JR九州ユニオン 大分地方本部 JR九州ユニオン 大分地本 2017年 2月21日 №385 発行人 編集者 縫 和彦 教 宣 部 安全・サービス・人命が守れない 特急4両ワンマン反対! JR九州は、社員の不安を他所に、特急4両ワンマンを「見切り発車」しようとしてい ます。2月11~19日、職場ではワンマン教育が行われました。 教育期間中に社員より出された要望・疑問点(概要)は以下の通りです。 1.車内SOSボタンを低い位置に設置されたい。(高齢者、子供には届かない) 2.津波避難誘導は運転士の判断ではなく、会社の手順を明確にされたい。 (会社は、『「避難誘導マニュアル」「ハザードマップ」を活用し、お客さまを安 全な箇所に避難誘導すること』と、いとも簡単に説明するが、運転士は『1人では 避難誘導は無理である』と繰り返し主張しており、無責任と言わざるを得ない) (避難梯子をかけるのか、ドアを一斉に開け避難させるのか、会社の責任におい て、16分以内で避難できる方法を明確にされたい) 3.運転士カードと車掌カードの区別ができるようにカードを色分けされたい。 (カードの色分けによる取扱い誤り防止) 4.「自動放送」はワンマン条件のひとつであると認識しているが、「自動放送」が 故障した場合の車掌の手配はどうなるのか明らかにされたい。 5.トイレのSOSボタンを全トイレに設置されたい。(現在は1号車トイレのみ設置) 6.監視カメラを増設されたい。(死角が多く機能性に疑問) 7.延岡駅、津久見駅のITVの確認方法を明らかにされたい。 8.特急停車駅以外での臨停客扱いを行うことがあるのか明らかにされたい。 (臨停客扱いを行うとすればホームミラーが設置されていない駅もあり、 発車時の安全確認はどうなるのか明らかにされたい) (ホームミラーもワンマン条件のひとつである) 9.運転中(列車走行中)にお客さまから運転室のドアを叩かれた時の対応は どうなるのか明らかにされたい。(直ちに停車するのか?次駅で対応するのか?) (車掌が乗務していれば解決できる問題である) 10.冷暖房調整、指定席調整は運転中には無理である。別の対策を考えられたい。 11.ホーム検知器を設置されたい。(反対側ドア開扉防止) 12.45秒の停車時間では無理がある。 (急ぎ作業による、ドア挟み、確認疎漏、信号事故等の危険が・・) 現場は、本社からの回答を、訓練期間中(2.21~28)に、説明するとしている。 なぜ、現場社員の声、利用者の声を聞かず、「見切り発車」するのか?! JR九州会社の言う「安全」「サービス」とは何なのか?大きな疑問である!
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