決算説明資料 (PDF:1163KB)

2016年度 決算説明資料
【IFRS】
2017年2⽉14⽇
⾒通しに関する注意事項

本資料には、当社及び当社のグループ会社(以下当社と併せて「当社グループ」という)の財務状況、経営成績、 事業等に関する将来
予想の記述が含まれております。かかる将来予想は、その性質上、発⽣の可能性が不確定な将来の事由や環境等に左右されることから、
当該記述には、リスクや不確実性が内在しております。そのため、実際の財務状況、経営成績、事業等が、かかる将来予想と⼤きく異なる
結果となる可能性があることをあらかじめご承知願います。

新しい情報、将来の出来事⼜はその他の事由により、将来予想の記述に関し、更新⼜は修正が望ましい場合であっても当社は、それらを
⾏う意図を有するものではなく、また、義務を負うものではありません。

本資料に記載されている当社グループ以外の企業等に関する情報は、公開情報等から引⽤したものであり、かかる情報の正確性、適切性
等について、当社は何らの検証も⾏っておらず、これらを保証するものではありません。

本資料に述べられたIMS Health、Euromonitor他(以下「情報機関」と総称する)のレポートは、情報機関の購読サービスの⼀部と
して顧客向けに発⾏されたデータ、リサーチ・オピニオン⼜は視点を表したものであり、事実を表現したものではありません。
情報機関の各レポートは、レポート発⾏時点における⾒解であり、本資料作成時点のものではありません。また、情報機関のレポートで
述べられた意⾒は、情報機関により、事前の予告なしに変更されることがあります。

本資料には、医薬品(開発中の製品を含む)に関する情報が含まれておりますが、その内容は宣伝広告、医学的アドバイスを⽬的として
いるものではありません。
(留意点)本資料の数値については、特に断りのない限り、すべてIFRSベースで記載しております。
2
⽬次
1
2016年度 連結業績の概要
2
事業別の売上⾼・営業利益
3
医療関連事業の状況
4
グローバル&国内新薬群の売上推移
5
NC関連事業の状況
6
2017年度 連結業績の⾒通し
(参考資料)
・ 2016年度 連結業績の概要(⽇本基準)
・ 2016年度 ⽇本基準とIFRSの⽐較概要
3
IFRS
① 2016年度 連結業績の概要
 売上⾼ :グローバル&国内新薬群の貢献により、通期⾒込を+155億円上回る
 営業利益 : 研究開発費は増加したものの、期⾸⾒込みを⼤きく上回る1,000億円以上を達成
実績
(単位:億円)
売上⾼
通期⾒込に対する達成率
2016年度
2015年度
増減額
2016年度 通期⾒込
(11⽉時点)
達成率(%)
11,800
101%
1,150
88%
14,274
11,955
▲ 2,318
(内、エビリファイ)
3,475
954
▲ 2,521
(内、グローバル&国内新薬群*)
1,830
2,713
+883
1,489
1,011
▲ 477
(内、持分法による投資利益)
124
160
+36
(内、減損損失)
189
163
▲ 26
親会社所有に帰属する
当期純利益
1,020
926
▲ 94
950
97%
研究開発費
2,027
1,688
▲ 339
1,550
109%
営業利益
【為替変動による業績への影響額】
売上⾼
営業利益
平均レート
2015年度
2016年度
約▲650億円
1⽶ドル
121.10円
108.77円
約▲25億円
1ユーロ
134.30円
120.25円
*グローバル3製品(エビリファイメンテナ、サムスカ/ジンアーク、レキサルティ)、ロンサーフ及び国内新薬(2009年以降に発売の治療薬)
4
IFRS
② 事業別の売上⾼・営業利益
※カッコ内は増減率(単位:億円)
セグメント利益(営業利益)
売上⾼
前期 14,274
前期1,489
前期⽐
前期⽐
▲2,205
▲548
医療
(▲22.6%)
NC
(▲1.2%)
消費者
(▲8.0%)
その他
(▲2.7%)
(+約8倍)
全社・消去
▲5
+30
(▲37.3%)
▲38
▲19
(▲5.6%)
▲31
▲8
(▲13.1%)
▲39
+68
▲2,318
当期 11,955
売上⾼
営業利益
営業利益率 (%)
<参考>持分法投資利益
前期
医療
9,735
7,530
1,469
920
15.1%
12.2%
9
18
146
48
NC
3,154
3,116
344
325
10.9%
10.4%
6
5
3
60
385
355
63
55
16.3%
15.4%
93
115
-
46
1,452
1,413
10
78
0.7%
5.5%
16
21
40
9
▲ 452
▲ 457
▲ 397
▲ 366
-
-
-
-
-
-
14,274
11,955
1,489
1,011
10.4%
8.5%
124
160
189
163
全社・消去
連結
当期
前期
<参考> 減損損失
当期
その他
前期
(▲32.1%)
前期
消費者
当期
▲477
当期 1,011
(▲16.2%)
当期
前期
当期
5
医療
IFRS
③ 医療関連事業の状況
(単位:億円)
売上⾼
前期
市場別売上⾼
9,735
エビリファイ等除く*
5,624
前期⽐
グローバル3製品
+492
(+56.8%)
ロンサーフ
⽇本
前期
9,735
エビリファイ等除く
5,624
前期⽐
3,527
+23
(+0.7%)
北⽶
1,850
+692
+207
(約3.2倍)
(+59.8%)
その他
1,013
+51
(+5.3%)
+184
国内新薬
(+21.1%)
エビリファイ等除く
その他
セグメント利益(営業利益)
(▲4.4%)
エビリファイ等除く
当期
エビリファイ
契約⼀時⾦等
前期
6,391
(+13.6%)
7,530
当期
増減額
売上⾼
*増減の符号は
1,469
営業利益への影響
▲2,205
売上原価
+281
研究開発費
+335
販売促進費
+774
増減率
3,475
954
▲ 2,521
▲ 72.5%
636
185
▲ 451
▲ 70.9%
404
572
+167
+41.4%
サムスカ/ジンアーク
416
489
+73
+17.5%
レキサルティ
46
298
+252
+545.7%
ロンサーフ
94
301
+207
+220.6%
国内新薬
870
1,054
+184
+21.1%
ニューデクスタ
192
236
+44
+23.1%
3,602
3,442
▲ 160
▲ 4.4%
473
361
▲ 113
▲ 23.8%
エビリファイ等除く
5,624
6,391
+767
+13.6%
医療計
9,735
7,530
▲ 2,205
▲ 22.6%
(内、プレタール・ムコスタ)
前期
+767
エビリファイメンテナ
その他
(+13.6%)
(+23.1%)
▲160
品⽬
+767
当期 7,530
+44
ニューデクスタ
6,391
+98
減損損失
+160
その他経費
+9
持分法投資利益
*「エビリファイ等除く」は、売上⾼からエビリファイ及び特殊要因(契約⼀時⾦・マイルストーン)を除いた⾦額であることを表しています。
当期 920
▲548
(▲37.3%)
6
医療
IFRS
④ グローバル&国内新薬群の売上推移
グローバル3製品 、ロンサーフと国内新薬の成⻑ドライバーは確実に伸⻑
(億円)
4,000
2016年度⽐
+667
前期⽐
+883
3,000
2,000
3,380
2,713
1,000
1,830
2015年度(実績)
製品
2015年度(実績)
グローバル
3製品
2016年度(実績)
2017年度(⾒込)
1,054
1,235
94
301
340
エビリファイメンテナ
404
572
725
サムスカ/ジンアーク
416
489
600
46
298
480
1,830
2,713
3,380
ロンサーフ
レキサルティ
合計(億円)
2017年度(⾒込)
870
国内新薬
次世代製品
2016年度(実績)
7
NC
IFRS
⑤ NC関連事業の状況
各市場の売上⾼は、為替の影響を除くと前期⽐で増加
(単位:億円)
売上⾼
前期 3,154
機能性飲料等*
市場別売上⾼
▲2.7%
機能性⾷品等**
前期 3,154
前期⽐
増減率
+3.7%
⽇本
1,338
北⽶
792
その他
985
▲7.6%
サプリメント
* ポカリスエット、 オロナミンC、チオビタ、ファイブミニの4品⽬
** N&S社製品、カロリーメイト、ソイジョイ
▲72
(▲8.3%)
▲17
(▲1.7%)
▲38
(▲1.2%)
売上⾼
広告宣伝費
機能性飲料等
36.1%
サプリメント
28.2%
機能性食品等
24.0%
*増減の符号は
営業利益への影響
前期 344
▲38
+91
売上原価
その他
11.7%
▲38
(▲1.2%)
セグメント利益(営業利益)
+12.0%
当期 3,116
+51
(+4.0%)
当期 3,116
(+2.4%:為替影響除く)
その他
前期⽐
▲11
販売促進費
+11
減損損失
▲57
その他経費
▲14
持分法投資利益
▲1
当期 325
▲19
(▲5.6%)
8
IFRS
⑥ 2017年度 連結業績の⾒通し
(単位:億円)
売上⾼
2016年度
実績
2017年度
⾒込
増減額
増減率
11,955
12,600
+645
+5.4%
1,011
1,200
+189
+18.6%
926
850
▲76
▲8.2%
研究開発費
1,688
1,800
+112
+6.6%
営業利益+研究開発費
2,700
3,000
+300
+11.1%
営業利益
親会社所有に帰属する
当期純利益
1株当たり配当⾦
100.0円
【参考】
通貨
100.0円
為替レート
2016年度
-
-
2017年度:為替レート1円 円安による影響額
2017年度(想定)
売上⾼
営業利益
1⽶ドル
108.77円
115.0円
約30億円
-
1ユーロ
120.25円
120.0円
約8億円
-
9
参考資料
10
⽇本基準
<参考> 2016年度 連結業績の概要
実績
(単位:億円)
売上⾼
2015年度
通期⾒込に対する達成率
2016年度
(未監査)
増減額
(未監査)
2016年度 通期⾒込
(11⽉時点)
達成率(%)
101%
14,452
12,144
▲ 2,309
12,000
(内、エビリファイ)
3,475
954
▲ 2,521
950
(内、グローバル&国内新薬群**)
1,830
2,713
+883
2,670
営業利益
1,518
961*
▲ 557
1,150
84%
経常利益
1,599
1,114
▲ 485
1,150
97%
841
858
+17
850
101%
2,010
1,684
▲ 326
1,550
109%
親会社所有に帰属する
当期純利益
研究開発費
*2016年12⽉、通期⾒込みに織り込んでいない「アケビア社と締結した共同開発・販売契約に伴う契約⼀時⾦」など研究開発費を約185億円計上
【為替変動による業績への影響額】
売上⾼
営業利益
平均レート
2015年度
2016年度
約▲650億円
1⽶ドル
121.10円
108.77円
約▲10億円
1ユーロ
134.30円
120.25円
**グローバル3製品(エビリファイメンテナ、サムスカ/ジンアーク、レキサルティ)、ロンサーフ及び国内新薬(2009年以降に発売の治療薬)
11
<参考> 2016年度業績:⽇本基準とIFRSの⽐較概要 1/2
本資料の⽬的及び注意点
・本資料は当社グループのIFRSに基づく決算数値の理解のために作成しているものです。
・2016年12⽉期の連結財務諸表については、IFRSの数値のみが監査対象となり、⽇本基準の数値については監査対象外です。
・本資料は、当社グループにおいて主要なGAAP差と考える項⽬を中⼼に取り扱っております。
(単位:億円)
売上⾼
調整額
⽇本基準
(未監査)
IFRS
(未監査)
12,144
▲188
11,955
営業利益
961
+50
1,011
経常利益
1,114
-
-
858
+68
926
1,684
+4
1,688
親会社所有に帰属する
当期純利益
研究開発費
調整額:⽇本基準とIFRSの主要なGAAP差について
 売上⾼:NC関連事業及び消費者関連事業の⼀部の販売促進費等を、「販売費及び⼀般管理費」から「売上控除」に振替
 営業利益:各差異の影響額は、別紙参照
12
<参考> 2016年度業績:⽇本基準とIFRSの⽐較概要 2/2
(単位:億円)
⽇本基準*
⽇本基準
営業利益(未監査)
①のれん償却の停⽌
項⽬
+114
②持分法投資損益等
主
な
調
整
項
⽬
*
連結営業利益に影響を及ぼす主要な差異
961
+160
⽇本基準
IFRS
20年以内で定額償却
定額償却せず、減損テストを実施
②
営業外損益として認識
-持分法適⽤会社の投資損益を営業利益に含める
(アルマ社、CGR社など)
詳細は、”2.事業別の売上⾼・営業利益”参照
-持分法適⽤会社に係るのれん償却の停⽌による
影響を含む
①
③退職給付費⽤の
調整
▲88
③
年⾦資産運⽤による変動等
(数理差異)を⼀定期間で
償却処理(16年度は益償却)
-損益認識せず
-発⽣時に全額をその他の包括利益として認識
④製品導⼊費⽤の
資産化影響
▲63
④
発⽣時に研究開発費処理
-無形資産に計上し、承認取得後から定額償却
-開発中⽌の場合、将来CFが悪化した場合等に
よる当該無形資産の減損損失を含む
⑤
本業以外の損益は営業外損益
(減損損失など)、⼀時的・突発
的な損益(株式売却益など)
は特別損益として認識
-⾦融損益を除く営業外損益、特別損益の多くを
営業利益に含めて認識
-営業外は⾦融損益に限定認識
(維維⾷品飲料社の株式売却益は、その他の営
業外損益として計上)
⑤その他
(表⽰区分組替ほか)
IFRS
営業利益
*⽇本基準及び主な調整項⽬の数値は、未監査
▲73
1,011
差異合計
+50
13
医療関連事業における開発品のアップデート
2017年2⽉14⽇
0
本⽇のご紹介内容
1
プロジェクト⼀覧
2
2016年度第4四半期の進捗
3
トピックス
4
2016年度承認・開発実績と
2017年度の主な申請・フェーズ 3移⾏予定プロジェクト
(期⾸計画)
15
1-1. 主な開発プロジェクト:精神・神経領域
(2016年12⽉末時点)
開発ステージ
P-1
P-2
統合失
調症
AVP-786
P-3
⽶
⼤うつ
精神
疾患
ブレクスピプラゾール
⽇・欧
ブレクスピプラゾール
欧
ASC-01
⽇・亜
持続性注射剤アリピプ
ラゾール 双極性障害
⽇・欧
ブレクスピプラゾール
その他
PTSD
欧
⽇
アリピプラゾール
⽇
ブレクスピプラゾール
⽶・欧
AE58054
⽶・欧
AVP-786
⽶・欧
アジテーション
アルツハイ
マー型
認知症
神経
疾患
アジテーション
アジテーション
AVP-923
⽶
AVP-786
⽶
TAS-205
⽇
パーキンソン病
その他
神経変性疾患脱抑制
DMD
持続性注射剤アリピプ
ラゾール 双極性障害
⽶
⽶・欧
ナルメフェン
アルコール依存症
AF20513
NDA
グローバル開発PJ
⼀般名もしくは開発コードで記載
⻘カラムは今回の変更点
PTSD:⼼的外傷後ストレス障害
DMD:デュシェンヌ型筋ジストロフィー
16
1-2. 主な開発プロジェクト:がん領域(2016年12⽉末時点)
開発ステージ
P-1
TAS-115
⽇
TAS-117
⽇
TAS-119
⽶・欧
TAS-120
⽇・⽶
・欧
TAS-121
固形がん
P-2
⽇
ET-743
⽇
OPB-111001
欧
OPB-111077
⽶・亜
OCV-C02
⽇
ASTX660
⽶
TAS3681
⽶・欧
⽶・欧
TAS-118
⽇・亜
SGI-110
⽶・欧
TAS-118
⽇・亜
AT13387
⽶・欧
TAS-102
亜
TAS-114
⽇・⽶
・欧
TAS-102
⽇・⽶
欧
TAS-116
⽇
SGI-110
⽶
SGI-110
⽇・亜
⽶・欧
ASTX727
⽶
OCV-501
⽇・亜
肝細胞がん
卵巣がん
⾮⼩細胞肺がん
⾮⼩細胞肺がん
GIST
MDS
AML
AT7519
⽶
レバミピド
⽇
Pro-NETU
⽇
多発性⾻髄腫
サポーティブ
ケア
NDA
SGI-110
MDS/AML
⾎液がん
P-3
(液剤)⼝腔粘膜炎
制吐剤
GIST:消化管間質腫瘍
膵がん
胃がん
結腸・直腸がん
胃がん
AML
グローバル開発PJ
⼀般名もしくは開発コードで記載
nabiximols
がん性疼痛
MDS:⾻髄異形成症候群
⽶
AML:急性⾻髄性⽩⾎病
17
1-3. 主な開発プロジェクト:その他領域(2016年12⽉末時点)
開発ステージ
P-1
P-2
⽇
トルバプタン
亜
トルバプタン
⽇
トルバプタン
亜
トルバプタン
⽇
トルバプタン
亜
体液貯留(⾎液透析)
体液貯留(腹膜透析)
肝性浮腫
⼼性浮腫
トルバプタン
⽶
バダデュスタット
⽶
デラマニド
⽶
レバミピド点眼液
⽇
OPF-105
⽇
ADPKD
腎性貧⾎
デラマニド
⼩児結核
欧
多剤耐性結核
(MD) ドライアイ
OPA-15406
その他疾患
アトピー性⽪膚炎
OPS-2071
感染症
TAS-303
腹圧性尿失禁
C13-CAC
胃酸関連診断
ADPKD
⽇・⽶
栄養輸液
診断薬
NDA
トルバプタン
がん性浮腫
循環器・腎
P-3
⽇・亜
⽇
⽇
グローバル開発PJ
⼀般名もしくは開発コードで記載
⻘カラムは今回の変更点
ADPKD:常染⾊体優性多発性のう胞腎
18
2-1. 2016年度第4四半期における主な進捗事項
(2016年12⽉末時点)
<上市>
商品名
(⼀般名)
アイクルシグ
(ポナチニブ)
ビラノア
(ビラスチン)
国・エリア
適応症
特徴
⽇本
慢性⾻髄性⽩⾎病・
フィラデルフィア染⾊
体陽性急性リンパ性
⽩⾎病
 ⽶国アリアド社が開発したチロシンキナーゼ阻
害薬
 BCR-ABLのT315I 変異に唯⼀効果がある
BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬
⽇本
アレルギー性⿐炎、
蕁⿇疹、⽪膚疾患に
伴うそう痒
 新規経⼝アレルギー性疾患治療薬
 第⼆世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬
国・エリア
適応症
<申請受理>
商品名
エビリファイ
メンテナ
⽶国
双極性障害I型
特徴
 ドパミンパーシャルアゴニスト作⽤
 ドパミン神経の安定化
19
2-2. 2016年度第4四半期における主な進捗事項
(2016年12⽉末時点)
P-3追加
⼀般名
バダデュスタット
国・エリア
適応症
⽶国
慢性腎臓病に伴
う貧⾎(腎性貧
⾎)
国・エリア
適応症
特徴
 低酸素誘導性因⼦(HIF)の分解酵素である
HIFプロリル⽔酸化酵素を阻害
 エリスロポエチン転写因⼦であるHIFを安定化・
調整し、エリスロポエチン産⽣増加
P-2移⾏
開発コード
TAS-303
 後発事項
⽇本
腹圧性尿失禁
特徴
 選択的ノルアドレナリン再取り込阻害剤
☆「ブレクスピプラゾール」
(統合失調症)
⽇本 承認申請(2017年1⽉)
☆「ミケルナ」
(緑内障、⾼眼圧症)
⽇本 上市(2017年1⽉11⽇)
20
3-1. トピックス:⾎液がん領域のトータルケア
診断
上市済
BCR-ABL mRNA
測定キット
「オーツカ」
WT-1 mRNA
測定キットⅡ
「オーツカ」
スプリセル
ダコジェン
WT-1 mRNA
測定キットⅡ
「オーツカ」 申請中
ポナチニブ
ポナチニブ*
ブスルフェクス(同種造⾎幹細胞移植の前治療薬)
治療
開発中
サポーティブケア
SGI-110(P-3)
ASTX727(P-2)
OCV-501(P-2)
アロキシ、イーフェン、Pro-NETU 等
*ポナチニブALL適応:フィラデルフィア染⾊体陽性急性リンパ性⽩⾎病
21
3-2. トピックス:TAS-303の特徴
排尿筋
膀胱
切迫性尿失禁
治療薬:抗コリン薬
膀胱体部
混合性尿失禁
治療薬:抗コリン薬、β2刺激薬
腹圧性尿失禁
治療薬:β2刺激薬(⽇本)
SNRI*(欧州)
TAS-303:腹圧性尿失禁治療薬
選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害作⽤を
有する。
循環器系、中枢性の抗うつ作⽤及びセロトニン
神経系を介した副作⽤が少ない。
内尿道括約筋
外尿道括約筋
尿道
*SNRI:セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
22
4-1. 2016年度承認・開発実績(2016年12⽉末時点)
 精神・神経領域
製品名・⼀般名・開発コード
承認
申請
国・エリア
適応症
オンゼトラ・エクセル(AVP-825)
⽶国
成⼈の急性⽚頭痛
イーケプラ(レベチラセタム)
⽇本
てんかん全般発作
レキサルティ(ブレクスピプラゾール)
⽶国
統合失調症の維持療法
エビリファイ(アリピプラゾール)
⽇本
⼩児期の⾃閉スペクトラム症に伴う易
刺激性
エビリファイメンテナ
⽶国
双極性障害I型
☆「ブレクスピプラゾール」⽇本 承認申請(2017年1⽉)
(統合失調症)
P-2移⾏
AVP-786
⽶国
神経変性疾患脱抑制
TAS-205
⽇本
デュシェンヌ型筋ジストロフィー
(DMD)
23
4-2. 2016年度承認・開発実績(2016年12⽉末時点)
 がん領域
製品名・開発コード
国・エリア
適応症
ロンサーフ(TAS-102)
欧州
結腸・直腸がん
アイクルシグ
⽇本
慢性⾻髄性⽩⾎病・フィラデルフィア
染⾊体陽性急性リンパ性⽩⾎病
P-3移⾏ ロンサーフ(TAS-102)
⽇・⽶・欧
ASTX727
⽶国
⾻髄異形成症候群(MDS)
TAS-116
⽇本
消化管間質腫瘍(GIST)
TAS-114
⽇・⽶・欧
承認
P-2移⾏
P-1移⾏
胃がん
⾮⼩細胞肺がん
Pro-NETU
⽇本
抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪⼼・嘔吐
TAS3681
⽶・欧
前⽴腺がん
ヨンデリス(ET-743)
⽇本
卵巣がん
24
4-3. 2016年度承認・開発実績(2016年12⽉末時点)
 その他領域
製品名・⼀般名・開発コード
国・エリア
適応症
ミケルナ(OPC-1085EL)
⽇本
緑内障・⾼眼圧症
ビラノア(TAC-202)
⽇本
アレルギー性⿐炎、蕁⿇疹、⽪膚疾患
に伴うそう痒
エルネオパNF1号・2号輸液
⽇本
⾼カロリー輸液
ゾシン
⽇本
深在性⽪膚感染症、びらん・潰瘍の
⼆次感染(糖尿病性⾜感染を含む)
P-3追加 バダデュスタット
⽶国
慢性腎臓病に伴う貧⾎(腎性貧⾎)
OPA-15406
⽇本
アトピー性⽪膚炎
TAS-303
⽇本
腹圧性尿失禁
WT1 mRNA測定キットⅡ
「オーツカ」
⽇本
急性リンパ性⽩⾎病(ALL)
WT1 mRNA測定試剤盒
(実時定量PCR法)
アジア
⾻髄異形成症候群(MDS)
承認
(OPF-108)
申請
P-2移⾏
 診断薬
申請
25
4-4. 2017年度の主な申請・フェーズ 3移⾏予定プロジェクト
申請予定プロジェクト
領域
1
2
3
⼀般名または開発コード
4
適応症
欧州
統合失調症
⽶国
AD型認知症に伴うアジテーション
ASC-01
⽇本
⼤うつ
ナルメフェン
⽇本
アルコール依存症
ブレクスピプラゾール
精神・神経
国・エリア
5
がん
TAS-102
アジア
結腸・直腸がん
6
その他
トルバプタン
⽶国
常染⾊体優性多発性のう胞腎(ADPKD)
フェーズ3 移⾏予定プロジェクト
領域
1
精神・神経 ブレクスピプラゾール
2
3
がん
4
5
⼀般名または開発コード
その他
SGI-110
☆「ブレクスピプラゾール」⽇本 承認申請(2017年1⽉)
(統合失調症)
国・エリア 適応症
⽶・欧
双極性障害マニア
⽇・⽶・欧 再発・難治性 ⾻髄異形成症候群(MDS)
⽇・⽶・欧 再発・難治性 急性⾻髄性⽩⾎病(AML)
ASTX727
⽶国
未治療⾼リスク ⾻髄異形成症候群(MDS)
トルバプタン
⽇本
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
AD:アルツハイマー病
26