うきは市公共施設等総合管理計画(案)に寄せられたご意見等と市の考え方

うきは市公共施設等総合管理計画(案)に寄せられたご意見等と市の考え方
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ご意見・ご提言(要旨)
市の考え方
1 全般 計画中に西暦と和暦が混在しているため分かりに 第1章中の記述は総務省の決算カード様式に合わせて和暦表記としています。
くい。
第2章でも基本的には和暦表記としていますが、図表2-8(18ページ)のように
数十年先を表すものについては、元号改正の影響等を考慮して西暦表記としまし
た。
なお、図表2-9の年度表記に元号(H)を追加しました。
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図表2-8 公共施設(建築物)の年別更新等費用
凡例に棒グラフ(左目盛り) 折れ線グラフ(右目盛り)を追加しました。
の推計額について、グラフの単位が分かりにくい。
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図表3-6 具体的な縮減目標における更新周期の 図表2-7(17ページ) 総務省の「公共施設等将来の更新費用の比較分析に関
根拠は何か。
する調査結果」における更新費用試算の考え方を参考に更新周期を設定しまし
た。
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大春トリムセンター(武道場)解体後の代替案を示 末尾に次の文言を追加しました。
すべきではないのか。
なお、解体後の代替施設確保については、小中学校体育館の活用を検討しま
す。
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屋部、高田・今泉浄化センターを、平成47年度まで 平成27 年度に「うきは市汚水処理構想」の見直しを行い、平成47年度を目標年
に統合するという根拠は何か。
度とした下水道計画区域を設定した中で示していますが、説明が不足していたた
め、41ページの (2)取組状況以降について、下線部分を修正しました。
(2) 取組状況
生活環境の変化等により、平成27年度に「うきは市汚水処理構想」の見直しを
行い、平成47年度を目標年度とした下水道計画区域(1,109ha:吉井処理区
572ha、浮羽処理区537ha)を設定しました。今後も福岡県汚水処理構想との整合
性を図りながら、計画の実現に向けて取り組んでいきます。
(7)統合や廃止の推進方針
福岡県汚水処理構想の基本方針をはじめ、「うきは市汚水処理構想」に基づき
で示した、平成38年度までに屋部処理区、平成47年度までに高田・今泉処理区
を、それぞれ特環公共下水道(吉井処理区)へ接続することとしました。という目
標に沿って、このことにより下水道事業の効率化を図り、維持管理コストの縮減・
平準化を目指します。
うきは市公共施設等総合管理計画(案)に寄せられたご意見等と市の考え方
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ご意見・ご提言(要旨)
6 全般 今回の計画(案)には防災、避難についての考えが
見受けられない。旧浮羽東高校の多目的ホールは、
設備等も整っており避難所として最適ではないの
か。
市の考え方
第3章第4節 「公共施設等の管理に関する基本的な考え方」における、「4. 耐震
化の実施方針」でも述べているように、市有建物については災害時における防災
拠点として、大変重要な施設と考えています。旧浮羽東高校の施設については、
ご指摘のような利用方法についても十分な検討を行いましたが、38ページに記載
しているような結論に至り、現在は旧浮羽東高校の避難所指定を解除し、代わり
に浮羽究真館高校を避難所に指定しています。
避難場所の確保については、今後整備予定の生涯学習センター等を含め、「う
きは市地域防災計画」との整合性や市域全体のバランス等を考慮しながら、市民
が安全で安心して避難することのできる施設の整備に努めます。
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山間部の小学校(小塩、姫治、妹川)の統廃合につ
いて、今までの審議会や議会答弁での話と違う。今
までは「十分地元の意見を聞き、反映していく」と
言っていたことが変更され、統合ありきで検討されて
いる。
ご指摘の趣旨は、平成28年9月議会での市長答弁「小学校の統廃合は結論を
出していないが丁寧な議論を行い、しっかりとした方針を出したい。」等に関して
かと思いますが、 その前後の経過について説明しますと、平成27年6~7月に小
塩、姫治、妹川、3小学校のPTA代表及び地元自治協議会代表との意見交換を
行い、9月に3校の保護者からの意見を聴いたうえで、平成28年11月に開催した
第3回総合教育会議(市長及び教育委員で構成)での議論等を踏まえ、同年12月
の議会全員協議会で姫治地区小学校再編について説明したところです。
その後、12月28日に姫治地区自治協議会(小塩、田篭、新川、妹川)の会長、事
務局長に対して、これまでの経緯等について説明を行いました。今後も、関係者
や市民に対して丁寧な説明を心がけます。
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山間部の小学校統廃合に関する、行政改革推進
委員会答申と本計画案に記載された内容が違う。
行政改革推進委員会に対しては、平成25年9月に「公共施設の有効活用につい
て」市長より諮問し、翌年9月に答申をいただきました。その中で、小塩・姫治・妹
川小学校について「複式教育研究会」のことも書かれていますが、その後の研究
等を参考に、平成27年に「総合教育会議」を立ち上げ、平成28年11月までの間に
合計5回開催しました。今回の計画案は、これらの検討結果や、その後の文部科
学省の新たな政策(学習指導要領の改定)の動向なども踏まえた内容となってい
ます。
なお、行政改革委員会の答申内容については、この計画を進める中においても
十分尊重させていただきます。
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ご意見・ご提言(要旨)
市の考え方
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山間部の小学校統廃合について、この計画案は拙 ご意見の内容は行政改革推進委員会の答申をはじめ、これまでの経過から平
速ではないか。廃校にせよ別の方式にせよ、地域住 成28年11月の総合教育会議での議論等まで十分理解されたうえでの、大変貴重
民・子どもの徹底的な話し合いによる合意形成が必 なものと受け止めています。ご指摘のとおり、本計画の策定にあたっては、地域
要なのではないか。
住民・保護者との徹底的な話し合いが大切であるということも重々承知していま
す。その一方で、これまで地域の自治協議会をはじめ、小学校長、PTA役員、保
護者等々と意見交換する中で強く感じたことは、地域住民としての立場や、学校
の立場、子どもを持つ保護者としての立場などにより、多様な考え方があるという
ことです。
そうした中で、文部科学省の小学校学習指導要領改定(平成32年度から全面実
施予定)の動きに応じた、今後の小学校教育のあり方等について検討した結果、
様々な意見を踏まえながら、子どもたちの将来のために最良の方策は何かという
ことを念頭に置いたうえで、市長として苦渋の決断をさせていただきました。
統廃合を進めるにあたっては、今後も丁寧な説明を心がけ、多くの皆様にご理
解いただけるよう努めてまいります。
また、廃校によって地域が寂れる・過疎化が進むという懸念等につきましては、
32ページにも記載しているように、再編後の学校施設を地域振興の拠点施設とし
て活用することを検討する中で、そうした懸念を払拭できるよう、地域の意見を反
映していきたいと考えています。