永 938 番地 JARUS Ⅲ型 汚水処理フロー] -46- 名 称 美鹿地区浄化センター 計画処理人口 430 人 処理区域面積 14.4ha 処理場位置 処理方法 [美鹿地区 名 桑名市多度町美鹿 470 番地1 JARUS 汚水処理フロー] 称 古野地区浄化センター 計画処理人口 1060 人 処理区域面積 32.2ha 処理場位置 処理方法 [古野地区 ⅩⅣ型 桑名市多度町古野 2219 番地1 JARUS ⅩⅣP型 汚水処理フロー] -47- (3)生活排水処理の状況 生活排水処理施設整備人口の推移 家庭から排出される生活排水は、下水道や合併処理浄化槽などの普及によって、処 理人口が増加傾向にあります。平成 27 年度末時点の生活排水処理施設整備率(下水道 や合併処理浄化槽などの処理施設を使用できる人口の割合)は 89.0%であり、平成 18 年度に比べて、生活排水処理人数で約 14,000 人、率で 8.9%増加しています。 [生活排水処理施設整備人口の推移] 平成 18 年度 140,984 行政人口 平成 19 年度 平成 20 年度 (単位:人) 平成 平成 21 年度 22 年度 141,801 141,975 141,951 142,236 51,874 52,884 53,502 53,996 54,713 2.72 2.68 2.65 2.63 2.60 流域関連公共下水道 83,698 86,127 87,190 87,707 88,427 公共下水道 12,893 12,958 12,900 15,468 15,334 96,591 99,085 100,090 103,175 103,761 2,601 2,498 2,527 2,499 2,469 99,192 101,583 102,617 105,674 106,230 13,777 14,180 14,930 15,327 15,551 個別処理施設 合計 13,777 14,180 14,930 15,327 15,551 生活排水処理施設整備人口 合計 112,969 115,763 117,547 121,001 121,781 80.1% 81.6% 82.8% 85.2% 85.6% 世帯数(戸) 1世帯あたり人口 下水道 小計 農業集落排水施設等 集合処理施設 合計 個人設置型浄化槽等 生活排水処理施設整備率(%) 平成 23 年度 行政人口 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 142,427 142,347 142,510 142,544 143,088 55,322 55,323 55,957 56,517 57,345 2.57 2.57 2.55 2.52 2.50 流域関連公共下水道 89,055 90,035 90,847 91,323 92,244 公共下水道 15,531 15,318 15,271 15,136 15,002 104,586 105,353 106,118 106,459 107,246 2,430 2,382 2,340 2,306 2,273 107,016 107,735 108,458 108,765 109,519 15,898 16,420 16,901 17,356 17,843 個別処理施設 合計 15,898 16,420 16,901 17,356 17,843 生活排水処理施設整備人口 合計 122,914 124,155 125,359 126,121 127,362 86.3% 87.2% 88.0% 88.5% 89.0% 世帯数(戸) 1世帯あたり人口 下水道 小計 農業集落排水施設等 集合処理施設 合計 個人設置型浄化槽等 生活排水処理施設整備率(%) -48- [生活排水処理施設整備人口の推移] (単位:人) 140,000 120,000 112,969 115,763 100,000 16,420 17,843 15,898 17,356 15,551 16,901 15,327 14,930 2,340 2,382 2,430 2,469 2,499 2,527 2,498 2,601 121,001 117,547 14,180 13,777 127,362 124,155 126,121 122,914 125,359 121,781 2,273 2,306 15,531 15,318 15,136 15,002 15,334 15,271 15,468 12,958 12,900 87,190 87,707 88,427 89,055 90,847 91,323 92,244 86,127 90,035 83,698 平成 18年度 平成 19年度 平成 20年度 平成 21年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 24年度 平成 25年度 平成 26年度 平成 27年度 12,893 80,000 60,000 40,000 20,000 0 流域関連公共下水道 公共下水道 農業集落排水施設等 -49- 個人設置型浄化槽等 生活排水処理施設整備の進捗状況 三重県が平成 28 年6月に公表した「生活排水処理アクションプログラム(平成 28 年度版)」をみると、平成 26 年度末における三重県内の各市町の生活排水処理施設の 整備状況は下表のとおりであり、本市は 88.5%となっています。三重県全体の整備率 に比べると高くなっており、29 市町のうち 11 番目となっています。 [市町別生活排水処理施設の整備率(平成 26 年度末)] 資料:生活排水処理アクションプログラム(平成 28 年度版) -50- (4)し尿処理施設の概況 ①桑名広域環境管理センター 本市では、全地域をし尿収集区域としており、平成 17 年1月より、上之 輪新田地内の桑名広域環境管理センターでし尿・浄化槽汚泥の処理を行って います。 名 称 所在地 桑名広域環境管理センター 桑名市大字上之輪新田字永長 707 番地 処理能力 164kL/日(し尿:25kL/日、浄化槽汚泥:139kL/日)生ごみ:1.0t/日 水処理方式 浄化槽汚泥対応型膜分離高負荷生物脱窒素処理方式+高度処理方式 資源化方式 堆肥化(汚泥乾燥+生ごみ発酵) 敷地面積 竣 工 約 17,600m2 平成 16 年 12 月 15 日 [桑名広域環境管理センター 処理フロー] -51- (5)し尿処理の現状 し尿処理人口の推移 し尿処理別人口の推移をみると、下水道(流域下水道および公共下水道)による処 理人口が増加し、生し尿(汲み取り)や浄化槽汚泥(合併処理浄化槽・農業集落排水・ 単独処理浄化槽)は減少しています。処理対象人口に対する下水道での処理の割合は、 平成 18 年度では 68.5%であったものが、平成 27 年度では 75.0%となっています。 [し尿処理人口の推移] (単位:人) 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 行政世帯数 51,874 52,884 53,502 53,996 54,713 行政人口 140,984 141,801 141,975 141,951 142,236 処理別人口 140,984 141,801 141,975 141,951 142,236 下 水 道 96,591 99,085 100,090 103,175 103,761 生 し 尿 13,858 12,880 12,084 10,363 10,119 浄 化 槽 30,535 29,836 29,801 28,413 28,356 単 独 14,157 13,158 12,344 10,587 10,336 合 併 16,378 16,678 17,457 17,826 18,020 0 0 0 0 0 自家処理 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 行政世帯数 55,322 55,323 55,957 56,517 57,345 行政人口 142,427 142,347 142,510 142,544 143,088 処理別人口 142,427 142,347 142,510 142,544 143,088 下 水 道 104,586 105,353 106,118 106,459 107,246 生 し 尿 9,653 8,999 8,484 8,124 7,779 浄 化 槽 28,188 27,995 27,908 27,961 28,063 単 独 9,860 9,193 8,667 8,299 7,947 合 併 18,328 18,802 19,241 19,662 20,116 0 0 0 0 0 自家処理 (注)下水道は、流域下水道および公共下水道 生し尿は、汲み取り 合併は、合併浄化槽および農業集落排水 -52- [し尿処理人口の推移] (単位:人) 120,000 100,000 99,085 100,090 30,535 29,836 29,801 13,858 12,880 12,084 96,591 104,586 105,353 106,459 107,246 103,761 106,118 103,175 28,413 28,356 28,188 27,995 27,908 27,961 28,063 10,363 10,119 9,653 8,999 8,484 8,124 7,779 平成 21年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 24年度 平成 25年度 平成 26年度 平成 27年度 80,000 60,000 40,000 20,000 0 平成 18年度 平成 19年度 平成 20年度 下 水 道 浄 化 槽 -53- 生 し 尿 し尿排出量の推移 し尿排出量の推移をみると、生し尿の排出量は年々減少しています。浄化槽汚泥の 排出量は平成 20 年度までは増加していましたが、平成 21 年度以降は減少傾向にあり ます。 なお、桑名広域環境管理センターでのし尿処理量は、し尿排出量の全量となってい ます。 [し尿排出量の推移] (単位:kL) 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 生 し 尿 6,291.1 5,747.0 5,289.8 5,049.1 4,982.7 浄化槽汚泥 32,400.7 32,869.1 33,263.5 32,949.8 32,758.1 合 38,691.8 38,616.1 38,553.3 37,998.9 37,740.8 計 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 生 し 尿 4,781.2 4,388.7 4,775.0 4,110.8 3,849.4 浄化槽汚泥 32,139.5 31,818.1 30,314.7 30,832.9 31,299.2 合 36,920.7 36,206.8 35,089.7 34,943.7 35,148.6 計 [し尿排出量の推移] 45,000 40,000 (単位:kL) 38,691.8 38,616.1 38,553.3 37,998.9 37,740.8 36,920.7 36,206.8 35,089.7 34,943.7 35,148.6 31,818.1 30,314.7 30,832.9 31,299.2 35,000 30,000 25,000 32,400.7 32,869.1 33,263.5 32,949.8 32,758.1 20,000 32,139.5 15,000 10,000 5,000 6,291.1 5,747.0 5,289.8 5,049.1 4,982.7 4,781.2 4,388.7 4,775.0 4,110.8 3,849.4 平成 19年度 平成 20年度 平成 21年度 平成 22年度 平成 23年度 平成 24年度 平成 25年度 平成 26年度 平成 27年度 0 平成 18年度 生 し 尿 -54- 浄化槽汚泥 2.生活排水処理基本方針 (1)基本方針 本市の生活排水処理施設の整備状況は、県の平均をやや上回っていますが、生活排 水による河川等の水質汚濁が解消されたとはいえない状況にあります。 そのため、下水道認可区域のうち整備が完了していない箇所については計画的な整 備を進めます。また、下水道や農業集落排水の供用区域内においては、市民・事業者 に対して接続率の向上を図ります。 (2)計画処理区域・生活排水処理主体 生活排水処理基本計画の計画処理区域は、本市の行政区域全域とします。 また、今後の生活排水処理主体については、現状のままとします。 処理施設の種類 対象となる排水の種類 処理主体 流域関連公共下水道 し尿、生活雑排水 三重県 公共下水道 し尿、生活雑排水 桑名市 農業集落排水施設 し尿、生活雑排水 桑名市 合併処理浄化槽 し尿、生活雑排水 個人等 単独処理浄化槽 し尿 個人等 汲み取り便槽 し尿 個人等 桑名広域環境管理センター し尿、浄化槽汚泥 桑名・員弁広域連合 -55- (3)将来人口の見込み 本市における今後の生活排水処理施設の整備方針を検討した「桑名市生活排水処理 施設整備基本構想 報告書」(平成 28 年1月)および「生活排水処理アクションプロ グラム(平成 28 年度版)」(三重県、平成 28 年6月)において、既存の人口推計結 果や近年の動向等を踏まえ、生活排水処理にかかる今後の将来人口の予測値を設定し ています。 上記の設定では、平成 37 年度および平成 47 年度を目標年次とし、それぞれの将来 人口を、下表のとおり見込んでいます。 本計画においても、上記計画等との整合性を図る観点から、同じ将来人口の見込み 値を採用します。 実人口 将来人口 平成 26 年度 平成 37 年度 平成 47 年度 142,544 人 139,900 人 131,000 人 -56- (4)生活排水処理計画人口の見込み・目標 生活排水処理の計画人口については、「桑名市生活排水処理施設整備基本構想 報 告書」および「生活排水処理アクションプログラム(平成 28 年度版)」において見込 み値が試算されています。 上記計画における平成 37 年度、平成 47 年度の生活排水処理施設整備人口および整 備率の見込みは下表のとおりです。 本計画における生活排水処理の目標の設定にあたっては、上記計画等との整合性を 図る観点から、それら計画の平成 37 年度見込み値を、本計画の目標とします。 [生活排水処理の目標] 平成 26 年度(実績値) 平成 37 年度(目標値) 88.5% 98.1% 生活排水処理施設の 整備率 [生活排水処理計画人口の実績と見込み] (単位:人) 実績値 平成 26 年度 行政人口 推計値 平成 37 年度 平成 47 年度 142,544 139,900 131,000 流域関連公共下水道 91,323 106,200 104,100 公共下水道 15,136 14,900 13,900 106,459 121,100 118,000 2,306 1,600 1,500 108,765 122,700 119,500 17,356 14,600 11,500 個別処理施設 合計 17,356 14,600 11,500 生活排水処理施設整備人口 合計 126,121 137,300 131,000 88.5% 98.1% 100.0% 下水道 小計 農業集落排水施設等 集合処理施設 合計 個人設置型浄化槽等 生活排水処理施設整備率(%) -57- [生活排水処理計画人口の実績と見込み] (単位:人) 160,000 137,300 140,000 131,000 126,121 120,000 14,600 1,600 17,356 2,306 100,000 14,900 11,500 1,500 13,900 15,136 80,000 流域関連公共下水道 公共下水道 60,000 106,200 40,000 104,100 91,323 個人設置型浄化槽等 20,000 0 平成26年度 農業集落排水施設等 平成37年度 -58- 平成47年度 (5)し尿・浄化槽汚泥処理量の見込み・目標 し尿・浄化槽汚泥の収集汚泥量については、「(4)生活排水処理計画人口の見込み・ 目標」に基づき、見込み値を試算しています。 し尿汲み取りおよび浄化槽人口が減少するとの見込みに比例して、収集汚泥量も減 少するものと見込んでいます。 本計画におけるし尿・浄化槽汚泥の処理人口、収集汚泥量の目標は、下表のとおり 設定します。 人口(人) 収集汚泥量(m3/日) 実績値 目標値 【参考値】 実績値 目標値 【参考値】 (平 26) (平 37) (平 47) (平 26) (平 37) (平 47) 合併処理浄化槽 17,356 14,600 11,500 68.8 57.9 45.6 単独処理浄化槽 8,299 1,314 0 32.9 5.2 0.0 し尿汲み取り 8,124 1,286 0 14.6 2.3 0.0 (6)し尿・浄化槽汚泥の処理計画 本市のし尿および浄化槽汚泥は桑名広域環境管理センターで処理していますが、受 け入れに対応する処理能力があることから、今後も桑名広域環境管理センターで処理 するものとします。 また、し尿および浄化槽汚泥の収集・運搬体制については、現行において十分な行 政サービスを提供する体制が整っていることから、今後も現行と同じ許可業者が収 集・運搬を行うこととし、社会情勢や処理体制等の大幅な変更が生じた際には必要に 応じた見直しを行うこととします。 -59- -60- 参考資料 (1)桑名市の位置と市勢 本市は、三重県の北部の都市で、名古屋から 25km 圏に位置しています。 東は愛知県愛西市および弥富市に、北は岐阜県海津市に、西はいなべ市および員弁 郡東員町に、南は三重郡川越町・朝日町および四日市市に接する面積 136.68km2の都市 で、県土の約2%を占めています。 当地域は、養老山系の南東部に位置する山地・丘陵地帯と伊勢湾に注ぐ揖斐・長良・ 木曽の三川と員弁川がつくる沖積平野、木曽川・長良川によってつくられた輪中に代 表される低くて平坦な水郷地帯に区分され、山と川と海に囲まれた水と緑に恵まれた 地域です。 [桑名市の位置] 桑名 -62- (2)桑名市の歴史 明治 22 年の市町村制以降、それぞれの地域で市町村合併が繰り返され、平成 16 年 12 月6日に桑名市、桑名郡多度町および長島町の1市2町の合併により「新桑名市」 が誕生しました。 「新桑名市」が誕生するまでには、当地域も昭和 20 年の空襲や昭和 34 年の伊勢湾 台風により甚大な被害を受けました。 しかし、地域の人々の努力によってこうした困難を乗り越え、当地域は確実に発展 してきました。 近年では、川や海だけでなく丘陵地の開発も進められ、大山田地区などの大規模な 住宅地が整備されています。 一方、昭和 38 年に長島地区の南端に良質な温泉が湧出して以来、全国的にも有名な 総合レジャーランドが建設され、当地域の観光資源として位置づけられています。 [桑名市の変遷] -63- (3)桑名市の土地利用状況 本市における平成 27 年の民有地の土地利用の状況をみると、田が 36.1%、畑が 9.9% となっており、田畑が半数ほどとなっています。宅地は 31.3%となっています。 平成 7 年および平成 17 年の状況と比べると、田畑の占める割合は、平成7年で 52.3% と半数を超えていましたが、平成 17 年には 48.4%、平成 27 年には 46.0%へと減少し ています。また、宅地は、平成 7 年で 24.4%だったものが、平成 17 年には 29.2%、 平成 27 年には 31.3%へと増加しています。 [民有地の土地利用状況の推移] <平成7年> <平成 17 年> 原野 0.8% 雑種地 5.1% 山林 15.3% 池沼 0.4% 田 40.7% 鉱泉地 0.0% 原野 0.7% 雑種地 5.9% 山林 16.9% 池沼 0.6% <平成 27 年> 原野 0.9% 鉱泉地 0.0% 宅地 24.4% 宅地 29.2% 畑 11.6% 雑種地 7.2% 田 38.0% 池沼 0.3% 鉱泉地 0.0% 山林 14.5% 宅地 31.3% 畑 10.4% ※平成 7 年は桑名市、多度町、長島町の合計 [平成 27 年の民有地土地利用状況の内訳] 項目 面積 136.68 km2 総面積(平成 26.10.1 現在) 65,272,144 m2 民有地面積(平成 27.1.1 現在) 23,561,744 m2 畑 6,461,238 m2 宅 田 20,430,250 m2 地 小規模住宅用地 9,045,072 m2 一般住宅用地 4,353,304 m2 商業地等(非住宅用地) 7,031,874 m2 657 m2 鉱泉地 池 沼 186,841 m2 山 林 9,437,149 m2 原 野 478,468 m2 雑種地 4,715,797 m2 ゴルフ場の用地 597,001 m2 遊園地等の用地 7,402 m2 459,419 m2 鉄軌道用地 3,651,975 m2 その他の雑種地 資料 国土交通省国土地理院、総務省統計局、地域連携部市町行財政課 -64- 田 36.1% 畑 9.9% (4)桑名市の人口、世帯数 本市の人口は、昭和 35 年に 88,556 人であったものが、年々増加を続け、平成 27 年 には 140,303 人となっています。平成 17 年までは 5 年間ごとに 4,000~6,000 人ほど が増加しており、特に昭和 55 年~昭和 60 年の間では 9,545 人と大幅な増加となって きました。しかし、平成 17 年以降は増加幅が小さくなっており、平成 22 年~平成 27 年の間では 13 人の増加とほぼ横ばいとなっています。 ※平成 12 年以前の数値は桑名市、多度町、長島町の合計 [人口および世帯数の推移] (単位:世帯) (単位:人) 160,000 80,000 人口 世帯 140,000 119,855 120,000 100,000 88,556 95,281 101,403 105,583 124,042 129,595 134,856 138,963 140,290 140,303 70,000 60,000 110,310 80,000 44,819 48,171 51,525 53,741 50,000 40,000 40,810 60,000 40,000 19,026 21,901 24,707 27,103 29,814 33,244 36,015 30,000 20,000 20,000 10,000 0 0 昭 和 35 年 昭 和 40 年 昭 和 45 年 昭 和 50 年 昭 和 55 年 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 平 成 27 年 資料:国勢調査 [人口および世帯数の推移、増減の状況] 人口 人数(人) 世帯 5 年間の増減 - 世帯数 (世帯) 19,026 5 年間の増減 - 世帯あたり 人数(人) 昭和 35 年 88,556 4.65 昭和 40 年 95,281 6,725 21,901 2,875 4.35 昭和 45 年 101,403 6,122 24,707 2,806 4.10 昭和 50 年 105,583 4,180 27,103 2,396 3.90 昭和 55 年 110,310 4,727 29,814 2,711 3.70 昭和 60 年 119,855 9,545 33,244 3,430 3.61 平成 2 年 124,042 4,187 36,015 2,771 3.44 平成 7 年 129,595 5,553 40,810 4,795 3.18 平成 12 年 134,856 5,261 44,819 4,009 3.01 平成 17 年 138,963 4,107 48,171 3,352 2.88 平成 22 年 140,290 1,327 51,525 3,354 2.72 平成 27 年 140,303 13 53,741 2,216 2.61 資料:国勢調査 -65- (5)桑名市の年齢別人口構成 平成 27 年における本市の男女別年齢 [男女別人口構成(平成 27 年)] -6,000 別の人口構成は、14 歳以下の年少人口 -4,000 -2,000 0 0 375 が 13.8%、15~64 歳の生産年齢人口が 90歳以上 1,044 60.0%、65 歳以上の老年人口 24.7%と 85~89歳 1,972 なっています。(※年齢不詳があるた 80~84歳 3,023 75~79歳 3,959 め合計は 100%になりません。) 55~59歳 4,549 2,903 3,454 4,369 5,281 4,486 4,103 4,467 45~49歳 636 年々上昇を続けており、平成 22 年には 1,918 50~54歳 4,970 本町の高齢化率(老年人口割合)は、 1,247 60~64歳 3,902 も多くなっています。 6,000 65~69歳 4,222 わゆる第 2 次ベビーブームの世代が最 4,000 70~74歳 5,045 5歳ごとの人口では、40~44 歳のい 2,000 4,896 40~44歳 4,662 20%を超え、平成 27 年では 24.7%と4 3,953 30~34歳 3,440 人に1人ほどが 65 歳以上の高齢者とな 3,180 っています。 5,556 35~39歳 3,696 25~29歳 3,275 20~24歳 3,272 15~19歳 3,461 4,555 3,855 10~14歳 3,252 5~9歳 3,073 0~4歳 3,523 3,344 3,183 2,996 資料:平成 27 年国勢調査 [年齢3区分別の人口推移] 0 20,000 昭和35年 24,823 昭和40年 23,701 昭和45年 25,162 昭和50年 26,708 昭和55年 26,454 昭和60年 27,096 40,000 60,000 58,119 80,000 100,000 65,192 140,000 160,000 6,388 6.7% 68,695 7,546 7.4% 69,939 8,936 8.5% 73,127 10,729 9.7% 80,412 平成2年 23,722 85,713 平成7年 21,713 89,892 平成12年 21,647 91,539 平成17年 21,417 91,431 平成22年 20,392 平成27年 19,309 12,347 10.3% 14,590 11.8% 17,982 13.9% 21,625 25,998 88,084 29,981 84,198 14歳以下(年少人口) 120,000 5,614 高齢化率6.3% 34,590 15~64歳(生産年齢人口) 16.0% 18.7% 21.4% 24.7% 65歳以上(老年人口) 資料:国勢調査 ※平成 12 年以前の数値は桑名市、多度町、長島町の合計 -66- (6)桑名市の産業別就業人口の動向 本市の産業別就業人口(常住地)の総数は、昭和 35 年以降、オイルショックのあっ た昭和 50 年頃を除いて、 平成 7 年に至るまで右肩上がりに増加していました。しかし、 平成 7 年以降はほぼ横ばいとなっています。 産業別では、昭和 35 年の時点において第1次産業の就業人口は 9,980 人で 23.6%を 占めていましたが、その後は年々減少の一途をたどり、平成 22 年では 1,409 人で 2.1% となっています。一方で、第3次産業の就業人口は昭和 35 年で 13,868 人、32.8%で あったものが、平成 22 年では 42,552 人、63.9%と半数以上を占める状況となってい ます。第2次産業の就業人口は平成 7 年まで増加し、その後は減少に転じていますが、 一定数は維持している状況です。 [産業別就業人口の推移(常住地)] (単位:人) 70,000 60,000 50,000 38,213 40,015 42,153 25,433 23,704 32,704 21,173 40,000 17,963 42,552 29,573 23,239 26,178 13,868 30,000 20,000 18,395 20,346 22,896 21,012 24,450 22,037 26,307 26,652 22,674 10,000 9,980 9,029 7,914 5,225 3,946 3,422 2,694 2,645 2,088 2,019 1,409 昭和50年 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 0 昭和35年 昭和40年 昭和45年 第1次産業 第2次産業 第3次産業 資料:国勢調査 ※平成 12 年以前の数値は桑名市、多度町、長島町の合計 -67- 桑名市一般廃棄物処理基本計画 平成 29 年3月 発 行 桑名市 編 集 桑名市経済環境部廃棄物対策課 〒511-8601 三重県桑名市中央町2丁目 37 番地 TEL (0594)24-1436 FAX (0594)24-4102
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