地域の元気づくりを 地域のみんなで

地域 の 元 気 づくり を
地 域のみ ん なで
今年度、町では地域で組織する団
体 な ど を 対 象 と し て、「 輝 く 地 域 づ
くり事業」を実施しました。
これは、地域に暮らす住民が自ら
その地域の将来について考え、地域
課題の把握やその解決に向けて取り
組もうとする動きを支援するもので
た。組織内には、地域づくり部、ふ
フレーズに、昨年4月に設立しまし
安 田 地 区 振 興 協 議 会 は、「 住 み や
すい安田にしょいやぁ」をキャッチ
住みよい安田に
安田地区振興協議会
賑わいを創造するために、毎月定例
創る会」を設立。以西地区に活気や
有 志 が 立 ち 上 が り、「 あ す の 以 西 を
以西地区では、小学校が統合によ
り廃校になりました。そこで、地元
軽トラ市や以西まつり開催
あすの以西を創る会
す。
れあい部、広報部を設け、役割分担
会を重ね、頑張っています。
採択となった6団体について、そ
の取り組みと思いを紹介します。
新規団体(1団体)
をしあって活動しています。
今回、町の「輝く地域づくり事業」
による支援を受け、地域力を高める
採択団体一覧
・安田地区振興協議会
今年度は、旧安田小学校を活用し
て、8月に「ワイワイ祭り 安田」、
また、
月まで隔月開催の軽トラ市と、8月
ためのイベントを各種企画・実施し
既存団体(5団体)
月 に「 ふ れ あ い 朝 市 」 を 実 施 し、
・出上自治会
いました。
12
づくりを目指して活動を続けます。
12
います。
の以西」を創っていきたいと思って
今後も新たな企画に取り組み、地
域住民や町と協働して、輝く「あす
なく、他の地域の人にも参加してい
の以西夢まつりは、会を重ねるごと
てきました。その中で、5月から
・古布庄地域振興協議会
に来場者が増え、地区内の人だけで
月には先進地視察などを行
・白鳳の郷地域活性化協議会
今後も講演会、昔ながらの伝統の
遊び教室などを開催予定です。
・やばせ振興 魁 の会
さきがけ
ただき、喜んでいるところです。
・あすの以西を創る会
in
これからも地区のみなさんの意見
を取り入れながら、住みやすい地域
11
6
H29.3.1
の供養を中心としたもので、初盆の
出上十七夜盆踊りは、約100年
間続いています。この盆踊りは故人
出上十七夜盆踊り を 受 け 継 ぐ
出上自治会
の活性化と健康で生きいきと暮らせ
ることの住民ニーズを把握し、地域
古布庄地域振興協議会では、日常
生活で感じている不便な点や期待す
地域と向き合い特色ある活動を
古布庄地域振興協議会
事 業 を 活 用 し、「 第 1 回〝 鳥 取 県 〟
年。昨年秋、町の補助金と鳥取県の
「潤いのある地域づくりと活性化」
をなんとかしようと活動を始めて9
地域の魅力づくりは自分たちで
白鳳の郷地域活性化協議会
墓 所 が、 八 橋 大 経 寺 境 内 に あ り ま
育てた堺屋喜兵衛・貞代夫婦一族の
廻船商、日露交渉に活躍した高田
屋嘉兵衛(1769〜1827)を
先祖から受け継いできた地区唯一
の祭りで、住民の心の拠り所でもあ
り踊っています。
り、夜のふけるまで、時間の許す限
みました。また、遊休農地を活用し
の伝承と、世代を超えた交流を楽し
大会、三本杉踊りを通して伝統芸能
場者で賑わい、芝居の上映やゲーム
このたび、古布庄夜市とそば作り
に取り組みました。夜市は大勢の入
年から活動しています。
今後の狙いです。
流が活発になり、地域が輝くことが
町内外へ白鳳の郷の魅力を発信す
る事業を続けていくことで、住民交
との声をいただきました。
加者から「ユニークで楽しかったよ」
白鳳の郷」を開催し、老若男女の参
今回、この事業で「堺屋墓所」が
整備され、多くの観光客の来訪に期
識度も高まっています。
時のドラマを視聴するなど住民の認
島の高田屋嘉兵衛記念館の見学、当
善を求める声が多くありました。一
たが、あまりにも荒廃した現状に改
墓所を訪ねるファンが多くなりまし
す。マップを作成以降、町内外から
やばせ振興 魁 の会
司馬遼太郎
「菜の花の沖」
ゆかりの地 堺屋墓所を整備
さきがけ
家々を回り、亡き人をしのびながら
る地域づくりを目的として、平成
るこの盆踊りを、大事に守っていか
て、そばの播種から収穫までの貴重
「子ども達・若い世代が事業に参
画 し 成 長 す る 」「 退 職 者 や 多 様 な 人
待が膨らんでいます。やばせ振興魁
芝発祥の地グラウンドゴルフ大会
踊ってきました。現在は、毎年8月
な け れ ば な ら な い と 思 っ て い ま す。
な体験により、食と農に対する意識
材が活躍できる」組織づくりをさら
の会は、今後も八橋の歴史文化を掘
日、村のシンボルである大タブの
そのため、この踊りと太鼓を伝承し
の変化が感じられました。
に進め、地域の魅力づくりを柔軟に
り起こし、地域住民と共に地域振興
るさとを離れてもまたここに帰りた
た ち が、 ふ る さ と を 大 切 に し、
「ふ
組みを始めています。地域の子ども
の課題と向き合いながら、特色ある
どう輝くかが重要です。今後も地域
を 発 見 し、 生 き が い を 感 じ な が ら、
木の下に、子どもから大人まで集ま
ていこうと、太鼓グループと村の先
進めたいと考えています。
い」
「仲間と集いたい」と思える地
活動を展開したいです。
が実施する「全国第7回地域再生
大賞」優秀賞を受賞しました。
を促進し、活力と魅力あるまちづく
方、地域住民の関心度も高く、淡路
輩たちが、子どもたちに伝える取り
地域の価値は人や物の量ではな
く、そこで暮らす一人ひとりが魅力
りを目指します。
in
☆当会は今年度、共同通信社および
全国地方紙新聞 社ネットワーク
26
域づくりを目指して取り組んでいき
ます。
3
2017.
ことうら
7
55
17
目指そう! 子どもの手による子ども会
子ども会 と は
地域を基盤とした異年齢の組織で
す。アウトドア、スポーツ、奉仕作
業などのさまざまな行事や遊びを通
じて、子供の責任感、思いやり、主
体性、協調性などを育むことを目的
に活動しています。
核家族化や地域社会の連帯感が薄
れつつある環境の影響で、現代の子
どもたちは、いろいろな体験を得る
機会が少なくなっています。子ども
会は、子どもの体験不足を補い、能
力を培う絶好の場です。
活動を通して
子 ど も た ち か ら は、「 自 分 た ち で
最初から計画するのは大変だったけ
どやってよかった」「またやりたい」
といった声がありました。
ま た、 保 護 者 か ら は、「 子 ど も た
ちの話し合いに極力口を出さず、見
守りに徹することは、時間がかかっ
た が、 子 ど も に と っ て よ い 経 験 に
なった」という感想がありました。
企画会議でクリスマス会をするこ
とになり、それぞれが積極的に意見
子ども会です。
て役割を果たし、周囲に認められたと
ま す。そ し て、仲 間 と と も に 助 け 合 っ
アイディ アと創造性を発揮し、自分
の力を発揮できる役割をもって挑戦
魅力ある子ども会に
を出し合っていました。プログラム
き、
それが自信につながります。
し て み た い と い う 子 ど も 会 に 対 し、
子どもたちが主体的に企画・活動を
手による子ども会」
を推進するため、
に な り ま し た。 こ れ は、
「子どもの
デル子ども会」事業を実施すること
そこで、琴浦町青少年健全育成協
議会と町教育委員会では、
今年度
「モ
なります。
などの生きる力を育む大切な機会と
とは、自主性や責任感、自己肯定感
活動の中で、子どもたちが自ら話
し合い、運営し、活動を振り返るこ
当日は、最初に怖い話を聞いたあ
と、順番に出発。保護者におばけ役
思いのお札を準備しました。
定し、各自がダンボールなどで思い
ントでお札を取るというルールを設
決をしました。また、チェックポイ
て話し合い、意見が分かれると多数
分け、おばけ役、持ち物などについ
企画会議では、子どもたちが司会
者・書記の役割を決め、コースや班
となって計画しました。
立石子ども会では、部落内でのき
もだめし大会を、子どもたちが主体
決めるなど、子どもたちのアイディ
に包んで持ってくるというルールを
か分からないようあらかじめ新聞紙
ゼント交換では、誰が用意したもの
画を楽しんでいました。また、プレ
ンをしたりと、自分たちで立てた企
たり、カップケーキにデコレーショ
やクイズなど、全員が出し物を行っ
当 日 は、 会 場 の 飾 り つ け を し て、
司会も子どもが行いました。一発芸
問合せ先
ご検討ください。
ま た、「 モ デ ル 子 ど も 会 」 助 成 は
来年度も行う予定です。ぜひ活用を
んか。
会活動を子どもの手に任せてみませ
ちの健やかな成長のために、子ども
か、考えてみてください。子どもた
ような子ども会活動をすればよいの
社会教育課 1
─ 161
52
した。
助成を行うというものです。今年度
をお願いして、地域の中を歩き、全
アで盛り上がりました。
子どもたちに、どのように成長し
て 欲 し い の か。 そ の た め に、 ど の
は2つの子ども会が応募し活動を行
できたとき、子どもたちは喜びを感じ
の内容や、準備について話し合いま
こ の 子 ど も 会 は、 南 出 上、 大 石、
佐崎、分乗寺、今在家、水口の合同
MOS B
─ IM子ども会の活動
←積極的な
意見が
たくさん
出ました
員が無事にゴールしました。
↓一発芸も自分たちで
何をするか考えました
いました。
子どもの手による子ども会を応援
↓子どもを主体に、
しっかりと企画を
練っています
立石子ども会の活動 →自分たちで作った
お札を持ってニッコリ
8
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地域づくり活動をたたえ 鳥取県知事表彰式
住民自治の活動を支えてき
た団体や功労者を表彰する
「頑張る住民自治活動団体等
鳥取県知事表彰式」が、1月
日に鳥取県知事公邸で行わ
れ、琴浦町からは淺田義彰さ
ん(現出上4区区長)が、平
井知事から表彰状を受け取り
ました。
淺田さんは、平成8年から
年間にわたり出上4区区長
として活躍し、地域の住民自
治活動を支えられ、活力ある
地域づくりに取り組んでこら
て、JA鳥取中央東伯有機米
中国四国農政局長表彰におい
2月4日に行われた平成
年度多面的機能発揮促進事業
ためには、周りの人の支援が
人が地域でいきいきと暮らす
認知症は、誰もがなる可能
性のある病気です。認知症の
月7日に開催しました。
八橋小学校で、6年生の児
童を対象とした租税教室を2
たちは、その大きさや重さに
最後に登場した1億円分の
レプリカのお札に触れた児童
持って質問していました。
か?」など、税に対し関心を
くなる税金は何があります
る こ と を 学 び、「 こ れ か ら 高
身近なところで使われてい
られた税金が道路や学校など
ろな種類があることや、集め
児童たちは、固定資産税や
自動車税など、税にはいろい
を進めました。
必要です。認知症サポーター
自治会など、地域でサポー
ター養成講座を受けてみませ
伝えておられます。
の掛け方や、支援の大切さを
その1人。認知症の人への声
す。澤泰治郎さん(八橋)も
キャラバン・メイトといいま
この認知症サポーターを育
成 す る 養 成 講 座 の 講 師 役 を、
する「応援者」です。
ら、できる範囲内で手助けを
りする認知症の人を見かけた
物などで支払いに困っていた
ネットシートを教材に、授業
小学生が税について学ぶ 租税教室を開催
は、道に迷っていたり、買い
当日は本町の税務課職員が
講 師 と な り、 D V D や マ グ
生産部の取り組みが、環境保
全効果の高い営農活動として
認められ、優秀賞を受賞しま
した。
この生産部では、紙マルチ
水稲栽培などにより化学肥料
年以上実
や農薬を使用しない、安全・
安心な米づくりを
践しています。
受 賞 さ れ た 川 上 肇 部 長 は、
「今後も地域でおいしいお米
を作って、付加価値をつけて
経営が成り立つよう、頑張っ
表彰状を授与される川上部長(右)
れました。今回の表彰は、こ
うした活動がたたえられたも
のです。
28
ていきたい」と今後の抱負を
語られました。
驚き、歓声を上げていました。
3
2017.
ことうら
9
んか。そして、安心して暮ら
熱心に説明を聞く児童たち
せる「支えあいのまちづくり」
を目指しましょう。
キャラバン・メイト
澤さん
20
19
21
左:淺田義彰区長 右:平井伸治知事
人と環境にやさしい米づくり 東伯有機米生産部が優秀賞を受賞
認知症の「応援者」を広めよう キャラバン・メイト
鳴り石の浜プロジェクト 「ふるさとづくり大賞」受賞
よりよい地域づくりに取り
組む団体や個人などを表彰す
る「ふるさとづくり大賞」の
日まで募
金屋部落
(冷蔵庫など)
平成 年度は、老朽化が進
んでいた公民館備品の整備
実施しているものです。
動の充実・強化を図るために
源に、地域のコミュニティ活
ターが、宝くじの収益金を財
コ ミ ュ ニ テ ィ 助 成 事 業 は、
一般財団法人自治総合セン
出上地区自治会(祭り用品)
団 体 表 彰( 総 務 大 臣 賞 ) を、
鳴り石の浜プロジェクトが受
日から1月
町の人口減対策推進のため
に作成していたロゴの愛称を
月
点の応募
葉)の推進など、更なる活用
を合わせたオリジナルの言
トウライフ(琴浦町と暮らし
町の魅力PRや情報発信、コ
今回愛称が決定したことに
より、広報紙での使用、琴浦
た。
にゃん」に愛称を決定しまし
舞さん(浦安)の作品「コト
や言葉の響きなどから、渡辺
みんなに呼んでもらいやす
い愛称として、親しみやすさ
す。
きねこをかけ合わせたもので
琴浦町の特産である牛と、招
が あ り ま し た。 こ の ロ ゴ は、
集し、町内外から
64 20
賞されました。
町長室で2月1日、有限会
社 伊 藤 清 掃( 代 表 取 締 役 伊
藤 喬さん)より、「町民の健
康づくりやスポーツ活動の普
及・推進などに役立ててくだ
さい」と、集会用テントを1
台いただきました。
このテントは今後、各種ス
ポーツ大会や地域行事などで
10
2月4日、
東京都内で表彰式
があり、
馬野慎一郎リーダーが
表彰状を受け取りました。
2月 日、メンバーの代表
が山下町長へ受賞報告に訪
れ、 馬 野 リ ー ダ ー は、
「地域
の皆さんと一緒に取り組んだ
これまでの活動を評価しても
らい、嬉しい。いろいろな人
に関わっていただいているプ
ロジェクトで、まだまだ夢が
ある。今後も町を元気にする
新しい取り組みを続けていき
(左から)社会教育課長、教育長、
伊藤清掃 伊藤さん、町長、副町長
活用させていただきます。あ
りがとうございました。
12
を行っていきます。
上伊勢部落(エアコン)
(上伊勢部落、金屋部落)、祭
り用品の整備(出上地区自治
会)の各事業が実施され、地
域活動の活性化に役立ってい
年度事業の募集
ます。
平成
この事業の募集は、例年9
月~ 月頃です。次年度(平
成
年度)分の募集は、各区
2
─ 111
長さんにお知らせします。
問合せ先
総務課 52
たい」
と喜びを語られました。
報告に来られたメンバーの皆さん
28
30
10
30
10
健康づくりとスポーツ振興に役立てて 集会用テント寄贈
琴浦町をもっとPR コトウライフロゴの愛称決定
宝くじで地域コミュニティ活動を支援 平成28年度コミュニティ助成事業
10
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