健康事業所宣言 - データヘルス・予防サービス見本市2016

健康事業所宣言
~協会けんぽ福島支部のデータヘルス計画から~
全国健康保険協会 福島支部
保健グループ 畑 淳子
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Ⅰ.全国健康保険協会(協会けんぽ)福島支部の概況
1.事業所数 加入者数
福島支部
全国
事業所数
32,340
1,911,939
計
659,081
37,559,022
被保険者
397,598
22,078,768
被扶養者
261,483
15,480,254
加入
者数
(人)
H28.7月
公的医療保険適用状況
後期高齢者
医療制度
12%
市町村国保
28%
共済組合
7%
組合健保
24%
H25.3月
出典:ふくしまのグリーンツーリズムの特色「福島県観光交流課」HP
協会けんぽ
29%
出典:厚生労働省HP 「我が国の医療保険制度」から引用
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1
1
2.業態 規模
業態別割合(福島支部)
総合工
事業
9%
その他
42%
社会保険・社会
福祉・介護事業
3%
機械器具製造
業
不動産業
4%
4%
H27.8
飲食料品以外
の小売業
8%
職別工事業
8%
設備工事業
7%
規模別割合(全国)
専門・技術サー
医療業・保 ビス業
5%
卸売業 健衛生
5%
5%
2% 0%
H26.3
0%
2人以下
5%
3・4人
43%
33%
5~29人
30~99人
100~499人
500~999人
17%
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2
1000人以上
2
3.県民・福島支部の健康状況
全国の順位
項目
血圧リスク保有率
(協会けんぽ福島支部加入者・平成24年度)
急性心筋梗塞による死亡率
(福島県民・平成22年度)
脳梗塞による死亡率
(福島県民・平成22年度)
糖尿病による死亡率
(福島県民男女計・平成25年度)
喫煙者の割合
男性
女性
1位
1位
1位
1位
5位
2位
3位
1位
(福島県民・平成24年度)
―
データ
協会けんぽ一般健診・付加健診結果
都道府県別に見た主な死因別男女別年齢調整死亡率(厚生労働省)
人口動態統計(厚生労働省)
国民健康・栄養調査(厚生労働省)
4.東北地域 協会けんぽ6支部の状況
【全国47支部におけるワースト順位】
支部
メタボリック
シンドロームの
リスク保有率
(平成26年度協会けんぽ加入者の全国の健診結果から 男女計 年齢構成割合で間接法による標準化)
腹囲の
リスク保有率
血圧の
リスク保有率
脂質の
リスク保有率
代謝の
リスク保有率
喫煙者の割合
(参考)
青森
12
39
2
17
2
2
岩手
18
29
15
25
5
5
宮城
1
2
1
5
9
3
秋田
3
13
3
3
1
9
山形
32
43
11
20
42
29
福島
5位
20位
4位
8位
10位
6位
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5.平成26年度福島県内の地域別医療費(福島支部)
~平成27年度調査研究報告書から抜粋~
図1[地域別診療種別一人当たり医療費]
(図1)
診療種別の1人当たり医療費で地域による差が
みられた。
相双及びいわきの一人当たり医療費が全医療
費、入院医療費、入院外医療費、歯科医療費の
全てにおいて、県平均を上回っている。
分析方法
対象 平成24年度福島支部の全加入者(平均加入
者数615,834人)
・年間レセプトデータから年齢階級別に、全医療費(入
院、入院外(調剤含む)、歯科の合計)、診療種別(入
院、入院外(調剤含む)、歯科について1人当たり医療
費の分析
注)本解析は福島県立医科大学 衛生学・予防医学講座と共同
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4
6.平成26年度福島県内の地域別健診結果等(福島支部)
~平成27年度協会けんぽ 調査研究報告書 から抜粋~
図4[地域別健診受診者の健診の問診項目を使った生活習慣の傾向]
図3[地域別健診受診者のリスク保有者割合]
(図3)
(図4)
・健診受診者のリスク保有者割合で地域による差がみられた。(p<0.05)
・相双の血圧とメタボリスク保有者割合は、それぞれ平均より1.15倍、1.20
倍高く、いわきのメタボリスク保有者割合は、平均より1.12倍高い。
・健診の問診項目を使った生活習慣の傾向で地域による差がみられた。
(p<0.05)
・相双は1年間の体重変化があったと回答した人が平均より1.30倍高かった。南
会津は毎日飲酒していると回答した人が平均より1.22倍高く、飲酒量が1合未満
と回答した人は平均の0.89倍と低かった。
注)本解析は福島県立医科大学 衛生学・予防医学講座と共同
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Ⅱ.協会けんぽ福島支部のデータヘルス計画
平成27年度~29年度計画
◇健診等のデータを分析することでわかったこと
○血圧リスク保有者の割合が男女ともに全国1位であり、また重症高血圧の割合が高い。【協会けんぽ平成22・24年度健診データ】
○運輸業・郵便業に勤務する男性の血圧リスクは全国平均の1.27倍も高く、また従事する人数が多い。【協会けんぽ平成24年度健診データ】
○福島県は急性心筋梗塞による年齢調整別死亡率が男女ともに全国1位、脳梗塞による死亡率は男性5位、女性1位、脳血管疾患
による死亡率は男性8位、女性6位といずれも高い。【厚労省 平成22年都道府県別年齢調整死亡率】
◇協会けんぽ福島支部のデータヘルス計画
「上位目標」
高血圧対策として、高血圧リスク保有者・未治療者の減少及び重症化予防を図る。
◇協会けんぽ福島支部のデータヘルス計画
「下位目標」
①「健康事業所宣言」を行う事業主が増える。
②高血圧要治療者への受診勧奨を行い、喫煙者に対しては禁煙を勧奨する。
③CKD(高血圧、糖尿病)の重症化予防を自治体・医療機関と連携して行う。
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Ⅲ.健康事業所宣言
「Plan」
1.「健康事業所宣言」事業の概要
(1)背景、目的
全国健康保険協会(以下「協会けんぽ」という。)福島支部加入者の血圧リスク保有率は男女とも全国ワースト1位*1と非
常に高く、高血圧に起因する急性心筋梗塞も男女とも全国1位、脳梗塞による死亡率も全国で男性5位、女性1位*2と非
常に高く、特定健診の受診や特定保健指導の利用のほか、個人の健康づくりへの取組み推進が極めて重要となっていま
す。
このような中、協会けんぽでは、平成27年度から事業主が従業員に対する特定健診、特定保健指導、未治療者への
受診勧奨及び事業所独自の健康づくり「我が社の健康プラン」に取り組むことを宣言する「健康事業所宣言」事業を実施し
ています。
「福島県民の健康づくりの推進に向けた包括的連携に関する覚書」を締結した福島県と協会けんぽが連携し、健康増進
の取り組み強化を図ることにより、血圧リスク保有率の低下をはじめとした加入者の健康増進に寄与することを目的に実施
しています。
出典
*1「協会けんぽ平成24年度一般健診・付加健診データ」
*2「平成22年都道府県別にみた主な死因別男女年齢調整死亡率」)
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(2)内容
健康事業所宣言をした事業所(主)に対して、取組み実施のサポートとともに事業実施に対するインセンティブを付与し、事業所(主)による健康づ
くりの取り組みを支援する。
1)対象
全国健康保険協会管掌健康保険の福島支部適用事業所であって、健康事業所宣言をした事業所(主)とする
2)共催及び後援
共催:福島県
後援:福島県商工会議所連合会、福島県商工会連合会、福島県中小企業団体中央会
福島労働局、連合福島、福島県経営者協会連合会、福島県中小企業家同友会(順不同)
3)健康事業所宣言をした事業所(主)は(ア)から(エ)の取組みを実施する。
(ア)従業員に対する健康診断の実施
(イ)従業員の生活習慣改善の支援
(ウ)治療・検査の推奨
(エ)「我が社の健康プラン」の取組み
4)事業所(主)に対するインセンティブ
①宣言書の進呈。
②事業所の健康状況、同業種比較ができる「事業所健康度レポート」または同類の事業所健康情報パンフレットの進呈。
③協会けんぽ福島支部と提携する金融機関による事業所(主)及びその従業員に対する融資利率の優遇。
5)その他 平成28年度の取り組み等
①福島県次世代育成支援企業認証制度
平成28年度より、福島県次世代育成支援企業認証制度の要件に、協会けんぽの「健康事業所宣言」事業を実施するなど、「健康経営」
に積極的に取り組む企業が要件として追加されました。
②福島県の個人向け健康づくりツール「健民アプリ」とのコラボ
宣言した事業所あて「200ポイント」のミッション
以下のセミナー④の参加者に「200ポイント」のミッション
③チャレンジキャンペーンの開催
「健康事業所宣言」事業所に勤務する従業員の方々に、キャンペーン期間中に健康づくに取り組んでいただき、その結果に基づき、本事
業の趣旨に賛同いただいた企業・団体より抽選で豪華景品を贈呈します。(年間2回を予定)
④セミナーの開催
中小企業が「健康経営」※に取り組む意義や他社の取り組み事例などをご紹介するセミナーを、自治体、関係団体等と連携し開催(10/20)
(※「健康経営R」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。)
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8
(3) 「4つの健康づくりメニュー」の実行を支援する
「健康事業所宣言」は事業主様が、以下の4つの健康づくりメニューを実践することを宣言していただくことから
始まります。
1.健康診断の実施
2.保健指導を利用
•法令に従って、定期健康診
断を実施します。
•協会けんぽがご案内する
「特定保健指導」を利用し
ます。
○生活習慣病予防健診
○特定保健指導
・協会けんぽの生活習慣病予
防健診をご利用ください。協会
けんぽが費用の一部を負担し
ています。
・協会けんぽからご案内する
特定保健指導をご利用くださ
い。協会けんぽの保健師や管
理栄養士が無料で保健指導
を行います。
○定期健診結果の提供
・協会けんぽが契約する一部
の健診機関では、健診を受け
た同じ日に健診機関の保健師
や管理栄養士が無料で特定
保健指導を行っております。
・協会けんぽに健診結果をご
提供ください。健診結果から特
定保健指導をご案内しており
ます。
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3.再検査、治療の
推奨
4.我が社の健康プラン
の計画、実践
•健診結果等で、再検査や治
療が必要な社員には、医療
機関を受診するように推奨
します。
•「高血圧対策」「禁煙対
策」「運動の推進」「メン
○健診結果通知が届いた
ら声掛け
・社員一人ひとりが自身の健
診結果を確認するようお伝えく
ださい。
9
タルヘルス対策」4つの
中からプランを計画し、実
践します。
○プラン項目を選択
・事業所様の健康課題や実践
してみたいこと、実践できそう
なことから、始めましょう。
○病院受診のお知らせ
○保健師がサポート
・協会けんぽの生活習慣病予
防健診を受診した方には、健
診結果から高血圧や高血糖
で治療が必要な方へ医療機
関を受診するようお知らせが
送付されます。
・協会けんぽの保健師が計画
と実践をサポートします。
・当初選択した4つのプラン項
目を変更することもできます。
(4) 「特典」インセンティブを展開する
1.宣言書
•窓口や会議室等に掲示します。
•社内外に向けた社員の健康づくりに取り組んでいることのPRに活用します。
2.事業所健康度レポート
•社員の健康状態の傾向を可視化したレポートを活用し、健康課題の再確認をします。
•健康づくり計画、実践に活用します。
「宣言書」を盾に入れて進呈
3.金利優遇
•社員の福利厚生に活用します。
•詳細は東邦銀行、福島銀行、大東銀行、二本松信用金庫へお問い合わせお願いします。
4.ふくしま健民アプリのポイント加算
•福島県が実施するふくしま健民パスポート事業のスマートフォンアプリケーションを活用します。
•協会けんぽも協力機関として「ミッション」を設定しております。
5.<新規事業>「認証・表彰制度」の新設
•平成29年度の開始を目指しております。
「健康度レポート」の送付
表彰数
社
認証、表彰制度の新設 29年度導入へ
○協会けんぽ福島支部の認証・表彰制度の目的
認証
協会けんぽ福島支部「健康事業所宣言」事業所のうち、従業員の健康づくりや働きやす
い職場環境づくりの実施に応じた認証・表彰制度を導入し、事業所の積極的、継続的な
健康事業所宣言事業への取組みを後押しすると共に、新たに健康事業所宣言を行う事
業所の拡大を図る。
また、認証・表彰された中小企業をPRする機会を設け、更なる健康事業所宣言事業、
認証・表彰制度についての社会的認知度を高めていくこととしたい。
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10
数十社
協会けんぽ福島支部の
「健康事業所宣言」事業所(イメージ)
10
「Do」
2.「健康事業所宣言」の実施状況
(1) 27年度~28年度第一四半期の登録事業所数の推移
事業連携(協定)実施の関係機関・団体
90
事業所数
86
【自治体】
80
70
全事業所へポスター送付
5/15
経済団体】
【金融機関】
福島県
福島県商工会議所連合会
東邦銀行
福島県立医科大学
伊達市
福島県商工会連合会
福島銀行
福島県医師会
郡山市
福島県中小企業団体中央会
大東銀行
福島県歯科医師会
福島市
福島労働局
二本松信用金庫
福島県薬剤師会
連合福島
会津若松市(28年度)福島県経営者協会連合会
60
【大学・医療機関団体】
協力機関(各種セミナー講師)
○福島県保健福祉事務所
○福島産業保健総合支援センター
○一般財団法人 福島県社会保険協会
いわき市(28年度) 福島県中小企業化同友会(28年度)
50
繰り返し広報等
40
①健康保険委員だより(健康保険委員)H27.4月
②納入告知書同封チラシ(全社)
③社会保険ふくしま(会員事業所)
5月 8月
H27.8月
H27.9月
12月
H28.2月
12月
10月
H28.1月 2月
H28.4月
6月
30
26
20
20
10
広報時に事業のパンフ
14
同封.4~6月
14
15
13
10
8
9
17
15
11
9
9
支部幹部職員を中心に関係団体訪問
0
H27.4
H27.5
H27.6
H27.7
H27.8
H27.9
H27.10
H27.11
7/22セミナー
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11
H27.12
H28.1
H28.2
H28.3
H28.4
H28.5
H28.6
年月日経過
11
(2) 28年度の目標と取り組み経過および登録のきっかけ(上半期)
①
平成28年度目標
目標および進捗状況
「健康事業所宣言」事業所数
平成28年度進捗 (10/19)
500社
345社
②平成28年度の取り組み内容
a.「宣言実行中」ポスターの配付 宣言事業所の社内向けに周知用に作成
b.好事例紹介、事業所健康度レポートの活用
③平成28年度「登録」きっかけ
宣言した事業所への取材を集約し広報媒体を作成
c.文書及び電話勧奨
支部が文書による勧奨通知を全県下に7,000通発送と電話勧奨の実施
登録のきっかけ
事業所数
保健師の勧奨
31
月次広報(6/20)
経済団体(6月:県法人会連合会追加後援)、業界団体(県トラック協会、
宣言勧奨DM(6/23)
県建設業協会)やアクサ生命保険のもつ機動力を受けるなど関係団体と連携
アクサ生命(福島支社)
21
28
8
トップ(支部幹部職員)
営業
7
アンケート後の電話勧奨
4
トラック協会(業態)勧奨
1
健康保険委員勧奨DM
1
その他
6
107
d.団体との連携強化
e.健康セミナーにおけるアンケート
健康事業所宣言の啓発を目的とした「健康セミナー」を県建設業協会の研修に
合わせて開催し電話等で追加勧奨を行う。
f.宣言事業所のフォロー
27年度に登録した事業所に保健師が訪問によるフォローで継続性を担保
g.認証制度の検討 健康事業所宣言事業所の中で名実ともに優良事業所である
ことの認証制度・表彰制度を創設して社会的価値を高めていく(29年度実施の準備)
合計
H28.10/19
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12
12
(3) 登録となった事業所への支援スキーム(支部一丸となって支援)
「みる
つなぐ
うごかす」ために
~支部においてフローの検討、保健師はロールプレイやグループワークで支援方法の改善を検討~
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13
13
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14
14
「Check」
3.「健康事業所宣言」の実施結果
ー初年度からの累計345事業所の結果ー
(1) エントリー事業所の実際
実践事業所の紹介(別添)
写真
・コバックス 株式会社様
・株式会社 ダイユーエイト様
・株式会社 山川印刷所様
・山平会津若松青果 株式会社様 ・株式会社 リゾーム様
・株式会社 言語ビズ様
・株式会社 三本木ジオテック様
・株式会社 福島製作所様
(2) エントリー事業所数の特徴ー①
規模別事業所数と支部割合
エントリー事業所 数
100
80
60
事
業
所
数
80.0%
60.0%
67
40
20
100.0%
支部事業所 割合
99
51
28
10人未満の事業所が全体の7割を
占める中で、エントリー事業所数は
20~50人未満、10~20人未満、
50~100人未満の順に高くなってい
ます。
40.0%
48
34
6
0
5
20.0%
0.0%
事
業
所
割
合
H28.10/19
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15
15
(2) エントリー事業所数の特徴ー②
地域別(適用所在地別)事業所数
150
100.0%
133
エントリー事業所 数
100
事
業
所
数
支部事業所 割合
80.0%
77
60.0%
56
50
24.0%
27.1%
福島
郡山
14.4%
会津若松
0
46
40.0%
22.5%
平
16
17
20.0%
6.2%
白河
5.8%
相馬
0.0%
事
業
所
割
合
二次医療圏では福島地
域のエントリー数が多いと
いえます。 また、県下
全ての地域においてエント
リーされています。
H28.10/19
(2) エントリー事業所数の特徴ー③
35
33
30
28
26
事
25
業
所20
数
21
80.0%
24
15
15
18
20
60.0%
14
14
11
7
10
エントリー事業所 数
11
6 6 7 7
5
0
総
合
工
事
業
飲
食
料
品
以
外
の
小
売
業
社
会
保
険
・
社
会
福
祉
・
介
…
100.0% 事
業態別事業所数
設
備
工
事
業
道
路
貨
物
運
送
業
専
門
・
技
術
サ
ー
ビ
ス
業
機卸職食廃医政印
械売別料棄療治刷
器業工品物業・・
事・処・経同
具
業た理保済関
製
ば業健・連
造
こ
衛文業
業
製
生化
造
団
業
体
繊
維
製
品
製
造
業
そ
の
他
の
製
造
業
不
動
産
業
4
6 5 6 5
4 4 4 4 4
16
支部事業所 割合
40.0%
9
3
4
3 2 2 3
1 1 1 2
0
0 0
飲宿化情そ電飲娯教修そ木紙無金
食泊学報の気食楽育理の製製店融
料業工通他・店業・業他品品舗・
学
業信のガ
品
の・製小保
習
・業対ス
小
運家造売険
事・
支
同
売
輸具業業業
業熱
援
類
業
業等
所供
業
製
似
サ給
造
業
ー・
業
ビ水
……
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業
所
割
合
物
品
賃
貸
業
対
個
人
サ
ー
ビ
ス
業
複
合
サ
ー
ビ
ス
業
職農鉱金学
業林業属術
紹水、工研
介産採業究
機
・業石
業
関
労
、
働
砂
者
利
派
採
遣H28.10/19
取
業
業
そ
の
他
の
サ
ー
ビ
ス
業
20.0%
0.0%
支部産業分類別事業所
割合は、建設業、卸売小
売業、製造業の順となって
いるが、エントリー事業所数
は建設業、製造業、卸売
小売業の順となっていま
す。
16
(3) 4つの「我が社の健康プラン」選択状況
① 4つの大項目別 事業所数(述べ) H28.10/19 直近資料
大項目(4つ)
メンタルヘ
ルス対策
17%
事業所数
高血圧対策
125
運動の推進
95
禁煙対策
77
メンタルヘルス対策
61
合計(のべ事業所数)
358
我が社の健康プラン選択状況
高血圧対策
35%
禁煙対策
21%
運動の推進
27%
*予め提示した大項目4プラン「高血圧対策」「禁煙対策」「運動の推進」
「メンタルヘルス対策」で分類
② 大項目の主な具体策別事業所数(一部抜粋を集計)
大項目
1 高血圧対策
3 運動の推進
延べ 具体的な目標 上位3~4項
事業所数
目(抜粋)
117
89
2 禁煙対策
70
4 メンタルヘルス対策
59
血圧計設置、定期測定
セミナー
休肝日
体重測定
ラジオ体操
ストレッチ推奨
運動日設定
分煙
社内イベント、飲酒席の禁煙
禁煙サポート薬局の勧奨
セミナー
セルフコントロール
ノー残業日
挨拶運動
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17
延べ事業所
数(抜粋)
大項目に
対する割合
55
19
14
11
41
23
8
34
13
10
14
14
14
14
47.0%
16.2%
12.0%
9.4%
46.1%
25.8%
9.0%
48.6%
18.6%
14.3%
23.7%
23.7%
23.7%
23.7%
高血圧対策が多く選択され、
そのうち、血圧測定の実践が
約5割となっています。
※協会けんぽが実施する健
診結果により高血圧リスク保
有率全国ワースト1位です
H28.8/30
17
「Check」 「Act」
ー27年度末 179事業所の調査からー
4.「健康事業所宣言」の評価・改善
(1) 評価
<アンケート調査の実施>
①調査の概要
対象事業所
H27.4~H28.1にエントリーした221事業所
発送日
アンケート送付
再勧奨通知(アンケート入)
②集計結果
締切日
4/22
123
55.7%
H28.6/ 6
6/30
179
81.0%
H28.6/30
b.健康事業所宣言を初めて知ったきっかけ
項目
a.回答者の職名
係長, 13
人, 7%
役員, 18
人, 10%
回答率
H28.3/22
アンケート中、a~hの項目を抜粋し表記
無回答,
47人,
26%
回答事業所数
部長、
課長, 48
人, 27%
代表, 27
人, 15%
事業所数
c.エントリーした決め手
項目
割合
割合
広報紙
93
52.0%
訪問や電話
56
31.3%
ダイレクトメール
健康経営セミ
ナー
訪問や電話
30
16.8%
ダイレクトメール
34
19.0%
22
12.3%
広報紙
27
15.1%
15
8.4%
その他
25
14.0%
その他
9
5.0%
健康経営セミ
ナー
20
11.2%
ホームページ
7
3.9%
ホームページ
12
6.7%
無回答
3
1.7%
無回答
5
2.8%
179
100.0%
179
100.0%
合計
100
合計
参考)bの「知った」、cの「決め手になった」の対比
80
一般, 26
人, 15%
事業所数
知った(b)
決め手(c)
60
40
20
0
%
広報紙
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ダイレクトメール
18
健康経営セミナー
訪問や電話
その他
ホームページ
無回答
18
d.取り組んだことによる社内の変化
項目(複数回答)
事業所数
e.社員への宣言周知方法
割合
社内で話題になった
89 49.7%
コミュニケーションが図られた
63 35.2%
その他
項目(複数回答)
事業所数
f.率直な感想
割合
項目
事業所数
割合
社内掲示(電子掲示板含)
81
45.3%
大変良かった
28 15.6%
朝礼、終礼
69
38.5%
良かった
禁煙成功者がいた
24 13.4%
会議、研修
43
24.0%
無回答
11
6.1%
回覧
22
12.3%
イメージアップになった
10
5.6%
メール
17
9.5%
悪かった
1
0.6%
遅刻者が減少した
9
5.0%
社内広報誌
13
7.3%
無回答
0
0.0%
欠勤者が減少した
9
5.0%
その他
12
6.7%
1
0.6%
179社のうち89社(49.7%)が、「社内で話題になっ
た」と回答があり事業の浸透が図られた。
「禁煙成功者がいた」と回答した事業所のうち、「禁
煙」プランを選択した事業所は16社となった。
ホームページ
g.保健指導の実施状況
実施
なし
30%
③ 28年度中に追加し再設定した計画
24 13.4%
118 65.9%
どちらでもない
36 20.1%
h.治療推奨の実施状況
無回
答
2%
無回
答
2%
実施
68%
行っ
てい
ない、
各…
行っ
ている
55%
「Act」
a.広報を繰り返し行う。(社内の変化等を好事例として取材し、身近で具体的な実践を広報する)
b.訪問や電話による勧奨を積極的に行う。
c.事業所が宣言したことを周知する掲示物(ポスター)を作成し配付する。
d.4つのメニューにある「保健指導」や「受診勧奨」について、事業所が実践するよう着実にフォローする。
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19
19
5.日本健康会議
経済界・医療関係団体・自治体が健康寿命の延伸等を図ることを目的とした民間主導の日本健康会議が発
足し、健康なまち・職場づくり宣言2020の「中小1万社健康宣言」など8つの宣言を2020年度までに実現する
ことを目指している。
【宣言5】2016年の達成状況
2,970社/10,000社
(達成率29.7%)
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中小1万社 健康宣言に向けた協会けんぽ等の取り組み状況
協会けんぽ各支部をはじめとする取組で宣言事業所が2,970社となった。
【宣言5】2016年の達成状況
2,970社/10,000社
(達成率29.7%)
データ:平成28年7月までに回答した保険者
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健康宣言を行った事業所が、経済団体や保険者からの支援を受けることで従業員に対する健康づくりの取組みを
促進していく。
また、中小企業の健康経営に対する取組度に応じた、インセンティブを設けることによりさらに促進させる。
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6.(参考)福島支部「認証・表彰制度」の創設へ
「Act」
協会けんぽ福島支部の認証・表彰制度の目的
○協会けんぽ福島支部「健康事業所宣言」事業所のうち、従業員の健康づくりや働きやすい職場環境づくりの実
施に応じた認証・表彰制度を導入し、事業所の積極的、継続的な健康事業所宣言事業への取組みを後押しする
と共に、新たに健康事業所宣言を行う事業所の拡大を図る。
○また、認証・表彰された中小企業をPRする機会を設け、更なる健康事業所宣言事業、認証・表彰制度につい
ての社会的認知度を高めていくこととしたい。
※この制度は経済産業省が基準を設定する「健康経営優良法人制度」と相応する。
協会けんぽ福島支部の
「健康事業所宣言」事業所
(イメージ)
表彰
数社
認証
平成29年度の導入を目指す
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23
数十社