(資料2) インフレスライド条項によるスライド額の算定等

(資料2)
インフレスライド条項によるスライド額の算定等
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適用対象工事
(1)請 求 に 際 し て は 、 残工事の工期(2(3)に定める残工期)が基準日(2(2))から2ヶ月以上あるこ
と。
(2) 発 注 者 及 び 受 注 者 に よ る ス ラ イ ド の 適 用 対 象 工 事 の 確 認 時 期 は 、賃 金 水 準 の 変 更 が な さ れ た
時とする。
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請求日及び基準日等の定義
(1) 請求日:スライド変更の可能性があるため、発注者又は受注者が請負代金額の変更の協議(以下「ス
ライド協議」)という。)を請求した日とする。
(2) 基準日:請求があった日から起算して、14日以内で発注者と受注者とが協議して定める日とし、請求
日とすることを基本とする。
(3) 残工期:基準日以降の工事期間とする。
3
請負代金額の変更
(1) 賃 金 水 準 又 は 物 価 水 準 の 変 動 に よ る 請 負 代 金 額 の 変 更 額 ( 以 下 「 ス ラ イ ド 額 」 と い う 。 )
は 、当 該 工 事 に 係 る 変 動 額 の う ち 請 負 代 金 額 か ら 基 準 日 に お け る 出 来 形 部 分 に 相 応 す る 請 負 代
金 額 を 控 除 し た 額 の 100分 の 1 に 相 当 す る 金 額 を 超 え る 額 と す る 。
(2) 増 額 ス ラ イ ド 額 に つ い て は 、 次 の 式 に よ り 行 う 。
S (増 )= [P 2− P 1− ( P 1×1 / 100) ]
こ の 式 に お い て 、 S (増 )、 P 1及 び P 2は 、 そ れ ぞ れ 次 の 額 を 表 す も の と す る 。
S (増 ): 増 額 ス ラ イ ド 額
P1
:請負代金額から基準日における出来形部分に相応する請負代金額を控除した額
P2
: 変 動 後 ( 基 準 日 ) の 賃 金 又 は 物 価 を 基 礎 と し て 算 出 し た P 1に 相 当 す る 額
( P = Σ ( α×Z ) 、 α: 請 負 比 率 ( 落 札 率 ) 、 Z : 官 積 算 額 )
(3) 減 額 ス ラ イ ド 額 に つ い て は 、 次 の 式 に よ り 行 う 。
S (減 )= [P 2− P 1+ ( P 1×1 / 100) ]
こ の 式 に お い て 、 S (減 )、 P 1及 び P 2は 、 そ れ ぞ れ 次 の 額 を 表 す も の と す る 。
S (減 ): 減 額 ス ラ イ ド 額
P1
:請負代金額から基準日における出来形部分に相応する請負代金額を控除した額
P2
: 変 動 後 ( 基 準 日 ) の 賃 金 又 は 物 価 を 基 礎 と し て 算 出 し た P 1に 相 当 す る 額
( P = Σ ( α×Z ) 、 α: 請 負 比 率 ( 落 札 率 ) 、 Z : 官 積 算 額 )
(4) スライド額は、労務単価、材料単価、機械器具損料並びにこれらに伴う共通仮設費、現場管理費及び
一般管理費等の変更について行われるものであり、歩掛の変更については考慮するものではない。