要旨1 - 玉村町

要旨1
説明要旨
総務課
総務課長の萩原でございます。
「新年度一般会計予算案の内示」
について、
ご説明申し上げます。
玉村町の平成 29 年度一般会計予算は、「第 5 次総合計画後期基本計画」
、
「玉村町まち・ひと・
しごと創生総合戦略」を着実に推進し、限られた財源で町の活力を高めるため、重点分野に沿っ
た編成を行った結果、その総額は 108 億 9,100 万円となり、前年度に比べ 2.4%減となりました。
予算の概要については、資料の 1 ページから 2 ページに記載してありますので、後ほどご覧いた
だきたいと思います。
それでは、主な事業についてその概略を説明したいと思います。資料の 3 ページの「主要事業
一覧表」をご覧ください。
まず、№1「交通弱者対策事業(実証実験)
」です。本町の乗合タクシー「たまりん」は、住民
の日常の交通手段を確保するため、平成 13 年から運行しております。乗客数は平成 18 年度の
27,791 人をピークに年々減少しており、自宅から一定の距離があるバス停式の運行は、高齢者等
の利用の減少要因にもなっております。そのため、実証実験として 75 歳以上の高齢者等へタクシ
ー料金の一部補助を行い、高齢者等の交通手段の確保と利用状況を把握してまいります。
次に№2「防犯カメラ設置事業」です。近年、刑法犯認知件数の増加や凶悪事件の発生など治
安の悪化が深刻な問題となっており、町内においても住宅をねらった泥棒や車上狙いなどによる
被害が多発しています。このような状況を受けて、現在、住民とともに犯罪防止の取り組みを行
っておりますが、より安全で安心なまちづくりを進めるため、新年度は、各小学校や県立女子大
学を中心に高解像度の防犯カメラを 15 基設置し、犯罪抑止を図ります。
次に№3「地域おこし協力隊」です。本制度は、地域力の維持・強化を図ることが目的で、現
在、隊員の募集を行っています。新年度は、隊員の委嘱を行い、
「道の駅 玉村宿」を拠点とした、
特産品の開発やイベントの企画運営、情報発信など、地域の活性化を図ってまいります。
№4「玉村町版生涯活躍のまち推進事業」です。本年度は、基本方針となる「生涯活躍のまち
基本構想」の策定を行っています。新年度は、町内及び周辺地区の起業の求人ニーズ、東京圏の
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若者やシニア層の転職・移住に関するニーズなどを把握し、本町にふさわしい「生涯活躍のまち」
の事業計画を策定してまいります。
№5「町制 60 周年記念事業」です。本町は、平成 29 年 8 月 1 日に町制 60 周年を迎えます。
この節目の年に町民の皆様とお祝いをするため、8 月 1 日に文化センターにて記念式典を予定し
ています。また、記念コンサートなども予定しております。
次に№6「世代交流多目的施設基本構想策定事業」です。この事業は、公共施設が集中する役
場周辺地区の機能を充実させるため、町民活動支援等の機能を備えた世代交流多目的施設の整備
に向けた基本構想の策定を行ってまいります。
次に№7「東京圏情報発信推進事業」です。東京都銀座の「ぐんまちゃん家」を活用し、東京
圏を対象に町の魅力を積極的に発信していくことにより、本町への誘客を行い交流人口の増加に
つなげてまいります。
№8「障害者福祉センターたんぽぽ建設事業」です。現在、
「玉村町障害者福祉センターたんぽ
ぽ」は、旧第一保育所を改修して自立支援法に基づく就労移行支援等のサービスを行っておりま
す。本施設は、老朽化が著しいことから、施設の運営主体となる社会福祉法人「玉村町社会福祉
協議会」が現在地での建て替えを行うため、建設費用の助成を行います。
次に№9「生活習慣病予防改善事業」です。生活習慣病は、生活習慣の改善や早期発見・早期
対応が効果的であることから、町で実施する特定健診の受診者の中から、生活習慣病の保健指導
が必要な方に、
「活動量計」を利用した運動指導・栄養指導を継続的に行い、生活習慣病の予防と
改善を図ります。本事業は、高崎健康福祉大学と連携協力により行ってまいります。
次に№10「道の駅 玉村宿」です。高崎玉村スマートインターと東毛広域幹線道路の沿線に位
置する道の駅「玉村宿」は、町の情報発信、地域振興の拠点となっています。町の玄関口として
県内外から積極的に誘客を行うため、地域おこし協力隊を受入れるとともに、特色のある商品開
発やイベントを企画してまいります。
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№11「町道 220 号線道路改良事業」については、東部工業団地から東毛広域幹線道路へのアク
セス道として、引き続き整備を進めます。本年度は、用地取得が全線完了する見込みとなってお
りますので、新年度は道路の築造工事に入り、全線の早期完成を目指します。
次に№12「新橋建設促進化事業」です。この事業では、都市計画道路与六分前橋線の利根川へ
の架橋を促進してまいります。河川で分断されている県央南部の一体性を確保できるインフラ整
備となるため、当路線の整備による費用便益分析を行うとともに、促進に向けた検討を行います。
また、貨幣換算できない効果など定性的な分析も実施し、その効果、影響及び必要性の検討も行
ってまいります。
№13「文化センター周辺まちづくり事業」です。本町の定住人口の増加と新たな産業立地・雇
用促進を支える住宅市街地の形成のため、平成 26 年度より土地区画整理事業として着手していま
す。新年度は、第1期造成工事の完成を予定しており、平成 30 年の春から住宅地の分譲を予定し
ています。
次に№14「総合防災マップ作成事業」です。近年では、地震や風水害による自然災害を最小限
に抑えるため、防災・減災対策の充実が求められています。現在、烏川、利根川の河川管理者で
ある国や県において、浸水想定区域図等の見直しが行われておりますので、これを受けて、本町
の「洪水ハザードマップ」の見直しを行い、また、
「地震防災マップ」についても見直し、
「総合
防災マップ」の作成を行ってまいります。
最後に、№15「小中学校給食費の一部免除」です。本町の人口構成は、昨年10月1日を基準
日として行われた群馬県年齢別人口統計調査によりますと、総人口に占める生産年齢人口の割合
は、65.4%と県内 2 位となっております。若い世代が多く住む町として子育て世代を支援してい
くため、小中学校給食費の一部免除を行ってまいります。
以上が一般会計の主な事業ですが、詳細につきましては、担当課にお問い合わせいただきたい
と思います。
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総務課
一般会計の歳入の内訳、歳出の目的別・性質別内訳については、資料の 4 ページから 6 ページ、
特別会計や企業会計を含めた会計別の予算総括表については、資料の 7 ページをご覧いただきた
いと思います。国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計は、高齢化等に伴う社会保障費
の増加に伴い予算額は前年度を上回っております。介護予防サービス事業特別会計については、
地域包括支援センター業務の委託を予定しており、これに伴い事務費が減少するため、前年度よ
り大幅に減少しております。下水道特別会計については、雨水対策事業の予定箇所が完了するこ
とから前年度より減少となりました。宅地造成事業特別会計について、地方債の償還等により予
算額は前年度を大幅に上回っております。
すべての会計を合わせた伸び率は 0.8%減で、その総額は 203 億 4,994 万 2 千円となっており
ます。
以上で「新年度一般会計予算案の内示」について、説明を終了いたします。
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