S.Oshida TEL・FAX 019-623-1636 力は、非軍事・平和利用 に限る」ことが根本原則 である。その原則条項に 「我が国の安全保障 」と いう、国の防衛すなわち 軍 事の 言葉がい きな り 挿入された。しかも、「原 子力規制委員会設置法 」 制定に関わって 、「原子 力基本法第二条(基本方 針)が同時に改正された。 原子力施設や環境の「安 全確保」と、「核の安全 保障」は、同じ「安全 」 でも異なる論理に分か れる。 ◇市民参加者(青森) 原子力基本法に「我が 国の防衛」を入れること は原子力(核)の軍事的 な利用への道を連想さ せ非常に危惧を覚える 。 ◇川田龍平議員 この法案は会期末のぎ りぎりに参 議 院 に回 っ て 来たという記憶がある 。 十分な審議がなされた とは思われない。 (注1 ) ◎humansystem 4 8 8 3 7 1 2 c o o c . y m . u k i r n a s / / : p t t h □市民側岩手の会 もんじ ゅの廃炉決 定で プルト ニウムの行 き場 はなくなった。民主党野 田政権が「二〇三〇年代 原発ゼロ」を閣議決定し ようとしたときに 、アメ リカの政府筋では『日本 が、再処理を続けながら 原発ゼロ では、プルトニ ウムが余剰となる。だか 「利用目的のないプル トニウムは持たない」こ とについて ■内閣府・外務省 ・資源エネルギー庁 「利用目的のないプル トニウムは持たない 」は 我が国の国際公約 。プル サーマ ルによるプ ルト ニウム の利用の見 通し を立てる。 f d p . i e s u o y 7 2 1 0 7 1 / p j . n a o c . e b u t u o y . w w w / / : -s p t t h ◎U P LAN 4 3 / e i v o m / m e t s y s n a m u h / 《本紙の全バックナンバー掲載》 v t . g n i t s a c t i w t / / : p t t h 編集事務局 http://sanriku.my.coocan.jp/ M a Y b 4 1 X u l T H = v ? h c t a w / m ホームページ《再処理/岩手の環境》 我が国 の 安全 保障に 資 す るとはど うい う意 味 か? ■内閣府 原子力基本 法に「我が国の安全保障 に資すること 」と入れる 改訂は 二〇一二年 六月 に原子 力規制委員 会設 置法の 制定と同時 にな された。原子力の安全確 保について「核拡散防止 保障措置」も加え同委員 会の任務とするため で ある。 □市民側岩手の会 原子力基本法は「 原子 一月二七日、参議院議員会館で、七市民団体 が政府宛提出した『再処理工場等に関わる要請 書』をめぐって、省庁担当者との意見交換会が 開催されました。政府側出席者は内閣府 ・原子 力規制庁・文科省・経産省・外務省・環境省 ・ 厚労省からの一六人で 、市民側は提出団体並び に賛助団体・個人も含め約三〇人でした。 このような、東海及び六ヶ所再処理工場の安 全に関わる諸問題についての「政府側との意見 交換会」は二〇一五年一月にも 、川田龍平参議 院議員の尽力によって開催され 、今回二回目で す。 ( 当会会報第一五一号参照) 意見交換会は口 頭回答であり、今後質問主意書により文書回答 を求めてゆく予定です。概略を報告します。 《2回に分けて、主な意見交換を、要約して 報告します》 第173号 原子力基本法改定・プルトニ ウム保持・東海再処理工場は安全か 第174号 六ヶ所再処理工場は安全か 2 月 13日 第173号 02240-5-102650 郵便振替 《天恵の海》 2017平成29)年 三陸の海を放射能から守る 岩手の会(略称)三陸の海・岩手の会 ら、閣議決定は問題だ 』 という意見が多かった という。真相は?(注2) ( 注1 ) ① 国 会議 事 録 で は、次のような経緯。 二 〇 一二 年 六 月 一五 日 ( 金 )自 民 ・ 公 明 ・ 民 主 三 党 が政 府 案 と 自 公 案 を 摺 り 合わ せ 「 原 子 力 規 制 委 員 会設 置 法 」 案 を 衆 議 院 に 緊急 提 案 。 環 境 委 員 会 に 付託 さ れ 審 議 可 決 、 そ の 日の う ち に本 会 議 で 可 決 し、 参 議 院に 送 付 し た。 参 議 院は 環 境 委 員会 で 審 議 可決 し 六 月 二〇 日 の 本 会 議で 可 決 。 提 案 さ れ た 規 制委 員 会 設 置法 の 附 則 第 一 二条 に 「 原子 力 基 本 法 の一 ・ 二 条 改正 」 が 記 さ れ、 原 子 力 基本 法 も 同時に改正 された 。 「我が 国 の 安全 保 障 に 資 す る 」 は 「 核拡 散 防 止の 保 障 措 置 で ある 」 と 確 認 さ れ 付 帯決議もなされた。 ② 世 界 平 和ア ピ ー ル 七 人 委員会が「撤回アピール」 を発表して いる。 p ? / p j . 7 e c a e p d l r o w / / : p t t h 2 3 1 = (注2)『アメリカは日本 の 原 子 力政 策 を ど う 見 て いるか』鈴木達二郎 ・猿 田佐世編 岩波ブックレ ットNO958(四七~五 〇頁) 高レベル放射性廃液の ガラス固化はどう進ん でいるのか? ■原子力規制庁 平成七年操業以来二 五六本 のガラス固 化を 行ったが、終了まではま だ時間がかかる 。規制委 員会は JAEAに 対し て昨年 八月ガラス 固化 計画の 期間短縮を 指示 した。JAEA(日本原 子力研究開発機構 )は今 後一二 年半後の二 〇二 八 平成四〇)年までに ベル放射性廃液は 、これ から一 二年半かけ てガ ラス固化すると言うが 、 その長い間、首都圏を含 め危険 に曝される が大 丈夫なのか。例えば津波 について、近接する東海 約六二〇本のガラス固 第二原発(海抜八㍍ )に 化を行い終了するとい は高さ 二〇㍍の防 潮堤 う計画を立案した。 を作ると言うが、再処理 津波対策について 、福 工場(海抜六㍍)には作 島原発事故以来再処理 らないのか。 工場の建屋の扉の防水 ◆文科省 近接する高 強化や冷却、掃気のため 台(海 抜一八㍍と 二七 の電源施設を整備して ㍍)からケーブルを敷き いる。後背高台への電源 電源を確保して、高レベ 確保の体制を作ってい ル廃液の冷却 、掃気を確 る。放射能汚染廃棄物の 保する。防潮堤を建設す 管理の杜撰さがマスコ るとなると、設計や土地 ミで報道されたが 、点検、 確 保 の 計 画 に 数 年 か か 整備体制を引き締める る。まずは出来る対策を よう指示した。 万全にしたい。 深層防護を徹底し 、冷 ◇市民側(とうかい塾 ) 却水を高台に確保する ガラス固化溶融炉に などした。 ついて、現在のものを更 東海工 場廃止事業 に 新する というが新 しい ついて約七〇年かかる 技術なのか。 という計画書が出され ◆ 文 科 省 もちろんバー た。 ジョンアップしてゆく。 ◇参 加市民 高レベ ル放 射性廃 液が 環境に 漏 れ 始める と放射能が 強く 人が近づけない。被害は たちま ち首都圏に およ ぶ。是非全国民の関心が 高まり 注目が集ま って ほしい。(次号へ続く) ◇市民側(脱原発とうか い塾) 東海再 処理工場に 貯 まっている約三九〇立 方㍍もの超危険な高レ 福島 原 発事 故被 害 総 額 は 約 二二 兆 円 に も 及 ん で い ま す。 東 電 の 被 告 三 幹 部 は 今、 ひ た す ら事 故 責 任 か ら逃 げ よ う とし て い ま す 。し か し 、 強 制 起 訴 を勝ち取った私達はいよ る活動を開始しました。 一 二 月 に、 福 島 県 内 二六 人 、 県 外 九 人 の人 に そ れ ぞ れ 一 〇万 円 の支 援 金 を 贈 り ま した 。 この 三 五 人 の中に、肺転移があり「ア イ ソ ト ープ 治 療」 の 必 要 な方 が三人おられました 。 そ の い ず れも 県外 の 方 で し た 。 福島 県 民 以 外 の 検 査 は 必 要が な い と す る、 現 在 の 対策 で は対 応 出 来 ないと非常に心配です。 い よ 公 判で 彼 らを 追 い 詰 め ま す 。こ の 裁判 は 日 本 全 国 の 、全 世 界の 注 目 の も と に 進め ら れ ま す 。 事 故 を 起 こし 損 害を 与 え れ ば き ち んと し た罪 の 償 い を果たすのが当然です。 3.11 甲状腺がん子ども基金 問い合わせ 080-3757-0311 [email protected] 福島原発事故から五年、 福 島 県民 健 康 調 査検 討 委 員 会 は、 福 島 事 故時 一 八 歳 以 下で あ っ た約 三 二 万 人 の 子ど も 達 の 甲 状 腺 検 査 に より こ れ ま で一 八 三 人 の 甲状 腺 が ん患 者 が 発 見 さ れ摘 出 手 術な ど の 処 置 を おこ な っ た とし ま し た。 私達は昨年九月「甲 状 腺 がん こ ど も基 金 」 を 創 設 し、 が ん と診 断 さ れ た子どもと家族を支援す 東京都世田谷区玉川区民会館 で開催。岩手から2人で参加して きました。(尚) 集会はUチューブで見られます。 https://www.youtube.com/watch? v=jTGQzpj7fxc (
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