グリニッチ便り2月最新号です!

■グリニッチ便り■ No.185, 2017 年2月号 Japanese Gospel Church of Greenwich グリニッチ福音キリスト教会 イスラムと向き合うための異なった視点 立石尚志 アメリカ国内外の情勢が急激な勢いで変わり続ける中で不安を感じている方々も多
くいらっしゃるかと思います。特に中東アフリカ7ヵ国からの 90 日間の入国禁止措置(現在係争中)によってイスラム社会との更なる軋み
が懸念されていますが、私が数年前に聞いて考えさせられ、最近ラジオで再び聞いた話しをぜひ皆様に紹介します。語りはラビー・ザカリ
アス氏。インドからの移民で、キリスト教信仰について数多くの書物を著し、今も勢力的に講演をなさる方です。ヒンズー教の中からキリ
ストを見いだされた方だけあり、様々な宗教に対する深い理解があり、率先して対話なさる方です(私も直接質問させていただいたことがあります)。紹介
するお話しはポッドキャスト、ウェブで聞き、読むことができますが、いくつか組み合わせ、訳させていただきました。
私は以前カンタベリー司教が組織した使節団の一員として和平交渉の
ためにイスラエルに招かれ(※2005年頃)、イスラエルの指導者たち、及び、
パレスチナ解放機構の議長ヤッサー・アラファト氏と指導者層とに会う
機会が与えられた。最終日、私たちはハマス(※イスラム主義を掲げるパレスチナの政
党)の創立者の一人、シャイフ・タラル(※シャイフとは長老の意、以下「長老」)に会
うことになった。屈強の長老で、過激なテロ活動に対する判決で18年
間監獄生活をし、自分の子供たちの幾人かは自爆テロで死んでいるとの
ことであった。私たちは一人一問、質問することが許されたのだが、私
は「主よ、彼に何を言ったらいいか分かりません。知恵を与えてくださ
い」と必死に祈った。部屋はタバコの煙で充満し、アラファト議長の右
腕とされるタラル長老が何人もの護衛に囲まれて座っていた。ついに私
の質問の番が回って来た。
「タラル長老よ、あなたは私のことを知らないし、私もあなたのこと
を知らない。失礼な質問をしているならどうぞ赦していただきたい
のだが、自爆テロについて、そして自分の子供をそのような使命に
遣わすことについてどうお考えか、教えてほしいのです。」
長老の答えは期待したものではなかったが、私は続けた。
「長老よ、お答えには不満がありますが、よしとします。しかしここ
を去る前に一つだけ、聞いていただきたいことがあります。ここか
らそう遠くない山の上で、5000 年前、あなたも私も共に敬ってい
るアブラハム… あなた方にはイブラヒーム… が自分のひとり子を
いけにえとして捧げようとしたことをご存知でしょう。(※創世記 22 章
長老は首を横にふった。私は続けた。
「神は、『 私が備えよう 』と言われたのです。」
すると、長老はうなずいた。
「ところであなたと私が座っているここから非常に近い所に、もう一
つ丘があるのです。神は2千年前に『 私が備えよう 』というその
約束を果たされ、ご自分のひとり子(※イエス・キリスト)をその丘に連れ
てこられ、斧を振り下ろされたのです。この時、斧は止まらなかっ
たのです。神はご自分のひとり子をいけにえとされたのです。」
長老が私を凝視する中、私はさらに続けた。
「長老よ、あなたも私も、神が備えられた神のひとり子の「犠牲」を
受け入れない限り、土地、力、名誉のために、世界の戦場で私たち
の息子・娘たちを犠牲にし続けることになるでしょう。」
長老の唇が震えるのが見えた。長老は私のすぐ隣に座っておられた。誰
もその後、語る者はおらず、私たちが退室するために立ち上がった時、
タラル長老はすべての人と急いで握手を済ませると私の所に来て、私の
両肩をつかみ、頬の両側に口づけし、顔を数回たたいて私に言った。
「あなたは善い人だ。あなたと是非またお会いしたい。」
・・・・・・・ヒンズー教では輪廻で支払いを続けなければならない。
イスラムでは自分の善行がいつ悪行を上回るかを知ることができない。
しかしキリストの恵みは私たちの所に届き、そのキリストは
「わたしのところに来る者を、私は決して捨てません」
の故事)あなた方はひとり子がイシュマエルだったと言い、私たちは
と語られるのである。キリストの恵みを本当に理解するなら、この恵み
イサクだと言いますが、今は不問としましょう。父親が斧を振り下
に並ぶメッセージは他にはないのである。
ろそうとした時に神は「はい、そこまで」と止めに入られましたが、
2月2日 2017 年 WMCA 放送 Dr. James Dobson FAMILY TALK
神がその次に何と言われたか、覚えておられますか。」
"Ravi Zacharias Speaks with the Founder of Hamas" excerpt from “Is Jesus
the Only Way?” available at Oneplace.com
筆者はかつて中東含め世界中で石油製油所等の化学プラントを建設する会社に努めていた関係で、イスラム教徒の若いエン
ジニアの卵たちと語らう機会がありました。無神論主流の日本の中で、私が信仰をまじめに考えるキリスト者と知った彼ら
は、信仰者同士という親近感を感じたのか、心を開いていろいろ話してくれました。彼らは一様に日本の優れた技術力に深
い敬意と尊敬を示すのですが、優れた仕事を成す日本人技術者や責任者たちとどんなに話しても、宗教、世界、善悪、存在
の意味等については満足な対話ができず、その精神性の低さに幻滅したと言っていました。そんなことはないとは思いまし
たが、イスラム教徒というのは、自分たちの信じていることを真剣に考える人たちだ、と新鮮に感じたのを思い出します。
聖書を真剣に信じるキリスト者は世の終わりに起きるはずのキリストの再臨を念頭に置いて生活しています。しかし、驚く
ことに新約聖書を聖典の一つと認めるイスラム教徒たちの多くも、同じ熱心さを持ってキリストの再臨を待ち望んでいるの
です。勿論、解釈の違いは大きくありますが、ひとり子を捧げたアブラハム(イブラヒーム)の話しを共有し、同じメシア(救
い主)を待ち望んでいることは、キリスト者とイスラム教徒が、政治とは異なる次元で真剣に対話できる可能性を持ってい
ることを示しています。そして今、イスラム社会にキリストを信じる者たちが静かに増えていっているのです 。■
私と家族の救い 松下パット (元宣教協力者/ノースダコタ在住 2016 年4月ウェルカム礼拝での証し)
● 私はイエス・キリスト、三位一体なる神
とはありませんでしたが、聖書の話は毎週日曜日、教会で聞いていまし
様、十字架と復活について聞いて育ちました。 た。家に聖書はありましたが、その聖書は母がお金を隠すために使われ
祈りについては6つか7つの暗記した祈り
ていただけでした(笑)。大学に上がり、文学の授業で初めて新約聖書
を祈るのが私の祈りでした。聖書を読んだこ
を学びましたが、2年の時に私は教会に行くのをやめました。親を悲し
ませたくはなかったのですが、私にとってほとんど意味がなく、様々な
れました。集まった女性たちにマリアは、「この人が、私が招きたいと
規則基準に従うのはもう嫌だと思ったのです。またイエス様が実際に教
思っていた人です!」と私を紹介し、牧師夫人も「私たちは2年前から
えたことと教会のあり方に差があることに気がついたことも教会を離
祈ってきましたが、今彼女はこうしてアメリカに戻って来てここにいま
れる切掛けになりました。 す!」と言ったのです。全然知らない人たちが私のために祈っていたと
● 私はヒッピーとなり、自由な愛、自由奔放な世界に飛び込みました。
知って、この人たちいったい何なの?とも思いましたが、非常に驚きま
大学を卒業し、ボストンに引っ越しました。満たされない思いがある中、 した。 自己啓発的なものを求めるようになり、友達と一緒に東洋の宗教につい
● ちょうどその頃、私にはいろいろな恐れがありましたが、キリスト
ても学びましたが、どれも役に立たず、自分の存在理由を見つけること
教ラジオで、私が悩んでいた問題について語っているのを聞いたことが
ができませんでした。パーティに行ってはお酒を飲み、マリファナを吸
切掛けとなり(それがキリスト教番組であることは後で知りました)、
って気晴らしをしていましたが、そんなある時、私のボーイフレンドが
キリスト教テレビ番組もどんどん見るようになりました。このことを通
日本で仕事を見つけ、私も誘われて行くことになりました。彼が陰で別
して「BORN AGAIN-新しく生まれる」というキリスト教の世界が私の前
の女性と付き合っていたことが発覚し、結局別れましたが、その後、松
でどんどん広がっていきました。 下薫さんと出会って結婚しました。相変わらずニューエイジにはまって
● ある日、アニタにランチョンに誘われました。神様と聖書について
いた私は妹からニューエイジの石をもらって瞑想したり(後で馬鹿馬鹿
の講師の話しはあまりピンと来ませんでしたが、その後アニタに「バイ
しくなり結局子供にあげてしまいました)、シャーリー・マックレーン
ブルスタディに参加している人たちのベビーシッターをしてくれない
の本と出会って、死人と話したり幽体離脱を経験したいと思ったりもし
かしら。お金も払うから」と頼まれました。学び会に間接的に参加する
ました。そんな時、母が突然心臓麻痺で亡くなり、母の家に戻り二人の
うちに私の心も少しずつ柔らかくなり、自分も聖書の学びに参加するよ
子供と一緒に母の部屋で寝ていた時に、4 歳の息子が突然「鬼、鬼」と
うになり、1年後、イエス・キリストを自分の主として告白し、洗礼を
叫び、部屋中に寒気を感じたことがあり、危険があることも知りました。 受け、6ヵ月後には聖霊の賜物もいただきました。 ● 3年後、夫は NY 州 Fishkill にある IBM で働くことになりアメリカ
● このように救いが我が家にやって来て、後に子供たちと夫もクリス
に戻り、すぐに2人のクリスチャン女性に会いました。アニタはちょう
チャンになりました。最近 6 歳の孫がイエス様を信じるようになりまし
ど同じ頃に IBM に就職が決まり、同じホテルに泊まっていたことで友達
た!私は医療にかからずに神様に癒していただいたこともあります。さ
になりました。その後コンドに移ると息子の友達のお母さんが、イエス
らに大きな感謝は、神様が息子についての祈りに答えてくださったこと
様が自分をアルコール中毒から解放してくれた、と話してくれました。 です。7、8 年前、息子は様々な問題を抱え、人生で最悪のところを通っ
しかし私はまだまだ懐疑的で宗教は役に立たないし、避けたいと思って
ていました。ちょうどその頃夫が神様を信じるようになり、夫婦で定期
いました。 的に息子のために祈るようになりました。そういう中で息子に奇跡的な
● そうこうするうちに日本時代から知っていたマリアという友達が、
変化が現れました。神様が彼に触れてくださったのです。この経験が私
彼女の教会の牧師夫人の家で行なっているコーヒー・アワーに招いてく
たち夫婦にとって最も大きな経験になっています。感謝します。■ ■ 2017
年 春の集会・行事予定■ 【 定 例 集 会 】 ★ 日曜礼拝/10:00 11:30 交わり会/11:30-12:00 ★ 祈り会/水曜日 10:00∼12:00 ※ 下記以外にも週の間に入門クラス、聖書の学び
会等が行われています。お問い合せください。
★ クィーンズ家庭集会 月1回土曜午後 1 3 時 場所:要問合せ 【 各 種 集 会 】 ★ スタンフォード 聖書を読む会 隔週水曜午後 1:15 場所:井上宅 ★ ハートフォード 聖書を読む会 隔週月曜、毎週木曜午前 要問合せ ★ サラトガ家庭集会 月1回 10:30 場所:キャスパー宅要問合せ ★☆★ 春の ゴスペルワークショップ のお知らせ ● ゴ ス ペ ル 講 座 (講師立石牧師&ゲスト)(無料) 3月9日(木)、16日(木)午前10:00 12:00
● 大 人 ゴ ス ペ ル ワ ー ク シ ョ ッ プ (講師 GWI所属 ティム・ライリー&グレッグ・ケリー) ・ リハーサル8回:3月23日、30日、4月6日、27日、5月4日、11日、18日、25日 ★毎回 木曜日 10:45 AM 1:00 PM
・ 本番:5月27日(土)午後4時30分
★参加費:$170 ★50人定員
・ 場所:St. Paul Lutheran Church(グリニッチ福音キリスト教会) 参加資格:ゴスペルを歌いたい人なら誰でも
● キ ッ ズ ゴ ス ペ ル ク ワ イ ア (講師 GWI所属 ティム・ライリー&グレッグ・ケリー) ・ リハーサル8回:3月21日、28日、4月4日、2日、5月2日、9日、16日、23日 ★毎週 火曜日 4: 45PM
・ 本番:同上 ★参加費:$150 ★☆ 12名以上集まったらおこないます
6PM
★☆★ ハリソン英会話クラス 春のコース
日時:3月14日∼6月5日 全12回(4/11お休み) 講師:Ms. Erin Donaldson
毎週火曜日 午前10時∼11時45分(最後の15分はチャペルタイム)
場所:Harrison Presbyterian Church(181 Harrison Ave. Harrison NY 10528)
参加費:講師の交通費として全12回で$40 内容:初級∼中級 show & tell, topic of the day, specials, songs
★☆★ドクター和泉・春の健康講座は 2 月から開始します
日時:2月21日、3月21日、4月25日、5月23日
毎回 火曜日 12:30PM
2:00PM
★☆★ 2月、3月のウェルカム礼拝
日時:2月26日(日)、3月26日(日)
・・・以上、詳しくは教会のウェブページにチラシ、案内がありますので、そちらをご参照ください。 《教会住所》グリニッチ福音キリスト教会 (Japanese Gospel Church of Greenwich)、 牧師 立石尚志
c/o St. Paul Ev. Lutheran Church, 286 Delavan Ave. Greenwich, CT 06830
website: www.jgclmi.com
《問い合わせ》 教会 TEL/FAX(203)531-6450、 牧師宅 TEL/FAX (203)531-1609
e-mail: [email protected]