第167期決算および分配金のお支払いについて~分配金額を15円に引下げ

2017年2⽉20⽇
三井住友・ヨーロッパ国債ファンド
第167期決算および分配⾦のお⽀払いについて
〜分配⾦額を15円に引下げ〜
平素は「三井住友・ヨーロッパ国債ファンド」(以下、当ファンド)をご愛顧賜り厚く御礼申し上げます。
さて、当ファンドは2017年2⽉20⽇に第167期決算を迎え、分配を⾏いましたので、今後の運⽤⽅針等とあわせて
ご報告いたします。
分配実績(1万⼝当たり、税引前)
第167期決算(2017年2⽉20⽇)の分配⾦額は、基準価額⽔準、市況動向等を勘案し、前期(第166期)
から引き下げ、15円(1万⼝当たり、税引前)といたしました。
決算
第1〜164期
分配⾦
(対前期末基準価額⽐率)
騰落率
(税引前分配⾦再投資ベース)
7,125円
2016/12/20
第165期
2017/1/20
第166期
20円
20円
2017/2/20
第167期
15円
設定来累計
(2⽉20⽇まで)
7,180円
(71.3%)
(0.3%)
(0.3%)
(0.2%)
(71.8%)
43.3%
4.1%
-0.8%
-2.6%
44.3%
(注1)「対前期末基準価額⽐率」は、各期の分配⾦(税引前)の前期末基準価額(分配⾦お⽀払い後)に対する⽐率で、当ファンドの
収益率とは異なります。第1〜164期と設定来累計の欄は、それぞれの分配⾦累計(税引前)の設定時10,000円に対する⽐率です。
(注2)騰落率は税引前分配⾦再投資基準価額を基に算出したものであり、実際の投資家利回りとは異なります。また、騰落率は設定来累
計を除き、期中騰落率を記載しています。
 分配対象額は、繰越分を含めた利⼦・配当収⼊と売買益(評価益を含みます。)等の全額とします。
 分配⾦額は、委託会社が基準価額⽔準・市況動向を勘案して決定します。
基準価額の推移
(円)
19,000
16,000
<2003年2⽉27⽇(設定⽇)〜2017年2⽉20⽇>
2017年2⽉20⽇現在
税引前分配⾦再投資基準価額
税引前分配⾦
再投資基準価額
14,432円
13,000
10,000
7,000
4,000
2003/2
基準価額
6,208円
基準価額
2005/2
2007/2
2009/2
2011/2
2013/2
2015/2 (年/⽉)
(注1)基準価額、税引前分配⾦再投資基準価額は、1万⼝当たり、信託報酬控除後です。
(注2)税引前分配⾦再投資基準価額は、分配⾦(税引前)を分配時に再投資したものと仮定して計算しており、実際の基準価額とは異な
ります。
※ 上記は過去の実績であり、将来の運⽤成果および分配を保証するものではありません。分配⾦額は委託会社が分配⽅針に基づき基準価額
⽔準や市況動向等を勘案して決定します。ただし、委託会社の判断により分配を⾏わない場合もあります。
※ ファンド購⼊時には、購⼊時⼿数料がかかる場合があります。また、換⾦時にも費⽤・税⾦などがかかる場合があります。詳しくは8ページをご覧
ください。
※このレポートの最終ページにある「当資料のご利⽤にあたっての注意事項」を必ずご覧ください。
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分配⾦引下げの背景
当ファンドの基準価額は2014年12⽉以降、下落基調で推移しています。過去3年間で基準価額が最も⾼かった
2014年12⽉8⽇の8,140円から、2017年2⽉20⽇には6,208円へと下落しました。
基準価額の変動要因(2014年12⽉〜2017年1⽉)をみると、「債券」はプラスに寄与したものの、「為替」が⼤
きくマイナスとなりました。組⼊債券の多くを占めるユーロが対円で下落(ユーロ安・円⾼)したことが、「為替」がマイナス
寄与した主な要因です。
当ファンドの「継続的な分配を⽬指す」という⽅針のもと、このような基準価額⽔準、市況動向等を勘案し、今期
(第167期)の分配⾦額の引下げを決定いたしました。
(円)
8,500
基準価額の推移
基準価額の変動要因
<2014年2⽉20⽇〜2017年2⽉20⽇>
<2014年12⽉〜2017年1⽉>
2014/12/8
8,140円
8,000
要因
寄与額(円)
債券
7,500
2017/2/20
6,208円
7,000
+320
インカム
+539
キャピタル
▲218
為替
分配⾦
▲520
6,000
その他
▲128
合計
2015/2
2016/2
2017/2
(年/⽉)
(注)基準価額は、1万⼝当たり、信託報酬控除後です。
▲1,754
(注)簡便法により2014年12⽉〜2017年1⽉の基準価額の変
動額を主な要因に分解したもので概算値です。
ヨーロッパ国債のトータルリターンの推移
<2014年11⽉末〜2017年1⽉末>
(円/ユーロ)
160
150
147.62円
140
130
121.86円
120
円⾼
(注)ヨーロッパ国債はシティ欧州国債インデックス(現地通貨ベー
ス)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
為替(円/ユーロ)の推移
円安
<2014年11⽉末〜2017年1⽉末>
(ポイント)
112
110
108
105
106
104
102
100
98
※ 2014年11⽉末を100として指数化
96
2014/11
2015/11
2016/11
(年/⽉)
マイナス寄与
▲1,426
6,500
5,500
2014/2
プラス寄与
110
100
2014/11
2015/11
2016/11
(年/⽉)
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント
作成
※ 上記は過去の実績であり、将来の運⽤成果および分配を保証するものではありません。分配⾦額は委託会社が分配⽅針に基づき基準価額
⽔準や市況動向等を勘案して決定します。ただし、委託会社の判断により分配を⾏わない場合もあります。
※ ファンド購⼊時には、購⼊時⼿数料がかかる場合があります。また、換⾦時にも費⽤・税⾦などがかかる場合があります。詳しくは8ページをご覧
ください。
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市場⾒通しと今後の運⽤⽅針
<市場⾒通し>
ユーロ圏では、景気が改善したことや期待インフレ率が上昇傾向にある中で、ドイツの⻑期⾦利は上昇しやすい展開
を予想します。イールドカーブ(利回り曲線)については、欧州でスティープ化(⻑短⾦利差の拡⼤)の圧⼒がかかり
やすい展開を予想します。
円/ユーロはレンジ内での値動きを予想します。⽶ドル/円は、⽶国景気の底堅さは⽶ドルのサポート材料となるも
のの、トランプ政権の⽶ドル⾼牽制に対する警戒感もあり、レンジ内で推移するとみています。ユーロ/⽶ドルに関しても、
⽶国の利上げ観測が⽶ドルの⽀援材料である⼀⽅で、⽶ドル⾼牽制に対する警戒感やユーロ圏の経常⿊字を背景
にレンジ内での値動きとなることが期待されます。
<今後の運⽤⽅針>
デュレーションや残存構成は、景気情勢に加え、⾦融政策や需給環境を踏まえて機動的に対応します。ユーロ圏内
での国別配分は、経済動向や格付け⽔準等を勘案し、イタリア・スペインは⾮保有とする⼀⽅で、ドイツ・フランス・オラ
ンダの組⼊れをやや厚めと致します。また、通貨配分は概ね中⽴とするポジションを維持する⽅針です。なお、EU(欧
州連合)⾮加盟国であるノルウェーおよびスイスについては投資を⾏いません。
※ 上記の市場⾒通し、今後の運⽤⽅針は当資料作成時点のものであり、将来の投資成果および市場環境の変動等を⽰唆あるいは保証する
ものではありません。今後、予告なく変更する場合があります。
(ご参考)ポートフォリオの概況(2017年1⽉末現在)
特性値
クーポン
5.8%
直接利回り
4.0%
デュレーション
7.7年
残存年数
9.9年
最終利回り
0.7%
平均格付け
AAA
銘柄数
24
構成⽐率
<通貨>
その他
3.8%
<国・地域>
現⾦等
1.1%
現⾦等
1.1%
<残存>
現⾦等
1.1%
その他
14.3%
英ポンド
14.4%
英国
14.4%
ユーロ
80.7%
ドイツ
17.1%
<格付>
3年未満
1.1% 3年以上
A
3.8%
現⾦等
1.1%
5年未満
16.7%
フランス
53.1%
10年以上
45.3%
5年以上
7年未満
33.6%
AAA
95.1%
7年以上
10年未満
2.1%
(注1)特性値(銘柄数を除く)は、各組⼊銘柄の数値を加重平均した値。
(注2)格付けは投資債券に対する主要格付機関の格付けに基づいており、ファンドにかかる格付けではありません。
(注3)構成⽐率は当ファンドの純資産総額を100%として計算した値。四捨五⼊の関係上、合計が100%にならない場合があります。
※ 上記は過去の実績であり、当ファンドの将来の運⽤成果や今後の市場環境等を⽰唆あるいは保証するものではありません。
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(ご参考)過去に⽶国の⻑期⾦利が上昇した局⾯では、当ファンドのパフォーマンスは堅調
当ファンドの設定以来、⽶国の⻑期⾦利が1年以上にわたり上昇した局⾯は3回ありました。これらすべての局⾯にお
いて、当ファンドの税引前分配⾦再投資基準価額の騰落率はプラスで、かつ⽇本国債の騰落率を上回っていました。
⽶国の⻑期⾦利上昇局⾯における税引前分配⾦再投資基準価額の推移
⾦利上昇局⾯①
2003年5⽉末〜
2006年6⽉末
(円)
20,000
⾦利上昇局⾯②
2008年12⽉末〜
2009年12⽉末
⾦利上昇局⾯③
2012年7⽉末〜
2013年12⽉末
⽶国10年国債利回り
(右軸)
18,000
(%)
6
税引前分配⾦再投資基準価額
(左軸)
5
16,000
4
14,000
3
12,000
2
10,000
1
(ご参考)⽇本国債
(左軸)
8,000
2003/2
0
2005/2
2007/2
2009/2
2011/2
2013/2
2015/2
(年/⽉)
⾦利上昇局⾯
①2003年5⽉末〜
2006年6⽉末
②2008年12⽉末〜
2009年12⽉末
③2012年7⽉末〜
2013年12⽉末
⽶国10年国債利回り
の変化幅
1.8%上昇
1.6%上昇
1.6%上昇
税引前分配⾦再投資基準価額
の騰落率
+11.4%
+7.3%
+44.8%
(ご参考)⽇本国債
の騰落率
-2.4%
+0.9%
+2.2%
(注1)データは2003年2⽉27⽇(当ファンドの設定⽇)〜2017年1⽉31⽇。
(注2)税引前分配⾦再投資基準価額は、1万⼝当たり、信託報酬控除後です。税引前分配⾦再投資基準価額は、分配⾦(税引前)を
分配時に再投資したものと仮定して計算しており、実際の基準価額とは異なります。
(注3)⽇本国債はシティ⽇本国債インデックス(円ベース)。2003年2⽉27⽇を10,000として指数化。
(注4)⾦利上昇局⾯は⾦利上昇が1年以上にわたった局⾯を抽出。
(出所)FactSet、Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
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