記者発表資料(資料配付)(PDF:371KB)

( 地 域 情 勢 報 告 )
作成年月日 平成 29 年2月 20 日
作成部局 丹 波 県 民 局
丹波地域恐竜化石「フィールドミュージアム FESTA」の開催
恐竜化石等の発見地である篠山層群エリアを野外博物館(フィールドミュージアム)と
位置づけ、地域の力で資源を最大限に生かしていくことをめざす「丹波地域恐竜化石フィ
ールドミュージアム構想」を推進しています。
化石や地層の魅力と併せて本年度の取組を広く発信するため、フィールドミュージアム
FESTA を初めて開催するとともに、養成中のインタープリター(解説・案内者)※も参加い
ただき知識を深め、今後の案内ガイドの育成に繋げます。
※
「県立丹波並木道中央公園」や、化石発掘体験や農産物の加工販売のため地元住民が設立した「元気村
かみくげ」等において、来訪者にフィールドミュージアムの取組や見所スポット等を解説・案内。
1
日
時
平成 29 年2月 26 日(日)10 時 30 分~14 時 30 分
2
場
所
県立丹波並木道中央公園(篠山市西古佐 90)
公園管理棟会議室、太古の生きもの館脇露頭
3
内
容
プロジェクトチーム作成によるロゴ
(1) まなんでつくろう・恐竜キーホルダー(10:30~11:15:参加費 300 円)
・ 体験学習キット「恐竜紙芝居」を通じた解説。
・ 「恐竜キーホルダー」の作成を通じた恐竜学習。
(2) 化石発見から博物館収蔵まで・体感ガイドツアー (11:30~12:15:参加費無料)
・ 大学の若手研究者による篠山層群の露頭※解説。 ※岩石や地層が地表に露出しているところ
・ 化石標本の発見から博物館収蔵までの展示解説。
(3) 地層(篠山層群・超丹波帯)みどころガイド調査発表会 (13:00~14:30:参加費無料)
・ 篠山層群、超丹波帯を貫流する篠山川・川代渓谷
エリアの地学的な見所を発表。
【篠山層群】京都教育大学 田中里志教授
中生代白亜紀前期(約 1.1 億年前)の地層。篠山市・
丹波市の南北約6km、東西約 18km に分布し、丹波竜を
はじめ多くの化石が産出している。
【超丹波帯】兵庫教育大学
竹村厚司教授
ペルム紀(約 2.6 億年前)の地層。川代渓谷沿いに分
布し、美しい景観を形成している。
篠山層群露頭(県立丹波並木道中央公園内)
※ 冬の公園を楽しむイベント「なみきみち冬の味覚市」と同時開催。
兵庫県の冬の味覚「カニ、カキ、猪肉」等のグルメや軽食の他、手作り雑貨も販売。
1
<参考>
1 丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム構想(平成 26 年度策定)
(1) 副題 みんなでつくる、地域まるごと「大地と暮らし」の野外博物館
(2) 概要
恐竜化石を産出する篠山層群を核として、フィールドに点在する地域資源を繋ぎ、
農村風景と“恐竜”が共存する希有な景観を活かしながら、市民自らが情報発信や
事業開発を行い、人々の交流促進や地域の元気づくりを進めていく取組。
2
フィールドミュージアム関連施設の整備
(1) 篠山市立太古の生きもの館の開館
県立丹波並木道中央公園内に、篠山層群の露頭を
間近で観察でき、篠山層群や化石について紹介する
学習体験施設「太古の生きもの館」が平成 29 年4月
にオープン。
太古の生きもの館
(2) 丹波市立丹波竜の里公園の完成
地元住民が手作りした元気村かみくげに隣接して、展望広場、遊歩道、丹波竜産
状モニュメント等が完成し、平成 29 年4月より供用を開始。
恐竜広場
(旅丹フォトコンテスト春夏編最優秀作品)
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遊歩道~展望広場
(丹波竜化石発見現場を眺めることができる)
平成 29 年度の主な丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム事業
事業名
概要
・ 恐竜化石専門員 による市民参加型化石調査の推進
※
※
化石調査等を地域活性化
に生かす仕組みづくり事業
太古の生きもの館、元気村かみくげにおいて篠山市・丹波市が
確保した川代トンネル岩砕の市民参加型調査を指導
・ 地域とともに進める推進体制の強化
※ 「たんば恐竜・ほ乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」
を「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム推進協議会」へ
改組、事業内容の充実
シンボルマークを活用した
フィールドミュージアム
浸透強化事業
次代を担う協働者と進める
地域資源発掘・コンテンツ化
事業
・ 景観に配慮した主要地点案内標識・看板の再整備
・ ミュージアムスポット毎に設置する表示板の作成・配布
・ 大学生と進めるフィールドミュージアム名所百景の選定
・ 高校生と進める暮らし聞き書き調査
(問い合わせ先)丹波県民局 県民交流室 地域振興課
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0795-73-3775