第50回 播磨・ともに歩むケアと医療を考える会 播磨地域のホスピスケア・緩和ケア ~四分の一世紀を振り返り、明日を考える~ 今年はシシリー・ソンダース女史が英国にセントクリストファー・ホスピスを設立して 半世紀です。また播磨地域にホスピスケア・緩和ケアの芽が出てから四分の一世紀を迎え ようとしています。昨年は姫路聖マリア病院にホスピス病棟が開設されて20年を迎えまし た。 最初はホスピスケア・緩和ケアが提供される場所が、ホスピス病棟か在宅ホスピスに限 られていましたが、今はがん診療に関わる多くの医療スタッフも緩和ケアの知識と技術を 身に付け、多くのがん患者さんが恩恵を受けるようになってきました。 諸外国のホスピスケア・緩和ケアは当初からがん患者さん以外にAIDS患者さん・進行性 筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者さんに在宅でも入院でもケアを提供してきました。国によっ てはそれ以外の疾患に対してもケアが提供されてきました。一方日本においては、今でも ホスピス・緩和ケアの対象ががん患者さんに限られています。昨年の日本緩和医療学会で は緩和ケアの対象者をがん以外に広めてゆくことがうたわれましたが、まだまだ浸透して いないのが現状です。 しかし今後高齢者人口が増えてゆく中、がん以外の患者さんにもホスピスケア・緩和ケ アが必要になってゆきます。 『播磨・ともに歩むケアと医療を考える会』も今回で第50回となります。この機会にホ スピスケア・緩和ケアの過去と現状を振り返り、未来について考えたいと思います。 講演:國富胃腸病院 緩和ケア科 田村 亮さん 1985年4月神戸市立西市民病院内科勤務。肺がんを中心に診療。 院内でがんの苦痛緩和・在宅療養の勉強会を開始。1995年1月阪神 淡路大震災を神戸市で経験。生きることの意味を考える機会と なった。平成7年4月姫路聖マリア病院でホスピス医として活動開 始。2013年7月から現職。がん・非がん患者のホスピスケア・終末 期ケアを実践。 司会 歌 場所 だいとうクリニック うたごえ薬局 姫路医師会館 5階 大頭信義 小倉佑樹 さん さん(元劇団四季) 大ホール (姫路市西今宿3丁目7番21号) 日時 平成29年2月18日(土)14:30~16:30 参加費 無料 申し込み 不要 医師会館 どなたでも参加できます *お問い合わせ:事務局(だいとうクリニック内) 079-222-6789 主催 後援 播磨・ともに歩むケアと医療を考える会 姫路市医師会
© Copyright 2024 ExpyDoc