﹁3つの太陽﹂の恵みを 全国にアピール

サン
よう こ
歳︶
︵八幡浜市真網代︶
﹁3つの太陽﹂の恵みを
全国にアピール
サン
の
3・Sunカンパニー㈱ 代表取締役
や
株式会社代表取締役・県農山漁村生活研
究協議会会長・県森林審議会委員││いか
射﹂を意味し、この自然の恵みが真穴のミ
陽﹂﹁海面からの照り返し﹂﹁石垣からの反
﹁3つの太陽﹂は、﹁段々畑にふりそそぐ太
ジュースなどの販売を開始。グループ名の
す。
退会が続き、グループ解散の危機を迎えま
に伸びず、また、メンバーも年齢を重ねて
をいれています。
協議会長として1400名の会員を束ねる
一人。平成
進められており、矢野さんもその担い手の
さん ︵
めしい肩書をいくつも持つ矢野洋子さん。
そんな時、勉強熱心で販路拡大にも積極
的な矢野さんに、県から補助事業の提案が
矢野 洋子
﹁どんな方だろう﹂と思いをめぐらせなが
カンをブランドに育てました。
そんなミカンの里で迎えてくれた矢野さん
し、柑橘商品づくりに取り組んだのです。
性たちが長年培ってきた食の技術を生か
にしてきました。饅頭類と同様、地元の女
シロップ漬けやマーマレードなどの保存食
は、 素 材 の 味 を 生 か す た め に ピ ー ト グ ラ
ミカンのシロップ漬けには砂糖を、無農
薬の甘夏とレモンを使ったマーマレードに
にもつながります﹂。
名刺に会社名があるからこそ。販路の拡大
﹁グループ時代とは信用度が大きく異な
り、 全 国 規 模 の 商 談 会 に 出 展 で き る の も、
好 評 で、 現 在、 松 山 三 越、 道 後
人」
の
こ
「
り
あ
年からは県農山漁村生活研究
ら海辺の町を訪ねました。太陽の光を集め
は、知性をたたえた穏やかなまなざしの持
グ※ル ー プ 発 足 の 2 年 後 に は 加 工 場 を 建
て、県の生活改善グループに加入して質の
の 旅 館、 ア ゴ ラ マ ル シ ェ な ど で
ほか、郷土食の講習や実演販売などにも力
﹁﹃現状維持=後退﹄ですから、お菓子類
にさらに力を入れ、ドライフルーツもして
みたい﹂と、今後を語る矢野さん。3つの
※愛媛県農産漁家生活改善実行グループ連絡協議会(現・
愛媛県農山漁村生活研究協議会)。食育や男女共同参
画、都市との交流活動などを通して、地域の維持発展
を目的とする。
太陽を原動力に、多忙な毎日が続きます。
☎0894(28)
0355
年に会社を設立。
ち主でした。
向上に努めましたが、売れ行きは思うよう
﹁ オ レ ン ジ 果 汁 の 自 由 化 で、 加 工 用 ミ カ
ンが大暴落。少しでもお金にしようと、仲
販 売 さ れ る ほ か、 八 幡 浜 市 の ふ
メール:[email protected]
http://www.3-sun.jp/
ありました。補助を受ける条件が﹁法人化﹂
てきらめく宇和海に面した段々畑では、緑
だったため、平成
パニー㈱では、それらを原料としたジュー
ニ ュ ー 糖 を 使 用 す る な ど、 無 添
矢野さんはミカン、タロッコ、レモンな
どを栽培する柑橘農家で、3・Sunカン
スやマーマレードなどの商品と饅頭などの
菓子類を作っています。
ス 以 外 は す べ て 手 作 業 で す。 丁
加にこだわり、委託製造のジュー
矢野さんが加工品を作り始めたのは平成
年のこと。
間とグループを作り
寧に作られる商品は商談会でも
ました﹂
原 料 の 生 産 か ら 加 工、 流 通、
販 売 ま で 一 貫 し て 行 う﹁ 6 次 産
るさと納税返礼品にも使われて
います。
地元の朝市などで手
u n グ ル ー プ ﹂ は、
矢野さんをリー
ダーとする﹁3・S
とに
28
3・Sunカンパニー㈱
の葉陰に鮮やかなオレンジ色が見え隠れ。
この地域では昔から、形が悪いものや傷
のために出荷できないミカンを、各家庭で
70
業化﹂の取り組みが全国各地で
☆お問い合わせ☆
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作り饅頭やミカン
11 西伊予物語
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ふるさ