CPO - SAP.com

CPO RISING 2016:
調達・購買におけるアートとサイエンス
翻訳:SAP
アンドリュー・バルトリーニ (Andrew Bartolini)
最高調査責任者
Ardent Partners
1
アジェンダ

はじめに

CPO の現状認識

調達・購買の現状

2016 年の調達・購買ベンチマーク

成功への戦略
2
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
はじめに
3
はじめに
最高調査責任者(CRO)
アンドリュー・バルトリーニ
サプライヤ管理の分野に
特化した調査会社
CPO および調達・購買担当幹部
向けの調査、ニュース、および
分析レポートの提供
www.cporising.com
4
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
調査プロセス
調査レポート

目標(I):CPO(最高調達・購買責任者)の 2016 年(以降)の戦略、パフォーマンス、
および目的を把握する

目標(II):明確で包括的な「調達・購買の現状」を示す

目標(III):トップ企業の成功要因と戦略を明らかにする
アプローチ

Web ベースのアンケート調査を基に、331 名の CPO をはじめとする調達・
購買担当幹部から回答を収集

背景となる情報の収集や新しい重要な動向の把握を目的に、第一線で活躍する
CPO(または元 CPO)30 名にインタビューを実施

最先端の知見を備えたアナリストチームによる経験・方針を採用
5
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
調査対象者の内訳
331 名の回答者
o 68%:Vice President または部長レベル
o 89%:調達・購買担当
o 77%:大企業
o 65%:北米、27%:ヨーロッパ・中東・
アフリカ(EMEA)
o 25 の業種
o 30 名の CPO にインタビュー
6
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
CPO の現状認識
7
CPO の宿命
「これまで歩んできた道のりは、決して私たちが望んで
いたものではありませんでした。新しい地点にたどり着く
たびに、次の旅が待ち構えていることに気づかされます」
消費財メーカー、グローバル CPO
8
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
2016 年に関する CPO の展望:
厳しさが増す調達・購買分野のビジネス環境
2%
2015 年と同じ
14%
2015 年より厳しさが和らぐ
84%
2015 年より厳しさが増す
9
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
2016 年に CPO が直面しているプレッシャーの上位 2 項目
36%
33%
23%
さらなる経費
節減領域の
発見
価値と
パフォーマンス
の一層の周知
前年より
強まった傾向
21%
支出管理の
割合の向上
有効性と
影響力の強化
前年より
弱まった傾向
10
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
21%
20%
人材の
調達・購買
スキル・能力 業務と事業目標・
の向上
ニーズとの連携
の強化
より大きな経費節減効果を求めるプレッシャーの低下
(2009 年~2016 年)
91%
65%
56%
51%
36%
11
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
今後 2 ~ 3 年で CPO が乗り越えるべきハードルの上位項目
39% - 要員配置と
スキルの制約
43% - 予算の制約
33% - プロセスと
システムの連携
12
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
CPO の最優先事項(2016 年~2019 年)
40%
34%
経費節減
プロセス
32%
30%
人
テクノロジー
13
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
29%
コンプライアンス
28%
イノベーション
調達・購買の現状
14
調達・購買の重点項目と
総合的な事業目標との連携
34%
緊密に連携
10%
連携が不十分
56%
部分的に連携
66%
抜本的な改善が必要
15
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
経費節減と支出の可視化
支出管理の
割合
計上された
削減
54%
58%
企業目標の
可視性
63%
特定された
削減
75%
合計支出
49%
実施された
削減
財務上の
影響
48%
49%
16
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
サプライヤ管理テクノロジーの利用
現在使用している
e ペイメント
サプライヤのパフォーマンス管理
使用する計画がある
66%
33%
52%
e 購買
56%
契約管理
46%
e ペイメント(AP 自動化)
サプライヤの情報管理
ビジネスネットワーク
支出分析の自動化
29%
35%
34%
e 調達
コンタクト管理
26%
44%
58%
29%
19%
19%
38%
46%
26%
31%
39%
31%
17
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
調達・購買はアートの世界でしょうか?
それともサイエンスの世界でしょうか?
「調達・購買はアートとサイエンスの融合であり、
ビジネス、カテゴリー、サプライヤに関する専門
知識が、最先端のテクノロジー、データ
アナリティクス、それに関連する価値ベースの
意思決定支援機能に統合されたものです」
『CPO Rising 2016:
調達・購買におけるアートとサイエンス』
18
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
最新の調達・購買コンピテンシーマトリクス

目標:CPO とその部下が、より効果的に業務を遂行する
ために必要なスキル、およびそれを改善する方法を把握
できるようにすること
• 各スキルの定義
• 調達・購買とそのキャリアの重要性について検討
• 各スキルにおける「CPO の評点」の特定
• これらの領域の強化方法についての提案
19
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
コンピテンシーマトリクス - 調達スキル
CPO の評点 - 調達スキル
4.00
調達プロセス:
3.02
3.00
サプライヤ
市場知識:2.62
カテゴリー管理: 契約管理:
2.63
2.59
2.00
1.00
© Ardent Partners - 2016
20
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
コンピテンシーマトリクス - P2P スキル
CPO の評点 - P2P スキル
4.00
3.00
オペレーショナル
購買:2.94
サプライヤ
パフォーマンス
管理:2.34
サプライヤ
リスク管理:2.22
資金管理:
2.23
2.00
1.00
© Ardent Partners - 2016
21
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
コンピテンシーマトリクス - 一般的なビジネススキル
CPO の評点 - ビジネスコンサルティングのスキル
4.00
3.00
プロジェクト プレゼンテーション
管理スキル
スキル
2.53
2.51
データ分析
財務分析
2.59
2.32
ビジネス
コンサルティング
スキル
2.38
テクノロジー
による価値向上
2.24
2.00
1.00
© Ardent Partners - 2016
22
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
調達・購買スタッフの能力
コンピテンシーマトリクス
すべてのスキル
不十分
可
良
優
1.0
2.0
3.0
4.0
サイエンス
3.02
調達プロセス
2.94
戦術的購買
2.59
データ分析
2.32
財務分析
2.24
テクノロジーの活用によるビジネス価値の推進
2.23
資金管理
アート
2.63
契約管理
2.62
サプライヤ市場知識
2.59
カテゴリー管理
2.53
一般的なプロジェクト管理スキル
2.51
プレゼンテーションスキル
2.38
ビジネスコンサルティングスキル
2.34
サプライヤパフォーマンス管理
2.22
サプライヤリスク管理
23
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
2016 年の調達・購買パフォーマンス
24
サプライヤのコラボレーションとイノベーション
「市場競争と新しい戦略を通じてすばらしい
成果を実現できました。現在、私たちは
サプライヤとの緊密なコラボレーションなしでは
実現不可能だった深宇宙探査プログラムに
取り組んでいます。」
NASA、調達・購買責任者(CPO)代理、
ビル・マクナリー(Bill McNally)氏
25
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
経費節減後、経営幹部が
調達・購買パフォーマンスの計測に使用する指標
35%
33%
25%
資金への影響 社内のステーク
効率
ホルダーからの (部門の予算
フィードバック
以内)
23%
23%
契約
支出管理の
コンプライアンス
割合
26
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
2016 年の調達・購買ベンチマーク
指標
市場平均
支出管理割合
64%
2015 年経費節減(実績)
7.1%
2016 年経費節減(計画)
7.4%
仕入先への支出を追跡管理できる割合
51%
全社的な契約に準拠した支出の割合
57%
全社的な契約に準拠した取引数の割合
62%
検索可能で一元管理で保管されている契約の割合
62%
カタログベースの支出割合
20%
PO(購買発注)ベースの支出割合
63%
基準を満たしているサプライヤの割合
34%
27
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
2016 年のトップ企業の調達・購買パフォーマンス
91%
57%
トップ企業
その他の企業
28
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
トップ企業の調達・購買成熟度フレームワーク
指標
トップ企業
その他の企業
支出管理割合
91%
57%
2015 年経費節減(実績)
7.7%
6.9%
2016 年経費節減(計画)
8.4%
7.2%
仕入先への支出を追跡管理できる割合
67%
47%
全社的な契約に準拠した支出の割合
69%
54%
全社的な契約に準拠した取引数の割合
76%
60%
検索可能で一元管理で保管されている契約の割合
76%
58%
カタログベースの支出割合
22%
19%
PO(購買発注)ベースの支出割合
67%
62%
基準を満たしているサプライヤー割合
37%
30%
10 億ドルに対するトップ企業の影響 = 追加削減額 3,120 万ドル
29
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
トップ企業の特徴
人、プロセス、および知識の優位性:

より機敏で、変化に順応する体制

全社的な目標との緊密な連携

リソースの割り当てが柔軟

すべての領域における優れたコンピテンシー(特に調達プロセス、カテゴリー管理、
サプライヤリスク)

業務部門、関係者との強力なコラボレーション

「仕入先の選定から決済まで」横断的にプロセスを連携させている割合が 2 倍

「サプライヤのパフォーマンスに直接影響する」サプライヤ管理プログラム
30
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
トップ企業が重視しているテクノロジーの利点
59%
支出分析の自動化
25%
82%
e 調達
53%
59%
契約管理
43%
41%
契約書作成(オーサリング)の自動化
26%
71%
e 購買
52%
65%
サプライヤのパフォーマンス管理
サプライヤの情報管理
25%
29%
16%
トップ企業における利用割合
ビジネスネットワーク
28%
22%
31
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
その他の企業における利用割合
成功への戦略
32
最高水準の調達・購買の実現
コラボレーションスキル
俊敏性
41%
45%
39%
24%
ビジネスと
コミュニケーションのスキル
33
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
26%
強力なリーダーシップ
適切な人材の雇用
成功への戦略

調達・購買部門の目標と全社的な目的・目標を
連携させる

主要な事業目標をサポートする業務活動を遂行
できるように、スタッフのスキルを開発・促進する

人とテクノロジーへの投資をさらに拡大する

組織の能力の強みと弱みを定期的に評価する
34
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
成功への戦略

2016 年を通じて集中と警戒を維持する

横断的に組織の俊敏性を推進する

調達プログラムを拡大および自動化する

支出管理の割合を高める

スキルとスタッフを相乗効果で伸ばす
35
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.
アンドリュー・バルトリーニ
最高調査責任者
Ardent Partners
[email protected]
@andrewbartolini
詳細については、以下の Web サイトをご覧ください。
www.ardentpartners.com
36
Copyright © 2016 - Ardent Partners Ltd.