【議題提案理由】 これからの公共交通のあり方 平成24年1月の国立社会保障・人口問題研究所の発表によれば、平 成72(2060)年の人口は8、674万人、65歳以上人口割合は3 9.9%になると推計されており、今後、人口減少・少子超高齢社会が 確実に進行することが見込まれております。 また、公共交通をとりまく環境は、モータリゼージョンの進展に伴う、 自動車への過度な依存や人口減少によって、公共交通の利用者が減少し ているとともに、不採算路線の増加による運行便数の減少や公共交通サ ービスの低下につながるなど、公共交通離れを招いています。 更には、超高齢社会の進行に伴い、マイカーを利用できない 75 歳以 上の後期高齢者が増加するものと予測されていることから、高齢者をは じめとする誰もが移動しやすい環境を整備していく必要があります。 こうしたことから、今後、自動車に過度に依存せず、交通手段として 公共交通を選択するような利用促進策について検討していく必要があ ることから、これからの公共交通のあり方について、各市の状況や特色 ある施策等に関する情報交換を行い、課題や今後の取組などについて意 見交換を行うことは、時宜を得た有意義なものであると考えられること から、第38回首都圏県都市長懇話会の議題として「これからの公共交 通のあり方」を提案します。
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