調査の進捗 (第2回会議のまとめ及び 調査報告書構成案)

資料6
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柏市産業振興会議(第2回)
調査の進捗
(第2回会議のまとめ及び
調査報告書構成案)
1.第2回会議までの調査の進捗(1/2)
調査項目
★は第2回会議での追加事項
調査の狙い
明らかになった事項
1)国内における産業動向
国内における成長産業分野等の
把握
✔ 国・県の政策動向等より、製造業に関わりの深い分野では、①
IoT・ビッグデータ・AI、②ライフサイエンス・健康、③環境・再
生エネルギー、④コンテンツ産業等が有望
2)海外における産業動向
海外における成長産業分野等の
把握
✔ 先進国を中心に、国内同様、①IoT・ビッグデータ・AI、②ライフ
サイエンス・健康分野等への着目が高く、新興国ではマーケット
の拡大も予測
3)市内における産業動向
市内における関連動向の整理
✔ 「スマートシティ」「健康長寿都市」「新産業創造都市」の実現に
向けた街づくりの推進
✔ AI産学官連携拠点の設置に向けた動き
近隣市における産業動向の整理
✔ 現状製造業が集積している地域は、野田市、松戸市、つくば市
✔ 流山市や、つくば市等との連携や差別化等を検討
①市内で稼いで
いる産業
市内で稼いでいる製造業分野の
把握(シェア、特化係数等)
✔ 市内製造業では、「電気機械器具」「食料品」「金属製品」「生産
用機械器具」「プラスチック製品」の5分野のシェアが高い
✔ 市内製造業では、「プラスチック製品」「印刷関連」「鉄鋼業」
「木材・木製品」「生産用機械器具」の5分野の稼ぐ力、効率性が
全国水準を上回る
✔ 市内製造業全体では、稼ぐ力、効率性ともに全国水準より低く、効
率化等の余地が見られる
②市内経済の
循環の高い
産業
市内事業所との取引が多く波及
が高い産業分野の把握
✔ 市内製造業は、市内の他産業と比較して、地域からの調達が多いな
ど市内の各産業と密接に関わっており、市内製造業の需要拡大・
動向が市全体の経済動向に及ぼす影響が高い
★③市内経済を
市外への販売量や、市内からの
仕入れ量などが多い、地域中核
産業等の把握
✔ 市外への販売、市内からの調達は、いずれも「金属製品」「窯業・
土石」「食料品」のシェアが高い
✔ 利益創出、雇用創出には上記3分野に加え「電気機械器具」「鉄鋼
業」の2分野も貢献度が高い
柏市製造業の販売額、仕入れ額
の多い地域の把握
✔ 県外への販売、県外からの仕入れは23区、神奈川県、埼玉県など
近隣が多い
★4)近隣市における産業動向
5)統計データ
に基づく市
内における
産業構造
支える産業
★④市内製造業
の市外との結
びつき
1.第2回会議までの調査の進捗(2/2)
調査項目
調査の狙い
★は第2回会議での追加事項
明らかになった事項
【従業員数および売上の増減】
✔ 回答のあった事業所の増加、横ばい、減少は概ね同程度の割合
✔ 減少の理由は、「景気低迷」「海外との競争」「ニーズ変化へ
の未対応」など
★5)郵送調査・訪問調査に基づく
市内製造業の取組/意向把握
市内製造業の問題・課題、今
後取り組む意向のある技術分
野、取り組む上での障壁等の
把握
【経営・製造活動上の問題点】
✔「同業者間の競争の激化」「新製品の開発、新分野への参入が困
難」「新技術への対応や取り込みができていない」「老朽化し
た設備等を更新する余力がない」の順に多くなっている
【有望と考える国内外の成長産業分野】
✔ 「AI」「IoT・ビッグデータ」「ライフサイエンス・健康」と回
答した事業所が半数以上
【成長産業分野に取り組む際の問題・障壁/必要な支援】
✔ 成長産業分野へ取り組む際の問題・障壁は、「知識やノウハウ
の不足」「取り組むための『人材』『設備』『資金』の不足」
と回答した事業所が多い
✔ 問題・障壁を取り除くための支援は、「パートナーとのマッチ
ングに関する支援」「自社における取組方法のアドバイス・指
導」と回答した事業所が多い
(調査結果を踏まえて第3回会議で取り纏め予定)
・今後市内企業が取り組むべき成長産業
・市外から誘致すべき産業
・市の産業に適した技術分野と成長要素
・そのための支援策
など
2.本調査の報告書構成(案)
1.市外経済の動向分析
1.1
1.2
国内における産業動向
海外における産業動向
2.市内経済の動向分析
2.1
2.2
2.3
2.4
市内経済の概況および政策動向
近隣市の取組動向
統計データに基づく市内における産業構造
郵送調査・訪問調査に基づく市内製造業の取組・意向
3.市産業発展に資する技術分野と成長要素の抽出
3.1 産業ポテンシャルの分析
3.2 柏市の発展に資する技術分野、成長要素
4.市内製造業活性化のための方向性
4.1 既存企業の支援
4.2 新規企業の誘致
4.3 その他の支援策等
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