取引条件改善に関する シンポジウム2017

取引条件改善に関する
シンポジウム2017
∼ 未 来 志 向 型 の 取 引 慣 行 に 向 け て∼
昨年12月、
昨年12月 経済産業省中小企業庁
経済産業省中小企業庁では
は
「未来志向型の取引慣行に向けて」
「未来志向型 取引慣行に向け (
(世耕プラ
世耕プラン)
(
)平成28年
9月公表)に基づいて下請中小企業振興法の「振興基準」の改正を、公正取引委員会では下請法の
「運用基準」の改正等を実施しました。
これにより下請取引の抜本的見直しが行われ、
親事業者には、
今まで以上に下請事業者に配慮した取引が求められるようになりました。
本シンポジウムでは、その改正についての周知を図っていくと共に、企業の具体的取り組み事例も 参加費無料
紹介しながら、
今後期待される下請取引のあり方について、
提言してまいります。
参加者
募集
定 員
中小企業庁
600名
日本経済新聞社
申し込み締切
2017年2月20日
(月)
17: 00
(開場12:30)
2017年2月27日
(月)13:00∼16:15(予定)
日経ホール 東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3F
主 催
後 援
会 期
会 場
プログラム 13:00∼16:15
13:00-13:05
※講演者・講演内容・タイムスケジュールは事前の予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
開会挨拶
宮本 聡 中小企業庁長官
13:05-14:05
基調講演 「
『日本でいちばん大切にしたい会社』∼社外社員
(仕入先・協力企業)
とその家族を大切にする経営」
坂本 光司 氏 法政大学大学院政策創造研究科 教授
14:05-14:15 休 憩
14:15-16:15
講 演
「下請等中小企業の取引条件改善の取り組みと下請中小企業振興法『振興基準』の改正及び手形の通達について」
安藤 保彦 中小企業庁 取引課長
講 演
「下請法
『運用基準』
の改正と最近の勧告事例について」
鎌田 明 氏 公正取引委員会 企業取引課長
講 演
「下請取引適正化への取り組み」
後藤 修 氏 矢崎総業 法務室長
講 演
「親事業者の立場からの取り組み紹介」
小峰 雄平 氏 ファンケル グループサポートセンター 総務部長
お申し込みは
http://adnet.nikkei.co.jp/
※登録いただいたメールアドレスあてに「受講券」をお送りします(締切後発送予定)。
※申し込み多数の場合は抽選となりますのでご了承ください。
お問い合わせ
ほか
または
日経アドネット
検索
と検索してください。
※結果発表は、当選者への「受講券」の発送(Eメールにて)をもって代えさせていただきます。
※ご記入いただいた個人情報は、ご本人の承諾なく受講券送付・受付業務等以外には使用しません。
「取引条件改善シンポジウム」事務局 TEL. 03-5966-5784(10:00-18:00 土日・祝日を除く)
下請等中小企業の取引条 件の改善に向けて
平成 2 8 年12 月
公正取引委員会
中 小 企 業 庁
1
仮
取 組の背景
経済の好循環を実現するためには、下請等中小企業の取引条件を改善して
いくことが重要です。
こうした問題意識の下、政府を挙げて下請対策の強化に取り組むこととし、
平成28年12月14日、関係法令の運用強化を行うこととしました。
2
下請法運用基準の改正(公正取引委員会)
繰り返し見られる行為、問題ないと認識しやすい行為等を中心に、違反行為
事例を大幅に増加しました
(66事例から141事例へ)。
主な追加事例
3
●
●
●
●
下請代金の額から一定額を差し引くこと・・・
【減額】
量産品と同単価での補給品の発注 ・・・・・・・
【買いたたき】
合理性のない定期的な原価低減要請 ・・・・・
【買いたたき】
型・治具の無償保管要請・・・・・・・・・・・・・・・・
【不当な経済上の利益提供要請】
振興法・振興基準の改正(中小企業庁)
望ましい取引慣行の定着に向けて、
以下のような基準を定めました。
1 親事業者は、
原価低減要請を行うに当たっては、客観的な経済合理性や十分な
協議手続きを欠く要請と受け止められることがないよう、
合理性の確保に努める。
2 親事業者は、
取引対価の見直し要請があった場合には、人手不足や最低賃金の
引き上げ等に伴う労務費上昇について、
その影響を十分に加味して協議する。
3 金型、
木型などの型の保管に関して、
双方が十分に協議した上で、
必要事項を明確
に定める。親事業者の都合により保管を求める場合は、必要な費用は親事業者が
負担する。
4
下請代金の支払について(中小企業庁・公正取引委員会)
大企業から率先して、
以下のような取組を進めることを要請しました。
1 下請代金の支払いはできる限り現金で。
2 手形等による場合は、
割引料等を下請事業者に負担させることがないよう、下請
代金の額を十分に協議する。
3 手形サイトは120日
(繊維業においては90日)を超えてはならないことは当然と
して、
将来的に60日以内とするよう努める。
5
今後の政 府の取 組
各種調査等により、
取組の進捗状況を確認しながら必要な措置を講じていきます。