地域公共交通再編推進事業(再編

資料2
平成28年度 水戸市都市交通戦略会議 (茨城県水戸市)
【地域公共交通再編推進事業(再編計画策定事業)】
概要
○公共交通の概況
本市の鉄道は,JR常磐線,水戸線,水郡線によって,東京,栃木,福島方面などへの広域ネットワーク
が形成されている。また,水戸駅から大洗,鹿嶋方面を結ぶ鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が整備されている。
各線のターミナル駅である水戸駅をはじめ,JR常磐線及び水戸線の赤塚駅及び内原駅,大洗鹿島線の
東水戸駅及び常澄駅の計5駅がある。
面 積
人口
本市の路線バスは,バス事業者4社により,JR水戸駅を中心として放射状にネットワークが形成されて
いる。公共施設や学校等の教育施設,病院等の医療施設の周辺に路線が設定されており,市郊外部や
近隣市町村を結んでいる。
現状の公共交通ネットワークは,水戸駅周辺に集中する形で形成されている。主に市域を跨ぐ広域移
動に鉄道が利用されており,公共交通による市内移動の中心は路線バスが担っている。本市の路線バ
スは,市の中心部の一部区間に集中しており,複数のバス事業者により運行されていることから,路線が
複雑で,分かりにくい状況となっている。
217.32k㎡
270,528人
(H28.4.1時点)
15歳未満
34,836人
65歳以上
67,042人
高 齢 化 率
世
帯
数
25.4%
117,989 世帯
協議会開催状況
○協議会の開催状況 2回開催
計画策定調査の
計画策定調査の必要性
【全体会議】
・第1回(7月25日)
水戸市地域公共交通再編実施計画の策定等について
【専門部会(利用促進部会)】
・第1回(10月14日)
公共交通マップの作成等について
○バス事業者協議の開催状況 3回開催
本市内には,路線バスの運行系統が200系統以上あり,路線再編等の実施に当たり,利用状況等の詳
細なデータ分析を行う必要がある。既存データの分析のほか,必要に応じて乗降調査やヒアリング調査等
を実施し,利用者の視点に立った使いやすく分かりやすい公共交通体系への再編を図るため,計画策定
調査が必要である。
【個別協議】
・第1回
(6月28日)関東鉄道
(7月06日)茨城交通,関鉄グリーンバス,ジェイアールバス関東
・第2回
(10月28日)茨城交通,ジェイアールバス関東
(11月14日)関東鉄道,関鉄グリーンバス
【全体協議】
・第1回(12月5日)
茨城交通,関東鉄道,関鉄グリーンバス,ジェイアールバス関東,
茨城県バス協会
調査の
調査の内容
○バス路線の系統分析
・市内を運行しているバス事業者4社,すべての系統(約200系統)を対象に,バス事業者から提供いただいた過去3年分の系統別輸送実績
データ等を分析し,系統ごとの収支状況を試算した。また,方面別にグループ化し,グループごとに再編の方向性を検討した。
○バス路線再編(案)の検討
・上記の系統分析,バス事業者との協議内容を踏まえ,昨年度策定した水戸市公共交通基本計画(地域公共交通網形成計画)に位置付けた将
来の公共交通ネットワークやバス路線再編の方針に基づき,第1次再編(案)を検討した。
○乗降調査データの分析
・第1次再編(案)に関係する系統について,バス事業者から乗降調査データを提供いただき,詳細な分析を実施し,第1次再編(案)の具体化を
検討している。
○水戸市都市交通戦略会議等の開催
・水戸市都市交通戦略会議の全体会議,バス事業者協議(個別,全体)を開催し,協議を実施した。
調査事業の
調査事業の結果概要
・市内を運行しているすべての系統を対象にデータ分析を行い,方面別に12グループに区分し,グループごとに再編の方向性を検討した。その結
果やバス事業者との協議内容を踏まえ,第1次再編(案)を検討した。
・現在は,第1次再編(案)に関係する系統について,乗降調査データをもとに,利用状況等の詳細な分析を行っているところであり,その分析結
果を踏まえながら,第1次再編(案)の具体化を進めているところである。
・バス事業者協議や水戸市都市交通戦略会議を開催し,意見交換を行いながら,第1次再編(案)について合意形成を図っていく。
生活交通ネットワーク
生活交通ネットワーク計画等
ネットワーク計画等の
計画等の計画策定の
計画策定の方針
・第1次再編(案)の内容を具体化するとともに,再編を推進するた
めの施策や事業効果を検討し,使いやすく分かりやすい公共交通
体系の実現に向け,地域公共交通再編実施計画を策定する。
次年度以降の
次年度以降の取組概要
・バス事業者や関係機関等と協議,調整しながら,事業計画や道路
運送法に基づく申請書類の作成等,運行に係る手続や,必要に応
じて環境整備を行うなど,第1次再編による運行の実施に向けた準
備を進める。
・第2次再編に向けた検討を進める。