仕様書 - 宇和島市

宇和島版フォルケホイスコーレ事業計画策定委託業務 仕様書
1.業務の名称
宇和島版フォルケホイスコーレ事業計画策定委託業務
2.業務の目的
宇和島市(以下「市」という。)では、急速に進む人口減少問題に対応するため、交流人
口増による地域の活性化を図り、将来にわたり安定した賑わいづくりを創出することを目的
に、市内廃校(以下「対象施設」という。)を活用し地域に受け皿となる拠点として「宇和
島版フォルケホイスコーレ」の整備を計画している。
本業務は、「宇和島版フォルケホイスコーレ」の整備を前提とした具体的な運営計画につ
いて、管理体制や財源、収支のシミュレーション、講座・体験内容、地域との連携提案、施
設の利用方法等を盛り込んだ「宇和島版フォルケホイスコーレ事業計画」を策定するもので
ある。
※宇和島版フォルケホイスコーレ構想については別紙のとおり。
3.業務の期間
委託契約締結の日から平成29年3月31日(金)まで。
※本業務の期間は上記のとおりであるが、翌年度に予算を繰越した場合は業務の期間を変
更することとしている。なお想定している業務日数は90日である。
4.対象施設の概要
(1)対象施設の名称
旧宇和海中学校
(2)対象施設の所在地 宇和島市下波2952番地1
※その他施設の詳細事項については別紙のとおり。
5.業務の内容
(1)基本方針の作成
市総合戦略の目的や地方創生の取組みを基に、市における地域活性化や国際交流の方向
性と将来像を検討し、「宇和島版フォルケホイスコーレ」の在り方について、基本方針
を作成すること。
(2)基本実施計画の作成
基本方針を基に、講座内容や体験コンテンツ、学生確保に係る国際ルートの想定、外国
人向け観光プログラム、地域との連携による雇用確保と地元産品の活用等、具体的な基
本実施計画について、整備スケジュールと併せて作成すること。
(3)管理運営計画等の作成
想定学生(国内外)の層や人数、スタッフ・講師の人数と雇用に係る経費、その他管理
運営体制と運営管理費について、財源や収入等を検討・整理するとともに収支シミュレ
ーションを作成すること。
①イニシャルコストの検討
整備工事費、備品の購入、外構費等を略算法等により算出し検討すること。
②ランニングコストの検討
人件費、運用費、建物管理費、保全費、一般管理費等を略算法等により算出すること。
③財源等の検討
活用可能なファイナンスや補助金、授業料等の収入について整理し検討すること。
(4)施設利用計画等の作成
対象施設の内容、設備内容、諸室等空間区割りと規模等について検討・整理し、導線や
必要な内装、ディスプレイ等空間のイメージを作成し、具体的に提案すること。なお、
対象施設は耐震改修の実施を前提とするものとする。
(5)整備に向けた課題の抽出と整理
事業が円滑に実現できるよう、検討した内容を実現する上で考慮すべき点を抽出・整理
すること。
(6)事業計画の取りまとめ
上記事項を取りまとめ、
「宇和島版フォルケホイスコーレ事業計画」
(概要版を含む)を
作成すること。また、検討した内容を幅広く理解してもらうため「ビジュアルイメージ」
を作成すること。
(7)その他
関係会議の開催支援として、会議資料の作成・準備及び会議への参加、記録作成等の支
援を行うとともに、事業実現に向けて必要な関連法令、計画等を把握し整理すること。
6.成果品
本業務に係る成果品は以下のとおりとする。
(1)事業計画(A4サイズ・カラー印刷) 20部
(2)事業計画概要版(A4サイズ・カラー印刷) 100部
(3)ビジュアルイメージ(A3サイズ2枚程度を想定・カラー印刷) 原画1部
(4)電子データ一式(事業計画・概要版・ビジュアルイメージ) CD-R等1枚
※電子データについては、互換性を図り市が円滑に修正・監修ができる条件に留意する
こと。
(5)その他本業務で得られた成果一式
7.納品場所
宇和島市総務部企画情報課(宇和島市役所5階)
8.その他
(1)業務着手前に本業務に係る作業方針を提示し、市の承諾を得ること。
(2)本業務に関する先進事例や類似施設、外国人の動向、市民ニーズ等の基礎データにつ
いて、十分な調査をすること。
(3)市は、本業務に関して必要な資料について、所定の手続により貸与する。
(4)業務上知り得た個人情報等の秘密について、他人に漏らすことがないよう十分注意す
ること。また、業務完了後についても同様の扱いとする。
(5)業務を円滑に遂行するため、市と密接な連絡調整を行うこと。また、業務内容全般を
常に把握できる専任の担当者を置き、市の求めに応じて業務状況の報告を行うこと。
(6)著作権をはじめ、本業務の成果品における一切の権利は市に帰属するものとする。
(7)業務完了後に成果品の不良箇所が発見された場合は、速やかに市が必要と認める訂正、
補正、その他必要な措置を行うものとし、これに対する経費を負担すること。
(8)この仕様書に定めのない事項及びこの仕様書について疑義が生じた場合は、別途協議
するものとする。